大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

インコにお礼

2011年10月05日 | スケッチブック
しんみりした詩を書いてみましたが(笑)・・・。

急に秋になったきのう、ボタンインコのルビちゃんと
お別れをしました。
あと2か月ちょっとで18歳。ボタンインコは10年生きればいいほうみたいなので、
人生の半分は私たち人間のために生きてくれたようなところがありました。
朝からえさを食べなかったので、ずっと暖めていたのですが、
夜になってもえさを食べなくて、体をささえていることもできなくなって、
ときどき、手にのせてなでたりしていました。
夜の10時すぎにけいれんしたり、ピッピッと鳴きはじめて
脈がふだんの倍くらいになって、そうとうつらそうだったので、
また手に入れてつつみこんだら、呼吸が落ち着いてきて、
これでしばらくはいいだろうと思って、気がついたら、心臓の音が聞こえなくなっていて
目はあいたままで、いつ死んでしまったのかわからないくらいで、
あわてて夫をよびました。

鳥はとってもストレートな生き物で、
4年前に亡くなったボタンインコは夫に、
今回のインコはわたしに、どちらかというとなついていました。
カゴのなかで目があえば「あけてあけて」と叫んだりあばれたりするし、
出してやれば人間のそばにぴったりくっついているし、
話しかけるとうれしそうだし、
毎日、新しい鳥みたいになって起きるし、
学ぶ事も発見することもたくさんありました。
ルビちゃんは死んだあとも眠っているみたいで、
人の縁を大事にしなよね、なんて言ってくれているみたいに見えました。
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