一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

個性

2017-07-18 | 実生活


デザインは普通で、無難だけど、ペン先が個性的な国産の万年筆


子供の頃から特に個性的でもない平凡な人間でした。

普段、自分が平凡であるということを意識しているわけではないけれど、何かに秀でた才能を持つ人を見たり、カッコよく個性的な身なりをした人を見たりすると、自分の平凡さ加減を思い出します。

見た目も、起伏のない性質も、それが何となく負い目に感じられていて、若い頃は本来の自分以上に個性があるように見せかけようとしたこともありましたが、無理していることは自分がよく分かっているし、他人から見てもそれは見苦しかったと思います。
あまり思い出したくない若気の至りでした。

しかし、もう自分の何かを変えるというのは難しい年齢になったし、何よりもありのままの自分を自分が受け入れるようになって、自分と戦わなくてもいいようになりました。

自分は見た目も、性質も平凡だから普通の行動をする。
自分の個性を表現するのは、仕事ですればいいと思えるようになったのは、結構いい齢になってからで、もっと早く気付いていればよかった。

お祭り騒ぎに興じて騒いでハメを外す、いわゆるバカになるということがとても嫌いでお祭りを楽しめたことはないし、だいたいお祭り騒ぎという言葉自体大嫌いだと言うと、とても陰気な人間に思われるのかもしれないし、それも負い目に感じていた。

ついでに言うと、飲み会などで今日は無礼講でと聞くと、嫌な気分にしかならないのは、私がお酒を飲めないからなのかもしれないけれど。

個性的な身なりも自分には似合わない。何せとても特徴のない外見をしているから。
雑誌などを参考に服をコーディネートしたり、同じものを買って着ても絶対に似合わないのは、モデルと自分の個性が違うからだ。

それよりも自分なりに上質だと思える、自分好みのスタンダードなものを身に着ける方が自然で楽しい。


そんな風に思えるようになったのは齢をとったからかもしれないし、自分なりに個性を表現できる仕事の意味がやっと分かりかけてきたからかもしれません。

私たちのような店は、人の心を掴む他のお店がしていないことをいかに見つけるかが大切だと思っている。

流行を追いかけたり、誰もがしていることはしたくない。

これは平凡な人間のせめてもの反発のような気もするけれど。

 

 

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