先日発売された週刊文春が「創刊50周年記念号」でなかなか読み応えがある。わたしは、初めて週刊文春に触れたのがたしか25年くらい前だから、読者としては中堅といったところか。この雑誌は何といっても連載執筆陣の選択センスがいい。例えば、小林信彦。最近は人選の冴えがやや鈍ってきてるような気もするが、この人の連載がある限り、週刊文春を買い続けると思う。他にも、糸井重里(萬流コピー塾)、伊集院静(二日酔い主義)、野坂昭如(もういくつねると)、高島俊男(お言葉ですが…)、猪瀬直樹(ニュースの考古学)、清野徹(ドッキリTV語録)、わたしの読書日記(立花隆、鹿島茂など)…等々、名連載が多い。中でも強いインパクトがあったのが、ナンシー関「テレビ消灯時間」。この人の週刊誌連載は週刊朝日が早かったが、わたしが彼女を知ったのは週刊文春のこの連載だった。2002年に急逝、その後のテレビのありようを思うにつけ、早すぎる死だった。文春最新号誌面では、つい先日亡くなった清野徹と、ナンシー関を取り上げて「テレビ評論」という括りで回顧記事が組まれている。Pearl / Janis Joplin 。誌面では、ナンシー関はムーンライダーズが好きだったと書かれていて、なるほど納得。でも、わたしがナンシー関の名から連想するのは、ジャニス・ジョプリン。勘だけど、たぶん同じタイプの才能なんじゃないかと思う。世の中や自分自身との距離感のとりかた、アウトプットのクオリティへの血を吐くような執着。後続の誰もがフェイバリット、あるいはリスペクトに挙げるが、永く超えられない高峰でありつづけるであろうところ、など。あ、今、リンクを設定するためにウィキぺディアを見たら、ナンシー関本人もジャニスが好きだったんだな…。
先日発売された週刊文春が「創刊50周年記念号」でなかなか読み応えがある。わたしは、初めて週刊文春に触れたのがたしか25年くらい前だから、読者としては中堅といったところか。この雑誌は何といっても連載執筆陣の選択センスがいい。例えば、小林信彦。最近は人選の冴えがやや鈍ってきてるような気もするが、この人の連載がある限り、週刊文春を買い続けると思う。他にも、糸井重里(萬流コピー塾)、伊集院静(二日酔い主義)、野坂昭如(もういくつねると)、高島俊男(お言葉ですが…)、猪瀬直樹(ニュースの考古学)、清野徹(ドッキリTV語録)、わたしの読書日記(立花隆、鹿島茂など)…等々、名連載が多い。中でも強いインパクトがあったのが、ナンシー関「テレビ消灯時間」。この人の週刊誌連載は週刊朝日が早かったが、わたしが彼女を知ったのは週刊文春のこの連載だった。2002年に急逝、その後のテレビのありようを思うにつけ、早すぎる死だった。文春最新号誌面では、つい先日亡くなった清野徹と、ナンシー関を取り上げて「テレビ評論」という括りで回顧記事が組まれている。Pearl / Janis Joplin 。誌面では、ナンシー関はムーンライダーズが好きだったと書かれていて、なるほど納得。でも、わたしがナンシー関の名から連想するのは、ジャニス・ジョプリン。勘だけど、たぶん同じタイプの才能なんじゃないかと思う。世の中や自分自身との距離感のとりかた、アウトプットのクオリティへの血を吐くような執着。後続の誰もがフェイバリット、あるいはリスペクトに挙げるが、永く超えられない高峰でありつづけるであろうところ、など。あ、今、リンクを設定するためにウィキぺディアを見たら、ナンシー関本人もジャニスが好きだったんだな…。