個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

勉強嫌いな子どもはいない

2017-04-30 11:52:12 | 教室から
こんにちは。堺市西区上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

以前の松下塾も現在のONE-Sも、入塾テストはありません。ですので、さまざまな学力の子どもを指導することができています。それにより、学力の高低に関係なく、新しいことを学んだり、わからなかったことが理解できたりすることは、子どにとってはとても楽しくて嬉しいことなんだということを確信できました。子どもの中には、「高校はいけるとこやったら、どこでもいい」「勉強なんてどうでもいい」といった勉強に前向きになれない生徒もいましたが、彼らの本音は「勉強がわからないことが恥ずかしい」「努力してもできるようになる自信がない」であり、本当は勉強ができるようになりたいのです。ですが、テストの点数も良くないし、授業もわからないしで、どんどん自信がなくなり勉強から逃げるようになっているのです。私はいつも、彼らのそういう意識を変えることから始めます。いきなりすべての科目は難しくても、できそうな科目を見つけ、時間をかけてできるだけ丁寧に何度も教えていきます。少し理解できて、何問か自分の力で解けるようになればほぼ成功です。今までほとんど理解できていなかった学校の授業でも、理解できるときが少しずつ増えていき、そのときの「この問題できる!」と思ったときの幸せな感情がさらに勉強に取り組む姿勢を変えてくれます。この子たちが、「今日の学校の授業で出された問題わかったで!」「この問題もう少し練習したいから、宿題もう少しちょうだい!」などと言ってくれるときが、私にとって最高に幸せな時です。

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この1年間で気づいたこと

2017-04-28 22:37:28 | 教室から
こんばんは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

プロフィールにもありますように、ONE-Sを開校する前は高石市で17年間「松下塾」という塾を経営していました。当時は1クラス8~10人の生徒に対して、講師が3~4人という体制でした。割合だけみると生徒:講師が2:1か3:1でしたが納得できる指導ができたかといえば決してそうではありませんでした。その理由としては、やはり講師の力量にはどうしても差があります。もちろんどの講師の方も十分な学歴を持っているだけでなく、松下塾のために精一杯頑張ってくれて努力もしてくれました。しかし指導力の差はでてきますので、同じ時間学習しても講師によって生徒の理解度に差は出ていました。また、授業が終わった後で、講師の方々とミーティングをして、指導した中で気づいたことや、気になったことはなかったか、生徒の理解度はどれくらいで、どの部分が理解できていてどの部分が理解できていなかったかということを話し合い、その情報を講師陣で共有しました。しかし、伝え聞く情報はあくまで他人の感覚のものですので、自分自身で指導したとき感じたり見つけたりするものとはやはり異なってきます。そんなときに、塾があった建物が老朽化したということで、建物のオーナーさんから立ち退きを命ぜられました。とにかく新しい場所を見つけないと塾を継続できなくなり必死で探しましたが、なかなか適当な物件が見つかりませんでした。悩みに悩んだ結果、新しい場所で新しい学習塾を立ち上げようと決めました。新しい塾では、今までの経験を生かして、より生徒に寄り添った指導をしたいという思いで、1クラス1~3人の少人数の個別指導で、基本的には講師は私1人の体制で行うことにしました。
結論から言いますと、すべてが良くなりました。今までも生徒のことをよく見てきたつもりでしたが、たくさんの部分を見落としていたことに気づきました。入塾から卒業まで私が責任をもって指導しますので、生徒1人1人の考え方や特徴、もちろん得意な部分や苦手な部分の細かいところまで把握でき、それぞれに合った指導ができようになりました。生徒の方も、途中で講師が変わったりしないので、教え方が変わってしまったりといった戸惑うこともなく、自分のことをしっかりと理解してくれているという安心感からか、とてもよく質問もしてくれるようになり、より効果的な学習ができています。これからも、よりよくなるところは変化を加えていけるよう、頭を柔軟にして取り組んでいこうと思っています。

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不登校⑤

2017-04-27 16:55:54 | 不登校
こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

いろいろな機関とのネットワークを作っていく一方で、ONE-Sとしては、今できるかぎりのことをしていきます。それは、子どもたちに
「君たちは、1つの可能性も失っていない」
ということを伝えていくことです。そして、一緒に子どもが望む道を探し、そのサポートをしていくことです。
小・中学校は義務教育なんだから、何かあっても行くべきだ、高校に進学するのは当然だ。そういった空気が今の社会にはあります。その中で学校に行けない子どもたちは、自己肯定ができなくなっていき、光が見えなくなっています。

中学校に行けないからといって、高校進学まであきらめることなんてない。
高校進学していない、あるいは高校中退したからといって、大学や専門学校進学を諦める必要なんてない。まして人生をあきらめるなんて絶対に間違っている。学校に行けなかった、ただそれだけのことなんだ。でも、それだけのことなんだけれども、子どもたちは、とても傷ついています。

こういった傷ついた子どもたちを、エネルギーを使い果たして倒れそうになっている子どもたちと、しっかり向き合い、共に考え。ともに悩み、もとの元気な状態になるために少しでも役に立つことができればと思っています。

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不登校④

2017-04-25 16:15:33 | 不登校
こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

このような受験制度も問題ですが、不登校の子どもの保護者の方々が相談できる機関が少ないのも大きな課題です。「どこに相談すればよいかわからなかった」「相談したが、子どもを連れてきてくださいと言われた。子どもが家から出れなくて困っているのに」などという声が多いです。公的な相談所は無料で利用させてもらえてとてもありがたい場所なのですが、やはりどこかマニュアル通りというか、その子どもに合わせて、子どもの将来を一緒に考えてくれるといったものではないところが多いように感じます。また民間で、不登校の子どものサポートや保護者の方々の相談をしてくれるところも、以前と比べてずいぶんと増えてきましたが、相談する側からみると、どこが安心して相談に乗ってくれるのかの判断が難しいようです。確かに、私のONE-Sでも学習支援を中心とした不登校の子どもをサポートしていますが、保護者の方々から見れば、ONE-Sが信用できる塾であるかどうか不安に思われてもしかたがありませんよね。ですから、そういった相談所に電話をするというだけでも、保護者の方々からすればとてもハードルの高いものになっているのです。これについては、行政と民間、そして学校などが連携して、安心できる窓口を一つ作ることが必要でしょう。実現困難なことかもしれませんが、そうすることで多くの人が助かるのですから、そういった組織づくりはしていかなければなりません。

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不登校③

2017-04-24 14:08:28 | 不登校
こんにちは。
堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

当たり前のことですが、社会に出たことがない小学生~高校生までというのは、視野が狭いです。
スマホやパソコンでたくさんの情報を見ることができますが、それらはとても偏った情報の可能性もあり、
実際に経験するものとはまったく異なります。しかし子どもたちは、それらが世界のすべてだと思い込み、
絶望してしまいます。知っている世界が狭いので、絶望しやすいのです。不登校になってしまうと、家族以外との会話、いや家族との会話も少なくなっていくケースも少なくありません。
そうなると、ますます社会との関わりがなくなっていき、小さな世界に閉じこもり、絶望し、元気がなくなっていくのです。
先日も書いたように、不登校自体は何も悪いことではなく、学校に行かないという1つの選択をしているだけです。
その選択をしてしまったために、自分の将来の可能性がほとんどなくなってしまったと思い込んでいること、
思い込ませてしまっている環境が問題なのです。

不登校の子どもたちの多くは、家に引きこもります。なぜなら行くところがないからです。
たとえば、いじめが原因で不登校になった子どもは、いじめる子がいない学校ならいける可能性はないでしょうか?
勉強がついていけない子どもは、もっとゆっくりのペースで授業してくれる学校ならいける可能性はないでしょうか?
一度入学した中学校を不登校になった子どもには、別の中学校やフリースクールに行けるという選択肢を与えるのは当然だと思いませんか?
しかし、現実には簡単には別の中学校には編入できませんし、フリースクールはほとんど存在していません。さらに、
中学校に出席していないと、公立高校の受験にとても重要となる内申点が与えてもらえません。つまり、不登校の子どもは
公立高校に合格できない仕組みなのです。
こんな環境では、子どもが自分の将来に可能性を見つけることができなくなって、絶望してしまうのは当たり前です。

続きます。

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