ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その7)

2007年09月07日 | ガンプラ以外

 顔の両サイドのダクトのすぐ後ろの部分は、手持ちの資料では紫色になっている場合が多かったので紫色に塗りましたが(上の写真)、KEN2さんとUNKNOWNさん(お名前不明)からのコメントで、この部分はグリーンが正解という情報をいただきましたので、さっそく元に戻しました。
 KEN2さん、UNKNOWNさん、ありがとうございます!

 さて、LMHGからの伝統にしてバンダイさんの伝家の宝刀「多色・多重成型」による腕パーツに入ります。

 このランナーはABS樹脂・ポリプロピレン・合成ゴム・スチロール樹脂という4種類の材質を部分ごとに使い分けて一体成型したモノです。腕パーツはABS樹脂とポリプロピレン製の可動骨格に合成ゴム製の皮をかぶせた状態になっています。人形アニメというかコマ撮り特撮(ストップモーションアニメ)で使われることが多いアーマチュアに似た構造で、このサイズで誰でもお手軽に完成させることができるのは驚異的です。
 LMHGでは肩~前腕、そして前腕のヒレ状パーツが一体成型されていましたが、今回はヒジから先だけでヒレも別パーツになっています。塗装する際のマスキングの手間が減っているんですねぇ。
 写真の左上にチラッと写っているのはプログレッシブナイフが収まる武装コンテナのハッチです。これについては後日…(このパーツを見たら頭の中に「V」の字がよぎったんですよ♪)。


 ランナーから切り取った状態です。まだ余剰パーツが付いています。ゴムの質感はまるでウェットスーツのようです。やっぱり特撮ヒーローの匂いがしますねぇ♪


 手首の余剰パーツを外したら、手指パーツのボールジョイントが入るスペースが出来ます。LMHGと違い、手の甲側の袖口(?)がビロッと伸びたデザインになっています。この部分は余剰パーツにかなり強力にへばり付いていますので、慎重にはがしましょう。ちぎれるのではないかと、ちょっと恐かったです(それほどヤワではないようですが:笑)。


 前腕のヒレ状パーツが付くスペースを確保するための余剰パーツ(黒)と、ヒジ関節の可動範囲確保用余剰パーツ(半透明)を外した状態です。半透明の余剰パーツには合成ゴム部分の内側がビチャッとくっ付いて伸びてくるんですが、構わず引きちぎります(これまたちょっと恐い…。ゴムの質感が独特で、「Gガンダム」のバーチャルスーツ装着シーンを思い出します)。


 LMHGでは合成ゴム部分の肉厚が分厚く、ヒジの可動範囲の妨げになっていた感じでしたが、今回はヒジ関節近くのゴムの肉厚を薄くするために先ほどの余剰パーツが設けられています。ゴムの肉厚が減ったおかげでヒジを曲げると良い感じにシワが入り(?)ますが、可動範囲は期待したほどではありません(汗)。ひょっとしたらもっと曲がるかもしれませんが、パーツの骨折が恐くて、ある程度曲げたらストップさせてしまいます。筆者は小心者です。
 あと、横方向のロール可動に期待していたんですが、どうやら無理のようです(泣)。

 さて、この多色・多重成型による腕パーツの合成ゴム外皮にはインジェクション成型の宿命といえるパーティングラインが存在します。これについては…(次回に続く――消えないんですよぉ、このパーティングライン…:泣)。