末日聖徒は19世紀前半に組織されて以来、ずっと聖書は欽定訳聖書(King James Version, 以下KJV)を用いてきた。今も教会の手引きに、英語を話す教会員はKJVの末日聖徒版を用いるようにと記されている。J・ルーベン・クラークの「なぜ欽定訳聖書を?」(1956年)の出版を機に教会の公的な聖典視されるようになった。しかし、末日聖徒の研究者フィリップ・バーローが1989年に、そしてグラント・ハーディが2012年にKJVの問題点と状況が変化していることを丹念に提示している。ふたりの記事を中心にKJVの占める位置が大きく変わっていることをまとめておきたい。 . . . 本文を読む
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