元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

出張販売週間の終わり

2017-07-11 | 仕事について

 

3週間連続での出張があっという間に終わった。

私はすごく楽しかったけれど、札幌でお世話になった北晋商事の金さんと奥様、KA-KU奈良店では㈱酒井の菅野さんと南園さん、福岡では工房楔の永田さんの強力なサポートがあって、本当に感謝しています。

それぞれのイベントでは、一人でオペレーションするということをイメージして出掛けたけれど、結局人の助けが必要でした。

おかげで各イベントは課題は残したけれど、大きな問題はなく終わりました。

つい最近のことなのに、各イベントがものすごく懐かしく感じるのは、それらに人たちの交流、お客様との出会いがあったからで、その点でも感謝しています。

今回のイベントも、私が外に出て仕事をしてみたいから、衝動的に飛び出したと思われるかもしれませんが、考え続けてその機会が訪れたから重い腰を上げたという方が正しいかもしれません。

外で仕事してみたいという想いはずっと持っていて、やってみるとやはり楽しかったけれど、店に籠ったままで慣れた仕事をしている方がじっくり仕事に向き合える。

でも敢えて外に出て行ったのは、それが当店にとって必要な活動だと思ったからでした。

それがなければいくら外に出て仕事がしてみたいと思ってもやらない。

仕事においていつも自分を動かしているのは、名誉とか欲ではなく、生活への不安だと言うと変なのだろうか。

この店を良くしていかなければ、自分や家族、スタッフの生活が成り立たたなくなるという危機感が、私の仕事の原動力になっている。生きていくためにこの仕事をしていると言うと、あまりにもロマンがないのかもしれないけれど。

今回出張販売イベントや調整応援をしようと思ったのも、その場所を札幌と福岡にしたのも、あれこれ理由をつけているけれど、私の生存本能が決めたことだったような気がします。

でも各イベントを毎年継続して、それぞれの都市の需要に合ったものにして、もっと集客できるものにしたいと思っています。

昨日から店にいて、出張中にたまった仕事を片付けているけれど、しばらくは店がより良くなるように、腰を落ち着けて仕事していきたいと思っています。