友達に会うため上海に行くんだヨ その４

　途中で、背が高くて、キレイナお姉さんを発見したので
それとなく、嫁さんに気づかれないように
注意して、眼を凝らしていると
東京海洋大学という学校の門をくぐっていきました。

「海洋大学？」

　こんな大学あったかな・・・・？

　後日、調べてみたところ、東京商船大学と東京水産大学が統合
して出来た大学でした。

　じゃあ、女性の学生は少ないだろうから、さっきの
美人さんは、大学の職員さんかもしれないな・・。

友達に会うため上海に行くんだヨ その３

　急遽といっても、色々ありますので
ワタシの休日に合わせて、
嫁さんは、会社を休んで
入国管理局まで出かけることになりました。

　入国管理局に出かけるのは、「再入国許可証」というのを
もらうためです。

　これが無いと、外国人は永久ビザがあっても、日本に帰ることが
できなくなってしまうのです。
　　　　
　オウチから一番近い入国管理局は東京の品川駅から徒歩で３０分
位の処に位置しています。

　勿論バスも出ていますが、けちな彼女が使うわけないので
当然に歩きです。

　３０分、というのは結構歩きでがあります。


※　写真は、再入国許可証です。
　パスポートに張り付ける形式になっています。

友達に会うため上海に行くんだヨ その２

　何をしゃべっているのか。

　早口の、癖のある上海弁なので、聞き取りにくいのですが、
どうせ、女性同士のおしゃべりです。

　たわいもないことでしょう。

　それで、内容には全然全く興味がないワタシですが、
嫁さんのご機嫌をとる意味で、
電話したときは、一応質問することにしています。

「お母さん、元気だった？」

「この前、お母さんが小江の友達のお母さんと、偶然、出会ってね
　そんで、是非、小江と会いたいんだって」

「友達のお母さんと会うの？」

「違いますヨ。小江の友達が、小江に会いたいんだって。
　下放時代のパンヨー（友達）だから、懐かしいのヨ」

　下放というのは、毛沢東時代、人格改造を目的として、
都会の青年を、農村などの田舎に追いやった
政策のことです。

　下放された青年達は、主に農業に従事していました。

　青春時代を、田舎で、共に苦労した仲間ですから
懐かしさも相当なものなのでしょう。

「それで、上海に帰りたくなったのヨ」
　
　思い立つと、我慢が出来なくなるお嫁さんです。

　急遽、入国管理局に出かけることになりました。


※写真は、東京入国管理局までの地図です。
　昔は、都心にあって、便利だったのですが。

友達に会うため上海に行くんだヨ その１

　こんなつまらないモノを送って来て、という理由で
上海のお母さんと国際電話でケンカしたことは
以前、紹介したと思います。

　それで、しばらく電話を
しなかったお嫁さんですが、
信（手紙）は書いているようです。

　手紙は勿論全部漢字ですが、さすがの中国人でも
全ての漢字を正確に書ける訳ではないようで、
小さな辞書を片手に、手紙を書くのが常です。

「手紙は書くのに、どうして電話はしないの？」

「電話だとケンカになるからだヨ」

　それがどういう風の吹き回しでしょうか、
久しぶりに上海に電話することになりました。


※写真は、１０㎏５００円のお米です。
一袋３０㎏ありますから、全部で１２０㎏ですか。
台所のと会わせると、１５０㎏になります。

選挙です その８

　それなのに、生活が苦しい？

　思う存分、贅沢ができないから、苦しいのかな・・？

　人並みに、車は欲しい。
　海外旅行もしたい。
　マイホームが欲しい。
　ブランドものを身につけたい。
　一度しかない人生だ。グルメも
十分楽しみたい。
　高校卒業は当たり前。大卒の学歴も欲しい。
　子供には、高い学歴を与えたい。

　あれも欲しい。これも欲しい。

　こんな際限の無い欲望を満たすのが政治
の目的なんでしょうか。

　我が党に入れればこんないいものをあげます。
　いやいや、我が党なら、
もっとよいものをあげますよ。
　だから、我が党に投票してくださいな。

　こういうのは、
国家の品格、という点からはどうなんですかね。

「下品じゃないんですか？」

「ワイロが大好きな中国人に言われたくないね」

「中国人は貧乏だからしょうがないのよ」

「衣食足って礼節を知るか？
　ワイロなんかするから貧乏になるんとちゃうのか？」