パラドックスとジレンマ

パラドックス・・・確か高校のときに習った意味合いは、「逆説」。論理的矛盾、なんて
表現もされますが、・・・時には共に受け入れざるをえない現実に晒されることもありま
す。

今回の政局にもたらされている混乱には、３つの見えにくい存在が隠されています。
一つが「麻生太郎」。一つが「反麻生勢力」。一つが「民主党」。

麻生太郎も、反麻生勢力も、共に自民党というカテゴリーを構成しています。
自民党反麻生派閥も民主党も、麻生太郎に抵抗する存在です。

だけど、反麻生勢力＝民主党とういうわけではありません。

のんきのように、麻生さんを支持する人たちは、次回総選挙の際、受け入れがたい
パラドックスを受け入れなければならないというジレンマに苛まれるはずです。

つまり、麻生さんに政権を運営してもらうためには、麻生さんが所属する自由民主
党という政党に政権与党となってもらう必要があります。ですが、恐らく麻生さん
を支持する人たちは、反麻生勢力に対して、言いようのない怒りを覚えているはず
です。

自民党に政権与党になってもらおうとするためには、支持できる、出来ないに関わ
らず、自民党から立候補した代議士に票を投じなければなりません。比例代表に自
民党と書いて投票することは難しいことではありません。

ですが、選挙区によっては、自民党から去ってもらいたい代議士にまでその票を投
じざるを得ないというジレンマに苛まれるのです。

・・・こんな選挙は初めてです。

っていうか、中川秀直とか、どんな面下げて自民党から立候補するつもりなんだろ
う。

見間違えないでほしいですね。民主党は、郵政民営化に反対していたことを。高速
道路の料金を無料にすると言っていたことを。

高速道路を無料にしたりしたら、道路の維持管理や職員さんたちの給与はどこから
出すつもりなんでしょう。税金を使う気？

極論からすれば、彼等は政権をとれば、郵政を再国営化し、高速道路を無料にしま
す。巷で広がっている鳩山さんに対する批判をのんきがこのブログで持ち上げるこ
とはしませんが（荒れることを恐れるので・・・）、願わくば、もう一度麻生さんに
政権を与えて、今度こそ野党や反麻生勢力やマスコミに邪魔されることなく、その
本来の実力を発揮できる環境を整えさせてあげてほしいと・・・。



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