忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

「差別」や「偏見」

2009-08-25 00:24:23 | のんき的時事問題
う~ん・・・実はこの話題、のんきのブログにとってはちょっとした「タブー」なんで
すよね~

文字通り、「差別」や「偏見」を生む恐れがあるからです。だけど、今回の総選挙
にも大きく関係がある問題らしいので、ちょっと取り上げてみたいと思います。

話は、「差別」からスタートしてみたいと思います。

「眠れる獅子を起こすな」

のんきは小学校の道徳の授業の時に、この言葉とともに「差別」という言葉を
習いました。

当時は、一体何が問題でわざわざ道徳の授業などでとりあげるのだろう、と首をか
しげたものです。

では、そもそも差別とは一体何か、ということですが・・・。

むかし、(江戸時代以前)、日本の神社やお寺の参道には、そこをすみかのように
して寝泊りしている人たちがいました。彼等が何をしていたか、というと、皇族
(天皇家の一族)がなくなったとき、亡くなった人の遺体を葬儀場まで運んでいく
ような役目をしていました。当時は天皇家といえば、まさしく「尊い」存在。庶民
たちが関わることなどとても出来ないような存在です。彼等はこの「職業」にとて
も誇りを持っていました。

江戸時代に入ると、身分制度として、「士農工商」という身分制度が制定されま
す。農民を上から2番目の身分として設定しているのですが(年貢を納めてもらわな
いと侍たちがご飯を食べられませんからね)、実際は工人や商人たちよりも低い水
準の生活を送っていたようです。

そこで、当時の権力者は、農民たちに、自分たちよりも低い水準で生活を送ってい
る人達がいるんだということをイメージ付けさせるため、士農工商よりも下に、
「えた」「」という身分を作りました。この人達がどのような仕事をしていた
かというと、処刑の執行人、死体の処理、排泄物の処理、といった、客観的に見て
一般人から軽蔑されるような職業を行っていたのです。では、どのような人達にこ
の身分が与えられたのかというと、冒頭に記したような、「誇りある職業」を生業
としていた人達でした。

明治に入ってからこの身分制度は廃止されるのですが、民衆の心までは変えること
は出来ません。民衆の身内を処刑したり、人々が普通は目を背けたくなるような物
を取り扱っていたり・・・。簡単にそのことを民衆の心から取り去ることは出来ま
せん。

彼等は、江戸時代より、ある決まった一定の区域に居住していました。この区域の
ことを、明治以降は、「」と呼称するようになりました。
差別とは、現代に至っても尚、社会の裏側に残っている、この居住者たち
に対する差別です。

現代でも、例えばこの地域の人と地域外の人が結婚しようとすると、特にお年寄り
などが、これを良しとせず、本人たちの気持ちを一切無視して引き離してしまった
り、この地域に居住していることが就職差別になったりすることもあるようです。

そう。これらの問題は、「現代に尚残る深刻な問題」なのです。
このことは、昔逆差別の記事の中でも述べたことがあるのですが、確かにこうい
った地域に居住する人たちは、戦後の歴史の中で、理由なき差別を受けてきまし
た。

ただ、この「差別」の中に、と呼ばれる地域に住む人たちが凝り固まり、他の
地域の人たちと関わることを受け入れようとしなかったり、そればかりか「差別」
を受けてきたことを理由として、中には法外な要求を行政に対して行った人たちが
いたこともまた事実なのです。

一般人であれば通ることのない要求が、彼等が集団となって行政側に要求すること
で簡単に通ってしまう、「逆転現象」が起きていたこともまた事実です。

そして、日本にはまた、別に、彼等と同じような境遇にある人たちがいます。

次は記事を分けて、このことを少し記してみたいと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教育の差別問題に気づいていますか! (トム)
2009-08-25 07:28:28
政権交代は、子供を守るために必要です。
疑問がある人は、「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望日新報道)を読んでみてください。
デタラメ教育によって、子供が、不登校退学ニートにされ、貧窮ホームレス自殺に追い詰められていることが、ハッキリと分かります。
愚民化教育を行い子や孫を苦しめる封建政党と官僚政治は、社会から消滅させる必要があります。
まず、政権交代です。
次に、「おバカ教育」から子供を救うため、学校に行きましょう。
返信する
トムさま (のんき)
2009-08-25 12:06:51
真剣なご意見ありがとうございます。

今回の風潮に限って言えば、「子どもを守るた
め」に政権交代が必要だという考え方にはいさ
さか疑問があります。

というのも、どうしても教育問題を考慮する場
合に登場するのが民主党の支持母体である「日
教組」の問題です。

ゆとり教育の犠牲となった世代。トムさんの
おっしゃる「愚民化教育」とは、正しくこの世
代のシステムをおっしゃっているのではないで
しょうか。

このゆとり教育を導入したのが中曽根政権で、
このゆとり教育を強力に推す進めたのがこの
「日教組」であると把握しています。

中曽根氏は田中角栄の強力なバックアップを受
けており、また現在の民主党の主流派はこの旧
田中派と呼ばれる人たちであると伺っていま
す。

とくに教育問題を考えていく上では、民主党に
政権を譲り渡すことは大変危険だと思うのです
が・・・。
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