アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

マラソンのレース中に羊羹を食べる?

2020年03月23日 | Weblog
 長女のお婿さんの「甲多さん(もちろん仮名。本名で書いたら縁を切られてしまいます)」、インターハイ陸上1500mで、東京都の記録を持っていたこともある。40歳を過ぎた今なお、市民ランナーとして、年間数回マラソンに出場しています。「今年は、全然走ってないです。中止の連続で…」と。今シーズンは、コロナウイルスの関係でレースには出ていない。 
 甲多さん、今年の「東京マラソン」には、(一般参加はなかったので)出場できませんでしたが、昨年は出場しました。もちろん完走しましたが、IT企業の取締役なので、「練習不足で、4時間を切れませんでした」と、残念そうでした。
 娘(私どもの長女で、甲多さんの嫁)は、「練習不足はその通りだけど、レース中に羊羹を1本食べたら走れないでしょ…175cm、49kgですよ。羊羹1本は、おなかがはち切れます」と。(本当は2切れしか食べなかったらしいが、3時間台で走らないと、1本食べたことにされてしまう…)

 ええっ!羊羹で驚いたのは、私です。東京マラソンって、レース中に羊羹を食べられるの?羊羹目当てで3万8千人もの人が出場するのか?マラソンで、スペシャルドリンクとか、ジェネラルドリンクは、知ってるけど、羊羹はないでしょう!?無料で羊羹『食い放題』なら、私も東京マラソンに出たいですよ。
 「(食べ物の)欠品は許されない」そうですから、3万8千位でエイドステーションの「羊羹コーナー」に到着しても、羊羹はたくさんあるはず。地上最後の楽園ですね。もっとも、羊羹でなくても、おやきでも、大判焼きでも、今川焼きでも、回転焼きでも、あじまんでも良いんですがね。

 さてさて、東京マラソンでは2〜3kmごとに、「エイドステーション」があり、
飲み物が置かれているのです。22kmを過ぎると食べ物も置かれているという。「いいぞ!22km頑張れば、羊羹食い放題だぞ」と思ったら、通過制限時刻が設けられており、それを過ぎると閉鎖されるんだと…あらら、私が、通過時間内に「羊羹が用意されているエイドステーション」に到達するのは、残念ながら無理。羊羹無料食べ放題の夢は、はかなく消えるわけですね。

<エイドステーションに用意されているもの>
※  食品は、その年のスポンサーによって変わります。数量は、根拠がある概算。「実際と千個違うぞ」とか言わないでください。
▽ バナナ・・・約3万8千本(5.6トンだって!ドールの提供かなあ?)
▽ 一口クリームパン・・・約2万個(山崎か?)
▽ 梅干し・・・約2万8千個(羊羹の口直し?)
▽ チョコレート・・・約2万3千個
▽ 羊羹・・・約2万個(東京マラソンだから虎屋の羊羹かなあ?)
▽ トマト・・・約7万個(カゴメかなあ?)
 エイドステーションとは別に、参加者に配られるものがある。大塚製薬のカロリーメイトや山崎製パンのランチパック。飲み物は、ポカリスエット、ノンアルコールビールなど。
 これじゃあ、甲多さんならずとも、お腹がはち切れます。

 以上までが前置き。前置き長っ!
 東京マラソンが、例えば今年のように「3万8千人」が走る予定が200人ちょっとになった。さてさて、そうなる事が決定する前から用意してあったであろう、バナナ、クリームパン、梅干し、チョコレート、羊羹、トマト等はどうなったのであろうか?廃棄?!・・・それはないと信じたい。

 (昨年までは)エイドステーションで残ったものは、フードバンク(セカンドハーベスト・ジャパン:一方に余っている食べ物があり、他方で食べ物に困っている人がいる。それをつなぐ活動。いわば、食べ物の仲人役)と連携し、福祉施設への寄贈などで活用してきたという。よかったぁ、食品ロスをしないのが良かった。
 今年は、提供されたものが、ほぼ、そのまま残ったでしょうから、福祉施設等へ大きなプレゼントになりましたねきっと。