忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

消費税増税を考察する

2013-10-05 10:58:07 | のんき的時事問題
さて・・・

案の定というか何というか・・・。

来ましたね、ついにのんきの記事にも・・・クレーマーが。
届いている記事はこの二つです。

景気が回復しない限り消費税は上げない!by麻生太郎
なぜ「経済」なのか~歪められた経済問題~

本来なら、消費税増税を安倍さんが発表したそのタイミングで記事を作るべきだったんだろうな、とは思っています。
そのつもりではいたのですが、時間も体力もそうあるわけではありませんからね。

確かに、景気が回復しない限り消費税は上げない!by麻生太郎の記事については、それでも増税はない!!にも記したとおり、のんきが記事を投稿した後、この記事に対してリツイートしてくれた人がいたと、その人が冷静にのんきの誤りを指摘してくれていました。

引用します。

ツイッターで、のんきの記事をリツイートしてくれた人がいたのですが、その人がこのように記していました。

ナチス発言以上に読み取りにくい。明言したくないこというのには向いてるな。読むかぎり景気判断の指標はポジティブにとらえてるようだが?

と。

そう。つまり、麻生さんは今の日本の景気を良くなったと見ている。だから附則18条に則って、速やかに消費税を増税すべきだと言っているのではないかと、そう指摘していたのです。


つまりはリツイートしてくれた方の指摘通りで、結果的に麻生さんは「麻生さんは今の日本の景気を良くなったと見ている。だから附則18条に則って、速やかに消費税を増税すべきだ」と、そう言っていたということになります。


ですが、のんきにはこれを素直にはいそうですか、と、受け止めるわけにはいかない理由があります。


というのも、麻生さんは消費税増税のタイミングについては、麻生内閣当時、このように言っていたからです。

経済は全治3年、消費税増税を考えるのはその先

<抜粋>
 その上で目先取り組むべき課題は「景気対策」と繰り返し、現行5%の消費税の税率引き上げの時期と幅については「肝心なのは、今が不景気だということを忘れてはならない」と強調した。

さらに麻生新総裁は「名目成長が2%程度。3%ぐらいいけば最高。そうしたものがある程度続き、経営者が設備投資をしても大丈夫、消費者が消費をしてもいいとなってからでないと、うかつに上げると(消費税を5%に引き上げ、経済失速を招いた橋本政権の)二の舞になりかねない」と述べ、「景気がそこそこと思われるのに、全治3年と表現してきたが、3年ぐらいかかるのではないか。消費税増税を考えるのはそれから先だ」と語った。 

 一方で将来の消費税の姿に関しては、少子高齢化のなか、米国型の「小福祉・小負担」か、欧州型の「高福祉・高負担」かの選択を迫られており、日本の国民合意は「中福祉・中負担」だろうと指摘。「(現在の小負担から中負担への移行の)かなりの部分は消費税にいかざるを得ない」と述べ、社会保障財源としての将来の消費税引き上げの必要性は認めた。

 その上で「いきなり10%か、というのが率直な実感だ。また、食料はゼロでもよい」などとも語り、消費税を引き上げる場合には段階的引き上げや複数税率が議論になるとの認識を示した。


麻生さんが常々言っていたのは、「名目GDPの2~3%の成長率が3年連続で続くこと」が消費税増税の為の条件だということです。

のんきとしては、麻生さんがこれをたがえることはないだろうと、ここを信じていたからです。


本来、財務大臣の記者会見において、記者が麻生さんに対して問いかける質問はこれであったとのんきは思っていました。どうしてこの問いかけをする記者がいないのかと。


ですが、黒田総裁が消費税増税に対して、「デフレ脱却と同時に財政再建は可能だ」という発言を行ったあたりから、違和感は覚えていました。

黒田総裁を日銀総裁に推したのは麻生さんですからね。


ですが、麻生さんの過去の行動から考えて、その自分の発言に対する言行不一致に対する責任を何の理由もなく放置するようなことをする事はとても考えにくいのです。


見方として、実は視点が二つあるとのんきは考えています。
これは、別に今更述べるようなことでもなく、のんき自身のブログの中で、過去に何度も述べてきている事でもあります。

それは、「消費増税のタイムリミット」と「デフレを脱却する方法」。この2つです。


過去ののんきの記事を総括する意味でも、この2つのテーマで記事を作ってみたいと思います。

ただし、その前に一つだけ記しておきたい内容があります。



安倍内閣誕生前と誕生後の大きな違いとして、「日本のことが嫌いな人」と「日本に元気になってほしい人」が対立している構造が安倍内閣誕生前の状態でした。

「日本のことが嫌いな人」。恐らく日本人以外の人がこれを先導しているのではないかと思います。

たとえば、本当は日本人ではないのに、本人の意思にそぐわない状況で日本にやむを得ず籍を置いている人がいたとします。

日本人であれば、普通「日本に元気になってもらいたい」と考えるでしょう。自分たちの生活をよくしたい、自分たちの子供の生活をよくしたい、と。

ところが、日本人ではない人たちはこう考えるのです。

「日本のことだけを考えれば、確かにそうかもしれない。だが、日本は、日本人だけのことを考えるわけにはいかないでしょう? 日本以外の国も元気にする責任がある」

と。

これは、実際にのんきがその「日本人以外の人」と対話をしたときに、聴かされた話でのんき自身もとてもびっくりしました。そもそも、その人が日本人だと思って話していたからです。

ですが、確かに立場を変えて考えれば、これも理解できないことはありません。

「自分たちは確かに日本にいるが、祖国に利益を与えるのが自分たちの役割だ」と。

そうなんだと思います。これは仕方のないことだと思います。

ですが、その人たちが日本のことも本当に好きで、日本に元気になってもらいたいが、同じように自分たちの祖国にも元気になってほしい、と思ってくれるような人であれば構わないでしょう。

ですが、必ずしもそうではない。日本にいながら、日本のことが嫌いで、だけど祖国にはよくなってほしいと、そう考える人が実際にいるのです。

民主党政権の誕生とは、すなわちそういう勢力によって日本国民に突きつけられた現実だったということ。そして、

「日本のことが嫌いな人」と「日本に元気になってほしい人」

が対立する構造でした。


ですが、そもそも民主党という政党が全くと言っていいほど政権を担うに足る能力を保有していないことが明らかにされ、安倍内閣が誕生したことにより、この対立構造は、少なくとも表面上消え去ってしまいました。

「日本のことが嫌いな人」たちの足がかりが無くなってしまったからです。
事実、アベノミクスの効果で株価が回復し、為替相場も100円近く、正常な水準にまで戻りました。

地域や「民間最終消費支出」のレベルでまだ実感できる水準に至っているとは言いにくいものの、明らかに日本の企業は体力を取り戻しました。

誰もアベノミクスを批判できないような状況が生まれてしまったのです。


ところが、この「消費税増税」問題。

のんきもそうですが、橋本龍太郎内閣において、消費税が3%から5%に引き上げられた時のことを引き合いに、増税すると倒産が増えますよ、税収も減りますよ、自殺者も増大しますよと、特に「保守層」とよばれる政治的スタンスを持っている人たちが、消費増税に反対し、「タイミングは今ではない」と主張し続けてきました。


って、のんきは民主党内閣当時、消費増税が法案として成立する際に、「そもそも消費税増税派必要なのだ」という主張を行い、消費税増税そのものに反対する人たちのことを説得しまくった記憶もありますが・・・

あの当時消費税増税に反対していた人たちも、今では「現在の財政状況から、増税そのものは必要だ。だが、タイミングは今ではない」という主張に変わりました。

話が少しそれましたが、今回の消費税増税に対して反対していたのは、そもそも安倍内閣を支持していた人たちなのです。


安倍内閣を支持していた人たちが、今度は安倍内閣を批判する側に回りつつあるのです。
たとえば、「麻生・甘利が裏切った」という情報を触れ回ったのは、「倉山満」という人物です。

塾生と呼ばれる人たちが、彼に振り回されて、ネット上で「麻生・甘利が裏切った」という情報を触れ回りました。

確かにのんきも、甘利さんに対しては、その主張に疑問符を持ち、批判をしたこともあったかと思います。ですが、「裏切り者」だとかそんな主張をしたことはありません。

況して麻生さんに対しては、全幅の信頼を置いていますから、倉山氏の情報に初めて触れたときに愕然とする思いがしました。

人間関係などから見る上でも、彼は間違いなく「保守」と言われる側であったからです。

漸くこの国の進む道が正常に戻りかけているのに、今になって何故に保守層が道をたがえねばならないのでしょう。

消費税増税というたった一つの政治的決断に振り回されて、日本の政治があたかも終わったかのように悲嘆するのはやめてほしいのです。


ってことで、次回以降の記事で

「消費増税のタイムリミット」
「デフレを脱却する方法」

という二つの視点から、増税そのものの是非についての考察と、それでもデフレ脱却は可能だということ。

そのことを記してみたいと思います。




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15 コメント

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Unknown (通りすがり)
2013-10-07 09:23:42
クレーマーと言う時点で終わり。
黒田の円安だけで
何の問題も無かった
消費税入れたらどうなるか?
景気対策は単年でやめるのか?
止めたら景気下がりますよ
グタグタ言っても
消費は落ち込みます
税収落ちます
TPPで安い外国産入れば、買います
国内は総崩れです
先は見えてます
保守党と言った自民党は嘘です
貴方は妄信者以外
何者でもない
返信する
Unknown (通りすがり)
2013-10-07 10:02:29
民主党や倉山?
何が問題あるかな?
決めたのは安倍自民党なんですよ
解りますか?
安倍晋三が決めたのです。
他人の批判は出来ませんよ
それは逃げです
内閣総理大臣
自民党党首
安倍晋三が決めたのです
返信する
通りすがり様 (のんき)
2013-10-15 23:47:24
コメント返し、遅くなりました。

ですが、私にとってあなたはやっぱり「クレーマー」ですよ。
貴方がここに記していることは、全て「推測」や「仮定」にすぎません。

「そうならないためにはどうすればよいのか」という深いところまで考察しているわけではないということです。

少数ではありますが、私のブログへの訪問者の中には、私のことを信頼し、記している内容を信頼してくれている人もそれなりにいます。

ですから、私の記している内容が現実と異なっていれば、その人たちの信頼を裏切ることにもなります。

世間に向けて情報を発信する記事を作るときは、それだけの覚悟を私はして記事を作っているということです。

貴方が普段どのような情報の発信のされ方をなされているかはわかりませんが、何も発信することをせず、ただ人の作った記事の誤りを指摘する事のみに終始しているのであれば、私はあなたを軽蔑します。


それから、二つ目の投稿に対する返答ですが、私はこの記事を、特に後半は何もあなたに対して発信しているわけではありません。

貴方とは異なる考え方をしている人たちに対して発信しているのです。

私は今でも安倍さんや麻生さんを信頼していますから。
過去に私と同じようなスタンスにありながら、「消費税増税」というたった一つの政策決定だけで掌を返したかのように安倍麻生批判に回る人たちに対して警鐘を鳴らしたものです。
返信する
Unknown (通りすがり)
2013-10-16 21:43:55
軽蔑するのは、安倍政権であり、政策ですよ。消費税は付帯事項ついてましたよね?
それは無視ですか?
今やれば、どうなりますか?解りますよね。
経団連に負け
財務官僚に負け
すべて負けです
言ったことも出来ない内閣に何を期待しろと?
詐欺ですよ詐欺
貴方も間違ったならば、謝罪すべきです。謝罪してから述べるなら、まだ話は解りますがね
顔も誰かも解らない貴方が間違った情報流して無視ですか?
そこを問うのです
話のすり替え
論点ズラしは
サヨクですよ
返信する
通りすがり様 (のんき)
2013-10-17 21:13:16
あなたが安倍政権や政策を軽蔑するのは自由です。

ですが、ご自身では何も調べることをせずにしかも人のブログのコメントで批判ばかり繰り返すのはおやめください。

私があなたを軽蔑すると言っているのは、あなたのそのような態度に対してです。

ちなみに、消費税に「付帯事項」などついていませんよ。
ついているのは「附則条項」です。用語は正確にお使いください。

「この法律の公布後、消費税の引上げに当たっての経済状況の判断を行うとともに、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第二条及び第三条に規定する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。」

とそこには記されています。

解釈の仕方が私の予測と違っただけであり、何もその内容に違っているわけではないと思いますが?

貴方が安倍内閣に何か期待しないというのであれば、それはあなたの自由です。ただ、私の考え方とは違いますね、とただそれだけです。

謝罪と言いますが、私の情報が誤っていたことで、あなたに何かご迷惑をお掛けしましたか?

私のブログからは、方法によっては私がどこのだれかを知る方法はあります。顔も見ることは出来ますよ。

貴方にご迷惑をお掛けしていないのに、何を謝罪しろというのですか?
返信する
Unknown (通りすがり?)
2013-10-18 13:24:58
何とか条項?
違う。それはすみません。
通じてれば良しかと。
安倍に期待はしてません 出来ません
即刻 辞めてもらいたい。
力を与えた故に
公約違反を繰り返す。
民主党の末期の時はこぞって批判した
今 なぜ批判しない
公約も守らない政権は詐欺。
国民 日本を疲弊させ、辞めて行く。
残された国民は何なんでしょうね。
税金だけは課せられ、デフレは進み、何が残る?
返信する
Unknown (Unknown)
2013-10-18 13:26:40
イヤならブログを辞めなさい
返信する
Unknown (Unknown)
2013-10-18 13:27:47
あなた
のんきだけあって
のんきだね~(笑)
返信する
Unknown (雷神)
2013-10-18 13:28:38
のんき(笑)

キモっ
返信する
通りすがり?様 (のんき)
2013-10-19 10:21:37
何度も言いますが、

「安倍に期待はしてません 出来ません」と記し、私のブログを使って批判のみを行うのなら、明確な根拠を示してください。

「公約違反を繰り返す」とありますが、そもそも「公約」とは、自分たちが政権与党にいる間、「4年間(今回は3年間でしょうか)」の間に果たすべき約束を示しているのであって、まだ1年も経過していないのに、「公約違反を繰り返す」という表現がそもそもおかしくありませんか?

このまま何も変更されず、税金が課せられるとすれば、それは来年の4月です。

まだ税金は課せられていませんね?
来年の4月の時点で、GDPデフレーターがプラスに転じていれば、あなたの言うことは当たらないのではありませんか?

尤も、私はそのことに賛成しているわけではありませんが。
返信する

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