無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

比嘉照夫教授講演会、EM菌による放射能汚染対策の可能性

2012年05月03日 18時13分35秒 | 福島原発事故 放射能汚染


4月29日(日)、那須町の障害者支援施設マ・メゾン光星で比嘉照夫教授(琉球大学名誉教授・公立大学法人名桜大学付属国際EM技術研究所所長兼教授)の講演会が行われ、私も主催者である施設のご厚意により参加しました。

EM菌とは、Effective Microorganisms(有用微生物群)であり、中心的役割を果たしているのが、

光合成細菌・乳酸菌・酵母


この3種がpH3.5以下で安定的な共生関係をつくると、自然界の有用な微生物も同調し、機能するようになる。
                    
有害な微生物は活動できない状況になる。(講演会資料より)

約30年前に比嘉教授により発見されたEM菌は、主に有機農家の方々の間では効果も知られていたようです。また、東日本大震災後は、EM研究機構及びNPO法人地球環境・共生ネットワークを通じ、被災地での支援活動を積極的に展開されているということです。宮城県や岩手県では、津波による塩害や汚泥により汚された田畑の浄化や避難所のトイレ等の悪臭除去にもEM菌が大活躍したそうです。福島県では、飯館村での放射能対策実験で成果をあげているとのこと。震災後1年が過ぎ、2度目の夏を迎える今年は、より多くのデータが集まることと推測しております。

今回、EM研究機構様とNPO法人地球環境・共生ネットワーク様より、私の所属するNPO法人も支援いただけることとなりました。このお申し出に心から感謝しております。培養に成功すれば、NPOを通じ無償で配布することもできると思います。今月から白河市内数カ所で放射線量を測定しながらEM菌の散布を開始致します。EM菌は、環境にも人体にも全く害はありません。何か害があるとすれば、植物や花と一緒に、雑草も元気に育ってしまうことです。

低線量の放射線を長期間浴び続けることは、人体にとって良いことではないという学者や医者もいます。1年が過ぎ、放射線について関心が薄れているようにも思いますが、被ばく量を減らすことは重要だと考えております。また、家庭による被ばく格差をなくす必要もあると私は思います。子どもの虐待は、親が守れなければ社会が守ってあげなければなりません。被ばくも親が無関心であれば、社会が防いであげる必要があると思います。今後は、被ばく防止コーディネーター等を行政機関に設置し、コーディネーターが各家庭を訪問し、子どもの被ばく量を減らす助言をする制度があってもいいと考えています。


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