のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「白リン弾」 の悪魔性について

2014年07月14日 22時10分09秒 | 戦争犯罪



サイト「naver まとめ」によると、

イスラエルのパレスチナ保健大臣が

国際法上の禁止兵器、「白リン弾」の

使用を認めました。

☆ 記事URL:http://matome.naver.jp/odai/2138120566200481201

爆弾の提供者は、

米国だとのことです。

爆弾と言うと、

誰しもが着目するのが爆発力。

その点、

この爆弾は、

爆発力は大したことないようです。

従来は、

1)煙幕(着地後の白煙で敵の視界を限定する)

2)限定的な照明(敵対勢力の攻撃対象を照らし出す)

3)焼夷(消火が困難)

という効果を狙って使用されていました。

しかし、人口密集地での使用は

「非人道的で国際法違反の疑いがある」爆弾です。

日本の新聞やニュースでは、

「後遺症のおそれも」

という表現でこの爆弾の脅威を伝えます。

しかし、そんな生やしい

表現で言い尽くせない被害を人体に及ぼします。

たとえば、

次の画像をご覧ください。



体の一部に

付着したリンはいつまでも高温で燃えつづけ、

人体をも焼きつづけると

上掲サイトに説明がありました。

すなわち、この爆弾、

「充填する白リンは、反応性が高く大気中で自然燃焼する」

という特質があります。

煙幕に使用されるのは、

そのときに

吸湿して透過性の極めて悪い五酸化二リンの煙を発生する

という性質を利用したものです。

体の水分が

消化の用をなさず、

五酸化二リンの煙となるだけです。

そして燃え始めた体は、

最後には

こうなります。



愛する人が

目の前で燃え始め燃え尽きる様を

見続けられるでしょうか。

下の図を見てください。



支援物資か何かでしょうか、

あるいは、被弾して亡くなられた方たち…でしょうか。

「ガザでは遺体が山積み」という

情報もあります

(マスコミに載らない海外記事「イスラエル・ガザ攻撃の本当の狙いは、アラブ人殺戮〈元記事:Gideon Levy〔2014年7月13日〕〉」参照*http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-06da.html)。

一か所に積み上げられてくすぶり続け、

真っ黒な山の

内部でちらちらと赤い炎を出し、

まるで炭火のごとくに燃え盛っているのは、

人かもしれません。

砲撃は。

14日夜から15日まで続き、

数百トン分の食料や医薬品など人道支援物資を焼いたとされてます。

ギング所長が

「においや炎上の様子は白リン弾だった」

と語られたみたいで、

今回、初めて国連が事実上確認したそうです。

白リン弾は、

その残酷性ゆえに

国際法上

禁止兵器とされています。



たとえ欠片にしろ

被弾すれば、

火が消えてくれないという

爆弾の威力を承知して

上から降り注ぐ

火の粉から逃げ惑う人たちの

人たちの気持ちは、

恐怖は、

どんなでしょう!

ところで、日本は、

この白りん弾使用について

無関係ではありません。

北海道の矢臼別演習場(別海町など)で行われている

在沖縄米海兵隊の実弾射撃移転訓練で、

非人道兵器といわれる

白リン弾が使われている可能性が、

移転訓練に反対する住民らの監視活動で明らかとなっているのです。

下図がその証拠写真です。



白リン弾に対する

日本政府の態度について国会でも質問がなされた

という経緯があると言います。

ときの首相麻生太郎は、

以下のように答弁したらしいです。

「米国政府からは、二千四年十一月、ファルージャにおいて、主として煙幕、攻撃対象の識別、敵の追い出し等のために白リン弾を使用し、非戦闘員等に被害が及ばないよう、あらゆる手段を講じた旨説明を受けている。」(答弁書第一三六号 平成二十一年四月二十四日 内閣総理大臣 麻生太郎)

「御指摘の連盟や英字紙が、米軍による焼夷兵器としての白リン弾の使用等について報道等を行っていることは承知している。」(答弁書第一三六号 平成二十一年四月二十四日 内閣総理大臣 麻生太郎)

「御指摘の団体が、白リン弾は焼夷兵器として使用され得ること、焼夷兵器は戦争法規によって禁止されていないが、軍事目標に対する白リン弾の使用は過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関する条約(昭和五十八年条約第十二号)の焼夷兵器の使用の禁止又は制限に関する議定書(議定書Ⅲ)によって規制されていること等の見解を示していることは承知している。」(答弁書第一三六号 平成二十一年四月二十四日 内閣総理大臣 麻生太郎)

「白リン弾が、民間人へ及ぼす被害等の事実関係について必ずしも明らかになっていない部分もあり、お尋ねについて一概にお答えすることは困難である。」(答弁書第一三六号 平成二十一年四月二十四日 内閣総理大臣 麻生太郎)

以上、要するに、

日本政府は、

陸上自衛隊矢臼別演習場(北海道)での白リン弾使用を含む米軍の実弾射撃訓練を

日米安保条約の目的達成のための

「必要な訓練」などと擁護するための弁明です。

実は、

白りん弾の使用は、

ガザが初めていうわけではないようです。

ウクライナ政府軍による

白リン弾の使用が指摘されています。



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