のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

脱原発都知事を実現する会: 記者会見/鎌田慧さん、河合弘之さん

2014年01月22日 20時50分41秒 | Weblog
1月20日、参議院議員会館において、

脱原発市民団体

「脱原発都知事を実現する会」が

細川候補支持に向け

一本化する旨を発表がありました。



木村結(東電株主代表訴訟)吉岡達也(ピースボート)広瀬隆(作家)
河合弘之(弁護士・脱原発弁護団全国連絡会)鎌田慧(ルポライター)湯川れい子(音楽評論家)
宮台真司(社会学者・首都大学東京教授)柳田眞(たんぽぽ舎)



これまでも、

宇都宮候補には

名誉の撤退を

水面下で働き掛けていたようです。

公示日まで

わずかな余裕しかなく

それまでに

支持候補を明らかにした方がよいとの

政治判断の下、

見切り発車したようです。

下の動画には

脱原発市民団体

「脱原発都知事を実現する会」の

共同代表者の

鎌田慧さんと河合弘之さんのお話が

収録されています。

サイト「みんな楽しくHappy♡がいい♪」の管理人さんが

書き起こしをして下さってますので、

転載させて頂きます。

☆ 記事URL:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3521.html





<書き起こし>

司会(木村結さん):「脱原発一本化候補の努力とその結果について」という事で記者会見を始めさせていただきます。




わたしは司会をさせていただきます木村結(きむらゆい)と申します。
よろしくお願いいたします。
私たちは、今市民は非常に悩んでおります。
「悩んでおりました」というのが正しいかもしれません。

ずっといろんな意味で脱原発の候補を探し、そして今お二人が立候補されました。
で、「どちらにするか」悩んでらっしゃる、まだ悩んでらっしゃる方もいらっしゃいます。
でも私たちは「このチャンスを逃すことはできない」
そう思って何度か集まりを持ち、話し合いをしてきました。
その中で今日ここに皆さんに集まってもらったんです。
それでは、今までの経緯を含めて、
こちらの共同世話人であります鎌田慧の方からお話をさせていただきます。

(ビデオ・タイム、1:51~)
鎌田慧:



鎌田慧です。この会をやるという事で河合弁護士と二人ではじめましてやっています。
で、今司会の方からもお話がありましたけれど、本当に苦しんでまいりまして、
結局細川候補が出る前に宇都宮さんが立候補したわけで
立候補が一番早かったわけで、結局いろいろ調整したんですけれど、調整していないで宇都宮さんが立候補して
「脱原発」とか、貧困の問題とかいろんな問題を
宇都宮さんは前回もご存じのように、前回の時に私たちは尊敬してたんです。
あの方は多重債務の問題から●の問題から、テント村から、いろいろずーっとやってこられましたし、
●にしても●で本質的な事をやってこられまして、
戦う日弁連会長としてやってこられたことも高く評価しています。
だから●も何度かお伺いしていますし、
それから選挙も私も推薦人になっていましたし、一生懸命頑張ってまいりました。

ですから宇都宮さんが立候補することには反対はしなかったんですけれども、
もっと強力な人を探すというのが大体私たちの中での共通の認識だったと思います。
しかし、ま、出たわけですけど、
その後にご存じのように細川さんが出馬して、
やはり、細川さんもいろいろ、これから河合弁護士が話しますけど、
いろいろアプローチをしまして、
とにかく「再稼働は認めない、脱原発で行く」というテーマを提示するというお話がありまして、
「それだったらそれで行こう」というふうになりました。

これまでに何度も私たちは脱原発運動を一緒にやっている人達ですね、ずーっとやってきた、
●の関係がありますけど、
それで、きょう最終的に午前中に会議を開きまして、細川氏に結局しようと。
ずーっと、宇都宮さんにもお会いしてお話をしましたし、
いろんな方がお話しましたし、
えー、話し合いをしてきたんですけど、今日の結果になったという事です。

それで、とにかく推薦する理由はこれからペーパーをお配りしますからその中に書いています。
それで、とにかくここは脱原発が勝たなきゃいけない。
これで脱原発が負けたら今までの脱原発運動が本当に打撃を受けますし、
それから分裂しちゃいけないと言うので、
脱原発運動はとにかく繋いで一緒にやっていくというのを目指してきたんですけれども、それが上手くいかない。
それで結局脱原発を本当にやってくれるかを確認しまして、
今日正式にお伝えすることを決めた訳です。

これはとにかく、この、まぁ、名護市の勝利がありまして、
名護に続く勝利をとにかく勝ちとって、
それによって今の安倍政権の本当に民主主義を踏みにじる、非民主的というか、
あるいはファシズムというべきか、そういう攻撃をここで歯止めをかけて、
これから逆転に転じていくという、そういうふうな願いも持っています。
ですから、とにかく大胆に連立してやっていく
まあ、●を読んでも天国の国共合作という様なのもありましたし、
もっと古い中国の歴史ですと合従連衡(がっしょうれんこう)ということわざもあります。

とにかく距離を乗り越えて、
とにかく今これから原発が稼働して人命がどうなるか地域がどうなるか分からないのを一緒に食い止めていく。
東京から脱原発を発信していくと、そういうふうな思いでいます。

実は東海村前村長の村上達也さん脱原発を目指す首長の会世話人から熱烈なメッセージが来ています。
これは私たちが全く、共有する言葉です。
全く同じ意見なのでご紹介させていただきます。

細川さんへの候補一本化を望む。
安倍政権はやりたい放題の事をやっている。
私はこの国の行く末が心配でならない。
また、脱原発を望む国民の声を無視して、なし崩し的に原発再稼働を進める考え方は、
エネルギー政策を完全に福島以前に戻そうとしている。
これこそ福島県民はおろか国民全体に対する冒涜である。
脱原発の●でいいのか?という批判もあるが、
今の政治状況の中で安倍政権に追撃を与えるのは、
対峙する原子力政策で政権に真っ向から打撃を与える、これは有効な政治手法ではないだろうか。
細川さんの都知事選立候補は歴史が動く啓示だと思う。
この細川さんを追放に帰するような事があっては日本の恥であるばかりか未来に悔いを残すことにならないか。
宇都宮さんは脱原発運動の本流の方であると思います。
しかし安倍政権の暴走をストップさせるためにはこの政権が押す舛添氏に絶対に勝たなければならない。
それには辛いが、宇都宮さんに歴史に残る御決断をお願いしたい。
細川さん1本化で戦ってもらいたい

という、こういう言葉で、
全く私個人から言ったら考えていた事と同じです。
こういう先代に悔いを残さない。
これで食い止める。
そうしなかったら本当に末代まで子どもたちに批判される。
そういうふうな思いでこの運動をやってきました。
そしてこれから私たちは独自に、勝手連という形で応援をしていきます。

私個人は細川さんとお会いした事はありませんし、
今お会いしようという気持ちもありません。

とにかくい別個に進んで行く。
一緒にとにかく小泉さんが、もう小泉さんも脱原発という気持ちになったわけで、
これは今までの私たちの運動が切り開いてきた道です。
本当に歯を食いしばって食いしばってきて、遂に自民党の中も割ってきた。
量が2倍以上になったわけで脱原発の方が圧倒的に今多数です。
少数から多数に転じたんです。
このチャンスを政治的に表現したい、という思いでここに集まっている訳です。
本当にこれから勝手連で、絶対細川さんを投票支持して、これをテコにして日本を民主化していく。
というふうな思いです。
ちょっと力みすぎましたけれど、他の方のご意見もお伺いします。
ありがとうございました。

10:44
木村:それでは、共同代表の河合さん、お願いします。

河合弘之:



えー私は、脱原発弁護団全国連絡会の代表をしております河合弘之であります。
このたび心ある真剣に脱原発を願う人たちに集まっていただきまして、
この脱原発候補・統一についての運動を致しました。

具体的に言いますと、
1月15日に文書で宇都宮健児さんと細川さんに「脱原発候補の統一のための話し合い」を呼びかけました。
その時の書類が…これでございます。
 
しかしながら、
宇都宮氏からは公開の場での討論に力点を置いた回答があり、
細川氏側からは「いかなる政党・団体からも支援は受けない。
ただしそれぞれの立場で、細川氏の脱原発の志を理解して応援してもらえれば幸いだ」という回答がありました。
そういう訳なので結局、宇都宮氏・細川氏の一本化はほぼ不可能となった状況です。

そこで私たちも決断をしなければいけないということで、
改めて細川氏・宇都宮氏・舛添氏のそれぞれの御意見や政策を検討した結果、
次のような考えに達しましたので、お話をしたいと思います。
それが…この「都知事選における脱原発候補統一について」と表する文書でございます。
皆様の御手元にもう既に行っていると思います。それを若干、ふえんして説明させていただきます。
 
結論としては
原発再稼動に反対し、『そのまま原発ゼロにする』という政策を最優先政策として掲げる細川氏を支持します。

理由1)
細川氏の脱原発政策の詳細が未だ明らかではないが、
「再稼動反対、原発ゼロ、脱原発を最優先する」ということは
細川さんおよびその陣営が明らかにしているところであります。
そのことは非常に私どもも重要なことと考え、
いろいろな方面から情報を取りましたし、話し合いをこの中でしている方もいらっしゃいます。
一部いらっしゃいます。
 
この再稼動反対、そしてそのまま原発ゼロにもって行く、
そして脱原発政策を最優先するということは「もう私どもは言わば確認済みである」と考えています


理由2)宇都宮氏は「脱原発」を政策としていますが他の政策と並列させており、優先度が低いと考えます。

理由3)
舛添氏の脱原発論は、彼は脱原発論を言っている訳ですが…一応ですね、
記者会見で「今すぐ脱原発はできない」と言ってることで分かるとおり、
言い換えれば「再稼動する」ということです。
それは私どもから見ると脱原発論とは到底言えません。
ま、俗な言葉で言うと「なんちゃって脱原発」と言ってもさしつかえないと思います。

理由4)細川氏の原発以外の政策については、平和主義を中心に私たちは力を尽くしたいという風に考えております。
 
細川さんの方では、22日の午後5時に詳しい政策を発表すると言っておられます。
そのもう7時間後には選挙の告示日になりまして、
もうそこからはいっせいに総力を挙げた選挙戦が始まるという状況です。
私たちは「それでは運動をキチンとできない」ということで、
あえて今日「細川支持」を明らかにすることと致しました。

ただしですね、細川さんが「変な脱原発政策」を掲げるのであれば、支持はできませんので
ちゃんと条件を付けてあります。
それは「結論」という所に書かせて頂いたように
「まず原発再稼動に反対し、そのまま原発ゼロを最優先政策として掲げるところの細川氏」を支持する。
ですからもしこういうことで「なければ」、私たちは支持をいたしません。

ですからいわば“密伝”じゃないかと。
「何を掲げるか分かんないのに支持するって言うのはおかしいじゃないか」と言う議論に対しては、
私たちの答えは、「私たちはこういうものでございます。決していわゆる“密伝”ではない。
キチンと、いわば積極的に
「こういう風にして下さい、そうしたら支持します。そうでなければ支持しません」という意味です。
それで私たちは確信はしておりますし、いろいろ情報を取りましたけれども
「原発再稼動に反対し、そのまま原発ゼロを最優先課題として掲げる」ということは
確実である、確かであるという風に理解しております。

以上のような次第で、私たちはまさに苦渋の選択ではございますが、
今の公職選挙法等をにらんで、そして「脱原発候補を当選させるためにはこれしか方法はない」
という風に考えているわけです。
みなさんも当然ご存知のように、小泉さんが脱原発をもう大々的に主張しているということは、
非常に政界にも社会にも大きな激震を走らせています。
 
私たちの長年にわたる脱原発の訴えに耳を貸してくださらなかった方、もしくは理解をしてくださらなかった方も
「そーか元首相の小泉さんが、あそこまで言うということはホントなんだな。
 やっぱり原発は危ないんだな。原発は使用済み燃料を10万年も…処理できなくて、
 非常に後世に災いを残すんだな。じぁあもう原発はやめた方がいいね、地震大国なんだし」
というようなことが一般の市民、だけではなくていわゆる保守層の方たち、
特に経営者の方たちもいっせいに考え始めた。

私は実は、普段はビジネス系の弁護士、会社法の弁護士をやってるんですが、
私の依頼者の中でもですね、そういう人が圧倒的に増えています。
で、私どもが考えていることは「脱原発に保守も革新も無い」、保守も革新も無い。
「保守も革新もこぞって後世のために、また今の環境のためにも経済のためにも脱原発を考えるべきだ」
という時代が来た、と考えております。

それで小泉さんや細川陣営は、要するに
「脱原発によって経済を繁栄させていくということが可能なんだ」という提案すらもしています。
そしてまったくそのとおりで、脱原発すなわち自然エネルギーの購入・実質化は、日本の経済を活性化させる、
そして日本の経済も日本の社会も全部安全にする、こういう非常に重要な、夢のある政策だという風に考えます。

そういう意味で私たちはもう、
「やはり勝つ可能性が非常に高い細川さんに賭けよう、
 そしてみんな一致してとにかく脱原発都知事を実現して、ここから更に国の原子力政策を変えて、
 脱原発に結びつけよう」というのが、私たちの熱い気持ちです。
 
私たちはこのような意思表示をした後、勝手連を各地に立ち上げてですね、
そして細川さんに投票してもらうことを呼びかけようではないかということを考えております。
えー以上でございます。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿