フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2016年05月

2016年05月01日 | しゃちょ日記

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2016年5月24日(火)その2558◆目白押し

暑いねえ。
パセオ7月号校了と8月号入稿が重なる、
この二週間のスケジュールも若干熱めだが、バテてる場合でもないわ。

5月26日(木)パセオライヴ24大沼由紀
5月29日(日)徳永兄弟のソニケテ講座&ミニコンサート
6月01日(水)高円寺エスペランサ木曜会
6月02日(木)パセオライヴ25エンリケ坂井
6月09日(木)パセオライヴ26鈴木敬子

まだ予約はパラパラだけど、こんどの日曜のスペイン直輸入、
バイレ練習生をバックアップする徳永スーパー講座は盛りだくさんの内容。
2ndアルバムもリリーズしたばかりの、そのピチピチ生演奏を至近距離でじっくり楽しんでね。

http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/05/529.php#005922
       
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2016年5月23日(月)その2557◆全員お持ち帰り

うねるようなスペイン人の体内リズム。
その秘密を鮮やかに解明するレクチャーだった。

きのうのギタリスト原田和彦によるリズム上達講座その2。
初回は高度に引っ張りすぎたが、今回は難しいポイントには
その場で突っ込み皆で理解するやり方が功を奏し、
スペイン人のリズムの秘密を、参加者全員がお持ち帰りしてくれたにちがいない。

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向こう数十年を見通す重大な歴史的瞬間に立ち会ったような気分で、
にたにたレクチャーを反芻しながら、昨晩は旨い酒を呑んだわ。
さらにブラッシュアップして、次回は7/31(日)開催!

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2016年5月22日(日)その2556◆突っ込み専門

「今日は公開取材講座です!」
パセオ小倉編集長は云った。

13時より階下のスタジオにて、カルロス原田博士のリズム講座。
フラメンコの世界史を変える可能性の高いコンパス・トレーニング。
その目的・方法論・効用を明快にするための、
今日はその突っ込み役に徹するが、
ふだんからボケ専門のおれよ、がんばれっ!

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2016年5月21日(土)その2555◆パセオ最新号のベスト3記事

今月はライヴやレクチャーのプロデュースが多くて、
何だかイベント屋に戻ったような生活をしてるが、
実は32年のルーティンもさくさく続ける元三流ギタリストの自称出版社社長。

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てなわけで全国書店にて昨日発売のパセオフラメンコ2016年6月号、
私が選ぶそのベスト3記事。

【第一位】
深く上達したい読者ニーズをガッツリ捕えた「ヌメロの常識」(カラー8頁)は
フラメンコの黒大王爛轡リージャ瓠
知ってると知らないとじゃ天地の開きが出るなるほどザ基礎知識!

【第二位】
フェスティバル・デ・ヘレス20周年にちなんで、カラー20頁大特集。
ヘレスフェス常連さんにも、こらから行く人にも盛りだくさん内容のA級保存版!

【第三位】
専門誌には珍しく、ここだけは読まなくてもよいという解放感に充ちあふれる、
憩いと安らぎのオアシス『しゃちょ日記』。
他の執筆者に自信を与え続けるカンフル的連載でもある。

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2016年5月20日(金)その2554◆外国人だからこそ

「外国人だからこそ解明できるコンパスの秘密」

その狭き門に勇躍踏み込んだ原田博士による、
目からうろこのドッキリ上達講座その二回目
編集部三名も突っ込み担当で参加。
おそらくは前回の三倍くらい明快・納得のレクチャーになるはず!

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2016年5月20日(金)その2553◆パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト

ずっと躊躇していたのだが、今日の午後、いよいよその試写会に出掛ける。
なんで躊躇??? その理由を分析さえしなかった。   

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そのレコードとの出逢いは45年前。冴えない高校生が、
その12年後にパセオフラメンコを創刊する必然の理由となった。
そうは意識しないようにしてる昨今だが、
昔も今もパコ・デ・ルシアは、私にとっての神なのだろう。
だから宗教や思想の必要がなかったのではないか。
彼が生きていても死んでいても、
私の中で常に生きていることに変わりはない。

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2016年5月19日(木)その2552◆エレガンス・エレガンス

今日もいい天気。

今宵は新人公演奨励賞姉妹、鈴木舞&鈴木千琴のパセオライヴ23。
座席指定は早々にソールドアウト、立ち見のみ数席残という状況が続く。
そうした期待に応えてくれる出演者たちが、シリーズのリピーターを増やし、
プラスのスパイラルを形成し続ける循環、不思議とも想えるミクロコスモス。

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さて、その舞と千琴のパセオライヴ。
即座にFBにアップされたパセオ公演忘備録を担当する
ライター若林さくさく堂の感想に大いに共感。

ウルトラ技を連発しても爛┘譽ンス瓩途絶えることのない様子は、
逆境にあってもユーモアを絶やさないグアパのように美しい。
カムバック早々で姉妹の認知度はイマイチだから、
シリーズの常連サポーターはいつもより少なかったが、
ラストの絶妙なパレハ(シギリージャ)を見逃したのは痛かったと思うな。

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2016年5月18日(水)その2551◆徳永兄弟のソニケテ講座

スペインで教鞭をとっていたあの徳永兄弟による、
本場仕込みの即効スペシャル・レクチャー。

いよいよ5/29(日)13時より、
パセオ1階のスタジオ・アルソルにて。
もちろん編集部もトムクルーズも全員受講。
屋根付きなので、雨天決行である!               

http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/05/529.php#005922

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2016年5月17日(火)その2550◆原田博士の講座リハ

昨晩は「原田和彦のリズム講座」のリハーサル。
初回はハードルが高すぎたので、
次回(5/22)をにらんでより明快なレクチャー内容を探る。

コンパス力なんて、そう簡単にアップするもんじゃない。
なのに「聞くだけフラメンコCD」とは、これいかに?
ポイントはそこだとアタリをつけた。
なぜ聞くだけでコンパス力がアップするのか?

そこに照準を合わせ実技入門者レベルの編集部が全員で、
原田博士(フラメンコメトロノームで特許取得)に突っ込む。
あらゆる疑問点に、納得がゆくまで徹底的に突っ込む。
2時間ブッ続けに突っ込んだら「聞くだけフラメンコ」を愛用したくなった。
とりあえずそのラディカルな効能を理解できたから。
次回講座はこれで決まりだと、おとなり焼き鳥大吉に皆して乗り込む。
             
大吉大将はそれと知られた手相観の達人。
前回はギターの徳永兄弟を唖然とさせたが、今回も原田博士、
助手の佐藤ちゃん、パセオ小倉編集長らの過去をズバリ的中させながら、
未来に関わる爆弾予言を連発。
これで見料無料とはさすがに大将立派なもので、
占いだけに非売品(うらない)とゆーことか。

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2016年5月16日(月)その2549◆誰にも歌えるフラメンコ

入門者からプロまで。
アウェイ感もなく、肩も凝らずに楽しく集中できるタカミツ講座。
この映像はその第一回目の模様。トムクルーズ(私)もチョイ役で出演している。
大好評のレクチャーその第二回目は7/24(日)11時で、
チャレンジするのはロルカの名曲『ヴェルデ』。定員30名なので、予約はお早目に
ぜったいオモロイでぇーーー!!!
               
https://www.facebook.com/takante/?pnref=story

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年05月

2016年05月01日 | しゃちょ日記

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2016年5月15日(日)その2548◆腰の入った希望

清純を絵に描いたような天才美少女。
天使のようにバッハを奏でる彼女は、あの頃まだデビューほやほやの中学生だった。
 
きょう日曜は日本屈指の女性ギタリスト斎藤明子さんのライヴで、
およそ35年ぶりにその美しい生音を聴く。         
第一部はアルハムブラなど得意のスペインものを、
第二部は最新CD収録のギターソロ大曲『夏目星(Mars)』。
十弦ギターを堂々奏でる麗姿には、すでに女王の気品と風格がある。

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天使から女王への道が決してなだらかでは無かったことは、
彼女の演奏そのものが物語っていた。
優れたセンスとスケールの大きさはあの頃と変わらないが、
「夢見るような憧れ感」は「腰の入った希望」に変貌していた。
天性の歌心を成熟した音楽的骨格が支える自立協働のギターソロは、
しっとりと深く端正な余韻を残した。
次回はぜひ、バッハも弾いてね!

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2016年5月14日(土)その2547◆平和ボケ

いい天気だ。
家の裏手を走る遊歩道をブラブラ散策しつつパセオへ。
今日は広告整理と経理で夕方まで遊ぶ。

社長室(屋上・屋根なし)で一服つけるたびに、
同行するジェーは気持ち良さげに日向ぼっこ。
休日なので仕事(来訪者に吠える)が出来なくて、
残念そうに平和ボケしている。

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2016年5月13日(金)その2546◆復活する奨励賞姉妹

仕事してる場合かっ!てな感じで、今月はパセオライヴが三週続く。
来週は鈴木舞(写真左)・鈴木千琴(写真右)の新人公演奨励賞姉妹、
そして再来週はあの大沼由紀の登場である!
               
2016年5月19日(木)
パセオフラメンコライヴ Vol.23
鈴木舞&鈴木千琴デュオライヴ
鈴木舞(バイレ)
鈴木千琴(バイレ)
川島桂子(カンテ)
阿部真(カンテ)
山まさし(ギター)

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「学生生活の終わりとともにフラメンコと本格的に向き合い、道は違えど、思いは違えど、刺激し合い切磋琢磨してきた私たち姉妹。共に二度の出産を終え、ふたたびフラメンコに本腰を入れようとしたまさにその時、このライヴのお話を頂き、歓びとともに不安も感じました。一時間強を二人だけで頑張れるのか......いやいや、他の方々は一人でやってるのだから、弱音を吐いてる場合ではない。でもまだ寒いし、もう少し暖かくなってから、なんて思ってた矢先、ライヴの予約開始。「早速予約しましたー!」の声。ありがたい、本当にありがたい、、が、それはまたプレッシャーになって返ってくる。ただただ、観にいらしてくれる人たちに楽しんでもらいたい、沢山の感謝と喜びを表現したい、姉妹だからこそ出来るライヴを、いや、姉妹にしか出来ないライヴをお見せしたい!」(鈴木舞/鈴木千琴)
                  
 姉の舞は2004年に、妹の千琴は翌2005年に、日本フラメンコ協会新人公演でともに奨励賞を受賞した実力抜群のバイラオーラ姉妹である。父上はパコ・デ・ルシアの大ファン、母上はあの曽我辺靖子(第一回河上鈴子スペイン舞踊新人賞受賞)である。もうずいぶん長いこと、彼女たちの踊りを観ていないが、出産・育児のひと区切りをチャンスと見て出演依頼した珍しいケース。彼女たちが新人公演の大舞台で魅せたあの美しいバイレ残像が、久々のライヴの成功を予感させるのである。(小山雄二/月刊パセオフラメンコ5月号より転載)

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2016年5月13日(金)その2544◆滲み出る凄艶

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凛とする逞しさから滲み出る凄艶。
唯一無二の存在感と技術力の美しい協働。
ここまでやってくれるのかっ?!!!

立ち見まで完売した、昨晩の小島慶子ソロライヴ。
その命知らずの完全燃焼ぶりに、主催者として逆に胸が締めつけられる。
少しはセーブしろとは云えないし、云ったところで柳に風だろう。

客席の余韻が醒めるのに一時間近くかかった。
楽屋から降りてきたパロマから来春出演のOKを獲り、これからメールで詳細を詰める。

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2016年5月11日(水)その2543◆小島慶子ソロライヴ

「まるで天に居るかのような想いがした」

ツァラトゥストラで有名な作曲家リヒャルト・シュトラウスは、
この桁外れの名曲についてこう語った。
輝かしく荘厳、だがその至高の透明度ゆえ、
やがて哀しきモーツァルト最後の交響曲爛献絅團拭辞瓠

十年ほど前、高円寺のタブラオでパロマ(小島慶子)踊るガロティンに出会ったとき、
冒頭の言葉が稲妻のように蘇った。
天上の歓びを謳歌する彼女のガロティンには、
意外にもまるでソレアのような黒い奥行きがあった。
以来ジュピターを聴くたびに小島慶子のフラメンコが脳裏を疾走し、
小島慶子のフラメンコを観るたびにジュピターがくっきり耳奥に鳴り出すという、
ちょっとおもろいパブロフ現象が発生している。

2015年4月のパセオフラメンコライヴ(高円寺エスペランサ)では、
小島慶子のソロ三曲(アレグリアス、ガロティン、ソレア)を天にも昇る気分で味わい尽くした。
ライヴを締めくくった独り舞いを含め、すべてが極上の絶品だった。

かの司馬遼太郎が指摘するように、
天才的な芸というのは分析不可能であることが多いものだ。
ところが、あの夢のようなライヴを巡るフェイスブック上でのやり取りの最中、
彼女の日々綴る人間味あふれるブログの中に、
小島慶子の神秘を解く手掛かりを発見した。
天然系と認識していた慶子さん(なんて失礼な!)の、
己の感性に誠実な文章には、彼女の謎に迫るヒントがたくさん埋まっていた。
誤った私の思い込みとは逆に、彼女は聡明の人だった。
迷わず私は誌上キャッチボールを申し込む。
   (パセオフラメンコ2016年1月号しゃちょ対談より)

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てなわけで、あす木曜は待望のパロマ2度目のパセオライヴ。
遠足の前日のようにわくわく浮足立つ気持ちが懐かしい。
座席指定は早々にソールドアウト。当日立ち見は数名オッケーの状況。
何とも艶っぽい添付写真は、この秋のパロマ初リサイタルのフライヤー。
右手の幸せ者は不肖このわたくしである。うそだけど。

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2016年5月10日(火)その2542◆うだつ

今日はジェーと出社。
私は片っ端から仕事を片付ける。
ジェーは片っ端から来訪者に吠えまくる。
うだつの上がらぬこの勝負は20時まで続く。

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2016年5月9日(月)その2541◆哀愁の社長室

パセオフラメンコ7月号、一気に5本入稿。
やれやれと、社長室(=4F)で一服つける。
外は雨。
社長室(=屋上)には屋根が無い。
ついでに傘も無い。
ショーシャンク再び!

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2016年5月4日(水)その2538◆さくさく感

気弱で我がままでスケベで凝り性。

小さい頃からそういうおかしな奴だったから、
突出した才能に憧れるのではなく、
むしろ浮かないですむ爐佞弔Δ凌有畛峺が強かった。

臆病さ過剰さの抜けた、シンプルで伸びやかな佇まい。
さくさくっとする感じ。

思い立って三十年ほどでそんな風情に向かいつつあるから(遅っ!)、
「願えば叶う」というサルトル実存主義は、私のケースでは有効だったようにも想える。
まだまだ爐佞弔Δ凌有瓩砲榔鵑及ばないが、
そのことが私の望む伸びしろを励ましてくれるところに好ましい旅路の安堵がある。

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2016年5月3日(火)その2537◆引きこもり

一年を通して、もっとも仕事に集中できる黄金週間。
残り火水木金土と目一杯がんばって、
日曜日からまた一年間遊んで暮らそうと思う。

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2016年5月2日(月)その2536◆我以外

そう、たとえばゴールデンウィーク。
年にいっぺんくらいは、
こんな心境もありだな。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年04月

2016年04月01日 | しゃちょ日記

 

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2016年4月29日(木)その2535◆本間静香の深化

本間静香ソロライブから今しがた帰宅。

フラメンコ通もイチゲンさんも存分に楽しめるエキサイティングなガチンコライヴだった。
静香のステージにはそういう華と勢いがある。
つまりフラメンコを知らない友人知人を心配なく引っ張ってこれる、
分かりやすいパッションと充実がある。
いま風とは異なる、必要以上に女性性をセーブしないスタンスも頼もしい。
女子会・男子会ノリとも無縁な艶のある、老若男女ノーボーダーで
フラメンコそのもののリピーターを発生させやすいストレートな芸風。
川島も圭輔も健太郎も最強だったな。

相棒プロデューサー(田代オーナー)の文句なしOKも得て、
静香にはその場で来春の再度出演を依頼し快諾を得た。
呑み放題コースですでにへべれけ上機嫌最高潮だが、
これからマッカランで締めてバタンキューの段取り。

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2016年4月28日(木)その2534◆本間静香ソロライヴ

今宵いよいよ、本間静香ソロライヴ。
カンテ川島桂子・有田圭輔、ギター徳永健太郎のスーパー協演陣。
いつも通りの静香で頼むと云うと、にっこり彼女は頷いた。

技量もルックスもい〜い女に成長した静香だが、
私の中ではまだまだ中学生だった頃のイメージが強い。
おそらくは牧子夫人や淳ちゃん(田代マスター)や私のとなりに降りてくるであろう
故・本間三郎師匠とともに、ダメ出しメモ片手に応援する。

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2016年4月28日(木)20時
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※終演は21時10分ころ)
料金◆3,900円1ドリンク付(税込)
予約◆立ち見席のみ数席残あり、本日16時までに☎03-3383-0246

終演後のエスペランサは通常営業に戻り、23時まで1500円呑み放題セットあり。
明日は早よから遠足だが、ギリギリまで本間師匠に付き合うつもり。

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2016年4月27日(水)その2533◆誰でも歌えるフラメンコ

ぎゃあ、かっこええーーーーー!!!

タカミツのプロデューサー瀬戸さんが、こんな音源(↓)をアップしてくれた。
論より証拠、百聞は見に如かず、モチベーションはもう満開である!

 お申込みはこちら→ paseshop@paseo-flamenco.com

https://www.facebook.com/takante/videos/1338055219554440/?pnref=story

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2016年4月26日(火)その2532◆ふぁるせぇた祝400号

創刊400号を迎えた『ふぁるせぇた』。
パセオの同期の桜である。
編集発行人であるギタリスト吉川二郎さんから寄稿を頼まれ
とりあえずざっと草稿をメモり、のちほど清書して送る段取り。
寄稿よりも奇行に定評のある私だが、
江戸っ子だけに何にしても早いのだけが取柄だ。

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巨匠マヌエル・カーノを後継するにふさわしい関西の凄腕コンサートフラメンコギタリスト。
吉川二郎の東京デビューは鮮烈だった。
あのコンサートからおよそ35年が経つ。
繊細にして逞しい煌めくような音楽と、明るく真摯で気さくな人柄。
そういうタイプのフラメンコアーティストとはそれまで無縁だったので、
うれしく面喰らったことを今もはっきり覚えている。

その数年後ほぼ時を同じくして、吉川二郎さんは『ふぁるせぇた』を、
私は『フラメンコ情報誌パセオ』をそれぞれ創刊する。
1984年というのは、この日本に奇しくも同時に
二つの月刊フラメンコ・メディアが誕生した年だった。
寝る間も惜しんで仕事したあの頃の記憶というのは実に曖昧なのだが、
一方で二郎さんのことはよく覚えている。

ふぁるせぇた創刊二年後の1986年に日本人初の自作のフラメンコギター協奏曲を
大阪シンフォニー管弦楽団と協演されたことは、
日本のフラメンコギター界に大いなる衝撃と刺激を与えたものだ。
また、日本フラメンコ協会(現在は社団法人)を設立するために
全国行脚していた折にも、二郎さんにはひとかたならぬお世話になったことも忘れ難い。

当時音楽プロデュースが本業だった私のほうは
編集も広告も販売もまったくの出版ド素人で、
そのことにハタと気づくのは創刊号を出したあとだった(汗)。
闘いながら闘い方を覚える私のやり方というのは、
次々と新たな冒険にチャレンジしながら着実に実績を積み上げる
先輩・二郎さんに少なからぬ影響を受けているはずだ。

創刊から32年の歳月が流れ、四つ先輩の二郎さんも私も今や60代となり、
相変わらず刊行を続けている。
その苦しさ楽しさがもたらすものは、フラメンコの世界では
私たち二人のみが共有する感慨であり、
こうしてふぁるせぇた創刊400号への祝辞を書きながら、
ふとささやかな歓びがこみ上げてくる。

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2016年4月25日(月)その2531◆類似性

ったく何をやってんだ。

過去の文化文明の衰退・滅亡の歴史を学ぶたびにそう思う。
そうした点においてのみ、過去の文化・文明にとてもよく似ているおれ。

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2016年4月25日(月)その2530◆ヒマさえあれば

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春もたけなわプリンスホテルである。

亀戸天神のふじ。
根津権現のつつじ。
堀切菖蒲園のしょうぶ。

桜のあとも江戸っ子おやぢはそこそこ忙しい。
ヒマさえありゃあ仕事に打ち込む状況だ。         

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2016年4月22日(金)その2529◆夏目星

「こういう天才に、掃除や料理や洗い物をさせてはいけない」

三十余年前、私のプロデュースライヴで彼女のバッハを一聴した、
のちのパセオフラメンコ初代編集長・架光時紀はそう断言した。
ギターを弾く指や爪にもしものことがあってはならぬというのがその理由である。

当時高校生、クラシックギター界のニュースター斉藤明子の天才に異論はなかったが、
男女・職業・体重問わず、炊事・洗濯・掃除を必修科目と認識する私。
互いに手の届かぬ高嶺の花をめぐる、インテリ架光との空しい大議論を
阿呆らしく懐かしく想い出す。

この春アランフェス協奏曲をテレビ収録されたという斉藤明子さんが、
久々の新譜アルバムを発表したことを知り早速にCD入手、
アイポッドに入れ連日大切に聴いている。

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メインは28分に及ぶギターソロ大曲『夏目星(Mars)』。
夏目星とは牴仞鵜瓩力駄召如∪篤L聖勹藾佞鯀枋蠅靴
中村洋子作曲によるオリジナル作品。
宮沢賢治が最も愛した自作童話『双子の星』をイメージの源泉とする
全八章からなるファンタジー組曲で、ほの碧いシンプルな透明感が郷愁を誘う。
永い歳月、丁寧に磨かれた斉藤明子の深化が目に視えるように聞こえてくる。

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2016年4月21日(木)その2528◆わくわくドキドキ

この人のステージにはわくわくドキドキの魅力がある。
来週木曜は、バイラオーラ本間静香の初登場!
座席指定は早々にソールドアウトで、立ち見席(椅子はあります)が数枚残の状況。
川島・有田の最強カンテコンビと、2ndアルバムが話題の徳永健太郎のギター。
初体験となるそのアンサンブルも興味津々だ!
          
パセオフラメンコライヴVol.21
本間静香ソロライヴ

本間静香(バイレ)
川島桂子(カンテ)
有田圭輔(カンテ)
徳永健太郎(ギター)

2016年4月28日(木)20時
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※終演は21時10分ころ)
料金◆3,900円1ドリンク付(税込)
※終演後(〜23時)は1500円呑み放題セットあり。
【予約】立ち見席のみ数席残あり
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493

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 かつてスペイン留学中のグラナダの地で出会ったのは、大地に深く根をおろす揺るぎない重心と、より上へ上へと高みを目指す上体とその魂の、二極の激しいせめぎ合い。そんな全身で今の生き様を叫ぶような踊りでした。
「たまらず表出して溢れ出るもの」
 いま現在の自分の、嘘偽りのない真っ直ぐな本間静香のフラメンコ、そんな心持ちでこのライヴに臨みます。 そして共演は、川島桂子さん、有田圭輔さん、徳永健太郎さん。最高のメンバーと共に出来る限り頑張ります。(本間静香)
    
 昨秋、日本のフラメンコ黎明期のスター舞踊手・本間三郎の三回忌ライヴでタラントを踊った長女・静香。まだまだ荒削りなその踊りにはプリミティブで強烈な魅力があった。この新人公演奨励賞バイラオーラにパセオライヴへの出演を依頼するのは数年先だろうと漠然とイメージしていた私は、その好ましいインパクトに逆に面喰らったものだ。終演後、相棒プロデューサー(田代淳)に駆け寄り意見を求めようとする寸前、すでに私の驚きを看破していた彼はこう云う「充分行けるんじゃないか」。その瞬間、本間静香へのパセオライヴ出演依頼が決まった。
 彼女のフラメンコはとにかく魅せる。セクシーさと清冽さとが渾然一体となったそのベクトルは、フラメンコを初めて観る老若男女を惹きつける広角的魅力を満載している。潔い姿勢で観る者を最後まで引っ張ってゆく、リスクを恐れぬ勢いを見逃すことはできない。(小山雄二)
        
※月刊パセオフラメンコ2016年4月号より転載

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2016年4月20日(水)その2527◆デブの云い分

やせ我慢は得意技だったが、他人のそれを見るのが辛くなって、
自らそれを止めたのは、太り始めた頃だった。
大ざっぱに云って、人間素直がイチバンだと想う。

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2016年4月19日(火)その2526◆習性

「ほんとは自分で稼いだお金じゃないと強くなれないんだけどね」。
千円札二、三枚を笑いながらポンと恵んでくれた姉貴の、このひと言は身に染みている。
新聞配達スルーで、受験勉強もほっぽらかしで将棋修業に没頭した中学二・三年のころ、
道場通いと上達書籍購入のスポンサーは姉だった。
二年間で四段まで昇れたのは彼女のサポートのおかげだ。

上達本の中でもとりわけ加藤一二三九段の名著『振り飛車破り』には大いに助けてもらった。
そこでの構想力と判断力の具体的トレーニングは、
むしろプロテストに失格にした後の人生の決断力の核になってくれた感がある。
(その結果はほとんど失敗に終わるのだが、論旨が吹っ飛ぶのでここでは触れない)

指し手(定跡)を丸暗記するのではなく一手一手の意味合いを理解し、
常にヴィジョンと現状分析の合算からの次の一手を、
制限時間の秒読みの中で発見しようとする習性。
振付フラメンコも好きだが、タブラオのインプロに強く惹かれるルーツは、
どうやらここらへんにありそうだ。

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2016年4月18日(月)その2525◆これがほんとの

隣家からのもらい火で、小松川の実家は全焼。
パセオ創刊翌年のことだった。
焼け跡を眺めながら、兄は静かにこう笑った。
「綺麗さっぱり焼けちゃったなあ」
兄のその明るい諦観の爽やかさは一生の宝だ。

気丈な兄に張り合う気持ちもあったのだろう。
相次ぐ見舞いの連絡に、私はこう応えた。
「トイレまで焼けちゃってなあ。
 これがほんとのヤケクソだよ」

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2016年4月18日(月)その2524◆サクサク感

朝風呂、朝バッハ。
まあとにかく、何が起きてもサクサク対応できるようにしておこう。

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2016年4月17日(日)その2523◆復元力

「右か左か。逆の方向に行けば、煙にやられて死んでたかもしれんな」

当時八つかそこらだった父や、父に手を引かれて
一面の火の海から逃げまわった叔母(父の妹)から、その恐怖体験を幾度か聞いた。
1923年(大正12年)の関東大震災は、東日本大震災以前の日本災害史上最大級の被害で、
復興のための外債は年間国家予算の半分以上だったという。

震災から18年後の太平洋戦争(1941〜1945年)では、
今度は日本中が天から降ってくる爆弾から逃げまわる生活が始まるのである。
12歳で働きに出るのが普通だった苦難多き父の世代というのは、
ちょっとやそっとのことでは驚かぬ、また多くを望まぬ質実剛健の世代でもあった。

日本の現実を知るにつけ、昔の人たち(当時の現代人)の
生命力と復元力の逞しさに驚かされる。
自分もまたその構成員の一人なのだという矜持については、
もっともっと自覚的であるべきかもしれない。

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2016年4月16日(土)その2522◆おもちゃ屋

焼け跡の池袋、もしくは上野あたり。

闇市らしきどこか怪しい活気の路地を、母に手を引かれグズりながら歩く。
私は昭和三十年生まれだから、ちょっとおかしいシチュエーションなのだが、
おもちゃ屋に入りたい私はそんな成り行きを期待しながら歩く。

「お父ちゃんには内緒だよ」
ありふれた中華屋でひとつのラーメンをすする贅沢。
薄い焼き豚、なると、支那竹を私に与え、母の器には海苔とほうれん草。

いつも間にか私たちは駒込の母の実家近くを歩いている。
あたりはすでに夕暮れだが、よく法事で出掛けたこの坂の上にある
美しい桜の菩提寺に向かっているようだ。
           
寺の住職と叔父(母の弟)が囲碁を打っている。
ルールは分からないが、黒石の並びが綺麗なので叔父が有利なのだろう。
私は詰襟を着ていて、母は姿を消している。

「じゃあね、叔父さん」
「うむ、また来い」

パセオの締切原稿を思い出し、寺の裏手から早稲田行きの都電に乗り込む。
目覚めの朝風呂で、そんなたわいもない夢の意味を想う。
いまのおれには編集部がおもちゃ屋なのか、
そう適当にこじつけながら、炊飯器をオンにする。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年04月

2016年04月01日 | しゃちょ日記

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2016年4月15日(金)その2521◆折れちゃう心

大盛況、大熱狂の昨晩の大塚友美パセオライヴ。
        
終演後、二階楽屋前でガッツな出演陣を出迎えるべく待機してると、
階下からハピバソングが聞こえてくる。
その日61になった私に対するサプライズだった。
あわてて階段を下りその祝福に感謝する。

「で、小山さん、お幾つになられたんですか?」
「はい、いい質問です。私はお幾つでしょうか?」
「49歳!」と、今枝友加が即答する。
おしっ、なかなかの回答じゃないか。
今枝は年齢オンチなのである。
だがそこで、カンテ井上泉のビミョーに鋭い会心の一撃。
「62歳!」

・・・はい、、真っ二つに心が折れますた。

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2016年4月14日(木)その2520◆春はあけぼの

春はあけぼの。

天候いまいちなれど、ほのぼのと和む朝風呂の快適。
きのうのカレーを温め、ベーコンエッグに春キャベツ炒め、
味噌汁に酒悦福神漬スタンバイのち5分間ストレッチ、
次いでパセオ公式HPにもろもろアップ。

今宵は大塚友美ソロライヴ。
久々の友美さんに期待が募る。
18時出陣までに片づける仕事はわんさか。
出社前のひととき、バッハ無伴奏(ソナタの2番)で充電。
いつ聴いてもハイフェッツは素晴らしい。
ヴァイオリン・プーロ、元気出るわあ。

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2016年4月13日(水)その2519◆初登場、大塚友美!

今週木曜は、早いもので20回目を迎えるパセオライヴ。
四半世紀前の第一回協会新人公演で、ぶっち切りの奨励賞に輝いた
伝説のバイラオーラ大塚友美さんの登場!
          
パセオフラメンコライヴ Vol.020狢臘様美ソロライヴ
2016年4月14日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ    
【出演】
大塚友美(バイレ)
鈴木尚(ギター)
今枝友加(カンテ)
井上泉(カンテ)
【メニュー】
一皿目 タンゴ・デ・トリアーナ   
二皿目 カンテソロ
三皿目 バンベーラ
四皿目 カンテソロ
五皿目 タンゴ
六皿目 ギターソロ
七皿目 ソレア
八皿目 ブレリア・デ・へレス
【予約状況】
座席指定は早々に売り切れ。現在の立ち見席3席残については、
木曜16時までに☎03−3383−0246までご確認を!

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 地方に住んでいると、「大塚さんが踊っているのは、スペインの、え〜っと・・フラダンス?」なんて声をかけられ、ずっこけちゃうこともしばしば。大塚を料理人に例えるなら、スペイン料理を初めて口にするお客様に、おいしいものをお腹いっぱい食べてもらいたい!と願いながら普段調理場に立っていますが、近頃猛烈に「まかない料理」を作りたくなりました。「飾り気はないけど、味はいい」そんなフラメンコを並べて、客席の皆さんと一緒にひとつのテーブルを囲みたいと願っています。共に厨房に立ってくれるのは、鈴木尚さん、今枝友加さん、井上泉さん等スーパーシェフ達。地元浜松の皆さんにも同じライヴを楽しんでいただこうと考え、三枝雄輔さんにも加わっていただき、浜松編を5/31に開催します。(大塚友美)
         
 今から25年前、1991年の日本フラメンコ協会の第一回新人公演において、ぶっち切りのクオリティで奨励賞を受賞した大物バイラオーラである。パセオ制作の人気DVDシリーズ『自宅でクルシージョ』にも出演していただいた。彼女が東京を離れる折には寂しい想いを抱いたものだが、友美さんは嬉々として地元・浜松に太い根を張り、公演・教授に精力的に活躍している。「飾り気はないけど、味はいい」まかない料理のようなフラメンコを望み、五月にもパセオライヴの浜松編を開催するという。こうしてライヴを設営することで、大塚友美のあの生き活きと美しい生バイレに触れることのできる幸運には格別の歓びがある。(小山雄二)
※パセオフラメンコ2016年4月号より

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2016年4月12日(火)その2518◆意志表示

具体的に判明した格差社会のカラクリ。
         
「パナマ文書」と「エル・ペペ前大統領」の強烈なコントラスト。
その対比議論によって、全世界が改善されるチャンスが訪れた。
パナマ文書で明らかになったマスメディアのスポンサー企業の隠蔽工作と、
ヘタすりゃ首が飛ぶ報道関係者の矜持。
そして、あらゆる爐錣燭係朕有瓩琉媚嵒充─
                
未来にツケを回すのではなく、まずはウミ出し。
憎悪の連鎖の回避。猶予期間を設ける是正。
貧困や戦争は必ず縮小する。

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2016年4月11日(月)その2517◆たくさんの宝物

先週日曜の鈴木眞澄リサイタル。
パセオ7月号の公演忘備録初稿。

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鈴木眞澄/渡西40周年記念リサイタル「たくさんの宝物」
2016年4月3日(日)/東京(新宿)エル・フラメンコ
【バイレ】鈴木眞澄
【ギター】鈴木英夫/山まさし
【カンテ】永潟三貴生
【ベース】五十川博

 写真は高校を卒業してスペインに渡ったころの鈴木眞澄18歳。現在は社団法人日本フラメンコ協会の専務理事としても奮闘する、多忙な彼女の渡西四十年を記念するリサイタル『たくさんの宝物』は、その数日前に7月閉業を発表した創業五十周年の名老舗・新宿エルフラメンコで開催された。
 知ったかぶらず、心から信じられるものだけを厳選し、それを心の宝物としながら迷わず突き進む。不器用なので技巧的な立ち回りは出来ないし、ウケ狙いの新奇さを採り入れるつもりもない。人と人との心のつながりを最優先し地道やシンプルを慕う、それが私のフラメンコ人生。そういう彼女のブレない軸と、ちょうどこの時期に来日したあのエル・ペペ(前ウルグアイ大統領)の佇まいが、私の中で多くの部分重なる。

 プログラム前半はガロティン、ファルーカ、ティエント、タラントという深く彼女と縁のある四曲。技巧的な切れ味や派手なケレンは一切ない。その古典的佇まいは、現代バイレを見慣れた眼には凡庸に映り、実際私は何度も居眠りしそうになった(汗)。ところが、協演者を休ませるためにオーケストラ録音で舞ったファリャ『はかなき人生』の有名なスペイン舞曲第一番が、やや緩慢だったステージの情景を一変させた。ファリャの曲想を活かすスケール大きな振付に、パリージョやサパテアードがもたらす心地良いインパクトの優美。クラシコ・エスパニョールの技法で、春の桜の花吹雪の如き華やかな美しさで舞ったこの曲を境に、眞澄ワールドの真価は全開となった。そして畳み掛けるように続く十八番ソレア、アレグリアス。

 作為のない好ましい自然体が柔らかで充実した密度を高める。技巧的に突出した動きはひとつもないのだが、逆にそれが底なしの安堵感を生む表現の不思議。リラックスした動作はそれ以上の必然はないくらいのしっくり感を伴いながら、大きな感動の波を引き寄せる。それは静かであるが、親密な信頼を帯びた懐かしい情感だった。ひと言で云うならそれは、猜貔瓩任△襦5栄や余分な欲望を削ぎ落とすことによって生じる、年齢制限のないフラメンコの無限性。ファリャ、ソレア、アレグリの後半20分強はエンタメをも充たし、満開の観客席に至福の時を与えた。足腰に故障を抱えていても、還暦を間近にしても、フラメンコの道に終わりはない。そういう素朴な真実を彼女自ら実証した、いつまでも記憶に残るであろうステージ。(小山雄二)

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2016年4月11日(月)その2516◆後の先

「後の先(ごのせん)」

相撲など勝負において、相手より一瞬あとに立ちながら、
ぶつかり合った後には先手をとってる激突シーン。
出足が本物なら、一瞬先に立った相手に対し、
遅れて立ったほうが低く有利な角度で入り込めるという合理。

早く出過ぎれば相手にそれを逆用されるし、遅れ過ぎれば吹っ飛ばされる。
将棋の世界などでは、ここらへんの呼吸が分かってくれば初段だ。
な、なるほど。
つまり実人生において、私は六級程度であることが判明する(汗)

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2016年4月10日(日)その2515◆コンダーラ

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「思い込んだら試練の道を」
半世紀ほどそう認識してたが、
石井拓人の指摘によって目が覚めた。

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2016年4月10日(日)その2514◆遠足

いい天気だ。
昼過ぎには仕事を済ませ、夕暮れまで散歩。
早くもやる気のジェー。

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2016年4月9日(土)その2513◆まずは自ら

「あなたの理想を、この世界に実現できますか?」     
「君も私も、この世界にそれを実現することは難しい。
ただし、君個人、私個人がこの理想を実現することは可能だ」

来日中のウルグアイ前大統領は、
いまこの瞬間から実践できる行動理論を提示した。

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2016年4月8日(金)その2512◆卒業

若い頃は、富を均等にすれば世の中は救われると思った。
だが、今はそれだけでは足りないと思う。
消費文化そのものを卒業しなければ、人は幸せになれない。

そのような主旨をペペ(前ウルグアイ大統領)は語った。
パナマ文書系に暗殺されないことを祈って寝る。

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2016年4月7日(木)その2511◆マイナーの自覚

「淡きがゆえに美しい」

ふだんはそういうものを好むくせして、
ライヴなどでは「出し切る」シーンに感動することが多い。
ああ、けっこうおれは和洋折衷なのかと気づく。
なるほど、藤沢周平とフラメンコを同時並行で愛する人は少ない。
何かモノを云う時には、そういうマイナーキャラをよくよく自覚する必要があるな。

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2016年4月7日(木)その2510◆肩を並べて

きのう書いた来日中のホセ・ムヒカ大統領は1935年の生まれ。
日本フラメンコ界の初代スター本間三郎師匠とほぼ同期であり、
20年先輩にあたるこの世代のオトナには、
ちっちゃな頃から随分と助けられたものだ。
振り返れば、なんと云うか
「真善美」に対する質実剛健で繊細な感覚がとりわけ優れていた。

今宵は高円寺エスペランサの木曜会。
四半世紀以上つづくこの親睦呑み会は、サブロー師匠の肝いりでスタートし、
他界されるまで座長(=聴き役&スポンサー)を務められた。

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師の愛娘は当時まだ中学生だった。
あの頃の彼女にフラメンコに進む兆しは見えなかったが、
やがて新人公演奨励賞を受賞し、その後も際立つ華に磨きをかけながら、
目を見張るような活躍を続けている。
三週間後のパセオライヴ(本間静香ソロライヴ)では、
嬉し懐かしサブロー師とかつてのように肩並べ、
鋭く逞しい彼女の成長をじっくり眺める段取りだ。

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2016年4月6日(水)その2509◆貧しい人

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沖仁さんの母上(実枝子さん)FBからの引用。
グーの音も出んわ。
己の小物感が浮き彫りになる(汗)

絵本にもなった「世界で一番貧しい大統領」こと、
ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領。
狎こΔ念貳嵒呂靴き瓩箸いΔ桓身に対する称号を
どう思われるかという質問にこう応える。

「みんな誤解しているね。
私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、
いくらあっても満足しない人のことだ。
でも私は少しのモノで満足して生きている。
質素なだけで、貧しくはない」

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2016年4月5日(火)その2508◆何をやっても

周囲や己をよくよく観察してみると、
「生」の大半が「愛と死」に向けられていることに気づく。
それぞれのケースが、それぞれ異なる華を咲かせる。
どんな選択をしても、一生は一生なのだと想う。

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2016年4月4日(月)その2507◆笑いは笑い

この数年で何度も仕切り直しをしたが、
まだまだ足りてないことがよく分かった。
成長の余地はまだまだあると、
とりあえず笑ってみることが肝心だ(苦笑)

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2016年4月3日(日)その2506◆言葉だけじゃね

「いつまでもあると思うな 親とタブラオ」

アルバロの惜別会を手伝ってくれたバイラオーラが、こんなふうに綴っていた。
もうひとつ。ベテラン・バイラオーラのきっぱりとした矜持。

「よく、自分の好きなお店を応援すると言いますが、お金を落とさないとダメです。
 言葉だけじゃ。痛感してます」

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2016年4月2日(土)その2505◆凍える寂しさ

大草原にしっかり根を張る大木。
音もなくスローモーションで倒れる情景。

悪夢ではなかったが、凍えるような寂しさで目覚めた。
新宿エルフラメンコ、7月閉業の報。
エルフラに初めて出かけたのは大学五年だったから、37年前のことになる。
パセオを創刊するのはその五年後だ。

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来年新年号にエルフラ50周年大特集を決めており、
昨年末にお店の全面協力も取りつけ、
すでに小倉編集長は準備を進めている。急な事情もあったのだろう。

フラメンコの世界もトータル面でかなりしんどくなるが、
とにかくやれることをしっかりやることが変わらぬルーティンだ。

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2016年4月1日(金)その2504◆研究者魂
  
「48歳未満の女性はお断りだ」
私の空振り宣言から派生した、昨晩の白熱のコメント会議の模様。
出席者は優秀な科学者男女二名と私。
               
H氏「送別会で酔った勢いで言います。
 良い女性の尺度=パイ×エロ×人生経験(ただしパイは定数)、
 ワイン飲みすぎました」
私「うーん、ワインが足りてませんね。
 たしか2πRの2乗にエロを掛けた向上心が人生経験の円周率になるはずです」
H氏「さすが。ワインの不足によるパイ計算精度劣化の改善が課題のようです、
 ありがとうございます」
私「パイ計算の精度改善の件ですが、実際に揉んでみないと正確には
 算出できないところに問題解決の困難があるのではないでしょうか」
H氏「今のところガリレオのように収監される危険を犯す勇気はありません。
 身内の場合は収監されないとは思いますが、科学者たるもの
 データは一つだけでは発表できないと思います。
 ただ亡くなった自分のボスは女性の弟子で測定に勤しんでいたことを申し上げます」
私「社会通念の遵守を採るか、真実の追及を採るか。
 私には到底出来ませんが、Hさんのボスには真善美を感じることができます」
H嬢「こんなところでいいね!してしまう自分の研究者魂を褒めてあげたいと思います!」
私「勇気ある研究者魂にジャンヌダルク性を感じますね。
 最終的には火あぶりでしょうが、そうした美魔女の宿命には真善美を感じることができます」
H嬢「研究者冥利につきるお言葉、励みになります!」

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2016年4月1日(金)その2503◆誤釈

ったく素人の思い込みとは恐ろしい。

人の自然な自立(建)を閉ざす(封)アホ当主のことだと、
わしゃずっと勘ちがいしとった(汗)。
猊建主義瓩亮尊櫃箸蓮一族や功臣に土地を与えることで(封土)、
全土を支配(建国)しようとする主従関係のことだった。
中央集権に向かう歴史的必然だったわけで、たいへんにすまんこってす。

てゆーのも、伝統は革新の精華(つまり現在進行形の生き物)だと知ろうともせぬ、
既得権を守るだけのケチな王様たちを昔からけっこう身近に見てきたし、
そりゃ今でもゴロゴロいることが、トホホな誤釈に拍車をかけたんだな。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年03月

2016年03月01日 | しゃちょ日記

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2016年3月31日(月)その2502◆縁と相性

朋(友)あり遠方より来たる。
屈託のない酒を呑み交す。
相性は重要であり、世代男女はあまり関係なし。
この一点のみ、孔子を好む。
基本、冷めた確率論者であるけれど、牘鎰瓩老攣襪靴覆ぁ

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2016年3月30日(水)その2501◆空しい努力

「48歳未満の女性はお断りだ」

こういう空振り宣言とゆーのは、まるでテレビに映る可愛らしいアイドルを
空しく罵倒するクソ爺のようなものだ。
どれほど若手を罵倒したところで、48歳以上の女性に
相手にしてもらえる可能性は、せいぜい2%アップがいいところだろう。
このように己を客観視できる私は、
さらに1%ほど好感度アップしている可能性が高い!、、、って誰も聴いてねーし。

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2016年3月30日(水)その2500◆バックはやっぱり

やることが多すぎて、やや混迷気味のこの数日。
ねじりハチマキで、片っ端から片付けるのが唯一特効薬。
バックはやっぱりカマロン&パコ。
夜は東高円寺で呑み会。
残り五時間、めざせノーミス・スピード違反!

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2016年3月29日(火)その2499◆たくさんの宝物

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木曜会最強メンバーにして、三十年来の盟友。
業界で最も信頼できるアルティスタのひとり。
写真はおそらく、スペインに渡った頃の彼女だろう。

鈴木眞澄・渡西40周年記念リサイタル
『たくさんの宝物』
4月3日(日)13時/新宿エル・フラメンコ
http://www.mami-mayor.com/

それにしてもピチピチだね、この写真。
まあ、その美貌は今もちっとも変わっちゃいないが(大汗)
パセオ公演忘備録は二つ年長の私が担当。
この四十年で彼女が見つけた爐燭さんの宝物瓩箸蓮

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2016年3月28日(月)その2498◆ドン底の先

パセオ5月号の締切入稿を済ませ、これからお隣り焼き鳥・大吉。
入店10秒前にお約束の予約電話を入れる(道が混んでるから
遅れるかもしれない等の状況うそ連絡が毎度のルール)のが定跡。

この32年、週刊将棋を眺めつつ独り呑む週1ルーティンも今日が最後となる。
この最終号、泣きはしねえが無念はある。
だが大丈夫、生きてる限り希望はある。

来週からは、将棋と落語とバッハとフラメンコとドラマ『相棒』に深い理解のある、
気立てのよい48歳以上(98歳未満)のそこそこベッピンさんと
しんねこで語り明かすのが第一希望である。

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2016年3月28日(月)その2497◆仕上げ

家族や学校や社会のせいにしても、
何のメリットも生じない。
自ら肥料を探し、自ら耕し育てる。
借り物競争ではない犇詰椨瓩遼楴舛呂修海忘澆襦
        
実用のための仕上げは、余分な教条(危ない思い込み)をていねいに取り除く作業。
自らの素を磨くこの大胆繊細な吟味そのものが、
教養の醍醐味であり、あるいは恩恵なのだと想う。

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2016年3月27日(日)その2496◆枯れすすき

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金曜晩の呑み会でこんなのが出てきた。
昨春の金沢の旅。
朝サウナ帰りにぶらついた金沢の海岸。
潮風でトムクルーズのズラが飛びそうですけど。

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2016年3月27日(日)その2495◆無念の休刊

毎週日曜朝に宅配される愛しの紙メディア。
週にいっぺん、パセオ隣りの焼き鳥・大吉で、
これを読み読み独り呑みする楽しみは格別だった。

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パセオと同じく32歳の週刊将棋が、本日発売号をもって休刊となる。
世界中を見渡してもパセオには競合誌がなかったから、
同期のこの週刊将棋に盟友のような親しみを抱いていた。

六段の将棋連盟認定資格もこの週刊将棋の検定で獲った。
消印締切の前夜、たいへんな難問を徹夜で解き、翌晩の営業接待の
終電居眠りで高尾や八王子からタクシー帰りしたことを懐かしく想い出す。

最後のひと月ほどは、記事中に編集スタッフの無念の想いが痛いくらいに伝わってきた。
購読落ちした同好の士にはバカ野郎と云いたい。
愛するアートのために、なんで週350円払えん?
それぞれに新たな道を歩み始めるスタッフの方々に心からの感謝を、
そして変わらぬ奮闘ご無事をお祈りする。

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2016年3月26日(土)その2494◆流行知らずの時代遅れ

落語、将棋、クラシック、読書、江戸散歩。

私の趣味は、どれもいわゆる爺むさい。
小さい頃からずっと流行知らずの時代遅れだった。
永生きできたおかげで、昨今はどーやら年齢相応になってきた。
どれも半世紀近い年季だけは入っているので、味わう術は知っている。

フラメンコは犲駝瓩箸いΥ兇犬任呂覆ぁ
16歳で出逢って以来、ずっとそれは狷瓦譴寮犬方瓩世辰拭
綺麗ごとはあきらめ、本音のほうを磨きたい。
うじうじタイプだったのに、少しずつ潔くなってきた。
どこまで生きても悟れる人ではないし、ずっとこの位置付けでいいのかもしれない。

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2016年3月25日(金)その2493◆定点観測

今宵は高校同期の四季の呑み会。

写真は昨春の金沢旅行。
転居したカズユキと再会する旅だった。

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新幹線で金沢に着くなり、地元の飛び切り美人をナンパした
元純情派のがんちゃん(左から二番目)。
剛力彩芽似のその美人さんが道案内を買って出てくれたのにゃあ驚いた。
その後のトムクルーズ(後列右)のナンパはすべて不発に終わっている。

おれを除き、皆ぐいぐい成長を続けている。
卒業から42年、飽きずに続く定点観測。
卒業とは多くの場合、出発点を意味するのだろう。

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2016年3月25日(金)その2492◆連鎖反応

「もっと死んで来い、ということですね」

彼女はそう笑った。
木曜晩の渡部純子ソロライブ。
満員御礼の観客席は沸きに沸いた。

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終演後、八割の絶賛と二割の要望を伝えた。
そして来年四月、渡部純子三度目のパセオライヴが決まった。
彼女の進化は止まらない。
渡部のフラメンコによって、私の細胞まで進化出来るような感触を思いきり信じてみたくなった。

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2016年3月24日(水)その2491◆待ってました!

本日木曜、早朝からてんやわんやの大忙し。
猫の手も借りたいくらいだが、あいにく犬しかいない。
夜はパセオライヴ(待ってました、渡部純子!)でガッツリ締めるぞっ!

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2016年3月23日(水)その2490◆必要経費

綺麗に踊ることが、実は枝葉だったなんて・・・。
そこに十年で気づけば、まだ早いほうだろう。
わかっちゃいるけど己を欺き、ついつい綺麗ごとに走ってしまう。
そんな時期も十年続く。
こんな私で生きていきますと胸を張れるまで、さらにそこから十年。
そこで初めてフラメンコと一体化できる。
まあ、どうしたって、ざっと三十年はかかるわな。
おれなんか、四十四年かかって道まだ半ばだし。
フラメンコは、気長で人生好きな人に向いているのだ(汗)
(『フラメンコで生きる』より〜人呼んで月刊パセオ、絶賛在庫中!)

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ラーメン1杯分、月々733円税別は、スリリングな冷や汗と充実と本当の安堵を得る、
より佳きフラメンコ人生のための必要経費(福利厚生費)なのである!

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2016年3月23日(火)その2489◆これがなければ

「人生の痛みと苦みを胸に秘めた男と女の陰翳が、フラメンコを粋にする」

先ごろの森田志保ソロライヴにやられたパセオ編集スタッフによる一節。
まるでコロンブスの卵だ。

なるほど。主軸たるものはこれだったか。      
どれほどカッコよくても、巧くても、綺麗であっても、
これがなければどうにもならないのがフラメンコなのである。

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2016年3月23日(火)その2488◆タモリ流

アガり症対策。
そういう発想はなかったなあ。
さすがはタモリ流、懐が深い!

「緊張できることをやらせてもらっていることを、幸せだと思うことだよ」

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2016年3月22日(火)その2487◆色気の変遷

色気というのは本能に直結するものだから、
これを甘くみると折角の人生が妙にショボくなる。

女も男も、年齢とともに褪せる色気は仕方ないにしても、
年齢とともにじんわり増してくる色気というのはあるもので、
なるほど巧く出来てるもんだと創造主のバランス感覚に感心してみる。

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2016年3月20日(火)その2486◆渡部純子の矜持

再起不能の失敗は数知れず。

それでもまだ生きてるところをみると、あれはあれでよかったんだと、
素直に思えてくる。対不幸向けの免疫だけは売るほどあるから(汗)。
楽天性というのは、感性と行動と論理をもって築き上げるものらしい。
そんなこんなの今週木曜はいよいよ、ドキドキの渡部純子ソロライヴ。        

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バルセロナの老舗タブラオ爛蹈后Ε織薀鵐肇広瓮妊咼紂叱紂
十数年にわたりスター舞踊手として活躍した美貌のバイラオーラ渡部純子。

すべてが自然なファクターで構成される渡部のフラメンコは、
まず第一に、明快にして力強く親しみやすく美しい。
高い技術と彼女の人生観は境い目なしにシンクロしていて、
ステージ上の彼女は活き活きと光ある日常を暮らし、
生々しい喜怒哀楽とともに逞しい人生を歩む。

媚びない強さと媚びない色気。
客席と協演者に対する抜群の反射神経には、
常に対話を重視する精神が光る。
悠然としながら決然とするフラメンコ的ツネリは痛快そのもの。
いつも通りの渡部純子をタブラオ空間で満喫する大いなる歓び!
                (パセオフラメンコ3月号より)

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2016年3月18日(金)その2485◆散歩の季節

この季節になると想い出す。

四季と街々を飄々と楽しむ散歩の達人だった。
早いもので、彼が旅立ってもう四年近くなる。
広がりと深まりを同時進行させる、
あの停滞なきサクサク感!

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2016年3月17日(木)その2484◆難点

物事の本質よりも、人の顔色を伺う。

私の得意技であるが、二十年ほど前に健康上の理由でやめた。
短期的な保身には向いているが、
大切な未来を失ってしまうところに難があるので。

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2016年3月16日(水)その2476◆『デスヌード』の爆進

早くも編集部・井口が昨晩のアルテイソレラ『デスヌード』の忘備録をアップ

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高く安定する眩しいほどのクオリティ。
        
いつもは休憩ナシ約60分だが、今回は90分。
序盤から佐藤浩希は、勝負手のような演出を放つ。
おゐおゐ、どうまとめるんだというスリリングな終盤は、
既成概念を軽々と翔び超え、いつものような巨大な感動を運んでくる。
         
「デスヌード」。
面倒くせえものは脱ぎ捨てて、裸で勝負しちゃいなよ。
アルテイソレラとその協演陣の描く渾身のファンタジーは、
回を追うごとに、現実世界を改善するリアリティを高めている。

ところでプロ歌手・奥本めぐみのカンテ。
佐藤の勧めでフラメンコを歌い初めて一年余りというが、
この先の日本のカンテ界に強烈な活性化と進化をもたらすことだろう。

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コメント
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しゃちょ日記バックナンバー/2016年03月

2016年03月01日 | しゃちょ日記

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2016年3月15日(火)その2476◆説諭

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[左から36年前、32年前、22年前]

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[左から8年前、52年前]
  
パセオやってない歴28年、
パセオやってる歴32年。   
うむ。58年前が最も勢いがあったな。
還暦とは、ここに戻れとゆーことなんだな。
    
58年前
                
「小さくまとまるくらいなら、勢いよく死ね」
母方の爺さん(警察官)にそう説諭される今朝方の夢。

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2016年3月14日(月)その2480◆デスヌード

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第三の故郷、代々木上原。

明晩はそのムジカーザで、鍵田真由美&佐藤浩希アルテイソレラ『デスヌード14』。
この創作シリーズは初回を除きすべて観ている。
共通項はハズレが皆無であること。

家路における深い癒しの余韻と、明日への希望が
もれなくセットで付いてくるところにこの傑出するシリーズの真価があり、
その意味では森田志保の創作シリーズのもたらす恩恵に似ている。

進化や深化を伴ないながら、そういうクオリティを育て続ける彼らの姿勢に
コータロー的道程を視ることもできる。
シリーズに足を運ぶ老若男女は年齢性別に関わらず、
彼らを信奉する以前に、まずは彼らと同じ情景を視よう・感じようとしている。

編集部からは総勢4名。
公演忘備録は本橋勝が担当!

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2016年3月13日(日)その2479◆勢い

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日曜朝の、単細胞を覚醒させる快感!

過去から現在を励まし、未来を見通す清冽な狎い瓠
小さくまとまることなく、ぶっち切りに疾走するカマロン。
止まってる場合かっ。
今日も仕事だ、がんばれオレ!

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2016年3月12日(土)その2478◆わずか十文字

仕事好きなスケベ野郎。
           
人生六十年、わずか十文字で己を語れてしまう。
ちょっと寂しいが、そんなもんだろうという納得感。
あとひと月で61歳。
年齢的なガッカリ感はすでに極めたと想える。
今日は一日、同世代の彼(ジェー)とパセオで経理。

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2016年3月11日(金)その2477◆面倒くさくない人

寄る年波で、いろんなことを明快に俯瞰できるメリットが生じる代わりに、
物理的に何をやるにも面倒くさくなることが分かってきた(汗)。

特に、面倒くさい人との対応が面倒くさい。
物事をこねくり回す人には希望が視えない。
到底悟りは無理なので、ほど良い距離感を学ぶ。
もうひとつ。
面倒くさくない人になろうと決めた。

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2016年3月11日(金)その2476◆未来を射抜く古典

未来を射抜く古典。

パセオライヴ終演後のマエストラ森田志保。
撮影は伊藤亜紀子さん。
右のイカレおやぢは正体不明。

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2016年3月10日(木)その2477◆ハズレなし

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スタートから一年、18回目を迎えるパセオライヴだが、
昨年2月の初回をファンタスティック、
かつ濃厚な感動で綴ってくれたのがこの志保さんだった。
何をやらかしてもハズレなし、
ほぼ100%の確率で、今回も凄いことになるだろう。

今回も座席指定ソールドアウトで、立見席(椅子は用意)のみ若干あり。
希望の方は☎03-3383-0246(セルバ)まで。
ライヴ終演後(21時10分〜)は飲み放題コース(1,500円/23時まで)もあり。
おれも22時半まで呑むから、可愛いギャル(48歳以上限定)はじゃんじゃん付き合ってね!

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2016年3月9日(水)その2476◆提言の真意

今宵は三人会。

エスアイイー林社長とプリメラ吉田社長と私。
すでに35年の付き合いとなる。
四季折々、勘定は順番に持ち回りで呑む。
都電・雑司ヶ谷近くの隠れ家的呑み屋に夕刻集合。

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偉大なる大先輩お二人に対し、そのお体を心配する
若手最年少の私(今回の勘定当番)としては、
高い酒をがぶがぶ呑んだり、
高い肴をむしゃむしゃ喰ったりしないよう、
きっぱり提言するつもりだ。

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2016年3月8日(火)その2475◆徳永兄弟の最新ディスク

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いよいよだね。
待望の徳永兄弟2ndアルバム。
いい感じのジャケット。
パセオ通販でも取扱い決定。
今回のテーマは猯広瓠
中身を楽しみに待ってるぞ!

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2016年3月8日(火)その2474◆儚さゆえに

「これが最後か」

万策尽き果てた三十代末。
神田川の桜は救いだった。
「いや、もう一度観よう」

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あれからもう二十回も観ている。
おれはゾンビか、と想う。
          
この春は、三月末には満開らしい。
この世の華は儚(はかな)いけれど、儚さゆえに頼もしい。

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2016年3月7日(月)その2473◆アーノンクールの遺産

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古典のパワーとポテンシャルを現代に蘇らせた大指揮者。
フラメンコで云うなら彼は、大歌手アントニオ・マイレーナだった。
ニコラウス・アーノンクール(オーストリア/1929〜2016年)逝去。

彼の切り拓いたバロック演奏の革新性は、
その60年後の現代においても大河のような影響を与え続けている。
アーティスト次第で古典は未来永劫となる、
そんなふうを実感させる彼のディスクのほとんどを聴いた。
マイレーナに例えたが、フラメンコに根ざした革新性という意味では、
彼はパコ・デ・ルシアだった。

もしもフラメンコが未来への視野を失う場合、
アーノンクールの演奏史はきっと、その創造作業の出発点となるだろう。

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2016年3月6日(日)その2472◆眠くて眠くて

眠くて眠くて、ジェーを抱えたまま土曜22時就寝。
四時間で目覚め、気の向くまま二時間ばかり読書。
難かし過ぎて、まるで歯が立たん。
タイムトラベルの夢見を念じながら、ふたたび就寝。   

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2016年3月5日(土)その2471◆バランス調整

桜待つ春のときめき。

この三月は、古くからの親しい仲間たちとの呑み会が、四つばかり重なる。
たまたまなのか、はたまたそーゆー時節なのか。

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古くは中学同級生(写真)で45年の腐れ縁、
新しいところでも30年の付き合いだから、
いわゆる狃佞里箸めき瓩箸呂曚姫鵑、
むしろ猗媾の落ち穂拾い瓩剖瓩靴ぁTT)

孤立というのは人を腐らせるし、まあお互い、
これもひとつのバランス調整なのだろう。
互いに棺桶に片足突っ込みながら、しみじみ酌み交わす酒ってのも
程よく力が抜けて、案外と悪くはないのである。

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2016年3月4日(金)その2470◆チェック機能

乗ってしまえば中野から四分だが、遠足気分で出掛ける新宿。
各種雑用のついでに、ビッグカメラで久々の買い物。

お目当てのイヤホン売場へ行くと、
自分のアイポッドに接続して試聴できるようになっている。
こりゃ助かる。その精度の聴き比べは、彼のヴァイオリンに任せるのがいい。

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トーマス・ツェートマイヤー。
どことなく牴物くん瓩良情。
一番好きなヴァイオリニストではないけれど、
現役バリバリの中では一番凄い人に想える。
シャープにして繊細な彼の音色を再現できるかどうかが、
イヤホンを選ぶ汎用的なポイントとなる。
十種ほど聴き比べ、価格にして8千円あたりが分岐点と判明し、
合格ラインでもっとも安いものを購入。

仄暗くデーモニッシュなツェートだけの妖しい音色にゾクゾクのご満悦。
バッハの協奏曲集が突出してるが、この季節、
ベートーヴェンのスプリングソナタなんかも際どく絶景!

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2016年3月3日(木)その2469◆次なる展開

それが夢だということを、微かに分かっている。

そうした意識に触れぬよう流れに任せることで、
幾度か夢の入り込みに成功しているものだから、
そのままゆっくりと、懐かしい型の都電に乗り込む。
穏やかな春の日の見知らぬ始発駅だが、
おそらくは昭和三十年代の東京下町。
車内には顔見知りが数人いるが、互いに軽く会釈を交わすのみ。

ほどなくアンティークな都電は専用車線を走り出す。しめしめ。
まばらな商店、ひなびた木造アパート、小さな雑木林、
線路に沿う小川、ちらほら桜も見える。
現在の荒川線・鬼子母神〜面影橋あたりのイメージなのだろう。
ほど良いスピードで快走する都電は、やがて直角に近いカーブに差しかかり
極端に速度を落とし、次なる展開を期待させる。

曲がり切った刹那、安藤広重の世界が広がる。
ああ、そろそろ終わりなんだなあと予感。
雪が降っている。
回想シーンのような目黒・行人坂の太鼓橋。
そこでおしまい。
締まらないオチの余韻が朝から続いている。

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2016年3月2日(水)その2468◆森田志保ソロライヴ

「このパセオライヴ、一人で一時間あまりというのは、リサイタルなみの大仕事です。そして、今回2回目、考えを巡らせ迷走しましたが、やりたいことを素直にやろうというというところに着地し、アルヘンティニータやカルメン・アマジャの歌など古き良き時代のものを中心に、歌、ギター、踊りで綴って行こうかと思っています。これから、いろいろ勉強です。
 新しいものをやってみたくなる欲張りな性分は、いつも自分の首を締めますが、DiegoとEmilioに力を借りて、自分もお客さんも楽しめるところまで持っていきたいと思っています。エスペランサがいいエネルギーで満ちるのを想像しながら」(森田志保)

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http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/03/310.php#005900


ずいぶんと歳下なんだが、この人をまるで姉のように感じることが多い。
いよいよ来週木曜は、森田志保ソロライヴ。

『はな6』(2009年)が文化庁芸術祭賞を射止めた頃、
取材に応える森田志保は牾き直り瓩箸いΕーワードを幾度か発した。
開き直りは江戸っ子たる私の常套手段だが、同じ開き直りでも
彼女と私の潔さの内実には天地の差があることに私は愕然とした。
そういう覚悟の在り方を学んでから数年が経ち、
私の内実は少しだけ好ましいスタンスを得たと思いたい。

彼女のあらゆる振る舞いには、いわゆる社会倫理を超えるところの
犒蕕だ気靴記瓩漂う。
ステージ上のあの絶対性を帯びた存在感は、きっとそこに直結している。
いつの日かそのエッセンスを心に内に溶かし込みたい想いで、
森田志保のライヴに足繁く通う。

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2016年3月1日(火)その2467◆運を育てる

「三人の兄は頭が悪いから東大へ、
 私は頭が良いから将棋指しになった」

元将棋名人の米長邦雄語録のひとつ。

山梨県の米長家は大地主だったが、
戦後GHQの農地解放によってすべての土地を失った。
上手く立ち回れば多少の土地は残すことが出来たが、
米長の父親は敢えてそれをせず、潔くすべての土地を差し出した。
そのことが四人の子供たちに強運をもたらしたのだと、米長は分析する。

「運を育てる」という米長名人の考え方は、
わがまま放題な私にはずいぶんと助けになった。
楽しそうに暮らしている人のほとんどが、その人なりのやり方で
運を育てている実際を知るのはずっと後のことではあるのだが。
中途半端なやり方で私の場合は大いにしくじったが、
この戦略の優秀性は年々歳々実感しつつある。

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2016年3月1日(火)その2466◆真摯な受け止め

「しゃちょ、若いなあ」
ライヴ終了後、美貌のバイラオーラによる社交辞令。

「ありがと。でもホントはおれ、80なんだよ」

どっかーん!とウケると思った。
実際には、真摯に受け止められた(号汗)

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年02月

2016年02月01日 | しゃちょ日記

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2016年2月29日(月)その2465◆まずは云ってみる

「ギブ・ミー・チョコレート」

(1)欲しいのでそう云ってみる人。
(2)欲しいけど恥ずかしくて云えない人。
(3)どうあれ、そんなことは云わない人。
敗戦直後の日本を、ざっと分類するとこうなる。

まだ私は生まれちゃいないが、ともかく(2)の屈折は嫌だな。
(3)はカッコいいと思うが、私の資質はそれほどストイックではない。
まずは(1)と出る。
だが、私は生意気なので、もらえない可能性が高い。
その場合はさっさとあきらめ、いつか自分の金で買おうとせっせと働く。
運良くもらえる場合は、いつか自分の金で倍返しがしたい。
その恩人が見つからない場合は、後輩におごればいい。

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2016年2月28日(日)その2464◆お好み次第

年齢とともに、面倒くさくなってゆく人を面倒くさいと思う。
年齢とともに、シンプルに明るくなって往く人を美しいと想う。

こねくり回すか、削ぎ落とすか。
それはお好み次第ということ。
ああ、そうやって人は皆、
それぞれの志向に応じた進路を定めて往くんだなあ。

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2016年2月28日(日)その2463◆お祭り

今宵アニフェリア。
お目当て多数!
本番合間はパセオブースの呼び込みやってるから、
手すきの人はサクラやってね!
パセオ忘備録担当は若林さくさく堂。

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第9回アニフェリア2016/フラメンコの祭典
2月28日(日)7時開演(16時半開場)
会場:なかのZEROホール
☆当日券(5000円)あり

【第1部】
オープニングセビジャーナス
セビジャーナス作品1 スタジオ・マジョール
セビジャーナス作品2 J&Y
セビジャーナス作品3 LAS FLORES MIAS
濱田吾愛カンテクラス(合唱)
斎藤克己フラメンコ・アカデミー札幌(群舞)
宮野ひろみフラメンコ教室(群舞)
西脇美絵子(カンテ・ソロ)
小倉誠司(ギター・ソロ)
大塚千津子フラメンコ舞踊アカデミア(群舞)
花岡陽子スパニッシュダンス・カンパニー(群舞)

【第2部】
CINCO CANTAORAS
(合唱〜川島桂子、齊藤綾子、佐々木紀子、大類愛子、鈴木高子)
森山みえフラメンコ教室(群舞)
coralflamenco(群舞)
en este momento 今、このときに
【新人公演奨励賞受賞者によるアトラクション)
 ̄陛跳髻淵丱ぅ譟Ε愁蹇
¬畋雫董淵ター・ソロ)
B膸獲実・木村尭(ギター・デュオ)
て眛 信(ギター・ソロ)
セ胃憩愡辧淵ンテ・ソロ)
Φ槎遒劼蹐漾淵丱ぅ譟Ε愁蹇
望月美奈子(バイレ・ソロ)

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2016年2月27日(土)その2462◆ここらブラつく

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春近し。
さあこれから、パセオ5月号の八分詰め。
片づけ次第、ここらブラつく。

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2016年2月26日(金)その2461◆ゾゾッ

「たまに湧くやる気はやる気じゃなくて気まぐれ」

パロマ小島慶子のFB経由で発見。
わが生涯を見透かされたよーなゾゾゾ感が疾走する(汗)

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2016年2月26日(金)その2460◆押しも押されぬ

ベテランならではの、揺るがぬ信頼の年輪。
やっぱこの人のステージは凄えや。

超満員の小林伴子ソロライヴ(2/25高円寺エスペランサ)。
劇場で踊る小林伴子をすでに数十回観てるが、
生音タブラオで踊る彼女を観るのは初めて。

鍛えの入り方が違う。
過去の積み上げが、あらゆる細部に宿り、
それら集積の相乗作用が、あの格調高きオーラを発生させる。

終演後、楽屋に駆け込み次回(来年1月)の承諾を獲った。

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2016年2月25日(木)その2459◆気を取り直して

久々にゆうべの『相棒』はナイスだったな。
「未然に防ぐこと」の運命論と物理論の対比が実におもしろかった。
脚本・演出の美しいファンタジーと三日ぶりの美酒。
その相乗効果にもりもり仕事が進んだ。
(↑ 今朝見直すと、まるで使いものにならないことが判明)

さて、気を取り直して今宵は、待望の小林伴子ソロライヴ。
数年前の対談取材、あのカニサレスの生ギターに乗り、
カスタネット付き即興で奔放に舞う伴子さんのスリリングにして
格調高いフラメンコが、鋭くフラッシュバックする。
パセオ忘備録担当は石井拓人。

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2016年2月24日(水)その2458◆言い訳の技術

父方にも母方にも、べっぴんの従姉妹がやたら多かった。
いまでも私がスケベなのは、
そうした原体験によるところが極めて大きい。

しかも、家の兄弟と親しい従兄弟あわせて二十名中、
私は下から二番目だったから、
現在のジェー(仮名・13歳/フラメンコスタジオ勤務)のように、
めっちゃ可愛いがられた。
いまでも私が甘っちょろいのは、
そうした原体験によるところが極めて大きい。

   『現代言訳論/環境が破壊した崇高な魂』より(作者不肖)

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2016年2月24日(水)その2457◆押しまくり

明日木曜は、待ちに待った狆林伴子ソロライヴ瓠
立ち見席のみ数枚あり、いつもながらの盛況。
https://www.facebook.com/events/536939426483863/

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ところで、新しいフライヤーが出来た。
悪かない未来をイメージしながら、フラメンコビギナーも
じっくり呼び込みたいこのシリーズライヴ。
いまのところ、パセオ本誌の本文カラープレ記事と公演忘備録、
パセオ公式HPに常時トップ掲載、フェイスブック、ツイッターなどでも
プロモーションを展開中だが、もうちょいやるかと踏み切った。       
年に4〜6回、シリーズ全体のフライヤーを毎回内容を刷新しながら、
テアトロ公演、さまざまなDM、関連ショップなどで、
それぞれ5,000〜10,000枚ペースでコンスタントに配布の段取り。
ちなみに、観るだけフラメンコ層も意識したい、この春のラインナップはこちら。
           
02/25(木)小林伴子(踊り/カスタネット)
03/10(木)森田志保(踊り)
03/24(木)渡部純子(踊り)
04/14(木)大塚友美(踊り)
04/28(木)本間静香(踊り)
05/12(木)小島慶子(踊り) 
05/19(木)鈴木舞&千琴(踊り)
05/26(木)大沼由紀(踊り)

会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場、終演は21時10分頃)
料金◆3,900円1ドリンク付
メール予約◆selva@tablaoesperanza.com

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2016年2月23日(火)その2456◆誰にも歌えるフラメンコ

石塚隆充の「誰にも歌えるフラメンコ!」
https://www.facebook.com/events/1516846365284549/

タカミツのパセオ講座その初回が、5月8日(日)に決定!
13〜14時半、会場は中野・スタジオ・アルソル(日本フラメンコ協会と
パセオ編集部の一階)、詳細は順次発表。
特別受講者(劣等生枠)としてオレも参加するので、
内容は高いが講座のハードルは驚くほど低いぞっ!
お申込みはお早めに!

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2016年2月23日(火)その2455◆マスクマン

慣れないマスク。
そのままお茶や薬を呑もうとしたり、顔を洗ったりすること数回。
マスクにサングラスで悪人相手に格闘した月光仮面の苦労が身にしみる。

きのうはトータル12時間ほど爆睡。
厚着と葛根湯で大汗かいて、37度まで落ちた。

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2016年2月22日(月)その2454◆風邪の効用

明け方に高熱で目覚める。
喉が痛い。
どーやら風邪を喰らった模様。
すぐに葛根湯を呑み、さらに三時間ほど爆睡。

汗ぐっしょりで目覚め、着替えて熱を計ると37・8度。
それでも随分と楽になってるから、さっきは40度ほどに達していたのだろう。

珍しく食欲なし。
ゆうべ仕込んだ牛筋大根を温めて少し食っておこう。
大久保通り沿いの編集部の手前の内科医院に寄っていこう。
この多忙な時期にやれやれだ。

まあしかし、風邪っぴきの良いところは、他者に優しくなれること。

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2016年2月21日(日)その2453◆哲学13

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どこか妖しい魅力の哲学堂。

明治時代の哲学館(現・東洋大学)の創設者、
哲学者・井上円了が、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った
「四聖堂」を建設したのがその始まりという。
中野駅を北へ20分ほどの近場なので午後から出掛けるつもり。

この東京都指定名勝に初めて散策に訪れた折、
「ソクラテス、カント、孔子、釈迦」という
取り合わせの奇妙さに思わず吹き出したものだが、
「バッハ、フラメンコ、落語、将棋」を主成分として
構成されるこのオレに笑われる筋合いもなかろう。

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2016年2月20日(土)その2452◆リクエスト

「例えばどんな?」

名曲のカヴァーなんかも聴きたいと要望する私に、
躍進するフラメンコギターのスーパー兄弟、
徳永健太郎&康次郎はそう問い返す。
オリジナル路線に意欲を燃やす彼らの志は立派だが、
レパートリーの幅が幸運をもたらすこともある。

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その日は軽く呑んで別れたが、後日私は三曲ばかり具体的な候補曲をメールした。
その返信で彼らがピアソラではなくバッハに関心を示したことを知り、
私の心はVサイン状態となった。
実現はビミョーだが、先の楽しみが増えた。
この春セカンドアルバム発表ツアーを控える彼らには、
その先のパセオライヴ二度目の出演を依頼してある。

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2016年2月19日(金)その2451◆堕ちまくりこぶし

坂口安吾『堕落論』。
そのラストのクライマックス。

終戦の翌春に発表され、敗戦と貧困に打ちひしがれる日本人に、
マイナスの逆手を取る、腰の入った生き方を提示した。
物質的な豊かさがもたらした現代の泥沼の不安に対しても、
変わらぬ道筋を照らし続ける骨太な哲学。

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「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。
人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。
だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。
なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。
人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、
堕ちぬくためには弱すぎる。
人間は結局処女を刺殺せずにはいられず、武士道をあみださずにはいられず、
天皇を担ぎださずにはいられなくなるであろう。
 だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、
自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、
人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。
そして人の如くに日本もまた堕ちることが必要であろう。
堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である」

プロ棋士テストに落ち、パコ・デ・ルシアに出逢った頃に知ったドンピシャな哲学であり、
十年ほど堕ちまくった末の出発点がパセオだった。

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2016年2月18日(木)その2450◆もうすぐ

もうすぐ春だな。
ここらあたりを歩いてみたい。

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2016年2月17日(水)その2499◆無精ということ

「不安なら不安で、不安から得をする算段をしたらいいではないか」
                
勝負の世界で云う逆転のテクニックを匂わせる。       
小林秀雄のこうした合理は、良くも悪くも現実論として極めて有効であり、
人生の半分はこの手法で乗り切ってきたような気もする。
だが、残り半分は一体何をやっていたのか、どうしても思い出せない。

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2016年2月16日(火)その2498◆淡きがゆえに

放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから胸をはなれない
                   (村下孝蔵『初恋』より)
           
幾つになっても、甘く切ない想い出が唐突によぎることがある。
きっかけは、主に狷い瓩任△襦
嗅覚というのは深層記憶に直結しているものらしい。
まあそりゃともかく、
淡きがゆえの美しい幻想も、今となってはすべて宝物に想える。
         
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2016年2月16日(火)その2497◆誰にも歌えるカンテ

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カンテフラメンコの星。
タカ(石塚隆充)さん、プロデューサーの瀬戸さんとともに来社。
この春スタートするオリジナル・フラメンコ講座の打ち合わせ。
5月に初回開講を暫定。

「誰にも歌えるフラメンコ!」

初級者からプロまで、受講料3000円、
会場は中野スタジオ・アルソル(フラメンコ協会1階)。
初回の題材は「アンダハレオ」他の予定。
パセオ連載中「石塚隆充のカンテ講座」の単行本化も検討開始!

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年02月

2016年02月01日 | しゃちょ日記

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2016年2月14日(日)その2496◆遠足並み

わーい、明日はケンコー診断!
今晩は酒呑まなくていーし、
うれしくて眠れないかもっ!
なわけねーだろ

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2016年2月14日(日)その2495◆マイペース

ガンジーは遥かなる憧憬。
つまり立派すぎて、接点を見い出せない。
時おり遠くから眺めるカタルシスがいいとこだったが、
ある時こんな言葉に素直に合点できた。

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若い頃に気づいていれば、もうちょいまともな結果を出せたと思いたいところだが、
そうした仮定は、ケーキを食べなければ痩せられたのに!みたいな後悔と似ている。
ケーキもまた人生の醍醐味なのである。

世の中、上も下もキリがない。
他者との比較は空しい。
あらゆる他者もまた、それぞれの屈託を抱えて生きているのである。
ただ単に、自分自身そうしたいかどうかの岐路。

爛泪ぅ據璽広瓩琉婬舛初めて視えた。
どんな状況も己の心持ち次第なのだと、それが切実なリアリティとともに、
仕事と暮らしの道筋を拓いた。
早いも遅いもない、腑に落ちたその日から誰もが実行できる信条。
老いた私には、余生の長短を超越する明るい救いに思えた。

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2016年2月13日(土)その2494◆ウザい夢

こんな風情を期待して上がった小じんまりした娼家。
いくらか前金を払い、嬉々として二階に駆け上がると、
足の踏み場もないような散らかりぶりで、
さらに十人ほどの子供たちが所狭しと駆け回る。

「突っ立ってないで、手伝いなさいよ」

姉さんかぶりのおばちゃんに云われ、内職を手伝いながら子供らのご機嫌をとる。
えらいところへ来ちまったと逃げ出す算段を始めるのだが、
見抜かれたようにおばちゃんに障子の張り替えを命じられる。

厠へ行くふりをして階段を下りると、ゲバ棒片手の兄さんたちが、
酒を呑み呑み喧々諤々の議論の真っ最中。あんちゃん、
どこのセクトだ?と絡まれるのを尻目に一目散に逃げ出す。

景色からすると向島・玉ノ井あたりのはずなんだが、どうも今日は調子がおかしい。
隅田川の方からとろとろやって来るトロリーバスに乗り込み、
仲間がタムロしているはずの亀戸へと向かう。
大いなる期待とガッカリ感に浸る間もなく朝の目覚め。
時代考証もメロメロ、分析不能なウザい夢。
本日久々の全休、夢に誘われ向島百花園あるいは都電の旅。

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2016年2月12日(金)その2493◆執行猶予500年

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このバッハの天国性は傑出している。
天上の音色と云っていい。

フランスのオーボエ奏者フランスワ・ルルーのバッハアルバム。
18歳でパリ・オペラ座首席オーボエ奏者に就任し、
現在はソリストとして世界中から引っぱりダコのミュンヘン音大教授。

有名な「オーボエ&ヴァイオリン協奏曲」が殊に美しい。
ふわっと柔らかに透明で、色彩感はモネのよう。
それでいてどんな暴力を行使されようが、ビクともしないしなやかさを感じさせる。

憧憬はいつか身となる。それは事実だ。
大器晩成型の私なら、五百年以内にきっとそれを実現するだろう。

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2016年2月11日(木)その2492◆今日という日は

本日木曜(建国記念日)のお楽しみは、
溜まった実務の片づけと、ご褒美のパセオライヴ(屋良有子)。

すっきり感と未知なる感動が約束される、
残り少ない人生の最初の日。

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2016年2月10日(水)その2491◆相棒

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熱燗やって、こいつと布団もぐるに限るわ。

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2016年2月10日(水)その2490◆いよいよ明日、屋良有子

フラメンコの未来を拓く鬼才・屋良有子。
いよいよあす木曜、パセオライヴ初登場。

一つひとつのライヴに対する旺盛果敢なパイオニア精神こそが、
彼女の進化(深化)の源なのだろう。
今回ライヴの開拓ヴィジョンも、
出演陣とプログラムに濃厚ににじみ出ている。

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2016年2月11日(木)20時〜21時10分
パセオフラメンコライヴ Vol.16
屋良有子ソロライヴ

【出演】
屋良有子(バイレ)
有田圭輔(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)
平松加奈(ヴァイオリン)
吉谷潔(能楽師)
村岡聖美(能楽師)

【プログラム】
1.martinete
2.bulerías
3.石橋(獅子)
4.música
5.alegrías

会場◆高円寺エスペランサ
【立ち見席のみ数名予約可】
電話予約:昼(セルバ)☎03-3383-0246

百聞は一見に如かず!

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2016年2月9日(火)その2489◆ヴィーナス

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お名残り惜しい表紙。
絶世の美女だね、エバ・ジェルバブエナ。
小島章司さんのヘレス公演にゲスト出演するという。
今年もサプライズいっぱいのフラメンコ界。

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2016年2月9日(火)その2488◆無いものマニア

「容姿とピタリ重なる柔らかに粋な仕草」

なるほど、私のド真ん中ストライクゾーンというのはここらへんにあるのかと、
昨日書いた日記を再読して腑に落ちた。
音楽も文学も舞踊もスポーツも映画も、そして風景も人間も、
ここいらへんに強い好感を覚える自分なのだと分析できる。
なるほど、自分に不足するものに強烈に惹かれるってのは、
正にこのことかよと(苦笑)。
そして、そうした対象のフォローに回るのが自分の領域だと。

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2016年2月8日(月)その2487◆恋の成就

ひと目惚れは、これまで二度ある。

どちらも経験値からの好みでもなく、絶世の美女というわけでもないのだが、
容姿と仕草がピタリひとつに重なる柔らかに粋なアイレにモロに撃沈されたのだ。
まるで魔法にかかったような惚れっぷりで、
どうあれこの人と一緒になるしかないという選択肢が絶対的に感じられた衝動を、
今でもはっきり覚えている。
その小一時間後にはそのまんまの心情をストレートに打ち明け、
その場でカスりもせずにフラれた。
学習能力は低い方なので、二度とも同じ結果に終わったが、
どちらも後先考えず全身全霊でブチ当たった失敗なので後悔はない。

「ひと耳惚れ」というのなら、最初は保育園時代に聴いたクラシック
(ロッシーニのウィリアム・テル序曲)であり、
次に青春時代に聴いたフラメンコ(パコ・デ・ルシアのブレリア)である。
どちらもその後の人生のナビゲーターとなったわけで、
その恋はヘボなりに成就したと云えなくもない。

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2016年2月7日(日)その2486◆肯定力

安定と退屈。
あるいは、ハイリスクとジェットコースター的充実。

成り行き上、16歳の私は後者を選んだが、
性格上(気は小さいが我がまま)、実際には
前者の道はそれ以前に消えていたのである。
28歳でパセオを創刊した(どこにも就職できなかった)頃には、
あらゆる過去を肯定する性格が出来上がっていたという(汗)。

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2016年2月7日(日)その2485◆暮らしの中の

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タルの中のちっちゃな富士山。
さすがは北斎先生、奇抜な構図に底なしの鬼才が視える。

さまざまな場所から望む富士山の景観を描く、     
葛飾北斎・富嶽三十六景から『尾州不二見原』。
かつての名勝は、現在の名古屋市中区あたりらしい。

暮らしの中に、ひょっこり顔を出す気高き富士。
心の中に柔らかな余裕をもたらすインスピレーション。
ユーモアとアートが、これほど朗らかに響き合う対位法も珍しい。

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2016年2月6日(土)その2484◆木曜会

昨晩は木曜会。
シンデレラと呼ばれる私(24時帰宅の習慣)にとって、
唯一掟破りの休憩処である。

22時開宴というのが難点だが、四半世紀にわたり、
それぞれ好きで集まる呑み会というのも悪かない。
悪かないから続いてゆく。
業界の未来と人生(霜ネタ)とを、フラットに気兼ねなく語れる仲間たちを、
フラメンコの神からのプレゼントとしておく。

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2016年2月5日(金)その2483◆個人差

「人生かけた恋を、人生かけて恋したことない人間には、理解してもらえないよね。
タレントとしてはダメなベッキーかもやけど、
僕はすべてをかけたベッキーが素敵に思えます。
モラルやルールは分かるけど、それを超えた恋をした人は、3%もおらんよね。
だから、世の中の97%に拒否される。でも3%は分かってくれる」

島田紳助さんのこんなセンスには強い共感を覚える。
とか何とか云いながら、一方で興味のないことには、
いとも簡単に97%の無思考サイドに流され、
綺麗ごと主体の一般論に与することも多い自分に苦笑する。
「何を大切にするか?」という個人差から生じる多数決の功罪。

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2016年2月4日(木)その2482◆どっちにせよ

こねくり回すやり方。
ほとんどの場合、結果はよろしくない。
ヴィジョンを見失うことが多いから。
それに、そうした苦労はほとんど身にならない。
どっちにせよ苦労すんだから、
だったら、実直な本筋志向が百倍いい。

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2016年2月3日(水)その2481◆そこが問題

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ついこないだも表参道の交差点から西の方角を眺め、力なく笑った。
現在の原宿・表参道あたりから眺める富士。
このあたり、明治末期までは稲作の水田だったという。

葛飾北斎「富嶽三十六景」より『 穏田の水車』。
タイムスリップしてみたい風景だが、このツブシの利かねえ男が、
ここらでどうやったら喰っていけるか、そこが問題だ。

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2016年2月3日(水)その2480◆手間がかかる

その美音に酔いしれたのは二十歳のころか。
やや細いが、その儚さがゆえに一層美しい。

ヴァーツラフ・フデチェック(チェコ/1952年〜)。

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起き抜けに彼のチャイコフスキーのコンチェルトを聴く。
発作的に美を求めたのは、きのうの仕事にそれが皆無だったからだろう。
なるほど、こんなふうにバランスをとっているのか。
ったく、手間のかかるヤローだ。
今日という日は、残り少ない人生の最初の日。

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2016年2月2日(火)その2479◆バランス表明

ニュース番組で語る来日中の彼を、ゆうべ初めて観た。
ソ連崩壊やアメリカ衰退や中東混乱などを、独自の人口統計論から早々と予測し、
今もバリバリその革新論理を進化させ続けるエマニュエル・トッド。

早起きして彼に関する資料を読み漁ったが、
同じくフランス人で「富の再分配」で知られるピケティ教授同様、
その明るい独創思考は実に興味深い。

エマニュエルは良くも悪くも相当に過激だが、
あらゆることにつながりそうなロジックなので、
ひと通りその全体像は知っておきたい。
ついでに懐かしのエマニュエル夫人をひと通り再見するなら、
バランス的にもバッチリかと思われる。

こういうバランス感覚を表明すると、
単なるスケベおやぢではないかと疑われる恐れがあるのだが、
それが当たっていることがさらに辛い。

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2016年2月1日(月)その2478◆バランスメーター

何べん聴いてもゲラゲラ笑う、この30〜40年。

古典落語屈指の名作『寝床』。
いくつものCD名盤があるが、
チョーお薦めは、円生師匠と枝雀師匠。
同じ噺(話)なのに、マイレーナとカラコールほどに違う。

主人公のおマヌケぶりが、自分にすっぽりカブるところが悔しくて楽しい。
散歩のときには枝雀師匠、早めに床に入る夜などは円生師匠を聴くことが多い。
素直に笑えないときは心が歪んでる。
そういうバランスメーターなんだろね。

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コメント
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しゃちょ日記バックナンバー/2016年01月

2016年01月01日 | しゃちょ日記

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2016年1月31日(日)その2477◆おまじない

「フラメンコのスーパーギターデュオ」
     
現時点のヴィジョンを聴かせてと問うと、スッキリこんな即答。
健太郎24歳・康次郎22歳、あの徳永兄弟である。

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東京に拠点を置く生活にも馴染んできたであろう彼らと、
久々にじっくり話をしてみたかった。
ヴィジョンさえ心得ていれば、接点のツボが見出しやすいからだ。

ひと通り現状と構想を聴かせてもらったあとは、
休日出勤の編集部井口も連れ、おとなり大吉の焼き鳥コース。
満席多忙にもかかわらず、手相観の達人マスターが彼らの手相を鑑てくれた。
ドッヒャーの連発だったが、その波乱の未来予想図は
精一杯現在を生きる彼らにとって、悪かないおまじないだと思った(笑)。

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2016年1月30日(土)その2476◆

これからパセオで4月号の編集作業、
夕刻よりギターの徳永兄弟とつれづれ話。

明日はダンスプラン2016(新宿ゼロ)。
19時スタートのフラメンコ部門に駆けつけ、
公演忘備録(パセオ5月号)の執筆担当、
さらに新人発掘で二度おいしい。
バイレフラメンコの出演者は以下の通り。

久次米りえ子(アレグリアス)
小西みと(グアヒーラ)
柴崎沙里(ソレア)
宝(シギリージャ)
山形志穂(カンティーニャ)
関祐三子(特別出演/シギリージャ)

お目当てが二人いる。
未知数の四人にはワクワク感。 
終演後は本年最後の新年会。

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2016年1月30日(土)その2475◆勝っても負けても

「恐れることを恐れるな」
        
誰が云ったか知らないが、
ノミの心臓を誇る私にとっては名言である。

怖いものは怖い、
それがどーした、
ドジってもドジらなくとも一生は一生、
ビビってるなりに突っ走ってみろ、
勝っても負けても完全燃焼、
それでいいじゃねーかという、
身もフタもねえ迷言である。

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2016年1月29日(金)その2474◆あいうえお

漆黒の闇に、しっとり透明でシャープな旋律が踊る。
昨夜の松丸百合のソレア、シギリージャ。
世界発信できるクオリティ。
信じきれる存在感に垣間見る希望が、肌寒い家路を充たす。

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さて。
今宵は、デザインチームと編集部の新年会。
早い・安い・旨い犖蟻紂耕擇匹気鵑貝瓩暴弦隋

あっとその前に、上原駅前ダンドンでヅラ整備。
いってきます!
うっとその前に、各種お役所めぐり。
えっとその前に、小原稿2本。
おっとその前に、各種こてこて口説きメール8本。

にしても、あっと云う間の一月だったな。
生きてるだけで丸儲け!と、大好きな呪文を唱える。

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2016年1月28日(木)その2473◆松丸百合ソロライヴ

今宵はパセオフラメンコライヴVol.015。
前回の中田佳代子ソロライヴに続き、立ち見席まで完売。
松丸百合のあの狷明な重量感瓩傍廖垢紡儘機
協演陣の顔ぶれにも大興奮!
パセオ4月号・公演忘備録担当は若林作絵。

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(Ⓒ大森有起)

松丸百合ソロライヴ
日時◆2016年1月28日(木)20時開演
会場◆高円寺エスペランサ
主催◆月刊パセオフラメンコ&エスペランサ

出演◆               
松丸百合(バイレ)
川島桂子(カンテ)
有田圭輔(カンテ)
柴田亮太郎(ギター)
石井奏碧(ギター)
森川拓哉(ヴァイオリン)
すがえつのり(パーカッション)

プログラム◆
1. Fukuloh(作曲:柴田亮太郎)
2. Siguiriya
3. músicos
4. Soleá

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2016年1月27日(水)その2472◆もうコンパスが無いなんて言わせない!

「日本人にはコンパスがない」

そもそもが、スペイン人にそう笑われたことが全てのキッカケだという。
そんな彼が発明したメトロノームは現在、あのロシオ・モリーナ、
ベレン・マジャ、トマティートたちに愛用されている。
この冬フラメンコ・メトロノームがめでたく特許を取得したカルロス博士こと、
ギタリスト原田和彦さんが先ごろ来社。

メトロノーム同様、Kikudakeフラメンコも売れ行き好調だし、
ここらでコンパス講座でもやってみない?と思いつきを振ると、
やりましょう!との即答。
すぐに一階の貸スタジオ(アルソル)をチャックしてもらい、
その一時間後には具体的な講座内容も決まった。

パセオフラメンコ・オリジナル講座
もうコンパスが無いなんて言わせない!
2016年4月24日(日)13時〜14時半

この春からの新規プロジェクトをもろもろ思案中だったのだが、
この路線はドンピシャだとハマった。
対象は初級者からプロまで、
バイレ・カンテ・ギター・観る聴く専門も問わない広角レクチャー。

日本人特有の宴会手拍子(ニ拍子)は日本人なら誰でも出来るけど、
あの独特の間合いはウィンナーワルツの三拍子同様、外国人には難しい。
博士が着目したのは、そういうアナログ部分のデジタル化だった。
本場フラメンコのコンパスのノリを丸ごと身体に呑み込んでしまおうと。

さて。講座のお知らせをパセオHPにアップするや否や、
受講希望のメールが一通だけ殺到した。誰あろう?・・・この私である。
極度にリズム音痴な私が参加することで、
このレクチャーの敷居は地面にメリ込む勢いである(汗)。

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2016年1月26日(火)その2471◆アダージョ

お代を払いたくなるような、日曜未明のスリル満点の長編夢。
起床後すぐに映像の要点をメモり、記憶に固定する。

かつては都電に揺られ、よく娘と出かけた荒川遊園。
隅田川につながるその遊園沿いの荒川べりを独り散策する私は、
実直そうな係員に呼び止められる。
「ここで受付しますので」。
訳の分からぬまま受付を済ませ、案内されたエレベーターに乗り込む。
ぐんぐん上昇するエレベーターに運ばれた高所は、
少なくとも標高500メーターのトタン屋根の駅舎で、
その端には旧型の新幹線が泊まっている。
高所恐怖症の私はすでに冷凍マグロ状態である。

先頭車両の中二階の運転席に導かれ、シートベルトを着ける瞬間、
いきなり発車した新幹線はほとんどジェットコースター的に直角に下降してゆく。
何でえーーーーーーっ?!
あまりの恐怖に目の前が真っ暗になる。
やがて失神から目覚めると、新幹線は海上の荒波に架かる線路を
もの凄いスピードで疾走している。
荒れ狂う吹雪がフロントガラスを容赦なく直撃する。
左手に見えるのは朝鮮半島、というアナウンスが頭上から聞こえ、
やがて新幹線は巨大なトンネルに呑みこまれる。

トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
ただし温泉街ではなく、映像で見るシベリアによく似ている。
やがて停車する列車から私たちは降りるのだが、
みな濃紺の軍服に身を固めており、私も例外ではない。
だが、使命や役割はまったく不明である。
ホワイト、ブラック、イエロー、人種は実にさまざまで、しかも日本人は私だけのようだ。

散弾銃を肩に、配下らしき数名と猟に出かけるのは、
食料が不足しているからだろう。
得意らしき射撃で猪や鹿やキジなどを射止め、キャンプ地に戻り、
それを焚き火で焼いて皆で喰う。
夜が明け、ふたたび列車が出発するというので、再び皆で乗り込む。
動き出した車中で、上層部らしき数名とやり合う私だが、
この集団の目的さえ一向に分からないのでラチがあかない。
すると突然、進み出たひとりの女性兵士が大声で叫ぶ。
「ホクセンの人々を見殺しにするのですか!」

よくみると彼女は日本人であり、私の直属の部下らしい。
どうやらそれは禁句だったようで、
もはやそこには居られなくなった彼女と私は列車を降りる。
広大なシベリアの原野が広がり、私たちは吹雪を避ける家屋を求め歩き始める。
状況的にはシベリア心中だが、あの直角ジェットコースターよりはなんぼかマシだ。
ラフマニノフ2番アダージョの名旋律を脳裏に鳴らしながら、
食料ならこの銃で何とかなるさと、放心状態の彼女に笑いかける。
見通しなどある訳もないが、それほど私は悲観してない。

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2016年1月26日(火)その2470◆難敵

玄関から新宿まで10分、東京駅は30分。

家から北へ4分歩けば、JR&東西線の中野駅。
駅からさらに北へ1分歩けば中野サンプラザで、
東へ7分歩けば中野ZEROホールだ。

家から西へ5分歩けば、パセオ編集部(&日本フラメンコ協会)。
そこから南西に6分歩けば丸の内線の東高円寺駅で、
桃園緑道を西へ15分歩けば高円寺エスペランサや座高円寺がある。

編集部での取材が多いし、業界の集まりなども階下のフラメンコ協会に下りるだけ。
犬も歩けば棒にあたる。
まあ地理的にはこんなふうだが、都内にしては比較的ひなびた穏村に住んでいる。
車に乗ってもワンメーターだし、時間も金も大いに節約できるのだが、
運動と読書の時間不足が目下の難敵である。

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2016年1月25日(月)その2469◆女神

日曜宵はフラメンコ協会の新年会。     
近ごろは若手の参加者も盛況で、その華やぎがうれしい。
新人公演授賞式などは、美男美女コンテストの如きである。

会場をあちゃこちゃブラつき、何十人かと立ち話をするうちにお開き。
薄〜い水割りを数杯呑んだが、例によって食物にありつくヒマは無い。

パーティ前には腹ごしらえを済ませ、
お会いする機会の少ないたくさんの人たちとの会話を楽しめというのは、
今はなき米長邦雄将棋元名人の教えだ。
一人ひとりに会いにゆくのは大変だが、
確かにこうした機会ならその効率はこの上ない。

「運は育てるもの」。
勝負の女神に愛された名人の信条が鮮やかによみがえる。

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2016年1月24日(日)その2468◆フラメンコ新年会

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参加者へのお土産に、パセオからは
鬼才アントニオ・ペレスの2016オリジナルカレンダーを進呈。
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/01/2016.php#005867

日曜宵は社団法人日本フラメンコ協会の新年会。
会場の中野サンプラザは、家から歩いて五分。
どーよ、業界じゃあオレんちが一番近いぜ!って、
もーちょいマシな自慢ネタはねーのか!

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2016年1月23日(土)その2467◆犬の手

サッカー、テニス、タモリ倶楽部で大寝坊。

本日土曜はパセオに缶詰めで、神妙にお仕事。
今日の実務はつまんねえと思ってる俺よ、そんなこたぁねーよ、
やってるうちに絶対面白くなるって!と、
無理くり暗示をかける熱めの朝風呂。

パセオ同行を望むジェー。
ったく猫の手も借りてえ忙しさだが、
犬の手ではどーにもならんがな。

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2016年1月22日(金)その2466◆あんちょこ

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「誰っ?」

年齢とともに美しさを増すマエストラ。
733円+税で、その理由がわかるという。

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2016年1月21日(木)その2465◆さあ、お次は

通しナンバーの初回を「001」としたのは、
記憶に突き刺さるガチンコ・フラメンコライヴを、
冥土の土産に100本ほどは観たいと思ったから。
月1ペースで約八年、それくらいなら永生きできるかもしれないと。

好感触の反響を追い風に、次々番組の決まるパセオライヴ2016。
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/02/post_82.php#005881
ラヴコールを送り続けていたヴァイオリンの平松加奈さんの
出演日(7/20)が今朝決まった。

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この段階で昨年分と合わせて計40本となる。
このペースなら100本到達は2018年あたりか。
さらに今日はあの伝説のバイラオーラ碇山奈奈さんと、
このシリーズについて話せたこともうれしかった。

「アウェイ感なし、お一人さま一般顧客の誘導」をコンセプトに、
紙メディア(月刊パセオフラメンコ)と電子メディア(パセオフラメンコHP)の連携で、
前記事・後記事のプロモーションを果敢に畳みかけるシステムも組み上がり、
すでにこのポンコツ野郎抜きでも運営できる状況だ。
さあ、お次は何よ?
この春の新たな課題が、大口開いて待ち受けている(汗)

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2016年1月21日(木)その2464◆埋め込みコンパス

「原田先生!おめでとうございます!!CDも買ったし。
 でもいまいちメトロノームの使い方がわからにゃい・・・・」

こんな質問がきのうのコメント欄に。で、以下は私の返信。

普通のメトロノームは音符通りの長さで均一に音を刻むよね。
ところがこのメトロノームは、均一には刻まない。
それぞれの曲種に応じ、わずかに伸び縮みするんだ。
そしてその伸び縮みの法則の規範になったものは、
スペインのフラメンコギタリストの弾く刻み方の濃淡分布。

日本人特有の宴会手拍子(ニ拍子)は日本人なら誰でも出来るけど、
あの粘りは外国人には難しい。ウィンナーワルツの三拍子なんかもそうだよね。
博士が着目したのは、そういうアナログ部分のデジタル化だった。
そういう特殊なノリを身につけてしまえと。
フラメンコのコンパスのノリを丸ごと身体に呑み込んでしまえと。
その機能をメトロノームに埋め込んだわけ。

だから使い方は、ただメトロノームのコンパスに合わせて練習するだけ。
その体感が染み込む頃には、自然と全体がフラメンコになってるという理論なんだ。

つまりそのオリジナルな理論が公に認められ、とうとう特許取得に至った。  
このメトロノームを日常的に使うという、来日中のベレン・マジャの
その実際の練習風景を見て、それまで若干眉ツバだった私はコテンパに納得。
あなたの両親はこのメトロノームをどう思うだろう?という私の問いに、
あっさりベレンはこう応える。

「母(カルメン・モーラ)はわからない。
 でも研究熱心は父(マリオ・マジャ)はきっと夢中になるわ」・・・で、さらに納得。

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2016年1月20日(水)その2463◆特許!

パセオ通販でもコンスタントに売れ続ける人気メトロノーム。

とうとう特許を取っちゃったよ。
なんとフラメンコ界では初の快挙。
ハラダ博士(ギタリストの原田和彦さん)発明による
フラメンコ・メトロノームが昨年末にいよいよ特許取得。

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ロシオ・モリーナの映像でも驚いたが、
来日時のベレン・マジャが実際にこれで練習するのを見て、
その優秀性(コンパスが生き活きと呼吸している)がよく分かった。

ヒターノのコンパスのノリを科学的に解明して電子機器化し、
あのトマティートにも絶賛された。   
それにしても申請から特許取得まで四年半もかかったんだね。
凄いぞ博士、おめでとう!

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2016年1月20日(水)その2462◆タカミツ初のカバーアルバム

ミ・アモーレ、愛の讃歌など、タカミツ初のカバーアルバム!
https://www.facebook.com/takante/

フラメンコモードで古今東西の名曲を歌う『REVERSO』は今週ハイレソ配信を開始し、
レコーディング参加ミュージシャン全員が出演するリリース記念ライヴを
東京と仙台で開催する。

1月26日(火)目黒/ブルース・アレイ・ジャパン
1月27日(水)仙台/ジャズ・ビレバン

石塚隆充(カンテ/ギター)
五十嵐一生(トランペット)
小山豊(津軽三味線)
吉田サトシ(エレキギター)
コモブチキイチロウ(ベース)
石塚まみ(ピアノ)
大儀見元(パーカッション)

凄いね、このメンツ。
パセオからは石井拓人が忘備録取材!

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2016年1月19日(火)その2461◆憑依する勇気

エスペランサ新春ライヴ/Canela pula
2016年1月15日/東京(高円寺)エスペランサ
【バイレ】小島慶子/ロシオ・ロメーロ/鈴木眞澄/屋良有子
【カンテ】川島桂子/有田圭輔
【ギター】金田豊/小原正裕

 パロマ小島慶子が座長を務めるクアドロフラメンコというのは、必ず面白いように盛り上がる。もちろんメンバーとの普段からの信頼関係の積み重ねがモノを云うのだろうが、ステージで仲間の舞踊手がソロを踊る最中、惜しみなく全身全霊でバックアップするパロマのパルマとハレオが、ソリスタのポテンシャルを最大限に引き出すところにフラメンコ愛の結晶が花咲く。

 ソリスタの心に憑依して、勇気や霊感を直接注入しているのではないかと思えるほど、繊細に心情をとらえダイナミックに実行されるパルマやハレオの効果は甚大である。パルマのクレッシェンドやスフォルツァンドの決まり具合などは、名指揮者の意図を正確に反映しながら、指揮者(=ソリスタ)に新たなインスピレーションを与える頼り甲斐のあるオーケストラ団員を連想させる。そのスリリングな感動は何度対面しても決して色褪せることはない。

 さて、当夜の屋良有子はソレアとタラント。高い密度を感じさせるスローモーションと空間を切り裂くような高速回転のコントラスト・・・

(パセオフラメンコ4月号・公演忘備録につづく)

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2016年1月18日(月)その2460◆初雪や

目を覚ませば、期待通りの銀世界。
暖冬なのであきらめていたのだが、雪好きの江戸っ子には、
懐かしいワクワク感のこみ上げるこの朝の情景。
    
以前ならば、躊躇なくその日の仕事を放棄し、
駒込・六義園や向島・百花園あたりへ雪見に繰り出すところなんだが、
どーゆー訳か裏庭の雪景色に満足してしまう自分の変化に少し驚く。

朝湯を浴びネットを開けば、編集部・井口に代打を頼んだ
昨晩の新春ライヴの公演忘備録が早くもアップされている。
AMI、渡部純子、河内さおり、島崎リノ、片桐勝彦、尾藤大介、
川島桂子、有田圭輔という錚々たる豪華メンバー。
白熱するライヴの情景が、雪の降り止んだ銀世界に舞い踊る。

https://www.facebook.com/yumiko.iguchi.50/posts/939440139470064?notif_t=close_friend_activity

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2016年1月17日(日)その2459◆中野区広報

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図は江戸時代の中野。

なきアルバロに教わった中野北口ブロードウェイの地下市場。
魚介と肉類の買い出しに出かけたのだが、品はそこそこだし、
値段も周辺のスーパーの半値に近いのには驚いた。
どうやら近辺の飲食店にも重宝される人気の市場らしい。

昨晩は刺盛りとガーリックステーキ。
で、今晩は牛スジ大根とタコ飯、明晩は豚バラ・ブロックでカレーの段取り。
お二人さま三日分、それなりの晩めし具材で計四千円弱という優良コスパ。
中野にお寄りの節はどうぞのぞいてみてやってくだせえっ!て、
何やら怪しげな中野区広報やってる中野在住二年生。

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2016年1月16日(土)その2458◆これもひとつの

敬語を使いさえすればオールマイティだと信じ、
さらに相手(主に社会的地位)によってコロコロ態度を変える。
ういう世界観に遭遇すると、思わず逃げ出したくなる昨今。
まあ、これもひとつのフラメンコ病なのかと想う。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年01月

2016年01月01日 | しゃちょ日記

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2016年1月15日(金)その2457◆お気に入り金曜コース

昨晩のガチンコ中田佳代子ライヴ(次回も来年一月に決定!)と
その後のスタッフ新年会の余韻でぐっすり爆睡、体調ばっちり。

今日はこれからパセオ三月号の広告整理、
この秋アントニオ・ガデス舞踊団来日公演の推薦文執筆、
特許を取ったフラメンコ・メトロノーム発明者のギタリスト原田和彦さんと打ち合わせ、
そして夜はパロマ小島慶子Canela pulaの新春ライヴと即帰りでそのパセオ四月号忘備録執筆。
で、24:20タモリ倶楽部を肴に晩酌の段取り。
明日は明日の風を吹かせるが、なんとなくお気に入りの金曜コース。

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2016年1月14日(木)その2456◆華盛りライヴ週間

パセオ2月号(1/20発売)ではマエストラ岡田昌己と堂々の対談。
いよいよ本日木曜は、中田の佳代ちゃんライヴ。
予約受付開始直後にソールドアウト。 
本場スペインのアレグリアス・コンクール準優勝、
あのアルテイソレラ出身の超大物である。
型破りとゆーか、掟破りのスケールである(汗)。

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パセオフラメンコライヴVol.014
中田佳代子ソロライヴ
2016年1月14日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ

出演:               
中田佳代子(バイレ)
石塚隆充(カンテ)
鈴木尚(ギター)
SAYAKA (ヴァイオリン)
GENKI (パーカッション)

プログラム:(内緒です!)
Tarantos
Oloroso -Siguiriya-
Alegrías
Solo de cante
La caña
Fin de fiesta

※多少の内容変更あり。20時3分までにはスタート、
 終演は21時15分頃。その後は24時まで通常営業。


そして明日金曜晩は、 エスペランサ新春ライヴCanela pula Especial 2016。
爛侫薀瓮鵐海離癲璽張.襯鉢瓮僖蹈涵島慶子が座長を務める初春の風物詩。
Canela pula(金田豊、小原正裕、川島桂子、パロマ)に加え、
ロシオ・ロメーロ、鈴木真澄、屋良有子、有田圭輔という超豪華出演陣。
今回はパセオ公演忘備録(4月号)担当で、この日のうちに書いちまう段取り。

さらに日曜晩の新春ライヴ(AMI/渡部純子/河内さおり/島崎リノ/川島桂子/有田圭輔/
片桐勝彦/尾藤大介)も、場合によっては忘備録を担当するという華盛りフラメンコ週間!

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2016年1月13日(水)その2455◆こいつぁ春から

年明け早々、新たに四つのパセオライヴが確定した。

08/04(木)三枝雄輔&三枝麻衣(踊り)☆初登場!
11/24(木)エル・プラテアオ(歌)
12/08(木)フラメンコロイド(歌&ギター)☆初登場!
      松村哲志Ⓖ 高橋愛夜Ⓒ 阿部真Ⓒ   
12/22(木)石塚隆充(歌)

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(三枝雄輔と三枝麻衣)

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(フラメンコロイド)

出演日の返信待ちも、また意中のライヴもさらに数本あり、
2016年のプロデュースは月2〜3本のペースで年計30本を超える勢い。
ライヴ取材は未来ある後輩たちに徐々に引き継ぐ方針だが、
現代舞踊協会の河上鈴子スペイン舞踊賞(二年に一度)の選考も引き受けてしまったし、
ここしばらくは週一ペースとなる見込み。

ちなみに1月のパセオライヴ(1/14中田佳代子、1/28松丸百合)は、
もに座席指定ソールドアウト・立ち見キャンセル待ち状態。     

http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/02/post_82.php#005881

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2016年1月12日(火)その2454◆良しとしておく

「休刊まで残り11号となりました」。

ズブリ胸を突き刺す編集後記。
1984年、パセオと同年に創刊した週刊将棋。
刊行32年のうち20数年は毎週愛読している。
六段の資格も、この週刊将棋の検定で獲った。

次の一手や詰将棋などがボケの進行を遅らせてくれる上に、
週にいっぺんおとなり大吉で独り呑みする折の最良のパートーナー。
この四月からの独り呑みをいかに楽しむかのメドはまるで立っちゃいない。

大企業(毎日新聞社)がバックなので、ずっと安泰かと楽観していたが、
現代は逆にだからこそバッサリ切られてしまう時代なのだろう。
パセオだって大口スポンサーが一時なりとも存在したなら、
逆に一年を待たずして切り捨てられてしまったことだろう。
両刃の剣に出逢う才覚がなかったことを、とりあえず良しとしておく。
アリにはアリが向いてるのだと、涙ながらに良しとしておく。

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2016年1月12日(火)その2453◆実際

人間万事塞翁が馬(人間ばんじ、さいおうがウマ)と云うが、
実際のところは「人間バンジー歳追うがまま」に近い。

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2016年1月11日(月)その2452◆宗論

「宗論(宗教の優劣を競う議論)はどちら負けても釈迦の恥」

学生時代、寄席で初聴きした落語のワンシーン。
キリストもムハンマドも、シャカの前にゃあ小せえと。
なるほど、うめえこと云うもんだが、上から目線の極致でもある。

哲学や宗教に夢中だったあのころ、
「神仏を敬い、神仏に頼らず」という見解に着地したきっかけは、
案外この噺(宗論)だったような気もしてきた。

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2016年1月11日(月)その2451◆成人式

今日は祝祭日だという認識はあったが、
それが成人の日だといま知った。

あれからもう四十年経つのか。
東京外れ江戸川区の成人式は豪勢だった。
区政も落ち着き、ちょっと見栄を張りたい時期だったのだろう。
数十軒の無料屋台がド派手に並ぶ呑み食い放題。
代表スピーチは高校同級のタカエ(後年の出世頭)で、       
ゲストはビリーバンバンだったな。
もちろん当時は暴れる奴なんかいやしない。
二十歳を契機に酒煙草を止める奴もいた。

高三から付き合う小柳ルミ子似のユミコが着物でやって来たので、
これじゃやれねーじゃんかとケンカになった。
なので仲間と街へ繰り出し、麻雀打って行きつけで呑んだ。
家に戻ると母から着物のプレゼント。すでにヘベレケだったが、
袖を通して兄貴とご近所の呑み屋へ繰り出すところで記憶が途切れている。

すでに成人×3回分を生きたことになるが、
やってることはあまり変わらんなとトホホな気分で、
さあ今日はフルタイムでもろもろ原稿書き。

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2016年1月10日(日)その2450◆追悼

「がんが見つかったら生き方の中で何を優先しようかな、
と検診の段階から思い浮かべていくのが大事ではないかと、
自分の体験からは思います」

こんなふうにツイッターで語っていたという。               
朝の「とくダネ!」などで見掛けたこの人のコメントが好きだった。
ジャーナリスト竹田圭吾さんが、本日午後51歳で他界された。
自分の言葉で淡々としっかり語る人で、私よりも年長だと思っていた。

やりたいことを死ぬまでやり続けられたこと。
そのことへの敬愛と共感とが私なりの追悼。

https://www.youtube.com/watch?v=xx8VUuPaW30

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2016年1月9日(土)その2449◆協働

決してあわてない攻守のバランス。
常に全体が視えている。
抽象的ではあるが、未来を射抜いている。

それらはまるでグールド弾くバッハ二声、
あるいはチョコラーテ(カンテ)とリカルドの(ギター)の絡み。

経験値の高さと、知識を飛び超える創造性。
それらを土台とする読みの広さ、深さ。
制限時間内に冷静に結論する決断力。

そのおそるべき精度を互いに競い合う対話。
一方があるからもう一方も通常エリアを超えられる協働作業。
森内NHK選手権者を村山七段が破った大熱戦。
佐藤天彦八段の明晰な解説は、現在棋界最善か。

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2016年1月9日(土)その2448◆意味不明

飲食の屋台が立ちならぶ、南海の小島らしき浜辺。
その砂浜の波打ち際を、どこまでも突っ走る千原ジュニア。
どうやらこの夢では、その彼が私ということらしい。

いろんな障害物にぶつかりながらも、
痛みは感じずスピードは落ちず疲れることもない。
ただし、疾走することの目的が不明である。
何かを追っかけてるわけでもないし、追われてるわけでもない。

前方でチンピラらしき数名が通せんぼをするので、
さらに加速し真空飛びヒザ蹴りを喰らわせ、
噴き出す血柱を尻目にそのまま突っ走る。
やがて彼方にダイヤモンドヘッドが見えてくる。

よし、とりあえずあそこまで。
だが惜しくもそこで夢はおしまい。
回想とも願望とも思えず、とりあえず朝湯。

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2016年1月8日(金)その2447◆敬礼

かつて日本に狷瓦譴里フランス瓩闊歩していた時代。

ご多分に洩れず大学生の私も、あの時代の最先端だったフランスのサルトル
(1905〜1980年)の哲学や、ブーレーズ(1925〜2016年)の音楽に大いにカブれた。
だから数日前のブーレーズ逝去の報には思わず溜息ついた。

作曲家ブーレーズには今もって強い興味は持てない。
だが指揮者ブーレーズにはすでに四十年以上狠寮の宝石箱疆な魔力を感じ続ける。
全体をガッシリ構築しながら鋭くディテールに踏み込む全能ぶりは、
クレバーな作曲家だけに可能な指揮法だ。

指揮者ブーレーズ44歳、世界中がブッたまげたのが
ストラヴィンスキー『春の祭典』1969年コロムビア盤。
精緻で明快な解剖図のようなクオリティ、
そして管弦楽の機能性を極める神々しいまでのバランス感覚。
当時の名だたるバレエ・カンパニーの多くがブーレーズ盤で踊っていたことを想い出す。

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ちなみに、その22年後(66歳)に再録音されたハルサイ1991年グラモフォン盤は、
ほとんどの部分で旧盤を上回っているのに、何故かそれを耳が欲しがらない。
これはひねくれ者の私がゆえの問題だろう。
とんがりにとんがりまくった若きブーレーズこそが、
私の狷瓦譴里フランス瓩世辰燭海箸忘さら気づき、
苦笑とともに名指揮者ピエール・ブーレーズに最敬礼を捧げる。
               
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2016年1月7日(木)その2446◆男も愛嬌

ジェーの本名は小山慈平(じへい)。
すべてに等しく(平たく)慈しみをと、単なる思い付きで命名したのが13年前。
信じがたいことに、たいそうな血統書付きである。

休日早朝に千葉県の佐倉までもらいに行ったのだが、
多数候補の中で彼は一番やんちゃだった。
所狭しと部屋を駆けまわる奴が、突然連れ合いと私のド真ん中にやってきて、
ぺコンと仰向けになってお腹を出し、愛嬌をきらきら放つ両の眼で、じっと私たちを見つめた。
その刹那、カルロス・クライバーのベートーヴェン(運命)冒頭が脳裏に鳴り響いた。

「こいつだな」と笑い、ちゅうちょなく私たちは彼を選んだ。

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2016年1月6日(水)その2445◆ぶっちゃけ

相手によって卑屈になったり尊大になったりするのはいやだなと思ったのは
パセオ創刊の頃で、そのころからほとんど敬語を使わなくなった。
つまり誰に対しても言葉使いは尊大になった(笑)

その代わり、音楽でいうところのメロディや歌いまわし、
さらにフラメンコでいうところのアイレに力点を置いた。
江戸っ子が大好きな自然な爐屬辰舛磴唄境瓩鮟纏襪靴燭里澄
その結果めでたく、実に見事に下品でナマイキな人間に仕上がった(爆笑)

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2016年1月6日(水)その2445◆運命の女神

じっくり腰を据えつつも、
着想的には、運命の前髪つかみ。
今年のポイントはここだな。

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2016年1月5日(火)その2444◆極上ライヴ、予約受付開始!

2016年パセオフラメンコライヴ。
お一人さま予約は五割を超え、アウェイ感減少の一途に。
ひとりでも、あるいはフラメンコ初体験の友達を気軽に安心して誘える、
ハズレなしのガチンコ普及型本格フラメンコライヴ。
今年は月2〜3本の開催となる見込み。
今日から四月の極上ライヴ二本を受付開始(1/8まではメール受付のみ)。

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4/28(木)vol.021 本間静香(踊り)
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予約順にいい席確保するので、ご予約はお早めに。
【メール予約】selva@tablaoesperanza.com
それと途中キャンセルの場合は、早めにお電話してね。
キャンセル待ちの人たちに幸運を回したいので!

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2016年1月4日(月)その2443◆明日のジェー

エデンの東、ジェームズ・ディーンを気取り、
静かに、しかし不敵に目を輝かせる散歩帰りのジェー。

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昨秋まぢ死に損なった彼だが、ほとんど回復するに至った。
ちょっと脚に来てるが、まあ、そんなもんで済んだのは至って上等。
いつかはわからんが、犬も人もやがて確実に死ぬ。
そのことを想えば、今やりたいことは実に明快となる。
奴もそのことを感覚的に理解したのではないか、と思えるフシがある。

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2016年1月3日(日)その2442◆年の初め

まずは明朝、これでエンジンかけて初春の試運転。
だいぶポンコツになったし、スピードも出ないが、
まあガソリンだけはよく喰うわ ( ̄▽ ̄)

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2016年1月2日(土)その2441◆時代遅れ

年明け早々の都電の旅。

身の丈にぴったりフィットする好ましいスピード感(←遅っ)
しっとり穏やかに移りゆく懐かしい下町の情景。
王子あたりで見掛けたバカボンのママ風エレガント。
和華(のどか)さを支えるものは過酷な現実。
現実を支えるものは和華なヴィジョン。
時代遅れはわかっちゃいるが、この感触で歩みたい一年の計。

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2016年1月1日(金)その2440◆故郷今昔

いい天気!     
本日正午より、兄貴一家が暮らす故郷・小松川の実家で恒例の新年会。

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「江戸末期の広重描く小松川」

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「生まれ育った昭和三十年代の小松川」

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「再開発後の現在の小松川」

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2016年1月1日(金)その2439◆戦争してる場合か

新たな一年の最初の日。
と同時に、残り少ない人生の最初の日。

美しい地球を守るために人類は滅亡すべき・・てな議論が、
この広い宇宙のどこかで活発化しているような気がする。
放っといてくれや!と胸を張るにはどーすりゃいいか。
とりあえずこの一年、地球人として暮らしてみっか。

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