のんきの宗教観～総集編

そう。ずっとストップしたまんまののんきの聖書物語

「続きが見られるの～」
ひよこさん。そういうわけではないんです。

実はのんきがこの記事を書こうと思ったのには少し理由がありましてね。

めったに見られない光景で、仲間と年明けを過ごしたとお伝えしました。
ですが、この話には、実は続きがあります。

未明の2時ごろ、のんきは知人たちと別れて、タクシーを拾おうと、大街道（松山の
歩行者専用商店街です）をぼちぼちと歩いていました。

と、突然のんきの名前を呼ぶ声がしました。「○○（のんきの本名）さ～ん」
なんとなくびっくり。だって元旦の未明。しかも夜中の２時ですよ。

商店街も閑散としてて、とても知り合いが存在するようなシチュエーションではな
いんです。ふりむくと、明らかにのんきの名前を呼びながら手を振っている人がい
ます。

最初誰かはわからなかったんですが、のんきは彼の方へ歩みを進めました。
近づくと、確かに見覚えのある人です。ですが、どうにも違和感がありました。

彼が用いる言葉の使い方や雰囲気が、のんきの中にある彼の雰囲気とは明らかに
違っていたからです。ですが、近くで話をしよう、といわれたので、1時間程度であ
ればかまわないか、と思い、彼とともに歩みを進めました。

彼の雰囲気が違っていた理由。「お酒」が原因でした。
普段、過剰なほどに敬語を用い、相手を立てるような言葉しか用いない彼が、普段
のその彼の表現方法とは対極にあるような言葉を用いているのです。

彼の自宅は公共交通機関のないこの時間帯にはとても帰れるような場所ではありま
せん。タクシーや代行を使ったりすればとてつもない金額になります。

その日は元旦の未明で、色々話した後は、恐らく３時が近づいていたろうと思いま
す。
のんきは非常に迷ったのですが、これほどまでに酔っている彼を、やはり放って帰
ることは、のんきには出来ませんでした。

彼をのんきの家まで連れて帰り、泊まってもらうことにしました。
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彼の名誉もあるので、具体的に表現は出来ませんが、彼は彼自身の存在について、
とても冷静には判断できないような、そんな状態にありました。
普段の彼の話し方や様子から、彼のそんな事情を想像することなど、のんきにはと
ても出来ませんでした。

ですが、彼のそんな事情よりも、酩酊した彼から発せられる様々な言葉や表現方法。
のんきがまず疑ったのは彼の生育暦でした。

ですが、彼は、実はキリスト教系の家庭で育っています。ですから、恐らくそれほ
ど紛った育てられ方はしていないでしょうし、実際彼の親御さんにものんきには面
識があります。

とても生育暦に問題を起こすような方ではありません。だとすると、考えられるの
は彼が置かれた立場・・・。

宗教家の子どもであるというプレッシャーです。

案の定、話を聞いているうちに、彼の口から紡がれた言葉は、そのプレッシャー
と、そして彼自身が子どもの頃に抱いていた、自分自身がキリスト教系の家庭で
育ったいうことに対する「偏見」についてでした。

のんきが知っているクリスチャンには良識のある人が多いので、そういった意味で、
のんき自身にキリスト教に対する偏見は特にないのですが、だからこそ彼の言葉は
とても意外でした。

偏見・・・例えば、キリスト教だけでなく、仏教や神道についても、その儀式的な
環境に自分の身を置かれることは、のんきにも抵抗があります。唱える経典が異な
るだけで。

一般に日本に流行している仏教は「密教」ですから、その意味を知る必要はありま
せんし、ただ修行した人が唱える言葉を聞いているだけでかまいません。ですが、
その経を読め、と言われれば、やっぱりのんきには抵抗があります。

似たようなものだと思うんですよね。ですが、彼はキリスト教が「仏教」や「神
道」ではなく、「キリスト教」であることの抵抗を＝「カルト的」という表現を用
いて表現していました。

この年になってようやくその大切さがわかったんだ、と。

では、改めてのんきの宗教観（過去に同じタイトルの記事がありますね）
を、この「のんきの聖書物語」、そして「陰陽五行説～そのルーツを探る」の総集編
という形で次回、記事にしてみたいと思います。



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