サムスンという虚構～「輸入」の形

下火になりつつありますねぇ・・・、宮崎のニュース・・・。
ちょっとまずい。朝のニュースを見回してますが、日テレ系で池上氏が解説を行っているニュースのみですね・・・。

問題なのは問題なのですが、北朝鮮の魚雷のニュースと、トップニュースで扱わなければならないものなのか、という
疑問が多く残る事業仕分けを全面に持ってきています。

北朝鮮の魚雷のニュースには少しのんき的視点が入る猶予があるようなので、また近いうちに記事にしてみたいとは
思いますが・・・。

昨日は自民党から「口蹄疫対策措置法案（仮称）」が発表されたばかりなんですが。



それとも野党の法案だから無視？
民主党が口だけで言ってることに比べると、既に書面化されて、体系化されていて、具（つぶさ）にケースに応じた
内容が示されているし。きちんと比較して、野党案と与党案を比較して指し示すのもマスコミの役割だと思うんです
けど。

多分、この動画を見れば、「いったいどっちが与党なの？」と疑問が巻き起こるはずです。

赤松と言う男・・・。マジで殴ってやりたいです。　のんきにそんな暴力的なことはできません。

って言うことで、『サムスンという虚構～「輸入」の形』。サムスンという虚構の続きです。

のんきが引っ張ってきているデータは、ジェトロ（日本貿易進行機構）という独立行政法人のデータです。

韓国だけじゃなく、様々な国、地域のデータを参照することができますから、興味がある人は見てみてくださいね。

では。先ずは韓国の輸入相手国から見てみましょう。

トップは文句なしで「中東地域」。これは日本と同じですね。原油の生産をこの地域に依存している構造です。
では、２位は、というと・・・。17.7％で中国。中国からは何を輸入してるんでしょう。

これは、中国の輸出品目の内訳を見るとなんとなく想像できます。中国の輸出品目に占める割合のうち、最も多いのが
「工業製品」。この記事は中国を分析する記事ではないので、とりあえず中国のことは放っておきますが、工業製品の
うち、もっとも多いのが「機械・輸送設備」ですから、工場におけるいわゆる「ハード面」での設備を主に中国から輸
入している、ということになるのでしょう。

では、第３位は。アメリカ？　ヨーロッパ？　

想像はついているかもしれませんね。実は貿易相手国の第３位は、わが国、日本なんです。全体の１４％以上にのぼり
ます。

じゃあ、一体日本からは何を輸入しているんでしょう？

ってことで、では、日本との輸入内訳を考える前に、今度は韓国の輸入品の内訳を見てみましょう。

断トツに多いのは鉱産物で３６％。原油のことですね。

では、２番目に多いのは何でしょう。これ、１８．５％で、実は「電気・電子製品」製品なんです。

「あれ？・・・」
お。ひよこさん。中々鋭い。

それでは、もう一度前回の日記を振り返ってみましょう。
前回の日記でお示ししたのは、韓国の「輸出品目内訳」。トップは何だったでしょう。
そう。「電気・電子製品」でしたね。

この、「電気・電子製品」の輸出金額は131,910円。では、輸出金額はいくらか、と言うと、80,44億ドル。
あ、ちなみにデータは２００８年のデータです。２００９年のデータはまだＵＰされていないので。

で、輸入金額が輸出金額に占める割合はというと、何と６０％。とっても不思議でしょう？

その内訳を見ていると、もっとすごいことが見えてきます。ここからは、内訳でなく、金額でいきます。
「電気・電子製品」の内、輸入金額が最も多いのは電子部品で、4264億ドル。輸出に占める割合も同様で、電子
部品が最も多いわけですが、その金額が5955億ドル。輸入が占める割合は71％。

そして、その更に内訳を見てみると、最も割合が多いのが輸出入共に半導体です。
輸出が3279億ドル。輸入が3201億ドル。輸入が輸出に占める割合は実に97％。

輸出している半導体のほぼ百％を輸入し、ほぼ同額で輸出している、ってことです。

「・・・　どういうこと？」
そう。輸入する意味、ないですよね。

なのになんでこんなことがおきているのか。
とっても不思議ですよね。

では、どんなケースにこんなことが起きるのか。知りたいですよね？

では、次回はそんな韓国の不思議な事情を「日本の貿易収支」の側面から見てみたいと思います。






























「ま、また放置か・・・」




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