こんなわけで、親戚に会うため
お嫁さんは、駅まで出かけることになったのですが
ワタシにも同行しろと、言い出しました。
面倒臭い。
ワタシは、面倒臭がりで極端な出不精なのです。
「おれはいかないヨ。」
と、完全拒否です。
しかし、お嫁さんは承知しません。
「だめ、どうしても来て下さい。」
「イヤだ」
「約束したもん。」
「俺は約束していない。」
お嫁さんは、騒ぐ二人のワンコを、刑務所と呼んでいる
ゲージに収監しつつ、ワタシをせかします。
ワタシはガンとして拒否を続けます。
そしたら、お嫁さんは切り札を持ち出しました。
「ヨ~チャンが言うの通りにしないと、私
中国に帰りますよ」
どうぞ、と言いたいのはやまやまですが、
そんなこといったら逆ギレします。
ヨ~チャンは、私のこと嫌いなんだろう!!
それで、こちらも演技します。
「帰られたら困る」
「一緒に来れば帰らないから」
「口約束では信用できん」
彼女は、口約束では守ろうとしません。
取り消す、無効だ、知らない、証拠を出せ
・・・・・・・挙げ句の果ては時効だと言い出します。
たった一日でも時効になります。
とにかく、約束を守ろうなんて気はさらさらありません。
「じゃあ紙に書くから」
ということで、誓約書を書くことにしました。
文面は以下の通りです。
『中国へ帰らない』
それで、ワタシも嫌々渋々同行することに
なりました。
ALA!中国