昨日、久々に、放課後の時間を使って、簡単な実験を行いました。
紙の広告用紙を折って、真四角の箱を作り、それを鍋としてお湯を沸かすというものです。(下の写真参照)
先週、何かの弾みで、“おかさん”が「紙で作った鍋でお湯が沸かせるんだよ!」と、子どもたちに話したら、全員が「そんなことは出来るはずがない!」と強く反発してきました。みんなの反応が強く、面白かったので、「これは実験をして、みんなを驚かせたら面白い。」と思いました。
そんなこともあって、ちょっと時間的には厳しかったのですが、昨日、実験を強行しました。広告用紙で作った鍋(子どもたちに折ってもらいました。)に、温度計を入れて測ると、見る見るうちに温度が上がっていき、78度くらいまでになりました。もちろん湯気は上がるし、水の中で泡も盛んに出てきました。しかし、紙で出来た、鍋は燃えだしません。
こちらは市販の紙皿を使った、紙鍋実験です。広告用紙で沸かしたお湯は、少し印刷インクが混じってしまうようで、その後の飲用に使えないと思ったので、行いました。
結局、このお皿で作ったお湯は使わず、電気ポットで沸かしたお湯で、ミニラーメンを食べ、その後、なぜ、紙で作った皿が燃えないのかを、教室で簡単に説明しました。
「紙鍋でお湯を沸かすなどということは、絶対に無理だ。」と、思っていた子どもたちは、熱心に“おかさん”の説明に耳を傾けてくれました。実験中の子どもたちの真剣なまなざしや、その種明かしの際の目の輝きが、“おかさん”はたまらなく好きです。
また、別の機会をみて、簡単で、しかも、子どもたちがびっくりする実験をしていきたいと思います。