みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

6/2 通常ゼミ農薬月間③

2017-06-04 10:11:29 | ゼミ活動
こんにちは。

農薬月間3回目ということで、発表者は私河原田と、社会人でゼミに参加していただいている飯塚さんです。

始めは私の発表で、「河川の農薬汚染」についてです。

今回は兵庫県環境研究センターが発表した「加古川水系における水田農薬の河川水質及び底質への汚染状況」というレポートを参考にさせていただきました。このレポートは、兵庫県を流れている加古川の上流・中流・下流において川を流れている水と底質、つまり川底の土壌からどれだけ農薬が検出されるかという調査です。

今回の発表ではこのレポートのデータをまとめただけという簡単なものになってしまいましたが、実際にこの農薬成分がこれだけの量流れているのは大丈夫なのか、人の生活や他の生物にどのような影響を与えるのかなどに絡めていければよかったと思います。今後これらについて調べてみようと思います。

また、水田農薬の河川汚染ということで、おまけとして稲作に使われる農薬も調べてみました。我々日本人の主食である米はどのようにして育てられているのか、どのような農薬が使われているのか、実際に調べてみるまで知らないことが多かったです。

次に、飯塚さんの発表で、「環境問題の研究手法」についてです。

スリランカの農薬問題を例にして、このような問題の研究はどのようにあるべきかという内容でした。例えば、環境汚染により人や自然に何らかの悪影響があったとして、日本ではそれについての対策の技術研究が主として行われるそうです。確かにこれはとても大切なことではあります。しかし、なぜそのようなことが起きたのか、つまり原因の究明も行わなければならないのです。根本的な問題を解決して、そもそもそのような問題が起こらないようにすることが大切なのではないかと思いました。

農薬の人体への影響の究明は困難なことです。なので、メカニズムの解明と同時に被害地域の観察データを吟味し、多面的な角度からの研究が必要です。


いよいよ来週は農薬月間最終週!自分の発表が終わったからといって気を緩めるようなことはせず、最後まで学べることをどんどん吸収していきたいです。

かわはらだ

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