さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

古文書 ☆ 候う・侍う(さぶろう)

2013年01月24日 23時51分00秒 | 本・言葉・古文書/草書 

samraj チベット語 samlarjas】

 サムライといい、王者・武士を意味する。

 

稲水(いなひ)命は「古事記」によっても、
海に入り鉏持(さひもち)命になったとある。

これらのサム・サヒは、剣・刀の義で、それを持っている者のことになる。

「さぶ」・・・「覚む・醒む」に関連する内容を含む語

「さぶろう」・・・「伽」の本義に通じるもの
         そのもののそばにくっついていて邪霊が犯さぬように
         心配りをし、
命令に応じてどんな呪法でも、作法でも
         行える態勢をとっていることをいう。
         自然と敬語・丁重な味がつきまとう。

 

☆「紫式部日記」
    「よゐの僧のさぶらふ御屏風をおしあけて、
     
この世にはかうめでたきことまだえ見じと言ひりし」

    夜中護身役として勤める僧が同候しておられる御屏風を開けて、
    「この世でこんなに立派なものはご覧になったことがありますまい」

☆新潟県東蒲原郡地域
    毎年付きまといやってくる台風を、藁人形であらわし、
    「サブロウドノ」と呼び、6月27日に村はずれで各家から
    子供も大人も出て、コウセン(麦こがし)を供えて祭るのも
    邪霊除却の心からの態勢が感じられる。


≪男文と女文≫

この「候」の多くなってきたのは流行の一つで、
古いもの・正統のものほど少ない。

「女文」の流行につれて――
  男名であっても女房宣(女房が書いたもの)は、「さぶろう」を
  語尾に洒落・気分的につけたのを、男子がマネをし増してきて、
  軽い対話的な味を感じさせた。

  元来、気張った古風な堅さが、「そろ」といいたくなる慣れ親しむ
  消息文・会話体―口語体の砕けたものに変わったのである。

その一方には、
  「御座り奉る」式の男文が固い文語体の候文になったのが、
  往来文の「候」は剛直な一定の型を作り、女文のは、
  「一筆しめし参らせ候」にはじまり、懸想文も一定の型を、
  やはり律文的な柔軟な味を含めて保っていたのである。

 

 

  『日本民族語大辞典』石上堅:著 参考

 

 

なんと!!

サムライという語も始まりは仏教語からだったのね~、驚きでした!

「候文は日本語ですョ。」と昔、師匠がおっしゃっていました。

なるほどね~♪

男性が想いを寄せる女性に出す恋文にはやはり

優しく聞こえる柔らかい言葉が必要だったのでしょう。

流行るものってやはり今も昔も似てるのですね~♪

 

 

 

 

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