フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2017年03月②

2017年03月01日 | しゃちょ日記


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2017年3月21日(火)その2789◆50回目

100回は続ける。
そんなつもりで二年前に始めたパセオフラメンコライヴ。
33年来の戦友エスペランサ・オーナー田代淳の
全面バックアップがなければ実現不可能なシリーズ企画だったが、
よくぞ私のわがまま放題に懲りることなく
付き合ってくれたものだとしみじみ感嘆している(汗)。

その第50回目となるのが、あさって木曜晩の森田志保ライヴ。
志保さんはその第一回目にご登場願った。
「普段着で来て、そのままステージで2曲踊ったら帰っていいから」
実際そう私は頼んだのだが、本番ではあの深く輝かしい森田ワールドを
存分に炸裂させてくれたものである。

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パセオフラメンコライヴVol.50
森田志保 ソロライヴ
2017年3月23日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ
主催:月刊パセオフラメンコ&エスペランサ
【出演】      
森田 志保(バイレ)
マヌエル・デ・ラ・マレーナ(カンテ)
ディエゴ・ゴメス(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)
【演目】
Malagueña
Abandolao
Alegrías
Tango de Granada
Bulerías
Romance
※プログラムは変更になることがあります
※このライヴのレヴュー記事(執筆/若林作絵 撮影/小倉泉弥)は、
月刊パセオフラメンコ5/20発売号の「フラメンコ公演忘備録」に掲載。
座席指定は数席残っています。問い合わせは、
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/03/1.php#005969

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2017年3月20日(月)その2788◆自主練

今日もいい天気。
いよいよ春だなあ。
他にすることもないのでパセオに来て実務。
まあ、ボケないための自主練みたいなもんだろう。
山ほどの仕事をこなしたあとの一杯は格別に旨いし。

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2017年3月18日(土)その2787◆ありがとう

いいこと、そうでないこと、
いろいろあったね今週も。
そんな一週間の残務整理でジェーとパセオ出社。
通勤路の桃園遊歩道をさっそうと闊歩するジェー。
天気のいい日は、彼も元気だと気づく。
曇りや雨嵐の日があるから、
その有り難み(ありがたみ)も分かる。

有り難いから、「ありがとう」・・か。
寄る年波からか、近ごろはそれが
ひょいと心からあふれ出る回数が増えている。
シンプルでいい言葉だと想うよ。

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2017年3月17日(金)その2786◆森田ワールド

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「それは誰の中にもすでにあるはずなんです。絶対に」

以前、感性を身に付けるには? という問い掛けをしたとき、
森田志保は静かな声でそう答えてくれた。

「自分の内なるものを信じて、それを開拓していくだけ。
 それは簡単なことじゃない。忍耐もエネルギーも要る。
 けれど自分が本当に大事だと思っていることがそこにあるから、
 それをおろそかには扱えない」
 
森田志保のフラメンコには自由な解放感がある。
けれどそれは奔放とは違う。
自分の内側から湧き上がっているものの正体を徹底して深く探り、
畏れることなくそれを掘り起こすからこそ、彼女のアートは誰にも、
何にも捉われていない鮮明な独創性を有する。
私も含め、きっと多くの人たちは、
自分ならではの美しいものを探し求めながらも、
それを追求する厳しさを持続できずに、いつのまにか流されてしまい、
それゆえ、いつまでも不安定さから逃れられないのではないだろうか。
だからこそ、自身の内側に秘められた光を求めて踏み込んでいく
意思と勇気を思い出させてくれる、森田のストイックでしなやかなアートを
私たちは欲して止まないのかも知れない。
 
パセオライヴ初回の先陣を切り、第50回の節目となる今回、
3回目の登場となる森田志保の、
一度として同じもののない透明で鮮烈なフラメンコは、
観る人それぞれの自問自答を引き出すだろう。

(パセオフラメンコ3月号より~井口由美子)

2017年3月23日(木)
パセオフラメンコライヴVol.50
森田志保ソロライヴ
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/03/1.php#005969
【出演】
森田志保(バイレ)
マヌエル・デ・ラ・マレーナ(カンテ)
デォエゴ・ゴメス(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)

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2017年3月16日(木)その2785◆鈴木尚の底力

来週その第50回目(初回にも登場してくれた森田志保さん)
を迎えるパセオフラメンコライヴ。
バイレソロライヴ観客席の80人超えや、
カンテソロの60人超えは珍しくないが、
ギターソロの50人超えは今回初めてで、なんかホッとした気分だ。

尚さんのギターソロライヴは観客席の大きな期待にみごと応えていた。
国際レベルの大儀見さんのパーカッション、
目映い華が胸打つチャチャさんのルンバヒターナも忘れ難い記憶となった。

パセオフラメンコライヴVol.049
鈴木尚 フラメンコギターソロライヴ
2017年3月15日(水)20時開演
於:高円寺エスペランサ
主催:月刊パセオフラメンコ&エスペランサ
【出演】
鈴木 尚(ギター)
大儀見 元(パーカッション)
チャチャ 手塚(ルンバヒターナ)
【プログラム】
1. Siguirilla 「フラメンコの香り」
2. Soleá  「フラメンコの源泉」
3. Taranto 「哀愁」
4. Bulería 「ワルツ」
5. Rondeña 「藤野」
6. Bulería con GEN OGIMI 「improvisacíon」
7. Rumba de CHACHA               

☆このライヴのレヴュー記事(執筆/石井拓人 撮影/小倉泉弥)は、
 月刊パセオフラメンコ5/20発売号の「フラメンコ公演忘備録」に掲載。

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しゃちょ日記バックナンバー/2017年03月①

2017年03月01日 | しゃちょ日記

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2017年3月13日(月)その2784◆炎

私を愛してるのか 捨てるのか
それとも私があなたを忘れないといけないの? 
私の気持ちは分かっているのに
遊びならばもうあなたとは別れるわ 
あなたの気まぐれにはうんざり 本当のことが知りたい 
私は愛人なの それともただの友達?
今まであなたは私に真心をくれたのかどうか
はっきりして欲しい
偽りの気持ちで私を抱いていたのなら
あなたの気まぐれに死ぬほど嫉妬する
浮気なあなたはもう私のことなんてどうでもいいのね
後悔したり移り気に振り回されたり信じてみたり
私はなんて惨めで馬鹿なのでしょう
はっきりしてくれないと幸せになんかなれない
あなたを忘れられるように どれだけ思って過ごしたか
これが熱い思いなのか馬鹿げたことか
分からないともう続けられない
あなたに求めても もう何も始まらない
諦めるか わたし一人のものになるかはっきりして
もう私に飽きたのなら あなたとの遊びは終わらせるわ 
Ay lo lailo la ay lo lailo la
       (『O me quieres o me dejas』より)

往く先の視えぬ恋に揺れ惑う切ない真情。
ルンバフラメンカにはストレートな共感がある。
歌い踊るは女王チャチャ手塚。
ソロライヴの主役・ギタリスト鈴木尚のたっての希望でゲスト出演する。
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/03/1_1.php#005970


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鈴木尚(ギター)大儀見元(パーカッション)と、
チャチャ手塚(ルンベーラ)がラストに歌い踊るのは『Moriré de pena』。

あなたのキス あなたの愛なしで過ごすのは、
なんと辛いことでしょう!
夜明けの暗がりで恋しいあなたを思い
離れていると思い出しては死ぬほど苦しい
秋に花が枯れるように私も枯れて 静寂が私の心を燃やす
テ・キエロ
いつ帰って来てもいいようにドアーは開けたままにして
心細い思いであなたの帰りを待っている
だってあなたの目は遥か遠くを見つめている
テ・キエロ

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2017年3月13日(月)その2783◆突き抜けた!

どーよ、この突き抜けた表情!!!

3/9容昌フラメンコパーカッション・ソロライヴ。
世界初の試み。
確かな実力と愛される人間性がひとつになった熱狂ライヴ。
(撮影:パセオ/小倉泉弥)

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2017年3月12日(日)その2782◆そうは問屋が

きのう土曜、ジェーが少し具合を悪くした。
今朝起きると元気になっていたのでひと安心。
一年半ほど前に生死の境をさまよった彼なので、
ベーシックな覚悟は出来てるつもりだが、
いざとなりゃそんな強がりなんぞアテにならないことも分かっている。

私たち人間にとって死は大問題だが、犬自身にはそうした認識はない。
行く瞬間でさえ、明日もまた共に暮らす家族と会えることを疑うことすらないだろう。
人間もそんなふうにシンプルに行けたらいいと想ったりもするが、
良かれ悪しかれ誰しもいろんなことを抱えているから、そうは問屋が卸さない。
そういう複雑な起伏こそが人生の醍醐味だったりするから、
犬をうらやむのもお門違いとわかる。
ただ、人間なりのシンプルな行き方というのはどこかにありそうな気もする。

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2017年3月9日(木)その2781◆誰やねんっ!?

夕方からは高円寺エスペランサ。
容昌の世界初!フラメンコパーカッション・ソロライヴの設営。
20時開演、本番で初めて判明するナゾの協演者とは、いったい誰やねんっ!?

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2017年3月8日(水)その2780◆しゅわっち!

超早朝出勤でそろそろエネルギー切れの時間だ。
こころのカラータイマーが鳴り響く。
ガソリン補給は急務とみた。
急げ、やきとり大吉はすぐそこだ。
しゅわっち!

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2017年3月7日(火)その2779◆容昌のメッセージ

おそらくは世界初となるフラメンコパーカション・ソロライヴ。
いよいよ今週木曜晩は人気者容昌のパセオライヴ。
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/03/per1.php#005971
例によって、当日配布プログラムの断片をフライング紹介するが、
協演者の面々はシークレットのままで、なんと私も知らない。
以下は容昌のメッセージ。

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 本日は、おそらく世界初の!?フラメンコ・パーカッション・ソロライヴにようこそお越し頂きました。
 こんなシュールでディープ(になるのではと予想します)な世界を、お時間かけて来て頂ける皆様に深くお礼申し上げます。
 フラメンコに出会ってちょうど10年になりました。
 これもタイミングなんでしょうか、今年、月刊パセオフラメンコさんにこのライヴのお声がけを頂き、自分なりのフラメンコ道の新たな一歩とするべく決心致しました。
 果たしてどのようなライブになるのか、全く予測出来ません。しかし、この「予測できない」という事実を、自分も、そしてお客様にも楽しんで頂けたらと思っております。短い時間ではありますが、心を込めてお送り致します。(容昌)
               
1,Solea por Buleria
2,Guajira
3,Tangos
4,Siguiriya
5,Juego
6,Ida y vuelta (Solea por Buleria)

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2017年3月5日(日)その2778◆いざ失えば

ふだんは当たり前に享受していて、
いざ失えば真っ先に困るのは酸素や水だが、
その次に困るものたちが何であるのか、
常に自覚しておく必要は大いにありそうだと、
もの想ふ日曜夕暮れ。

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2017年3月3日(金)その2777◆ソリスタの気合い

五月に迫る本間静香ソロライヴ。
きのう予約受付をスタートした。
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/03/3.php#005975

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今朝PCメールを開くと、そのフライヤー画像が送られている。
ほんとうはこちらで手配すべきところなんだが、
現状は企画全体のフライヤー制作で手一杯。
なので気分はやや複雑だが、
ライヴに懸けるソリスタの気合いはシンプルにうれしい。
それにしてもこの写真(阿部和史氏撮影)、これまでの静香のベストショットかも。

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2017年3月2日(木)その2776◆相棒

難曲中の難曲、シャコンヌを楽々と弾いている。
抜群の音程と技術で弾けもしないヴァイオリンを弾いている。
会心のおバカ笑いを浮かべながら、小躍りするかのように。

おそらくは今朝未明に観た夢。
心の片隅にまだこんなスーパーな欲求が潜んでいたとはねえ。

どこまでも得体の知れない潜在意識だけれども、
年齢とともに大まかに整理を進めてきたつもりだった。
無意識と意識とを一本化したほうが、
本音と建前のギャップが小さくなって何かと楽に動けるから。

だがやはり、いつまでたっても無意識という奴は
逸脱と爆笑の宝庫であり、切っても切れぬ心の相棒なのだろう。
てことはつまり、無意識のほうでも同じように苦笑しているのかもしれない。
   
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2017年3月1日(水)その2775◆割れた茶碗に

「梅原猛はけっこういいぞ」

二十歳のころ、四つ上の兄に云われた。
十八で家を出て我がまま放題な暮らしを続けていた私への、
せめてものアドバイスだったかと今にして想う。
身内の助言は案外的を得ているものだ。

茶の間のちっちゃな本棚に入れてある文庫に時おり目を通す。
小一時間読んで、わかっちゃいるけどねえと、毎度苦笑しながら棚に戻す。
粉々に割れた茶碗をご飯つぶで貼っつける程の効果はあると思いたい。

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しゃちょ日記バックナンバー/2017年02月②

2017年02月01日 | しゃちょ日記

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2017年2月28日(火)その2774◆無知とは

「無知とは、幸せな傲慢だ」

まあ、そんなふうを指摘され、ギャフンと答えた。
だからといって、いきなり物知りにもなれないが、
「何を学ぶか?というセンス」ってのは、存外重要かと今さら気づく。

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2017年2月27日(月)その2773◆いい感じ

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協演者が決まった。
どーよ、この豪華な顔ぶれ!

2017年6月14日(水)20時開演
パセオフラメンコライヴvol.58
井上圭子ソロライヴ

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出演◆
井上圭子(バイレ)
川島桂子(カンテ)
三木重人(ヴァイオリン)
三枝雄輔(パルマ)
鈴木淳弘(ギター)

会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※終演は21時10分頃)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)
【2017年4月1日予約受付開始!】
各先着63名様まで、お申込み順に良いお席を確保いたします。
電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493

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2017年2月24日(金)その2772◆大盛況・大成功!

2017年2月23日(木)20時
パセオフラメンコライヴVol.47
髙野美智子ソロライヴ

会場◆高円寺エスペランサ
出演◆
高野美智子(バイレ)
原田和彦(ギター)
森薫里(カンテ)
三木重人(ヴァイオリン)

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撮影/小倉泉弥(パセオ)
公演忘備録/若林作絵(月刊パセオフラメンコ5月号掲載)

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2017年2月23日(木)その2771◆ほんもの時代

現代は、正真正銘の本物が正当に評される時代......でもある。

現代ギター誌の最新号表紙を観ての、その第一感。
37年の永きにわたり、絶え間なく敬愛する音楽家・原善伸。
ここ数日、パセオに着いてまず一番に、巨匠の新譜CDを掛ける。

しっとりと、人々の暮らしを潤す〝音楽〟が聞こえてくる。

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2017年2月22日(水)その2770◆スタート地点

この講座をパセオが続けるワケ。
 ―― ―― ―― ―― 

パセオフラメンコ・オリジナル講座
原田和彦「もうコンパスが無いなんて言わせない!⑤」
【ブレリア編】
              
 フラメンコのリズムのうねりが、なぜ粋に感じられるのか? その根底にあるリズムの面白さを解明してくれるレッスン。ゲストのバイラオーラやカンタオールが「スペイン人の体内リズム」を身に付ける前と後の変化を実際に表現してくれるので、目と耳でフラメンコの躍動を体感できました。フラメンコの揺らぎ、リズムの伸び縮みには、自由な生命力があることを感じます。フラメンコを踊り、歌う人自身の内にあるものが豊かに解放されていくのが感じられ、ワクワクしました。講座の中で、フラメンコ・メトロノームや教則CD『聞くだけフラメンコ』も実際に使用するので、具体的に使い方が分かり自主練習に役立てることもできそうです。

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 前回はカルロス原田博士が、フラメンコのリズムを建物の構造に例え、解りやすく視覚化したテキストを作成。地上階に表されているものは、目に見え、耳で聞こえるパルマやパーカッション、ギターのリズム。そしてその地下にあるものが、唄に内在しているフラメンコのうねりとなる体内リズム。伸び縮みを持つ5拍子の感覚であり、その揺らぎがセンティードにつながる。

 それぞれのリズムがどう作用し合い、フラメンコの魅力的なノリを生むのか? 実際にパルマを叩き、パーカスやギターに耳を傾け、そこにフラメンコの根底に流れる体内リズムを重ね合わせて分析していく。その理論によって、フラメンコらしいニュアンスを感じ取れました。ここからはひたすら繰り返して身に付けていく、というスタート地点が視えて来たことが嬉しいです。(パセオ編集部/井口由美子)

日時◆ 2月24日(金)19時30分~21時(19時開場)
受講料◆ 90分/3,000円(当日受付にて)
定員◆ 30名程度
会場◆ スタジオ・アルソル(日本フラメンコ協会1階スタジオ)
備考◆ テキスト無料配布/自習のための録音可です
予約受付中◆
☎03-6382-4611/paseshop@paseo-flamenco.com
主催◆月刊パセオフラメンコ

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2017年2月21日(火)その2769◆ビセンテの新譜!

待望のビセンテ・アミーゴ新譜!!!
       
四年ぶりの新譜(国内盤)が、ソニーより3/22発売される。
音源は未聴だが、送られてきた資料には
「最もフラメンコに回帰したファン待望の新作。
 すべてビセンテによる書下ろしの新曲で、
 アンダルシアのコルドバ出身ミュージシャンを
 起用し同地でレコーディング」とある。
収録曲は以下の全9曲で、ラストの「レクイエム」は
パコ・デ・ルシアをトリビュートした作品。

01. アモラリー with ポティート
02. グアダメシ
03. 贈り物(ラ・フラグア)with エル・ペレ
04. オルフェブレスの橋(プエンテ・デ・ロス・オルフェブレス)with ファルキート
05. セビーリア
06. 人魚の広場(プラサ・デ・ラス・シレナス)with ペペ・デ・プーラ
07. カンディルに捧げるティエントス(ティエントス・デル・カンディル)
  with ミゲル・ポヴェダ
08. 月は泣いている(ラス・クアトロ・ルナス)with ペドロ・エル・グラナイーノ
09. 鎮魂歌(レクイエム) with ニーニャ・パストーリ、アルカンヘル、
  ミゲル・ポヴェダ、ラファエル・デ・ウトレラ、ペドロ・エル・グラナイーノ

それにしても凄い顔ぶれだね。     
ちょっとこわいジャケ写は、発売までのお楽しみ

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2017年2月20日(月)その2768◆視点の在り方

朝は湯船で朝刊をじっくり読む。
夜も湯船で夕刊をのんびり読む。
取り巻く状況がどうハチャメチャであれ、そこは別世界。

どーしたわけか、近ごろはそーゆー長湯が楽しい。
バスクリン大盛りを常とする大名温泉気分。
フィジカルな気分転換こそは人生終盤を潤す快適コンパス、
などと思えてくるが、まあ、一般的にはこれを老化と呼ぶ。

新聞びしょ濡れが難点だが、手を掛け心の籠められた活字群は、
地味にはあれども軽くはない活力を促してくれる。
ネットからはなかなか見えてはこない視点。
このご時世の〝新聞〟とは、古くて新しいメディアなのかも。
ここ数年の私は東京新聞の明快な俯瞰視点を支持・・
いや違うな、〝視点の在り方〟がお気に入り。

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2017年2月17日(金)その2767◆外国人だからこそ

「スペイン人には絶対ムリ! 科学者ハラダだから出来た!」

来日中の人気バイラオーラ、ベレン・マジャをインタビューした折、
彼女の愛用するエキーポ・ハラダ(特許取得のフラメンコメトロノーム)で
実際に踊りながら興奮気味にこう絶賛したベレン。
生きていれば父(マリオ・マジャ)もきっと夢中になったわ、と付け加えた。

こんな経緯などもあって誕生したのがギタリスト原田和彦の
パセオ講座「もうコンパスが無いなんて言わせない!」。
最初のころはその内容があまりに高度に難解で、
「もっと分かり易く!」と幾度も私は注文をつけた。
学者肌の典型とも云える原田さんは、理論を分かりやすく
説明することから実にしばしば学究的に脱線する。
せっかくの大発見が、これでは理解されないまま埋もれてしまう。
人に説教できる柄ではないのだが、とにかく
理論の実際的な効果をわかりやすく理解してもらいましょうと、
一貫してレクチャー内容の明快化ソフト化を訴え続けた。

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近い将来フラメンコの国際的進化に直結するであろう
「外国人だからこそ発見できたフラメンコの事実」を
後押ししないわけにはいかない。
そして5回目を迎える今回レクチャー。
原田理論の最強の理解者である小倉編集長が司会進行を務めるが、
今度こそはと、わくわくドキドキしながらその日を待っている。

月刊パセオフラメンコ主催「パセオオリジナル講座」
原田和彦「もうコンパスが無いなんて言わせない!」ブレリア編
日時◆ 2月24日(金)19時30分~21時(19時開場)
受講料◆ 90分/3,000円(当日受付にて)定員 30名
会場◆ スタジオ・アルソル(日本フラメンコ協会1階スタジオ)
備考◆ テキスト無料配布/自習のための録音可です
予約◆☎6382-4611/paseshop@paseo-flamenco.com

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2017年2月17日(金)その2766◆百年目

高野美智子2.JPG

 小島章司門下の逸材で、すでに二十数年彼女の踊りを観てきた。美しいフォルムを特徴とする彼女のフラメンコには、知性と感性が溶け合うミステリアスな魅力があってデビュー当時から注目していた。
 東京外大スペイン語学科在学中に小島章司に師事、師の舞踊団で第一舞踊手として活躍。1991年日本フラメンコ協会第1回新人公演で奨励賞を受賞し、1995年フラメンコ界初の文化庁在外研修員として2年間スペイン留学。
 2014年『LORES DE PIEDRA』で河上鈴子スペイン舞踊賞受賞『愛・地球博』閉会記念コンサート、『美の巨人たち」放送300回記念コンサート、東京文化会館記念オペラ『古事記』など、さまざまなジャンルの劇場作品にも振付・出演で活躍している。

「ソロライヴは初めてなので、どう構成しようか、少し迷いました。限られたスペース、客席との距離もとても近いし、しかもひとりでどこまで出来るのかな。何か目新しいものではなくても、自分が大切にしているものがステージで表現出来たらそれが一番良いかなって。それは、ステージに存在する全員から生まれるハーモニーとフラメンコの持つペソ」(髙野美智子)

 ギタリスト原田和彦のパセオ講座に特別参加してくれた髙野。久しぶりの彼女にここで会ったが百年目とばかり出演を依頼した。初のソロライヴとは意外だったが、その場で快諾した彼女のしなやかな矜持に明るい予感が視えた。
               (パセオフラメンコ2017年2月号より~小山雄二)

2017年2月23日(木)20時開演
パセオフラメンコライヴVol.47
髙野美智子ソロライヴ
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場※終演は21時10分頃)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)
出演◆
高野美智子(バイレ)
原田和彦(ギター)
森薫里(カンテ)
三木重人(ヴァイオリン)
座席予約◆
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
selva@tablaoesperanza.com

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2017年2月16日(木)その2765◆肝に銘ず

「攻撃は最大の防御」
その向こう岸には、
「辛抱する木に花が咲く」

どっちなのかっ!?
各状況を冷静に見極め、自分を信じ、しかるのち選択せよ。
はっ、ごもっともでありますっ!

つまりこうしたケース、オールマイティの正解というものはない。
かつて瞬間湯沸かし器との異名をとった私なので、
怒りのアクションを起こす前に冷静にジャッジすることを肝に銘じたい。
この一年で激怒の塊りを三べんほど呑み込んだが、
それはそれでセーカイだったし。

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しゃちょ日記バックナンバー/2017年02月①

2017年02月01日 | しゃちょ日記

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2017年2月15日(水)その2764◆フラメンコギターの深淵

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いよいよ今宵は、入魂のフラメンコギター・三澤勝弘ソロライヴ。
当日席あり、本筋アートの深淵を求める方はぜひっ!

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2017年2月12日(日)その2763◆師弟デュオ

藤井かおる&ブラシェ小夜音。

パセオライヴ2018年の年明け企画(1/11開催)が決まった。
仙台在住バイラオーラ藤井かおると、
その門下生・ブラシェ小夜音によるデュオライヴ。

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異なるタイプでありながら、肝心なところでピタリ息が合う。
そういうスリリングな安定感で魅せた姉妹デュオ(鈴木舞&鈴木千琴)と
兄妹デュオ(三枝雄輔&三枝麻衣)のパセオライヴ成功の、
その先に視えた師弟デュオの第一弾。
楽しみは止まらない!

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2017年2月12日(日)その2762◆秒殺

 今から6年前だろうか、初めて三澤さんのギターを聴いたのは。伝家の宝刀とも言えるトレードマークのシギリージャ。ニーニョ・リカルドのギターに、途方もない迫力と同時に深く耽美的な美意識を感じていた僕は、その高弟である三澤さんの演奏を目の当たりにして、すっかり浮かれてしまった。

 とにかく、余計なことをしない。フラメンコをフラメンコのまま弾いてくれる。それで充分じゃないか。いったい他に何が必要なのか。多様な価値観にくらくらと眩暈がし始めるとき、三澤さんのギターを聴くと我に帰る。武骨でいい。態度がハッキリしていている。男らしい。本当にありがたく、感謝の気持ちすら湧いてくる。

 三澤さんというとシギリージャだが、ソレアもマラゲーニャも、ブレリアもティエントも、どれも素晴らしい。2月15日はたっぷりとあのギターを聴ける。溜飲を下せる。いつも聴き終わった後には、ああ、今日も聴けてよかったと思う。
           
「年をとったら落ち着いて物を見られるようになるかと思っていたら、もっと道がいっぱいあることに気づいてしまった。また、やってみたいことが増えて楽しくなってきました」

 さすが、三澤さん! 年に何回か生で三澤さんを聴かないと調子が狂う。芸道の素晴らしさは、年を重ねるごとに味わいが出ることだ。三澤さんの旬はまだまだ続く。ぜひご鑑賞いただきたいです。
           
        (月刊パセオフラメンコ2017年2月号より~小倉泉弥)
       
2017年2月15日(水)
パセオフラメンコライヴVol.46
三澤勝弘フラメンコギターソロライヴ
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場※終演は21時10分頃)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)
【予約受付中】
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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今週水曜晩のパセオライヴは〝入魂のフラメンコギター〟
三澤勝弘さんの登場。
比類なき巨匠のシギリージャの音色に秒殺されたのは、今から37年前の昔。
マエストロは32歳、私は24歳だった。
クラシック音楽のプロモーターだった私が
フラメンコの月刊誌を創刊するのはその4年後だが、
もしもあの頃、あの新宿のライヴハウスで、
三澤さん入魂のフラメンコギターに出逢うことがなかったら・・・
                           (小山雄二)

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2017年2月12日(日)その2761◆幸運の予兆

額に汗しながら、機嫌よく根気よく、淡々と仕事をこなしてゆく。
そういう下町の職人さんたちに囲まれて育ったので、
中学時分からああ早く仕事がしてえって思ってた。

仕事にはいろんなやり方があるが、彼らのシンプルなルーティンは、
どこからか自然と〝幸運〟が舞い降りてきそうな予兆を帯びていた。
そこまで分かっちゃいながら、ついつい怠けてあちゃこちゃ脱線する。
あ~あ・・・と、ぢっと手をみる。

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2017年2月11日(土)その2760◆出社中!

ジェー出社中!

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2017年2月10日(金)その2759◆誰にも似てない

最初から最後まで、シャープなセンスと緻密な構成で観客席を魅了。
愛する歌舞伎から上質なエッセンスを存分に吸収し、
すでにそれを血肉化している。
「誰にも似てない!」とは、ライター石井拓人の第一声。
唯一無二の芸風を、どこまでも高く深く極めようとするスタンス。
一見大胆な一発勝負師にみえる彼女の心象風景は、いまだ謎のままだ。

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おなじみのバイラオーラたちも多数来場し、立ち見の出る盛況。
有田圭輔、石井かなお、森川拓哉、容昌という豪華音楽陣も充実。        
2/9本田恵美ソロライヴ。
「風は吹かない」と云いきるバイラオーラが、またもや熱風を吹かせた。

※撮影/小倉泉弥

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2017年2月9日(木)その2759◆カルボナーラ

きのう水曜は『相棒』。

パセオライヴと重なることもあるが、そうでないときは
早めに帰ってテレビにかぶりつく。
今回のNHK大河は何となくパスだし、定番で観たいのは
相棒、NHK将棋、ブラタモリくらいか。
風呂上がりにカルボナーラを食いたくなり、
10分くらいでサッと作って大盛り完食。
やはりとゆーか、イタリア・マフィアがらみの夢を観た。
なぜか本田恵美(本日パセオライヴ出演!)も登場(笑

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2017年2月8日(水)その2759◆立見席わずか

いよいよ明晩20時、高円寺エスペランサにて本田恵美ソロライヴ
公演忘備録(パセオフラメンコ5月号掲載)執筆は、いしいともこ。
ちなみに〝パセオライターいしいともこ〟は、
奇しくもあの御方と同姓同名なる、
100キロマラソン完走のフラメンコウーマンである。

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2017年2月8日(水)その2758◆マリウス

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フラメンコシーンはどーなるっ?!

山田洋次監督×今井翼『マリウス』。
よーやく三月のチケットをゲット、
楽しみ増えたわあ!

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2017年2月7日(火)その2757◆復習

「野心や恋愛のように激しい情熱ばかりが、
ほかの情熱に打ち克てると思うのは誤りである。
〝なまけ心〟は、どんなにだらしなくはあっても、
しばしば情熱の覇者たらずにはいない。
それは、人生のあらゆる企図とあらゆる行為を蚕食し、
人間の情熱と美徳とを、
しらずしらずのうちに破壊し、絶滅する」
        『ラ・ロシュフコオ/箴言と考察』より         

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容赦なき辛口であのマキャべリと並び、私たち世代には人気のあった
パリ生まれの貴族ロシュフコオ(1613~1680年/徳川幕府の創成期のころ)
による比較的有名なアフォリズム。
若い頃に肝に銘じたはずの金言だが、折をみて、
今の私にもみっちり聞かせてやりたい。

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2017年2月6日(月)その2756◆おやぢの味方

6/14、パセオライヴ初登場となる井上圭子さん。
2009年ラ・ウニオン『カンテ・デ・ラス・ミナス国際フェスティバル』で
外国人として初めてファイナルに進出した本格実力派バイラオ―ラである。

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さて、パセオ5月号掲載用にと、彼女のライヴのプロモーションコメントを
メールで依頼すると、すかさずこんなメールが返ってきた。

「OK牧場です!」

(↑郷愁的感涙)圭子ちゃん、なんだかおぢちゃんはとってもうれしーぞっ!

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2017年2月5日(日)その2755◆後悔しないオマジナイ

「何をやっても一生は一生」

10時半からのNHK将棋トーナメントをあきらめ、
ためた経理を片づけにジェーを連れ日曜出勤。
パセオに向かう桃園遊歩道をちんたら散歩しながら、
書き出しの懐かしいフレーズを想い出す。
後悔とは無縁になれるオマジナイである。
きのう寝る前に観たNHKの将棋アニメ『三月のライオン』の残像も影響しているのだろう。

将棋のプロ棋士を志すきっかけになった月刊専門誌の中にあった冒頭の一節。
それまでのナニモノか(主に画一化とか規則とか)に流され続けるような感触には、
もううんざりしていたので、聞いたことのないこの新鮮な響きには清冽なショックがあった。
「そうかっ、おれの人生はおれが選んでいいのかっ!」

昭和四十年代半ば。 すでに世の中は、あまりにも過保護になりすぎてる時代だったから、
流されやすい中学二年の私は、そんなことにさえ気付いてなかった。
異様な過保護に本能を狂わせられる現代の少年少女も大変だが、
わたしら世代もおんなじようなものだったと思う。
この方針が内包するポジティブな開き直り戦略が、
高校時代のプロ棋士テスト失格に始まる、失敗に失敗を重ねまくるその後の、
他から流されるのではなく自らスベりまくるマイペース人生を約束したのかと思うと、
妙にとほほに感慨深い。

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2017年2月4日(土)その2754◆本田恵美ソロライヴ

トータル五回目となる新人公演出演で、とうとう奨励賞を射止めたド根性。
「風は吹かない」がもはやキャッチフレーズとなった、
慶大卒の注目のバイラオーラ本田恵美の2/9(木)ソロライヴ。

彼女にライヴ当日の配布プログラムの演目原稿を依頼したら、
観客席に対し実に優しい内容の原稿を送ってくれたので、
ここに一挙フライング公開。なお当日残席は立ち見席のみ。

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『Viajando Arte 〜 アルテの旅』

①Tientos〜ティエント(手探り、の意の2拍子の曲)
その人は何を求めて、また何を糧に何処を目指すのでしょう?それすら分からぬまま長い旅路に就く決心をするのです。

②新月〜la luna nueva〜solo musicos
月明かりを道しるべにしようにも今夜は新月・・。道はさまよえど心は天翔けます。森川拓哉作曲。今日の為のスペシャルアレンジでお届けいたします。

③Seguiriya por tango 〜シギリージャ ポル タンゴ
(シギリージャは変形5拍子のフラメンコの難曲)
砂嵐に巻かれながら辿り着いたのは異教徒の地。異郷の匂いと旋律に誘われ束の間身を委ねますが、偏見と迫害に追われるようにこの地を離れることになります。

④Romaní〜solo musicos
ロマ(ジプシーの遊牧民)の占い師から告げられた運命の在り処は、、?! 石井奏碧作曲の新作。今夜初公開です。

⑤Guajiras 〜グアヒーラ
(南米キューバへ渡ったスペイン人移民を歌う、のどかな曲)
求めるものが近づいているのか遠のいているのか・・? そんな事はどうでもいい。今、心身共に解放されているのだから。思う存分リズムを享受し自由を楽しむのです。

⑥Fandangos 〜ファンダンゴ
(スペインの民俗曲で旋律には古めかしい趣が残っている)
求道の感情を思い出したのでしょうか? その人は次いづこを目指すのでしょう。巡礼に身をやつし更に旅は続くのです。

パセオフラメンコライヴVol.045
本田恵美 ソロライヴ『Viajando Arte 〜 アルテの旅』
2017年2月9日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ
主催:月刊パセオフラメンコ&エスペランサ
本田恵美(バイレ)
石井奏碧(ギター)
有田圭輔(カンテ)
森川拓哉(ヴァイオリン)
容昌(パーカッション)
【電話予約】
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493

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2017年2月3日(金)その2753◆タカミツ講座、アンコール!

さあ今晩20時からは、編集部階下のスタジオでタカミツ講座。
カンテ入門の絶好の機会である。
自ら声に出して歌ってみると、びっくりするほど
距離が縮まるのがカンテフラメンコだから。
エンリケ坂井さんの激渋カンテ講座でも、
唄の輪郭を口ずさむだけでそれを大いに感じる。

で今日は、誰でも聞き覚えのあるお馴染みのタンゴを歌う。
まだ座れる余地もあるので、当日予約はこちらまで。
paseshop@paseo-flamenco.com

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2017年2月2日(木)その2752◆アタりハズれは風任せ

七年前に書いたウェブ日記(フラメンコ超緩色)なのだが、
つい先日それについてのうれしいコメントをいただき、
懐かしく読み直してみたついでに、以下にコピペ。

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元旦の深夜、そろそろ寝ようと思っていたら、テレビでおもろげな映画をやってる。
国分太一さん主演の珍しい落語映画『しゃべれども しゃべれども』。
あまりの面白さにググッと持ってかれて、おしまい(27時半)まで観てしまった。

私の大好きな浅草や都電・荒川線沿線でのロケが多く、
下町情緒満載のシーンがうれしい。
かなりの低予算だと思うが、映画はやはり、制作費の大小じゃないんだと思う。
江戸っ子の心意気と屈折とが矛盾錯綜する、
真打前の若手落語家(国分さん)の真情が身に沁みた。
失敗まみれの自分の人生を、控えめながら肯定してもらえてる感じに、
ぽろぽろ涙が止まらない。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる、アタりハズれは風任せ」

落語の大師匠(伊東四朗さん)の飄々としたつぶやきが
この映画の肝だと、勝手に私は受け止めた。
こりゃ元旦早々、縁起がいいや。
こんなフラメンコ映画を創ってみたいと思った。
おっとその前に、もっとおもろいフラメンコ専門誌をつくらなきゃな。

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2017年2月2日(木)その2751◆恍惚の薫り

「梅は、観るというより嗅ぐものですね」

敬愛する後輩Mにそう教えてもらったのは二十余年前のことだ。
およそひと月後に絢爛豪華に躍り咲く桜に比べ、
梅というのはいかにも地味だと思っていた。
だが、冒頭の知恵を仕入れたその後の梅見で、
何はともあれクンクンと匂ってみたところ、
その薫りのあまりのすばらしさに恍惚となり我を忘れたことを、
つい二十余年前のことのように思い出す。

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2017年2月1日(水)その2750◆無意識の願望

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江戸川乱歩の『怪人二十面相』、それと先週テレビで観た
宮崎駿『耳をすませば』が交錯するかのようなストーリー。
たくさんのエピソードが、若干の脈略を保ちながら矢継ぎ早に展開する。
状況や登場人物の顔ぶれからすると、おそらく私は高校三年生。

夜更けのガード下、弾けないはずのヴァイオリン演奏で小遣い稼ぎ。
ドヴォルザークのユーモレスクを弾く私に千円札を差し出したのは、
耳すまに登場する猫の男爵のような紳士だ。
御礼にパコ・デ・ルシアのアルモライマの出だしを
アルペジオでガリガリ弾き始めたとき、すでに紳士の姿はない。
修学旅行で出掛けた萩の松下村塾の庭で、でかいおにぎりを頬張りながら、
同級の仲間たちと将来の夢を語り合うシーン。
そこで猫の男爵が世間で評判の義賊であることを知り、
何とかもう一度彼に会えないものかと、仲間の車で探索を始める。
東京湾らしき海上を、水上スクーターで波をかき分けながら快進する猫の男爵。
海上の彼を真っ赤なポルシェで追走する私。
やがて男爵を見失い、そこで唐突に夢は途絶える。

意識の裏側にある無意識が発信する荒唐無稽なストーリーに、
歳甲斐もなくわくわくドキドキしてしまった。
ミステリアスな浪漫とスリリングな青春の意外な組み合わせ。
歳をとって渋く枯れるのもいいけど、無意識が元気なうちは
こんな夢を楽しんでいたいと想ったことです。

コメント
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しゃちょ日記バックナンバー/2017年01月②

2017年01月01日 | しゃちょ日記

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2017年1月30日(月)その2749◆タカミツ再び!

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タカミツ再び!

誰でも歌えるフラメンコシリーズから、〝タンゴ〟のアンコール講座
2月3日(金)20時~21時半。中野スタジオアルソル、3,000円。
予約は現在10名ほどなので、大歓迎受付中!
高かったカンテの敷居を、いっしょに飛び超えようね。
なんだかめっちゃ楽しいよ、お気軽にどうぞっ!!!

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2017年1月29日(日)その2748◆徳永兄弟の進化するレクチャー

「今日のレクチャーを整理して頭に入れて、タブラオの実演で確認して、
その上で再度このレクチャーで勉強したい」

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参加したいつもはクールなパセオライターが興奮気味にこう云った。
ほかの受講生たちも異口同音の反応だった。
やはりこの部分(全体構成の理解、すべきこと&やっちゃダメなこと)は
彼女たちにとっての「???」だったかと確信。
三位一体の連携レベルを豹変させるドツボ。
次回はカンテ・バイレも参加する形で、より〝実践性〟を高める。

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2017年1月29日(日)その2747◆次はHOKUSAI

南米で開催された1万5千キロを走破する1990年のオフロードラリーで
世界第二位にランキング入りした、当時大学生だったバイラオーラ。
聞いてびっくり、平富恵その人である。

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先週木曜晩はその平富恵のパセオライヴ・デビュー。
昨秋は渋谷の能楽堂における『梁塵秘抄』でジャイアントステップを印した彼女が、
年明けのタブラオでも確固たる実力を発揮した。
すべては精妙な美しさに充ち溢れ、かつアルテの遠達性は極めて高い。
エスペランサのカウンターに群がる打ち上げのムダ話で、
彼女の輝かしいキャリアとその内面性とが、私の中で初めて一本につながった。
この秋は日本橋公会堂でHOKUSAIに挑戦するという。

(Ⓒ小倉泉弥)

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2017年1月28日(土)その2746◆裏庭に咲く白い薔薇

「どうしたことだろう。それまでまったく書けなかった自分が110枚の小説を三日で書き上げていた。二十年かかってもできなかったことがわずか三日でできていた。まるである朝起きると裏庭に一度も咲いたことのなかった白い薔薇が咲いていたように。それは涙が出るほどに嬉しい体験であった」
『棋士という人生』大崎善生編/新潮文庫より

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松山ケンイチさん主演で映画化された『聖の青春』の作者、
大崎善生さんの執筆当時を回顧するエッセイからの抜粋。
こうした経験をされた方は、フラメンコの世界には多いのではなかろうか。
思い当たるフシ、あるでしょ?

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2017年1月27日(金)その2745◆日曜午後は徳永兄弟!

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タブラオ出演のための血肉となる最新実戦講座!
こんどの日曜午後はこれで決まり。
いま現在、受講予約数は15人ほどで座席に余裕あり!
タブラオデビュー候補生が中心だが、
今世紀中にタブラオ出演をめざす私も当然参加!             

https://www.facebook.com/events/1854124478153051/

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2017年1月26日(木)その2744◆木曜晩は平富恵ソロライヴ!

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木曜晩は平富恵ソロライヴ!
高円寺エスペランサ20時ジャストスタート!
   
平富恵(バイレ)
石塚隆充(カンテ)
鈴木尚(ギター)
         
(↓)当日演目フライング情報はこちら
マコリーナ
タラント
シギリージャ
アレグリアス
音楽ソロほか(順番未定)

座席若干有り、予約は☎03-3383-0246

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2017年1月25日(水)その2743◆魔性の女

伝達式の会見にクギ付けとなり、
遅刻してすんまへん。

十九年ぶりの日本人横綱の快挙。      
新横綱となった稀勢の里。

優勝を逃すたびに、ああ、もう気にするのはやめよう、
何度もそう心に決めつつ、しかしそうは行かずに
やはり場所のたびにそわそわ気になってしまう。

そういう新横綱を『魔性の女』と評した女性作家がいた。
なるほど、うまいことを云う。
想い起こせば、私にとってのそういう
現役アーティストも幾人かいる。
先々訪れるであろう歓びを、しっかり確認できた今朝の感動。

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2017年1月25日(水)その2742◆フラメンコかるた

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【ぬ】抜け駆けし みんなに内緒で自主練だ
【さ】サイズに合わせて体を絞る
【む】無意識にリズムを刻む通勤電車
【け】稽古不足を幕は待たない
【ら】ラララでごまかす歌詞忘れ
         
(↑)どうよ、これっ(笑)
なんとこれ〝フラメンコかるた〟なんだよね。
制作仕掛人はラジオ番組『フラメンコ日記』でもおなじみの
美人バイラオーラ凌木智里ちゃん。

「毎月第1金曜日に、かつしかFMで放送中のラジオ番組『フラメンコ日記』で、2015年12月から2016年2月にかけて企画・放送した内容を現物化したのが、このフラメンコかるたです。
 昨今、ご当地かるたで町おこししている市町村もありますし、古くは小倉百人一首という雅な遊びもある通り、かるたはお正月だけの遊びではありません! 季節問わず遊んでいただきたいと思います。
 なお、手作りのため、「かるた女流〇段」のような方が激しく遊ばれますと、すぐに破れたり剥がれたりする可能性がございます。ゆるく遊んでください。
 購入方法は、フラメンコ日記のウェブサイト~http://flamenco-nikki.jp よりご連絡ください。価格は¥1000(税込)。郵送も一律¥200で対応いたします。200セット限定販売の予定です。
 何せ制作が追いつかず、受注生産的な様相で大車輪で作ってますが、ご興味持ってくださる方が多くて驚いています。サパトスのセノビージャさんで店頭に置いていただいたところ、翌日には3セット売り切れたとのことでした。フラメンコバルあまじゃさん、モンキーパッドさんでも同様のようです。頑張って作ります!」

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おそらくはフラメンコ史上初、この世紀の極上珍味を編集部もゲット、
パセオ本誌でもトピックとしてご紹介の段取り。
         
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2017年1月24日(日)その2736◆寅さんの原形

さすがにこりゃ観なくちゃなるめえ。
下町の英雄、あの寅さんの山田洋次監督と、
フラメンコでもお馴染みの今井翼さんのコンビによる舞台公演である。

『マリウス』とは、フランスの港町マルセイユに暮らす人々と
その風情をコメディタッチで描いた国民的人情喜劇。
今回の舞台上演版では、歌やダンスを盛り込んだ
音楽劇として展開される・・・とのこと。
なんと寅さんのヒントにもなった作品らしいぞ。
で、さらなる我らの興味は「フラメンコ振付/佐藤浩希」である!
なので、とり急ぎパセオのライヴ情報にも載っけた。

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松竹主催公演「音楽劇 マリウス」
2017年3/6から3/27まで
東京・日比谷/日生劇場 (予約)☎0570-000-489

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2017年1月23日(月)その2736◆デッドボール

おそらくは世界初となるであろう、
売れっ子・容昌によるフラメンコパーカッション ソロライヴ
(3/9木エスペランサ)。
             
大いなる挑戦。その成算を尋ねると
「ホームランか三振のどちらかです」
と間髪入れず彼は答えた。
さらに間髪入れず私は思った。
「デッドボールの可能性もある」(汗)

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(1/18田村陽子ソロライヴにおけるエミリオ・マジャと容昌。Ⓒ小倉泉弥)

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2017年1月21日(土)その2736◆タブラオ出演、虎の巻

眼からウロコの実践お役立ち知識がいっぱい!
タブラオ出演者およびその候補生は必見!
観る聴く専門のおれも、こりゃ教えてもらってよかったあ!

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2017年1月22日(日)その2738◆ジャイアントステップ

「2009年より毎年劇場公演を開催し、自分の作品を生み出してきました。創作に費やしてきた時間は膨大で、最近はその他にライブ、学校ツアー、ファッションショー、オペラなど多岐に渡る仕事をしています。そんな中で長年後回しにしてきた、でも一番考えなければならないのは『残りの舞踊人生の課題』に取組むこと。今回のパセオライヴでは、純粋に自分のフラメンコの原点を見つめ直し、これが私の踊りなんだということを舞台の上で素直に丁寧に表していきたいです。そこに立っているだけで胸が一杯になるような感動の瞬間に出会えればと思います」
             
 この秋、渋谷の能楽堂における『平富恵スペイン舞踊団/梁塵秘抄の世界』に触れた人々は、皆一様に平富恵の巨大なるポテンシャルの開花に歓喜したに違いない。2002年マルワ第1回CAFコンクール優勝、2003年カンテ・ デ・ラス・ミナス国際コンクール審査委員特別賞、2010年『El SuenoⅡ』は芸術祭賞という華々しいキャリアの平がパセオライヴに初登場する。
 公演準備で超多忙な時期での出演依頼だったが、躊躇なく出演を即決した彼女の潔さは忘れ難い。初リサイタルの頃から創作芸術に大いなる才能を発揮してきた人で、その幾つかの作品の記憶は細部に至るまで鮮烈。『梁塵秘抄』では構成演出家としてまた舞踊家としてジャイアント・ステップを遂げた直後の平富恵に◎注目!
        (月刊パセオフラメンコ2017年1月号~小山雄二)

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2017年1月26日(木)
パセオフラメンコライヴVol.44
平富恵 ソロライヴ

【出演】
平富恵(バイレ)
石塚隆充(カンテ)
鈴木尚(ギター)

会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※21時10分終演の予定)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)     
【予約受付中】
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

〝パセオフラメンコライヴ〟とは?!
お一人さま歓迎、税込4,500円ドリンク付、
70分ノンストップ(アウェイ感なし!)。
初フラメンコの方から年季の入ったフラメンコ通までを一挙に魅了、
老舗フラメンコライヴハウスとフラメンコ専門誌の熱き連携によって生まれた、
ガチンコ普及型、大人のためのスーパータブラオフラメンコ!

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2017年1月22日(日)その2737◆入門のコツ

ありのままの率直さ。
深い知識と即決力。
こんな先生がいるのなら、学校ももっと楽しかったろうに。

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(1/22石塚隆充のカンテ入門講座 Ⓒ井口由美子)                

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2017年1月21日(土)その2736◆伸びてゆく人

「ヌメロを踊り分けたい」

セビジャーナ、ロンデーニャ、アレグリア、ティエント、シギリージャ。
事前に宣言した通り、五つのヌメロを田村陽子は、
それぞれのキャラクターを見事な色彩と味わいとで踊り分けた。

五つのフラメンコに共通していたのは、湧き出すようなエネルギー。
それらは一瞬たりとも怯むことなく、物事を成し遂げるということはこういうことだと、
楽しげに具象していた。客席はドッカーン!と弾けた。

☆田村陽子.JPG

ライヴ終演後は、田村を真ん中に出演者とスタッフが
カウンターにズラリ横並びで呑んだ。
30分もすると、じっくり話すのは初となる彼女の素が視えてくる。
真摯な努力家。自然なマイペースで自立協働を心得ている。
柔らかに気さくなその逞しい明るさには、とても三十代後半とは思えぬ余裕がある。
日取りは未定ながら来年のパセオライヴ出演を快諾してくれた。

(1/12高円寺エスペランサのパセオライヴ㊸/撮影は小倉泉弥)
Ⓖエミリオ・マジャ Ⓒエル・・プラテアオ(カホン)容昌

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2017年1月21日(土)その2735◆地球上に三人

出たぜっ、月刊パセオフラメンコ2月号!
超人気連載〝ヌメロの常識〟はマルティネーテ。

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(知っておきたい豆知識その3)
本文80頁の〝しゃちょ日記〟をいちばん最初に読む方は、
この地球上に三人はいると云われています。

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2017年1月21日(土)その2734◆魔法のカンテ入門

こんどの日曜の昼下がり。

うれし楽しいタカミツ講座である。
これまで『アンダ・ハレオ』『ベルデ』の回に参加し、
この私もかなり歌えるようになった気がする・・って、
そりゃまったくのウソであるのだが、
少なくとも入口の入り方だけは、しっかり学べたつもりだ。

日本の最高峰カンタオールであられるタカミツ先生、
喋りがうまいわけでもないんだが、
やたらレクチャーが明るく楽しくノリがいいので、
少なくともその気にだけはなれる。
入門のツボというのは案外そこなのかもしれない。

石塚隆充8.jpg

「石塚隆充/誰にも歌えるフラメンコ!」【タンゴス編】
1/22(日) 13:00~14:30
2/3(金) 20:00~21:30
本格カンテ「タンゴス」に楽しく挑戦!
(両日とも同じ内容)
受講料◆1回/90分/3,000円(当日受付にて)
定員◆各30名程度
会場◆スタジオ・アルソル(丸の内線「東高円寺」徒歩6分/
   JR&東西線「中野駅」徒歩10分)
備考◆テキスト至急、録音オッケー。
予約受付中◆☎03-6382-4611
メール:paseshop@paseo-flamenco.com
主催◆月刊パセオフラメンコ

【参加したパセオライターの感想】
◆「ラ・タララ」、カマロンがアレンジして歌う曲だけでなく、
ロルカの原詩を歌った曲などを数曲CDで聴かせてくれました。
この日、初めて歌う人が歌えたのは、この講座の力。
一人で練習をしていたのではなかなかこの力は出てこない。
石塚隆充さんがそこにいるだけで、
そのいい感じの緊張感が力になると感じました。(白井盛雄)
◆「お一人様」でも安心して受講できる雰囲気が良かった。
カンテを習ってからはヌメロの流れに身を委ねられるようになりました。
カンテ講座でのパルマの練習をとおしてリズム感が良くなったように思います。
カンテを楽しむことで、フラメンコへの理解が深まり、
スペイン語の上達にもつながると思います。
やはり歌うことは楽しい!(さとう みちこ)

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2017年1月20日(金)その2733◆カニサレス&NHK交響楽団

★月刊パセオフラメンコ2017年4月号・公演忘備録初稿(要・全面書き換え)

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カニサレスのアランフェス
/NHK交響楽団第1853回定期公演(取材/小山雄二)

2017年1月13日(金)14日(土)/東京(渋谷)NHKホール
【ギター】カニサレス
【指揮】ファンホ・メナ
【オーケストラ】NHK交響楽団
※(演目)ロドリーゴ『アランフェス協奏曲』/マヌエル・デ・ファリャ『はかなき人生』『三角帽子』/ドビュシー『映像~イベリア』

 世界に誇るNHK交響楽団の一糸乱れぬアンサンブルに、カニサレスのギターが颯爽と掛けめぐる夢のようなアランフェス協奏曲。大晦日の紅白歌合戦でもお馴染みのNHKホール(3,800人収容)の九割を埋めた観客席の最大のお目当てがこの名曲だった。

 恐るべき魔力を秘めた堂々たる横綱相撲。天下のベルリンフィルと初協演した頃より、一瞬たりともブレない超絶技巧が奏でる楽園性と神秘性のコントラストは聴くたびに深まってゆく。マエストロの生アランフェスを聴くのはこれが四度目だが、今回殊に印象的だったのはギターとオケの音量バランス。ギターのマイク音は大きすぎても小さすぎても興醒めなのだが、今回は控えめでありながらオケの強奏部分でもギターのフレーズがくっきり聴こえるという超ファインプレイ。有名な第二楽章から間髪入れず最終楽章に飛び込むスタイリッシュ感も全体構成をキリッと引き締めた。そして二楽章のカデンツァ(ソロ)は、これはもうカニサレスの独壇場。緩急のメリハリを極限まで利かせ、音楽の最深淵まで到達しようとするアプローチは、この曲を知り尽くすマニアたちでさえフレッシュな歓びを存分に享受したことだろう。オケ曲では、踊るようなメナの指揮ぶりが絶頂に達したファリャ『三角帽子』が突出していた。

 余談だが、会場で見かけたフラメンコ関係者が少なかったことはちょっとくやしい。あのパコ・デ・ルシアでさえ、初めにその突出する真価を見抜いたのは他ジャンル(ジャズやロック)のファン層であり、フラメンコファンは慌ててそのあとを追っかけたという過去のトホホな現象を想い出す。カニサレスもまた他ジャンル(クラシック音楽)で確固たる世の評価を固め、しかるのちフラメンコで認知されるのかと苦笑しつつも、そういう楽しい近未来を想い浮かべながら、今宵のアランフェスの優雅なる深淵の余韻に浸る。

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2017年1月19日(木)その2732◆奥の細道がすぐそこに

カンテフラメンコ奥の細道。

あす金曜夜は、その第三回目。
パセオ小倉編集長の発案でスタートしたこのレクチャー、
当初はあまりにマニアックに渋すぎかと感じていたが、フタを開けてみると、
なるほどフラメンコの〝奥の細道〟が、確かな輪郭をもって視えてくる。
ギターやバイレの練習生(プロも!)にも、観る聴くだけの愛好家にも、
この講座の効能はお薦めできる。百聞は一見に如かずの単発参加も問題なし。

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1/20(金)エンリケ坂井【カンテ奥の細道】
(ソレア・デ・トゥリアーナ編①)予約受付中!
              
エンリケ坂井師の長年の経験と研究に基づき、地域ごとの歴史と特性を持つソレアを学びます。音源を聴き、レトラを読み、特徴あるフレーズを歌ってみることで、カンテの味わい方が分ります。エンリケ坂井さんの、渋くてユーモアのある語り口、そしてギターの弾き語りとともに、
フラメンコの奥の細道を辿っていきましょう。
愛好家の方からプロの方まで、自分自身のフラメンコを深めるための待望の講座。
3回目となる今回の講座は、「ソレア・デ・トゥリアーナ」の第1回となります。
3回連続の予定で、「ソレア・デ・トゥリアーナ」を深く味わっていきます。
もちろん単発のご出席もOKです。
平日の夜の開講ですので、お仕事帰りに気軽にお寄りいただけます!

日時◆2017年1月20日(金)19時30分~21時(19時開場)
受講料◆90分/3,000円(当日受付にて)
定員◆30名程度
備考◆テキストは無料配布、個人練習のための録音は可。
会場◆スタジオ・アルソル
東京都中野区中野3-3-6セルバビル1F
(丸の内線「東高円寺」歩6分、JR・東西線「中野」歩10分)
※日本フラメンコ協会の1階スタジオです
                 
予約受付中、お早目にどうぞ!
☎03-6382-4611/FAX.03-6382-4613
メール:paseshop@paseo-flamenco.com
主催◆月刊パセオフラメンコ
(以降は4月、7月、10月の第3金曜日・開催予定)

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2017年1月18日(水)その2731◆

去る日曜日のフラメンコ協会新年会。
会場は家から歩いて6分の中野サンプラザ。
会のメインは昨夏の新人公演奨励賞の授賞式で、
パーティ会場は若く美しい未完の大器たちでいっぱい。

終宴近くに出席者全員を対象とする恒例の新春福クジ抽選会があるのだが、
まさかの事件はそこで起きた。
な、なんとっ、例年ダントツ人気のチャコット賞(フラメンコ衣裳)を
当ててしまったのだ、こ、この私がっ!!!
運命に導かれるように、呼び出された私が賞品を受け取るべく、
のこのこステージに向かうと、ぴたり予想通り、百人近い出席者全員から
嵐のようなブーイング、爆笑、失笑、苦笑が巻き起こったのである。

おめでたい席上で死んでお詫びをするのもなんだし、
かくなる上は、当てた衣裳に即座に着替え、会場出口にて
お帰りになる皆様方を渾身の笑顔でお見送りするしかないとハラを決めたが、
それでは賞品提供スポンサーにかえって迷惑が掛かることにはたと気づき、
辛うじて思いとどまったものである。
同じく抽選会で栄光のパセオフラメンコ賞を当てた
美人バイラオーラ本間静香が、後日こんなメールを寄こした。

「抽選会、ものすごく面白かったです。
数ある賞品の中から見事衣装を引き当てる技ありの珍プレー、
さすが小山さん。感服です」

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2017年1月18日(水)その2730◆相互補完

希望とは、絶望を味わうための必需品。
絶望とは、希望を味わうための必需品。
つまり、どちらも単独では存在し難い。

       『悪魔と魔女の辞典』より抜粋意訳

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2017年1月18日(水)その2729◆リンス

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 この考えに行きあたると、彼女は弟子に自分の傑作を写させる抱一の気持ちが余計に分からなかった。画法は粉本の小品からも学べるし、師の助言が弟子には最良の糧だろう。基本を学ぶために模写が有効なことは分かるが、職人のように師匠と同じ技術を身につけても画家は成功しない。小器用にまとまって、新しさも衝撃もない。師と似たり寄ったりの絵ができるだけである。
 絵は手紙のように自由に描けと言った光琳の言葉の意味を思うと、才能ある少年が師の絵を写すことは彼自身のためにならないばかりか、見たこともない花をつけるかもしれない可能性を摘んでしまうように思われた。
               乙川優三郎『麗しき花実』より(朝日新聞出版)

昼の弁当を食いながら再読した一節が、
妙に頭にこびりついてしまったので、
さらっとリンスで洗い流す感じで画面に写してみる。 

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2017年1月17日(火)その2728◆注目の田村陽子、初登場!

「いつもソロ公演といえどもパレハの男性ダンサーが必ずいましたが、
今回は全くの一人舞台。素敵な音楽の方々と、体力の続く限り踊り続けたいです。
曲種によってきちんと踊り分けできるよう、
陽子のいろんな面を見ていただきたい!!」(田村陽子)

何とも初々しいコメントは、当ライヴシリーズ初登場となる
旬の人気バイラオーラ田村陽子。
2011年第6回CAFフラメンココンクール優勝、
同年初ソロリサイタル、2015年第8回CAFフラメンココンクールにて
カンテ・デ・ラス・ミナス賞受賞、
2016年『Mirada~Piano con Duende』で文部科学大臣賞、
文化庁芸術祭新人賞を受賞......と、まさに順風満帆の力泳を続ける田村。

小松原庸子スペイン舞踊団に在籍中の舞台では、
唯一不良っぽく(フラメンコ的に)浮いてる風情が好感度に際立っていた。
僅かな間に高きに昇り詰めた彼女だが、その水面下における
誠実な積み上げの重たさは想像に難くない。

ラス・ミナス行きを決めたタラントの存在感に充ち満ちた堂々たるフラメンコは、
初リサイタルの頃の彼女とはまるで別人のような深化を遂げていたのだった。
とは云えフラメンコの追及に終わりはない。
そして、さまざまなチャレンジで変貌を遂げ続ける田村陽子には底なしのポテンシャルがある。
今回はヌメロの踊り分けに照準を定めたようだが、
そうしたセンスにも彼女の逞しいヴィジョンがにじみ出ている。
                (月刊パセオフラメンコ 2017年1月号より~小山雄二)

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2017年1月18日(水)20時
パセオフラメンコライヴ Vol.43
田村陽子ソロライヴ

出演◆
田村陽子(バイレ)
エル・プラテアオ(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)
容昌(カホン)
          
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※終演は21時10分頃)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)
【予約受付中!】
各先着63名様まで、お申込み順に良いお席を確保いたします。
電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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しゃちょ日記バックナンバー/2017年01月①

2017年01月01日 | しゃちょ日記

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2017年1月13日(金)その2727◆これからカニサレス&N響

うーん、ドキドキしてきた。

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2017年1月13日(金)その2726◆次元が違う

「次元が違う!」

忘備録執筆の若林さくちゃんは、驚異のパリージョをそう評した。
新春第一弾、昨晩のパセオライヴは格調高き小林伴子の舞い。
協演はカンテ遠藤あや子、ギター三澤勝弘と山﨑まさし。
出演者の平均年齢は衝撃的だが、ベテラン同士
それぞれの持ち味が掛け算で増幅された感動ライヴ。
盛り上がりまくりの打ち上げで今朝は大寝坊。
     
そして今宵はカニサレス&NHK交響楽団「アランフェス協奏曲」。
万全の態勢で忘備録執筆に臨む。
終演後はプリメラのチコさん、アイエスエーの林さんらを囲んで、
代々木八幡どさんこで編集部新年会。

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(写真は数年前のパセオ取材の折の、小林伴子&カニサレス)

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2017年1月12日(木)その2725◆ガルロチオーナーのインタビュー/strong>

突っ込みは私。
昨秋10月、ガルロチ開店直前のインタビュー。
パセオ創刊33年、こういう人はなかなか出てこなかったし、
若いのにもの凄い人だと思ったことだよ。

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2017年1月10日(火)その2724◆天衣無縫のパリージョ

いよいよ明晩、新春初のパセオライヴ。
天衣無縫のパリージョ快音に注目!

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2017年1月12日(木)20時
パセオフラメンコライヴVol.42
小林伴子ソロライヴ

出演◆
小林伴子(バイレ/パリージョ)
遠藤あや子(カンテ)
三澤勝弘(ギター)
山﨑まさし(ギター)
会場◆高円寺エスペランサ
開演◆20時ジャスト開演(19時半開場 ※終演は21時10分頃)
料金◆4,500円1ドリンク付(税込)
【予約受付中!】
各先着63名様まで、お申込み順に良いお席を確保いたします。
電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

【〝パセオフラメンコライヴ〟とは?!】
お一人さま歓迎、税込4,500円ドリンク付、70分ノンストップ(アウェイ感なし!)。
初めてフラメンコを観る方から年季の入ったフラメンコ通までを一挙に魅了、
老舗フラメンコライヴハウスとフラメンコ専門誌の熱き連携によって生まれた、
ガチンコ普及型、大人のためのスーパータブラオフラメンコ!

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2017年1月9日(月)その2723◆最良の親孝行

「人生って素晴らしいね」
                    
仕事とギャンブル、ギターその他に明け暮れた学生時代。
あのころ珍しく姉と兄といっしょに呑んだ折、
臆面もなくそう私は吠ざいたらしい。

それを姉から伝え聞いた母は、その場で嬉し泣きしたという。
母の涙の理由をイマイチ分からぬ若い私だったが、
その意味が突然腑に落ちたのはそれから十数年後、
わが娘の保育園の卒園式の最中だった。
どんな進路でもいいから、野垂れ死でもいいから、
自ら肯定できる道をコツコツ歩んでほしい、
安全な道なんて無いんだからね・・・なるほど、
現実を俯瞰する親の真情とはこうしたものか、と。

してみると若い私の暴言は、最初にして最後となる
最良の親孝行だったことになる・・・なるほど、
三振前のバカ当たりとはこのことかと気づく成人の日。

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2017年1月8日(日)その2722◆プレイズBACH

連チャンでジェーも出社。
どーやら青天井の社長室(屋上)がお気に入りらしい。
今日はジャズBACHでエンジン再開。
やっぱ正月好きかも。

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2017年1月7日(土)その2721◆善玉スパイラル

この年末年始、いくつかのテレビ番組で昭和歌謡にどっぷり浸った。
               
40年も50年も前にさんざん刷り込まれた歌謡曲の数々。
当時はその上っ面をかすめていただけだが、
そののち稼ぎのほとんどを古今東西の地球音楽に注ぎ込んだ結果、
逆に日本の音楽の懐の深さを再発見するに至った。
すると今度は逆に、世界の音楽の素晴らしさを再発見する切り口が
いくつも見つかるわけで、そういう循環スパイラルも悪かないと想う。

いい天気ながら朝からパセオに缶詰だが、足元には同じく出社のジェー。
溜まった経理を片づけながら、彼とともにこんなのを聴いている。

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2017年1月6日(金)その2720◆ヒマさえあれば

「初春のお慶びを申し上げます」

西宮に暮らす姪が寄越した賀状の達筆をしげしげと眺める。
言葉の響きの美しさが目から耳にかけ抜ける快感。
世界的にみれば余りにも特殊だが、やはり日本語は美しい。

明日から三日間つづく突貫実務を前に、
正月明けの予定を整理してみる。
国際情勢は波乱含みだが、どうあれ、一期限りのわが道へ歩を進める。

12木曜は、小林伴子パセオフラメンコライヴ(エスペランサ)
13金曜は、カニサレス&NHK交響楽団の取材執筆(NHKホール)
15日曜は、日本フラメンコ協会の新年会(中野サンプラザ)
16月曜は、堀越千秋画伯の追悼会(セルバンテス文化)
18水曜は、田村陽子パセオフラメンコライヴ(エスペランサ)
20金曜は、エンリケ坂井のソレア講座(中野アルソル)
22日曜は、石塚隆充のカンテ入門講座(中野アルソル)
26木曜は、平富恵パセオフラメンコライヴ(エスペランサ)
29日曜は、徳永兄弟の実戦タブラオ講座(中野アルソル)

まあそんなわけで、両脇いっぱいの雑用を抱えながらも、
初春のお慶びをひたひたと感じつつ、
ヒマさえあれば仕事にいそしむ状況の正月六日。

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2017年1月5日(木)その2719◆人類の三大テーマ

「ユーモア、色気、敬う心」

こやつは折々ドキリとすることを云う。
パセオのライター拓人が、きのうの私の日記に寄こしたコメント。
なっ、なんと、時空を超える人類の三大テーマではないかっ?!!!

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2017年1月4日(水)その2718◆唯一の務め

「おれは絶対に許サンっ!、ニィ、イチ・・・許す」

新春一番の大笑い。
ユーモアは神を超えるかもしれない。
人類の希望は明るさの内に在る。
その自らの発信だけが唯一の務めのようにも想えてくる。

本年もどうぞよろしくお願いします。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年12月②

2016年12月01日 | しゃちょ日記

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2016年12月30日(金)その2717◆時差ぼけ

今年はなんだか年末のオーラが弱かったのだが、
忘年会が続き、大掃除をやり、さらに忘年会をやったら、
だんだん年末の気分になってきた。
この調子なら、正月ころにはすっかり年末気分になれるようよ-な気もしてきた。

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2016年12月28日(水)その2716◆とりあえず

今日はこれから大掃除。
終わったら、おとなり大吉で忘年会。
まあ、大晦日までは仕事だけど、とりあえず本日仕事納め。
みなさま、今年もたいへんお世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください!

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2016年12月27日(火)その2715◆やることは同じ

この先何をやろうか?
いわゆる終活である。
漠然とするものなら、それは私にとって意味はない。
ならば具体的にしようと、昨年パソコンに八つのフォルダを創った。
うち五つはこの秋までに作成し、すでに実行に移している。
明日から大晦日にかけて、もうひとつそれが増える。
残すはふたつ。
来年一月までに、もうひとつ実用化できる。
ラストひとつは、三月半ばにスタートできる見込み。
パコ・デ・ルシアを愛聴しつつも、自らやることはチンケな等身大である。
終活が一年で終わるのか、十年続くのかは不明である。
どうあれ〝やることは同じ〟がコンセプトとなっている。

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──────────────────────────────────
2016年12月25日(日)その2714◆大丈夫、大丈夫

いよいよ一週間を残すのみ。

この一週間の精進が2017年新春の気分を決めることとなるだろう。
こんなことなら、もうちょい早く片づけておくべきだった実務の山が、
横目で私をにらんでいる。
左右に積まれた実務の山脈には脇目もふれず、
だがしかし伏し目がちに、大丈夫、大丈夫と我を励ます日曜午前。

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───────────────────────────────────
2016年12月24日(土)その2713◆我が心の流行語大賞

「失敗も成功のうち」

わたしの心における、
2016年流行語大賞である(TT)

───────────────────────────────────
2016年12月23日(金)その2712◆モテミツ熱唱

泣かせてくれたね、ピアソラは。
昨晩のパセオ隆充ライヴ。
ずっと聴いてたいって感じさせるのがモテミツの凄味だな。

終演後はそのまま呑み会。
モテミツの右うしろトムクルーズは現在二日酔い中。

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2016年12月22日(木)その2711◆2017パセオライヴ

パセオフラメンコライヴ、2017年のラインナップを先ほど暫定した。
年間36本、つまり36回分のフラメンコ的幸福を確保できたことがまずはうれしい。
まあ、永生きはしてみるもんだ。
私の担当はドアボーイ・終演後のバルのホスト・雑用・プロデュース・
月イチのパセオ忘備録執筆などなど。

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★2017年スケジュール
01/12(木)小林伴子(踊り/カスタネット)
01/18(水)田村陽子(踊り)
01/26(木)平富恵(踊り)
02/09(木)本田恵美(踊り)
02/15(水)三澤勝弘(ギター)
02/23(木)高野美智子(踊り)
03/09(木)容昌(パーカッション)
03/15(水)鈴木尚(ギター)
03/23(木)森田志保(踊り)
04/13(木)屋良有子(踊り)
04/19(水)鍜地陽子(踊り)
04/27(木)渡部純子(踊り)
05/11(木)本間静香(踊り)
05/17(水)大沼由紀(踊り)
05/25(木)大塚友美(踊り)
06/08(木)エンリケ坂井(ギター&歌)
06/14(水)井上圭子(踊り)
06/22(木)鈴木舞&鈴木千琴(踊り)
07/13(木)小島慶子(踊り)
07/19(水)鈴木敬子(踊り)
07/27(木)稲田進(踊り)
08/02(水)内藤信(ギター)
08/10(木)土方憲人(踊り)
08/24(木)フラメンコロイド(歌/ギター)
09/07(木)石井智子(踊り)
09/14(木)奥濱春彦(踊り)
09/20(水)山室弘美(踊り)
09/28(木)川島桂子(歌)
10/12(木)奥本めぐみ(歌)
10/18(水)土井まさり(踊り)
10/26(木)小島裕子(踊り)
11/09(木)有田圭輔(歌)
11/15(水)谷朝子(踊り)
11/22(水)松彩果(踊り)
12/14(木)今枝友加(歌)
12/21(木)荻野リサ(踊り)

合計36本(基本月3本だが、9月は4本、12月は2本)
すべてのライヴについて、月刊パセオフラメンコに
プレビュー記事とレビュー記事をそれぞれ掲載。
執筆陣は、若林作絵、白井盛雄、石井拓人、新田陽子、さとうみちこ、
関範子、いしいともこ、本橋勝、井口由美子、小倉泉弥などなど。

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2016年12月19日(月)その2710◆モテミツ

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FBに載ってるフライヤー。
へぇータカミツ、またカンテソロライヴやるんだ、
よしっオレも行くか!って詳細読んでみると、
アテネ制作提供の今週木曜パセオライヴのフライヤーだった(うれし泣き)。
よっしゃオレも行くかって、そりゃオレ(=ドアボーイ)が行かなきゃ開場でけんもんね。

https://www.facebook.com/takante/posts/1568169339876359?notif_t=story_reshare¬if_id=1482118288853534
           
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2016年12月18日(日)その2709◆あれから三年

高田馬場から中野へ、編集部の引っ越しから三年近くになる。
聞いてた以上に便利で暮らしやすいので、
ついうっかり自宅まで中野に引っ越したのが二年ちょっと前。
家からパセオまで歩いて5分、中野駅までは4分なので、
通勤や取材移動の効率も悪かない。
駅から新宿まではJRの赤い電車で4分、高田馬場までは東西線で6分、
渋谷までは乗り換え込みで18分ほど。

3階にパセオ編集部のあるビルの2階は一般社団日本フラメンコ協会で、
1階はパセオ講座も好調なスタジオ・アルソル、
4階はパセオ社長室(屋上と呼ぶ人も多い)である。
協会新人公演の中野ゼロホールや、パセオライヴの会場エスペランサや
座・高円寺までは歩いて10数分。
また、お隣りには手相観の巨匠(私の友人愛人は見料無料だが
それ以外の方も無料)が営むやきとり大吉がある。

最寄駅の丸ノ内線・東高円寺には鈴木眞澄さんやAMIさんのスタジオがあり、
中野駅北口には大沼由紀さんのスタジオ、
さらに目黒にあったあのアクースティカも近ごろ引っ越して来られた。
北口に数百件密集するちょっとレトロな呑み屋街は妖しくも壮観である。
また、なきアルバロに教わった中野ブロードウェイ地下のマーケットは
豊富な品揃えと激安がチョー人気のスポット。

家賃や物価や呑み屋もおしなべて安いし、
わが家の裏手には鄙びた遊歩道もあり、
朝晩ジェーが我が物顔で闊歩している。
もともと中央線沿線というのはフラメンカーたちに馴染み深い土地柄なんだが、
とりわけ中野・高円寺界隈はこの先も絶賛要注目◎なのである!って
断言するオレは中野区役所のまわし者である可能性が高い。

このようにいいこと尽くめの中野界隈、実はこのパセオ編集部、
事務所の大部分が中野区内にあるんだが
キッチンやトイレは杉並区内に属すという、なんとも珍しい境界線上の立地にある。
「トイレどこですか?」と来客に問われるたびに
「はいっ、ドアを出てすぐ左の杉並区にあります」と答えるって、
そんなワケねーだろ。

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2016年12月16日(金)その2708◆年末のご褒美

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来週木曜、待望の隆充ソロライヴのプログラムが決まったので、フライング公開。
観客席の心をぎゅっと掴む、タカミツだけに可能な演目揃えがチョーうれしい!
伴奏は抜群の相性を発揮する、激うまギターの智詠さん!
格別注目◎!は、マルティネーテ、チキリン・デ・バチン(ピアソラの哀歌)、
月のロマンセ(ロルカ~カマロン)、テ・カメロ(オリジナル日本語タンゴス)だな。
  
1, Martinete
2, El balcón
3, El día que me quieras
4, Chiquilín de Bachín
5, El choclo
6, Romance de la luna
7, Inspiración
8, Bulerías
9, El paño moruno
10, El Café de Chinitas
11, Te Camelo
         
2016年12月22日(木)20時開演
パセオフラメンコライヴVol.41
石塚隆充カンテソロライヴ
於:高円寺エスペランサ
電話予約:☎03-3383-0246/03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年12月①

2016年12月01日 | しゃちょ日記

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2016年12月15日(木)その2707◆石井智子の底力

昨晩の高円寺エスペランサ。
だんだんよくなって、しまいには充ち溢れるような感動が押し寄せた。
凄いのは劇場公演ばかりじゃなかった。
舞踊家としての厚みと底力でフルに魅せた石井智子。
次回パセオライヴは2017年9/7(木)に決定!

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2016年12月13日(火)その2706◆パセオライヴその四十回目

出演依頼した折の、しなやかで潔い彼女の対応は忘れ難い。
人の細部は、同時に全体の輪郭を表わす。
やがてこの世界を背負ってゆく人だと想った。

明日水曜のパセオライヴその第四十回目は、
いよいよ初登場、スペイン舞踊の大輪・石井智子。
座席指定はソールドアウトで、立ち見席のみ予約受付中!
協演者はご覧のような豪華メンバーで、当夜のプログラムは以下の通り。

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2016年12月14日(水)
パセオフラメンコライヴVol.40
石井智子 ソロライヴ

マヌエル・デ・ラ・マレーナ(カンテ)
エル・プラテアオ(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)

【プログラム】
1.セビジャーナス  石井智子、岩崎蒼生
2.シギリージャ   石井智子
3.カンテ      エル・プラテアオ、マヌエル・デ・ラ・マレーナ
4.バンベーラ    岩崎蒼生
5.カンティーニャス  石井智子
6.ギターソロ    エミリオ・マジャ
7.ソレア      石井智子

電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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2016年12月9日(金)その2705◆熱狂のフラメンコロイド

ギターの松村哲志、
カンテのあべ まこと、高橋愛夜。
  
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きのう木曜、フラメンコロイドのパセオライヴ。
若いⒷⒸⒼ練習生や観る聴く専門ファンから
七十代のオールドギターファン連も多数詰めかけ、
進化に磨きのかかるロイド・ステージに熱狂しまくった。
フラメンコの根っ子と親しみやすいエンタメを融合させる稀有なるスーパーバンド。
終演後すぐに次回出演の調整に入ったので、決まり次第発表の段取り。

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2016年12月8日(木)その2704◆座右の銘を

〝座右の銘〟を問われ、ある作家がこう答えた。

座右の銘を持たないこと」。          

なるほど、そういう手もあったか。
哲学や宗教や主義などから常に自由であることを彼女は願っている。
実際的にはかなり困難な道だろうし、少なくとも基本方針がなければ
ブレブレに暴走しまくる私には到底無理な話だ。
ただ彼女のそういう在り方のめざすところが、
かつて試行されたエスペラント語の志の如くに、
この世界全体の平和であるならば、
少し立ち止まって考えてみたいところではある。

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2016年12月7日(水)その2703◆発想の宝庫

独り考えを進めることはボケ防止にもって来いだが、
誤った独断偏見に陥るリスクがある。                   
一方、他者との会話というのは、煩わしい側面はあるものの、
自分独りでは到底思いつかない発想の宝庫であることが多い。
それらはまるで、広がり深まりにつながる扉のようでもある。
そうつらつら想いつ新聞をめくっていると、
いつも読んでるコラムにこうあった。

〝二人〟と書いて〝天〟と読む」。
   
・・・なるほど、ね。

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2016年12月6日(火)その2702◆ほの甘く、ほろ苦く

昨晩は行きつけの医院の帰りに、代々木八幡どさんこへ。
懐かしい呑み仲間たちと久々にわいわい騒ぐ。
皆の近況は悲喜こもごもで、少なくとも退屈できる状況ではないようだ。
ほの甘く、ほろ苦く、まあ、とりあえず御無事でなによりと肩を叩き合いそれぞれ家路につく。
明晩は池袋で恒例の三人会、あさってはフラメンコロイドのパセオライヴ。
なんやかんやと年末は退屈しない。

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2016年12月5日(月)その2701◆そこらへんの草みたいに

人間、時には思い上がらないことには、一歩も進めないことがある。
他方、自分が取るに足りない存在だと折々認識することで、
ムダな飾りや云い訳が取れて、気楽に自然に動けるようになる。
肩ひじ張らず、すべて後者をベースに動けたらいいなと想う。

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2016年12月3日(土)その2700◆さらば鬼平

パセオ2月号(1/20発売)の編集は正月をはさむので、
いつもより締切が十日ばかり早い。
まあ、そのおかげで正月休みを確保できるわけで、
この時期の締切ラッシュは気合いが入る。

今朝も早よから原稿を二本ばかり書き上げ、
グールド聴きつつちょっとひと休み中。
夜は吉右衛門さん〝鬼平〟の最終回ということで、
こりゃなんとしても間に合わせんとね。
     
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2016年12月2日(金)その2699◆石井智子ソロライヴ

「フラメンコを始めて気がつけば40年。
 小学3年生の時にフラメンコに出会い、10代20代はどっぷりとフラメンコに浸かり、30代は人生とは何かと考え始め、踊りと向かい合いつつも少し距離を置く時代であり、40代からは足繁くスペインに足を運び、毎年劇場公演を続けてきました。
 人生を賭け、命を削りながらの舞台創作活動は、今では自分が生きている証となっていますが、タブラオで踊ることは、また別の面白さがあり、いつもとは違った自分が発見できるのです。
 パセオライヴでのこの小さな空間では、創ることをせずに、ギター・カンテと、その瞬間に生まれるフラメンコが生み出せたらと思います。三人の協演者とその瞬間を分かち合い、何が生まれるか、私も今からその時をとても楽しみにしています」(石井智子)
                             
 毎年恒例の豪華絢爛たる大劇場公演。人気・実力ともに大舞踊家への道を正々堂々と歩み続ける石井智子。
 その契機は2009年〝コンパスの魔術師〟ディエゴ・カラスコとの協演。そこでの彼女はそれまでの超優等生のフタを自ら取っ払い、見事なまでに自由を謳歌する本物のフラメンコを踊った。
 以降も劇的な成長深化を続ける石井智子は、フラメンコの未来を創るに違いない超重要人物たることを私たちに予感させる。大劇場の彼女は広い空間を存分に活かす世にも華麗なスペクタクルを展開するが、その対極たるタブラオ・ソロライヴで産み出すものや如何に!
(月刊パセオフラメンコ12月号より/小山雄二)

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2016年12月14日(水)
パセオフラメンコライヴVol.40
石井智子 ソロライヴ

石井智子(バイレ)
マヌエル・デ・ラ・マレーナ(カンテ)
エル・プラテアオ(カンテ)
エミリオ・マジャ(ギター)

電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com
(撮影/川島浩之)

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2016年12月1日(木)その2698◆フラメンコロイド

「観客と一体になれるフラメンコライヴを目指して2011年にギタリスト松村哲志を中心に結成し、今年で5周年を迎えたフラメンコロイドは年間100近くのライヴを毎年行なって来ました。
 自分達の音楽を通してフラメンコをもっと気軽に楽しんでもらいたい、そんな想いと、何より自分達自身が楽しめる瞬間を探し求めて、各地のホールやライヴハウスをはじめ、お寺やカフェなどで数々の出逢いを重ねながら、都内はもとより日本全国を演奏しながら車で旅して回っています。
 当夜はタブラオ老舗エスペランサにフラメンコロイドとして初出演させて頂き、大変嬉しく思います。この日のライヴが皆さんにとっても自分達にとっても心に残るよう、熱くワクワクする瞬間を生み出したいと思います」

 どんな状況でも抜群なクオリティを発揮するスーパーバンド〝フラメンコロイド〟。ロイド(もどき)という自虐の真逆を行くスリリングな正攻法アルテはフラメンコ界の誰しもが認めるところだ。全国ツアーで大忙しの彼らのスケジュールをようやくゲット出来た今回。色彩鮮やかな音楽は斬新にして刺激的だが、その根っ子はむしろプーロな薫りに充ちている。おなじみのオリジナル曲も聴くたびにそれがその瞬間に生まれたような新鮮さを帯びる。それらはまさしく「観客と一体になれるフラメンコライヴ」という彼らの希望そのものを忠実に反映しているのだ。
(月刊パセオフラメンコ12月号より/小山雄二)

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てなわけで、来週木曜は全国区の人気バンド〝フラメンコロイド〟の
パセオライヴ初登場!
玄人も素人も沸かせる磨き抜かれたプロのステージ、
しかも本格派ムイ・フラメンコと来たもんだ。
先日のパセオ執筆者座談会でも、近ごろのロイドに対する評価・信頼には
絶大なものがあったなあ。
なお、パセオ忘備録担当は小説家の新田陽子さん。    

2016年12月8日(木)
パセオフラメンコライヴVol.39
フラメンコロイド ライヴ
松村哲志(ギター)
高橋愛夜(カンテ)
あべ まこと(カンテ)

電話予約:
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

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2016年12月1日(木)その2697◆コレだな

このところ多忙な上に、ボキボキと心が折れることも多々あって、
ふらふらと地味~な低空飛行を続けている。
寄る年波の効用(鈍感力)で、どうってこともないんだが、ヤケ酒あおる歳でもないし、
代わりに飲むヨーグルトをごくごく呑んで体調だけはすっきり気味だ。
でも、やっぱり元気が出るのはコレ(パコ)だな。
若い頃に染み着いた音楽のイメージが〝動きたい〟感覚を呼び覚ますのって、
やはりこれはある種の貯蓄なんだと想えてくるわけ。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年11月②

2016年11月11日 | しゃちょ日記

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2016年11月30日(水)その2696◆保存版効果

あれこれ試行錯誤しながら、ようやく当たった
毎月カラー8頁の保存版ヒット連載『ヌメロの常識』。
そりゃそうだよ、フラメンコやる人は誰しもヌメロと日夜親しく付き合っているのだから、
知るべき事柄は出来ることなら知っておきたいわけだよね。

で、最新のパセオ12月号のヌメロは⑨タンギージョ。
こんな豆知識ひとつであっても、知っているかそうでないかで、
ずいぶんと実際の表現のニュアンスは変わってくるに違いない。

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 タンギージョのひとつの特徴として、歌詞が実話に立脚していることが挙げられる。
身近なできごとが唄われているだけに、その中身は共感を呼びやすい。
それが、タンギージョというあまり音韻も凝らないシンプルな節回しに乗せられることで、
まるで噂話のように人の口から口へと伝わるのだ。
それが、タンギージョが親しまれ愛される理由のひとつでもあるように思われる。
(曲種の分類より抜粋/濱田吾愛)

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2016年11月29日(火)その2695◆血の雨降るか?

今宵はパセオ3月号掲載「2016マイベスト公演」の座談会収録。
アンカーを務める若林作絵ほか、たくさんの忘備録ライターが編集部に集結する。
どうか血の雨など降りませぬように!(汗)
(※注:このお題ではよく降るので)

終了次第(21時半ころ)、おとなり大吉で打ち上げる段取り。
遠方からも押し寄せる手相観の達人・大吉マスターに
ライター陣の未来(主に恋愛運)を占ってもらうつもりだが、
ここでもどうか血の雨など降りませぬように!

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2016年11月28日(月)その2694◆屋良有子のルーティン

私、毎日日記を書いているんです。
その最後にはいつも「ひとつも後悔がないように」と書いています。
毎日同じことを書いているので、「これ、書く意味あるのかな」と思ったり(笑)。
「もっとできたかな」と思うのが嫌なんです。

『ラ・ウニオンのフェスティバルに日本代表として出演!/屋良有子インタビュー』
月刊パセオフラメンコ2017年新年号より

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常に全力で体現するスーパーフラメンコ。
いかにもアリコらしいエピソード。
常人との差は、ああ、こんなところにもあるのかと知る。
アリコなのに保険を掛けない潔さ。
 
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2016年11月27日(日)その2693◆カストロ

チェ・ゲバラに心酔するあるギタリストの演奏・言動に心酔していた若き日。
フィデル・カストロの他界でふと彼を想い出した。
彼の『チェ・ゲバラ讃歌(クチェラ作曲)』は空前の名演で、
私の主催するコンサートで何度か弾いてもらったことがある。
すでに三十年お会いしていないが、カストロの死をどう彼が受け止めたか、
朝からぐるぐる、そのことばかり考えている。

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(写真左が若き日のカストロ、そしてゲバラ)

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2016年11月26日(土)その2692◆正解は?

「持ちつ持たれつ」 
ごく身近な環境から地球環境まで、ひと言で云い当てる正解。

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2016年11月25日(金)その2691◆フラメンコの構造図

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さて、こりゃいったい何の図か?

おそらくは世界初、フラメンコのリズムを建物に例えることで、
その神秘と謎をすっきり解明するリズム構造図である。

バイレ、カンテ、ギター、パルマ、その他リズム楽器・・。
神秘的とも云えるあの生理的快感を発生させるために、
それらがどう関連し合っているのか(特にタテ軸)、
落語とバッハしか知らない私にはまったくの謎だった。

それぞれのリズムたちはどう助け合い、どう高め合っているのか?
西欧音楽のスコアの如く、その相関関係を明快に解き明かす
原田レクチャーをつい最近目の当たりにして、ああなるほど、
全体としてこーなってるわけかーと、とりあえず理論で納得。
スコアに基づきまずは各パートをマスターし、
どのパートからも他のパートたちの動きとアクセントを把握できるようになれば、
やがて自立協働を踏まえた大胆なノリを獲得できるはず。

この図の設計者は、特許取得のフラメンコメトロノームや
KIKUDAKEフラメンコCDの開発で知られるギタリスト原田和彦さん。
一回のレクチャーでここまで理解できるなんてちょっと信じ難い、
目からウロコのチョー簡単ハイレベル講座
フラメンコの神秘にさらに踏み込みたい実技ド素人の私も参加、
建物の物陰よりこっそりと覗く。

◆11月27日(日)13時~14時半(12時半開場)
 受講料◆90分(休憩なし)/3,000円(当日受付にて)
 予約☎03-6382-4611/メール:paseshop@paseo-flamenco.com

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2016年11月24日(木)その2690◆雪よりカンテ

雪が降る。

江戸っ子は例外なく雪好き。
まあ、めったにゃ降らないからねえ。
数年前なら、仕事ほっぽり出しで長靴はいて駒込の六義園やら
向島・百花園あたりに速攻駆けつけたものだが、
今朝はパセオで神妙に仕事をしている。

今宵は高円寺エスペランサのパセオライヴ(エル・プラテアオ)。
ご来場者の足回りが心配で、雪見どころではない。
まあ、ある意味おれもちっとは大人になったか!と、しておく。 

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2016年11月23日(水)その2689◆忘れたくとも

天災は忘れたくともやって来る。

忘れないための慎重性と忘れるための楽天性が、同時に求められる時代。
ここでもやはり、各自そのバランス調整ということか。

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2016年11月20日(日)その2688◆うれしい途惑い

木曜晩のパセオライヴの徳永兄弟。

すべてが目玉だったが、最大の目玉はバッハ。
大胆な発想と磨き抜かれたクオリティ、
そして曲創りに対する誠実な姿勢に言葉を失った。

彼らの創造力は、時代に一歩先んじている。
脆弱な私の経験値では計ることの出来ない、
その壮大なポテンシャルに両手放しで歓びながらも、
彼らにどんな感想を贈るべきか、いま正直途惑っている。

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しゃちょ日記バックナンバー/2016年11月①

2016年11月11日 | しゃちょ日記

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2016年11月13日(日)その2686◆リハと本番

「これまでの人生はリハーサル、これからが本番」
  
若々しい精神を保つための秘訣だそうだ。
六十過ぎるとついつい、本番終わって後片づけ的な気分になりがちだが、
なるほど、それではボケるとゆーことか。
けっこう骨の折れるスタンスだが、他にやることもねーし、
検討の余地はありそうにも想えてくる。

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2016年11月11日(金)その2685◆私は14歳

「どっち?」
近ごろ毎朝の儀式。
どちらかの手にジェーの好物が入ってる。

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一年前、急病で死に損なった彼だが、
今日11月11日、満14歳の誕生日を迎えた。
人間で云うと彼は私並み(61歳)の年齢であり、てことはつまり、
犬で云うと私は14歳だ!と胸を張ってよい。

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2016年11月10日(木)その2684◆二年待ち

歩いて一分、ご近所〝コープみらい〟が今週新装オープン。
二年前、中野五差路脇に引っ越し、こりゃ便利だわとヌカ喜びの翌週、
待ってましたとばかり新装工事に入りゃがった(苦笑)

新店舗は売場面積が倍となり、品揃えはツボを押さえ価格もまずまず。
料理好きなんで、すんごく助かるわあ!     

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2016年11月9日(水)その2683◆天性

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「ドゥエンデ、あるいはズッキュ~ン。
そう、私の中で言葉がうまく文字に変換できないのでした。
荻野さんから感じた熱はフラメンコを獲得していく過程で得た魂の塊ではなくて、
持って生まれた熱なのではないかと思えます。
それはカンテの今枝友加さんにも共通する国境を
易々と跨ぎ越す完成度と言って良いのかもしれません」
(2016年2月号・パセオ公演忘備録より/石井拓人)

ああ、拓人も想いは同じだったかと、昨年のリサ・ライヴ。
〝天性〟という言葉を出来るだけ使いたくない私だが、
リサのフラメンコを観てると、どうしてもその響きを感じてしまう。
明晩の高円寺エスペランサは、待望の荻野リサ・ソロライヴ!
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2016/11/10sura.php#005948

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2016年11月8日(火)その2683◆エル・プラテアオ

パコにとって二度目のパセオライヴ。
ド迫力の踊り歌も快感だが、この人のカンテライヴには
意表を突かれるような深い歓びが満載!

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2016年11月24日(木)
パセオフラメンコライヴVol.38
エル・プラテアオ カンテソロライヴ

残席あり/電話予約
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

エル・プラテアオ(カンテ)
フェルミン・ケロル(ギター)
ベニート・ガルシア(バイレ)
鈴木敬子(バイレ)
三枝雄輔(パルマ/バイレ)

「パセオライヴ第二回目となる僕のソロライヴです。素晴らしいアーティストであり友人でもある仲間たちと、伝統的なスタイルで歌います。プログラムは私に影響を与えてくれたカンテの巨匠たちを巡ります。ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、彼女の弟トマス・パボンや、ファニート・バルデラマなどを思い出し、そうした名人たちに最大限の敬意を表したいです。それから私事になりますが、今年の一月に亡くなった私の父にこのライヴを捧げます。父からは全てを学びました。生きること、愛すること、それは私のカンテに今も大きな影響を与えて続けています。この日がくるのが待ち遠しい。歴史あるカサ・デ・エスペランサとパセオによるこの企画のために準備は万全です。皆さまとフラメンコを楽しみたい!」

 パコのカンテを初めて聴いたとき、その歌唱のあらゆる瞬間が歌全体のイメージ形成に直結する見事な俯瞰・構成力に驚いた。そのユニバーサルな芸風からてっきりバルセロナ系かと推測したのだが、実際の彼は生粋のセビージャっ子であり、これによって私の見識に対する信用は一気に崩壊した。以下は彼との対談(2015年10月号)の折に飛び出したパコの至言である。彼のアルテの輝きはまさしくここから発している。
「何をおいても、まずその瞬間に入りこむこと。そこですべてを出し切ることが、フラメンコにおいても、僕の人生においても最良のこと」 (小山雄二)

月刊パセオフラメンコ2016年11月号より
撮影Ⓒ大森有起

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2016年11月7日(月)その2682◆徳永兄弟のバッハ

徳永兄弟のバッハ初挑戦。
迷わず受けてくれたことがうれしい。
音楽史上最高の名曲と評されるシャコンヌを、おそらくはブレリアで。

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2016年11月16日(水)
パセオフラメンコライヴVol.37
徳永兄弟 フラメンコギターデュオライヴ

徳永健太郎(ギター)
徳永康次郎(ギター)

残席あり/電話予約
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com       

「今回のライヴは前回同様二人だけで、さらに生音でのライヴを考えています。今までリリースした二枚のアルバムからのオリジナル曲はもちろん、他にも伝統的なヌメロや僕たちが尊敬するマエストロの名曲なども演奏させてもらう予定です。そしてなにより今回の目玉はあのバッハのシャコンヌをフラメンコカバーで演奏するという試みです! これはパセオ小山社長から提案していただき、僕らも新たなチャレンジをしてみたいという思いで取り入れました。現在忙しくてまだなにも手をつけられていませんが笑、間に合うよう頑張ります。徳永兄弟の枠にとらわれないフラメンコギター、伝統的な古き良きフラメンコギター、そしてフラメンコギターで奏でる名曲のカバー、全てを凝縮したライヴにしたいと思っています」

 音楽史上の最高傑作と称されるバッハの名曲シャコンヌ(原曲はヴァイオリン)というムチャ振りを、まさか本当に受けてもらえるとは正直思ってもみなかったぞ笑。そういう柔軟にして大胆なチャレンジ精神が、帰国後の兄弟の目を見張るような躍進の原動力にもなっているのだろう。スリリングな安定感とでも云うべきか、徳永兄弟のライヴというのはとにかく楽しくて、フラメンコを知らない友人たちを気軽に誘えるのもうれしい。彼らの明るいキャラもこの世界の宝。私たちに出来る応援は、さしあたりライヴに足を運ぶこと。(小山雄二)

(月刊パセオフラメンコ2016年11月号より)

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2016年11月6日(日)その2681◆主要目的

別の人生もあったんじゃないか?

そんな疑念がパタリ途絶えたのはパセオ創刊十余年のころ。
一所懸命踏み込みつつも、弱い自分との葛藤の日々は続く。
そんな中、フラメンコや生活を介してめぐり合い親しくなった人々。

いま想うに、誰がどこでどう生きようと、
唯一その人だけに訪れる一期一会のふれあいの数々、
分かり合える掛け替えのないひととき。
それらは副産物などではなく、むしろ主要目的のひとつだったのではないか。
死が寂しいのも、多くの理由はそこに集中するだろう。
だからこそ生の意味がくっきり視えて来たりもする。  

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2016年11月4日(金)その2680◆荻野リサ
来週木曜は荻野リサ!
     
2016年11月10日(木)20時/高円寺エスペランサ
パセオフラメンコライヴVol.36
荻野リサ ソロライヴ

               
残席僅か/電話予約
昼(セルバ)☎03-3383-0246/
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール予約:selva@tablaoesperanza.com

荻野リサ(バイレ)
逸見豪(ギター)
マヌエル・デ・ラ・マレーナ(カンテ)
三枝雄輔(パルマ)

「パセオライヴは今回で2回目。エスペランサで踊るのは2年振り。2回目である事の難しさを感じてはいますが、でもどこかで深く考えすぎず、素直に正直にやれたらそれでいい、とも思っている私がいます。エスペランサにはエスペランサにしかない、〝何か〟があります。小さな空間に凝縮された空気があります。それを楽しもう、きっと面白いことになる、そんな気がします。このライヴ直前までスペインにいるので、向こうで感じてきたものをそのまま皆さまにお届けします」(荻野リサ)

 世界中を駆けめぐる眼耳の肥えた親しい音楽関係者が、あるとき荻野リサのバイレフラメンコを目の当たりにし、そのあまりの素晴らしさとレベルの高さに絶句し、以降日本のフラメンコに対する認識が180度激変したという。実際リサの実力が全開するステージというのは、さまざまな制約に喘ぐ人間の苦悩を軽やかに乗り超えるような美しい快感があって、そうした華の瞬間が、観る者の脳裏に永遠なる映像を焼きつける。
「蝶のように舞い蜂のように刺す」のはモハメド・アリだが、天上の至福を舞うリサのフラメンコにも痛烈なツネリがセットになっていて、ただ美しいだけの舞踊とは一線を画す。近頃は伝説のバイラオール、父ホセ・ミゲルのシルエットが彼女のバイレに重なって視える瞬間がある。だがそれは父の幻ではなく、紛れもなく荻野リサの揺るがぬ実存なのだ。(小山雄二)

月刊パセオフラメンコ2016年11月号より
写真ⒸPepe Zapata

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2016年11月3日(木)その2679◆カナーレス&鈴木敬子

昨日今日は代々木カデーナにて、
カナーレス&鈴木敬子。
パセオ忘備録は石井拓人が担当。
期間中ジェーは動物ホテルでご満悦中。

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2016年11月2日(水)その2678◆堀越千秋画伯

10月31日マドリーにて、堀越千秋画伯が他界された。
カンタオール、文筆家、陶芸家としても活躍されたパワフルな大豪。
突然の巨匠の訃報に愕然とされる方々も多いことだろう。

私より六つほど年長の画伯。
スーパーマン的な人は自分より先には死なない。
幾つになっても、そういう幼い思い込みが私にはあって、訃報に接し脱力したまだ。      
ふだんから生者と死者をあまり区別しない性質にこういう時は助けられるが、
だからと云って脱力が止まるわけでもないし。

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2016年11月1日(火)その2677◆試される人

早くも11月。
明晩は座・高円寺、この人のリサイタル。
稀代のカリスマ・バイラオーラ大沼由紀。
例によって両日ともにチケットは完売。

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少しずつガチ書きに向かう私を、無謀にも彼女が指名してきた。
よって公演忘備録(パセオ2月号)は私が担当。
試されるのは私の方である。
 

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