腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

謎の村雨城(3DS VC版)

2017年05月11日 02時02分00秒 | ファミコンゲーム感想文
【ハード】ファミコン(3DS VC版)
【メーカー】任天堂
【発売日】1986/4/14(オリジナル版) 2013/7/3(3DS VC版)
【定価】514円(3DS VC版)
【購入価格】0円(ポイント交換)
【プレー時間】10時間


今から2年前、比類なき「クラブニンテンドー」のサービスが終了した。11年続き、俺も愛用していたので、実に残念な話だった。
クラニンはポイントサービスなので、利用者は残ポイントの清算が必要となる。よって、任天堂は終了までに猶予期間を取った。
同時に、「最後の大判振る舞い」なのか、景品をドンと追加した。従来よりもお得で魅力的なアイテムが揃っていたと思う。
……が、無論景品の数には限りがある。俺の悪い癖なのだが、こういう時は分かっていても出遅れてしまう。で、大幅に出遅れた。
残り物に福など何もなく、仕方ないからかなり妥協したアイテムと交換した。……はぁ。何でかなぁ。ああいう時に、動けない。
んで、残るポイントを概ね消化したが、それでも少し余った。現物アイテムとの交換にはもう足りない。なら? DLゲームしかない。
サービス継続中はポイントでのDLゲーム交換はなかった(多分)んだが、最後の調整のためか、幾つかのタイトルが開放されていた。
そこで俺が吟味の末選んだのが「謎の村雨城」である。……本当はWii U版がよかったんだけどな。3DS版しかなかったんだよ。
どっちも値段同じなんだから、選べるようにしてくれてもよかったじゃねーかよ。クラニンの最後にしこりが残っちまった。はぁ。

謎の村雨城。このタイトルの何が謎って、ゲーム内容である。実は俺、一切プレーしたことも、画面をまともに見たこともない。
これはかなり不思議なことである。無名メーカーじゃなく任天堂タイトルだ。名前も、存在も知ってはいる。だが中身は一切が未知。
俺はディスクシステムを持っていなかったが、当時の周囲に所持者は多くいた。しかし今作をやらせてもらった経験はない。
そもそも友達が今作を持っていた記憶がない。「ゼルダの伝説」や「メトロイド」「マリオ2」辺りは誰でも持ってたんだが。
そして任天堂の対応も非常に謎だ。今作の発売は今から31年前だが、この間一度として続編もリメイクも出ていない。一度も、だ。
これはちょっとかなり不思議、いや不自然とさえ言えることである。最初期ならともかく、この時期の任天堂ゲームで、続編なし?
今作の2ヶ月前に発売されたゼルダがシリーズ化され、任天堂の看板を張っていることは説明するまでもない。待遇差があり過ぎる。
仮に今作が失敗だったとしても、そのまま封印までされる理由にはならない。和風アクションというネタが悪いとも思えない。
あまりにそれが不可解なので、一時期は「ゲーム内にサベツ表現等があるからでは?」なんてことも想像した。あり得ん話じゃない。
……が、13年前にGBA「ファミコンミニ」として復刻され、その疑念は消えた。別に葬り去りたいほどの暗黒歴史でもないようだ。
じゃあ一体何故??? もうこうなったら道は一つしかない。やればいいのだ。やれば分かる。少なくとも俺の中で答えは出せる。
その意味では予期せぬ形でのVC版入手は良い機会となった。今こそ解いてやろう、今作の、俺の中で31年間燻っている「謎」を。

……うーむ。
取り敢えず、ジャンルは純粋なアクションである。残機・コンティニュー制で、ゼルダやメトロイドと違って謎解き要素はない。
ただ移動システムは初代ゼルダとコンパチで、固定画面フィールドの端に触れるとカメラごと隣へ移動するあれだ。名称は知らん。
Aで攻撃、Bで特殊アイテムというのもゼルダと似ている。と言っても今作ではどちらも固定で、メニュー画面での装備変更はない。
A攻撃は敵が近距離にいれば剣、離れていれば飛び道具と自動で切り替わる。これは当時としては斬新かもしれない。
前半フィールドは「道中」で、城に辿り着けばゴール。後半は「城内」で、ボスの城主を倒せば面クリアー。それが、全5面。
ちなみに今回は「MOTHER」の教訓により、最初から「げーむのせつめいしょ(仮)」様にてオリジナル版の説明書を読ませて頂いた。
それ以外は自力に拘るが、正当な情報はキッチリ貰う。……説明書で各ボスどころかラスボスまで描写されているのは驚いたが……。

さて、プレー開始。ゼルダコンパチの移動システムに安心感を抱くものの、それはすぐに霧散した。
フィールドを歩いていれば、敵が出現する。当然だな。彼らは画面のあちこちから突如出現し、主人公目掛けて襲ってくる。
それを迎撃する。しばらくすれば出現は止まるが、更に待つとまたワラワラ湧く。どうやら無限湧きである模様。ええええ……。
脈絡なく幾らでも湧いてくる敵は素早く四方八方から体当たりをしかけてくる。主人公の移動は4方向だが、敵は8方向だ(多分)。
少し進めば、体当たりだけでなく飛び道具も投げてくる。手裏剣なら剣で弾けるが、炎や炸裂弾は不可能。無慈悲に食らうのみ。
この飛び道具がまた四方八方から縦横無尽に飛んでくる上、スピードが速い。キッチリ対応するのは恐らく人間には不可能だ。
フィールドを移った直後は誰もいないが、10秒も経てばそこは大量の敵が湧き大量の飛び道具が飛び交う修羅場と化す。
今作は3ライフ制で、ダメージは2回まで耐えられる。ACGの常道として被弾直後は無敵時間があるが、これがまた非常に短い。
従ってゴリ押しはほぼ無理。またゲームを通してライフが3以上になることはない。強引に進もうとすればまず間違いなく死ぬ。
……1面である「青雨道中」で何度か殺されて、俺はすぐ察知した。このゲーム、めっちゃ難しいわ。一筋縄ではいかない。
そしてもう一つ、気付いたことがあった。……このゲーム、面白くない……んじゃね……?

なんつーかなぁ。このゲーム、非常に荒っぽい。よく言えば豪快、悪く言えば「細やかな調整」がまるで感じられない。
冗談のように湧いてくる敵と、インチキ臭い軌道の飛び道具。もしかしてこれで処理落ちしない技術を褒めるべきなのか。
そんなところをウロウロしていれば当然「事故」が多発する。出会い頭に衝突したり、避けられない飛び道具に囲まれたり。
「ミスに納得がいく」ことは、テレビゲームのバランスとして非常に重要だが、今作にそれはない。いちいち理不尽なのだ。
「絶対に無理」ではない。一応理性の範囲は外れておらず、やろうと思えばやれる。……理不尽さでやる気を削がれなければ、だが。

やっているうちに、今作が任天堂ゲーム史で浮いている理由も分かってきた。正直とても任天堂のゲームとは思えない。
難しさの話ではない。同年に同じディスクシステムで発売されているマリオ2だって糞難しかった。そういう問題ではないのだ。
ドワーと湧く敵がドチャーっと撒く攻撃に殺される……まるでファミコン初期のゲームのようだ。いや実際そうなんだけど。
今作には「ファミコン初期に任天堂以外のメーカーが発売したゲーム」の匂いがするのだ。上手く表現出来んが、そんな感じだ。
当時はまだまだゲーム業界全体が未熟で、それは任天堂作品も例外ではない。だが任天堂ゲームには既に他とは違う「格」があった。
今作には、残念ながらそれを感じない。ファミコン黎明期に未熟なメーカーが発売した「いかにも昔のゲーム」という手応えだ。
ジャンルは普通のACGだから、この時期でもノウハウはあったと思う。それで尚、こんな荒っぽい出来になったことに驚かされる。
質の良し悪しなら続編での対応も出来ようが、「任天堂イズム」から外れていては……これは任天堂もさぞ扱いに困ったことだろう。
それが「任天堂イズムとは違う面白さ」を醸していればいいのだが……見当たらないんだよなぁ。とにかく死ぬ。ただただ殺される。
溜まり続ける不快感に、「迂闊に昭和の謎に触れてはいけなかった」と思ったよ。だがもう引き返せない。始めた以上、終わらせる。
さて、どうすればいいか。ジタバタしても仕方ない、基本に忠実、地道に行こう。マッピングである。

今作は初代ゼルダ式マップ、四角い画面の組み合わせだ。故にマッピングはやりやすい。紙に四角を足していくだけだからだ。
また一つ一つの面のマップはゼルダほど広くなく、隠しルート等もない。見たままに記録していけば、すぐに完璧なマップを書ける。
そしてアイテムだ。マップ上には様々なアイテムが隠されていて、これは「そこを通る」か「攻撃する」ことで出現する。
今作のパワーアップは死なない限り永続するが、死ねば初期状態に戻る。故に「初期状態からの立て直し」が非常に重要となる。
……このバランス、アクションと言うよりシューティングっぽいな。もしかたら今作は当時のSTGの影響で作られているのかもしれん。
アイテムは隠されてはいるが、位置は固定されている。つまり一度発見し、記録しておけば、次はスムーズにゲット出来る。
となればこれもマップに書き込むべきだ。ちなみに敵は、数はともかく能力が脅威な奴は少ないので、メモするまでもないと思う。
一つ画面を進めてはポーズをかけ、四角と繋がりを書き込む。その画面内を歩き回り、アイテムが見つかれば、それも書き込む。
そうして一歩一歩、マップを完成に近付けていく。……この作業は、面倒ではあったが、面白かった。意外と言えば意外だった。
ゲーム内容は理不尽死が非常に多く、「成果」を感じにくい。その一方でマッピングは一歩ずつ着実に成果を積み重ねられる。
予想外の楽しみを発見できたことで、理不尽でも投げ出さず、ゲームを続けられた。……いい話、なのかな? うーむ。

しかし、今作は中盤から一気に難度が上がる。2面「赤雨城」までは、理不尽さをマッピングの楽しさで埋められたが、そこまでだ。
続く「緑雨城(なんじゃそれ)」からは……もう無理! というくらい敵、敵、敵、死、死、死。ウンザリするほど殺される。
今作は、ある意味「真面目に取り組んじゃいけない」ゲームである。溢れ出る敵にいちいち向き合ってたら死ぬだけだ。本当に。
行く手を阻む敵だけを倒し、適切なルートを必要なアイテムを拾いつつ移動する。「痛快剣戟アクション」ではないのだ。
それにはやはりマッピングしかない。完全なマップさえ手に入れば、進行ルートの計画を立てられる。ゲームの攻略はそれからだ。
……しかし真っさらの状態からマップを作るには、当然修羅場で何度も殺され少しずつ埋めるしかないわけで……実にしんどい。
マップ作成は何とかなっても、アイテムは隠されているので、発見のために歩き回る必要がある。……となれば、死ぬ。嗚呼。
幸いと言うか、コンティニューに制限はなく、好きなだけ死んでやり直せる。もし回数制限があったらさすがに投げ出していたわ。
ちなみに、ネットには今作のマップを網羅した攻略サイトもあるが、無論それは使わない。俺は自力でこのゲームをクリアーする。
そう、我がゲー道の根元に今も灯る不屈の意志、ファミ魂である。……不屈と言いつつ、しょっちゅう折れるけどね。はぁ。
今更31年前のゲームをやるんだから、楽をしたら意味がないのだ。今作のマッピングは「やれる」ことである。なら、やればいい。
……なんて意地を張るのも良し悪しである。あまりに敵が湧くし死にまくるから何度も投げ出したくなったよ。はぁ。

そんなこんなで今作の後半は非常に難しいが、マッピングにより「辿るべきルート」も段々分かってきた。
上にも書いたが、今作では無駄な敵に構っていてはいけない。必要なアイテムを取りながら、只管効率良くゴールを目指す。
今作の敵は数が多く攻撃が激しいが、耐久は皆低く、一撃で倒せる。そしてパワーアップは死なない限り永続。
だから死なない限りは非常にスムーズにゲームが進むのだ。死ぬのも一瞬、クリアーも一瞬なゲームだ。一瞬は言い過ぎか。
途中で死んでも、アイテムの在処が分かっていれば、復帰もスムーズに行く。……スムーズは言い過ぎだが、まぁ状態復帰は可能だ。
とにかく、効率だ。要らん事しないのが今作の鉄則である。只管ゴールを目指し、死んだら迅速に状態復帰をし、またゴールに走る。
被ダメージ必至の難所はBボタンで出る「術」の出番だ。これは回数制限があるが効果が高く、ボム的な役割を果たしている。
特に「雷の術」はその場の敵を一掃する上、隠れたアイテムも出現させるので、マッピングする上でも非常に役立つ。
それから、回復アイテムだ。今作の意外と甘いところに「アイテムは何回でも取れる(Bボタン術は無理)」がある。
画面を切り替えれば、アイテムが復活するのだ。つまり回復アイテムの存在箇所は「拠点」として使えるわけである。
もちろん理想はそんなの使わず進むことだが、不意の被ダメージはどうしても発生する。3ライフの今作では一発でも赤信号だ。
ステージに制限時間は存在するが、これはかなり余裕があるので、回復アイテム拠点さえあれば「じっくり攻略」も可能となる。
……つっても敵もまた画面切り替えで復活する(例外あり)から、あくまで体勢の立て直しが可能というだけだけどね。
上手くなれればスムーズだが、そこに至るまでは地道に死体を重ねるしかない。正道だな。……うーん、普通のゲーム、かも……?

そして、クリアーは唐突に訪れる。今作の雑魚敵は全て一撃で倒せるが、ボスも(武器を強化していれば)三撃ほどで倒せる。
ボスは一応どいつも「厄介な弾幕」で攻撃してくるが、それはある意味道中の雑魚と同じだ。スムーズに行けば、あっさり倒せる。
ボスもまた、あんま真面目に戦うべきじゃない。攻撃を見切り、一気に近寄ってドガガガと攻撃当てて倒す。秒殺必勝。
その攻撃を見切るまでには当然死体の山が必要となるが、そこで折れなければ、まぁ勝てる。折れなければ、な。
それはラスボス「謎の生命体」も同じだった。と言うか寧ろ他の城ボスより弱かった気がする。少々拍子抜けした。
ちなみに今作の説明書には「ラスボスの弱点を示した暗号」が載せられているんだが、それが何と、モールス信号なのだ。
今作はかなり無茶なバランスのゲームだが、一番の無茶はこれかもしれない。ゲームの説明書に暗号でモールス信号使うか普通?
それも「あいう衣」といった感じに「平仮名と漢字でツー・トンを表現」していて、まずモールスと気付くのが難しい。
全く、任天堂の正気を疑うしかない謎掛けである。ネットでは「この謎掛けこそが一番の謎」て声を多く見たが、当然だろう。
……まぁその弱点は「攻撃する時に開ける口の中」という、ゲーム的にはすぐ分かることなんだけどね。謎を解く必要なんかない。
5回ほど飛び道具を当てれば謎の生命体死亡。非常に手間のかかった短い旅が終わったのであった。……はぁ。


物語は、「村雨城に空から謎の生命体がやってきて、そのまま青・赤・緑・桃雨城(なんじゃそら)も支配下に置いた。
事態に気付いた幕府は青年剣士『鷹丸』を調査に送り込んだ。そして……」とういものだ。……エイリアンvs剣士かよ。無茶言うな。
説明書にはそんなバックストーリーが書かれているが、ゲーム中の描写は皆無だ。ボスと戦っても倒してもメッセージは一切無い。
そしてラスボスを倒すと「フタタビ ヘイワガ・・」と表示され、しばらくベートーベンの第九が流れる。……なんで? それは謎。
んでスタッフロールでも始まるのかなーと思ってたら、そのままゲームの二周目が始まる。……なんで? それは謎。
まぁ恐らく、イカす物語を考えたけど、開発中に投げ出したということだろう。今作の「荒っぽさ」がよく出ているとも言える。
従って頑張ってゲームをクリアーしても「村雨城の謎」は解けない。昔のゲームだから許された話だな。許されたのかは知らんが。

今作の続編は一切出ていないが、鷹丸は幾つかのゲームにゲスト出演を果たしている。俺は「キャプテン★レインボー」で見た。
……「任天堂マイナーキャラ大集合」なあのゲームに選ばれたのは喜んでよかったのかな。まぁ出番がないよりマシであろう。
今作では台詞の一つもなく、他キャラと絡むこともないので、性格も魅力も何もない。見た目はそれなりにカッコイイと思う。
今作が正統な「任天堂ゲー」だったら、鷹丸は今頃スマブラや3Dアクションなりで活躍していたことだろう。虚しい仮定である……。

グラフィックは、まぁ普通か。鷹丸の大きさが初代リンクの二倍ほどあり、キッチリ剣士を描けているのは好印象だった。
音楽は、ディスクシステムの特長を活かし、高品質だと思う。「和風サウンド」をキッチリ奏でている。……外装は良いよな、今作。
ただ「城内」の曲は、ゲームには合ってないと思った。戦闘BGMなのにまったりしすぎだ。曲自体は悪くないが。
斬撃音や手裏剣を弾いた時のカキンという音はなかなか気持ちいい。今作は「スムーズに行けば」、結構気持ちいい。
ディスクシステムなんだから「凄いゲーム」を求められていたはずだが、外装はそれを満たしていると思う。……うーむ。

ふぅ。
ゴールデン休みに軽く撚るかと開始したが、ゴールデン1/3くらい注ぎ込む羽目になった。ファミコンゲーム、甘くはないや。
しかしこれで31年に渡るしこりを除去できた。90年代どころか80年代、昭和の遣り残しである。やった甲斐は十分にあった。
……今後今作が陽の目を見ることもなさそうだしね。今じゃ他社の和風アクションもそれなりにある。割って入るのは厳しい。
このまま不遇の一本として在り続けるのが、ある意味今作の個性か。「任天道」から外れた異端児……まぁ、仕方ないわな……。

クリアーした後、2回目のプレーをやってみた。あ、「2周目」じゃなくてね。2周目は難度上がってるからパス。やる気ない。
んで2回目の挑戦だと、やっぱ1回目より遥かに早くクリアー出来た。ゲームに慣れてきたし、マップも完備だから当然か。
そして3回目まで行くと、もう苦戦の余地が殆ど無い感じだ。死ぬには死ぬが、立て直しは十分可能、そしてやがて突破できる。
はっは。……そうなると、不思議と面白い気がしてきた。いや、実際はそこまでじゃない。無茶なゲームという印象は変わらない。
けど、サクサク進んで短時間でクリアー出来れば悪い気はしない。ノーミス最短なら20分くらいで全面クリアー可能ではなかろうか。
古い2ちゃんスレを読んだら「1日1クリアーしている」て人がいた。十分可能だし、なかなかいい「習慣」かもしれない。
うーむ。俺の今作への印象も何だかボヤケてしまった。攻略中は早く終えたい二度とやりたくないと思ったが、今はそうでもない。
決して良作じゃなく、ハッキリ言えば失敗作だと思う。だが「ダメゲー」と切り捨てるほどでもない。ある種の周回性が楽しい?
……ま、ここは一つ「謎」としておくか。謎の村雨城、謎ゲーであった。この世は謎に満ちている。それは解ける方が珍しいのだ。
はぁ。









web拍手
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4 コメント

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Unknown (グレイ)
2017-05-11 22:45:09
あー、そういや自分ポイント余ったまま失効してしまいました……。今思い返せばポイントでDLゲーを買っておくべきだったなーと……

同時代の任天堂っぽくないゲームと言えばマシンガン搭載で破壊しまくりのデストロイバイクレースゲーム「マッハライダー」ですが、村雨城は内面が任天堂っぽくない感じですか。話を聞く限りACの空気を引き継いでいるようなアクションって感じで面白そうなんですけどねえ。物語は平安京エイリアンを思い出しましたしw
音楽はディスクシステムの中でも結構好きな方だったりします。FCで和風ってのが個人的にツボだったり。
Unknown (ota)
2017-05-12 00:56:14
>あー、そういや自分ポイント余ったまま失効してしまいました……。
タダゲーを逃すとは!!! ……つってもまぁ、やっちまいますよね。やれやれ。

>話を聞く限りACの空気を引き継いでいるようなアクションって感じで面白そうなんですけどねえ。
まぁ正直今更やるゲームでもないかと。やるなら自己満足ですねw そこは満たせたのでよかったです。
音楽だけは同年任天堂作品の質に並んでいますね。スマブラにも収録されているらしいんで、任天堂も評価しているのでしょう。
……あとはたった一度のリメイクでもあればなぁ。まぁもう言うまい……。
Unknown (ケンシロウ)
2017-05-19 07:05:00
確かこのゲームは有野が挑戦してた記憶がありますねー、とんでもない数の敵が襲ってくるみたいなw
いつもオタさんのブログを読むたびに思うけど、今のゲームのぬるま湯に完全に俺も慣れてしまいましたね、おそらくこのゲームをウチの子達にやらせたら間違いなく発狂しそうですよw
Unknown (ota)
2017-05-20 03:19:03
おお、あの番組で取り扱ってましたか。俺は観たことないんですが、毎度毎度有野って人も大変ですなw
今作は一度クリアーし、ゲームを掴めればそれなりに面白くもなるのですが、そこに至るまでは死にまくりでかなりウンザリします。
調整がほんと出鱈目です。製作時間が足りなかったんでしょうね。当時は半年で一本とか作ってたらしいですから。

>いつもオタさんのブログを読むたびに思うけど、今のゲームのぬるま湯に完全に俺も慣れてしまいましたね、
一概に今のゲームの方が簡単だとは言えませんが、昔は難度選択がないから、いきなり難題を突き付けられる厳しさを感じましたね。
こうしてたまに古いゲームをやると、その辺を痛感します。良く言えばまだゲームというものが若く、ギラギラしていたんでしょうね……。

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