Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

GWに突入 、私も負けじと突入。

2019-04-27 08:48:00 | 日記
ゴールデンウィークに入りましたね。
 
シーズン真っ盛りのロードレース選手は、GWだからといって気を抜けません。
 
私たちチームも週末、群馬で開催されるレースに向け、大型連休初日の混乱を避け昨日のうちに移動を開始しました。
 
昨晩は長野県上田市の菅平高原へ宿泊。
 
標高が1200m程あり、少しでも低酸素低圧の環境に身体を置くことで、5月後半のTOJ等への好影響を僅かにでも期待しています。
 
もう一つに、明らかな成果を期待することが、高地に身を置くことで生まれるリラックス効果です。
 
大気が低圧な環境が緊張緩和を司る神経を優位に働かせ、静かで綺麗な空間は聴覚や視覚からも気持ちを落ち着かせてくれます。
 
選手にとって、もっともパフォーマンスをあげてゆく必要があると同時に疲れが出やすいこの時期。
 
活動の中に少しでも緊張を和らげる工夫を取り入れることも必要と考えています。
 
もちろん、そんな事が可能な環境にいられるのは贅沢な事。
 
感謝しながら活動しなくてはいけませんね。
 
 
で、選手は狙い通り朝から薪ストーブなどの前でリラックスしているようですが、私はと言うとどうでしょう。
 
寒くなり雪が降る可能性がある。
 
と聞いた私は何故か気持ちが落ち着きません。
 
雪の影響で車が動かせず遠征の予定に影響が出る。
 
と考えたから。
 
 
ではなく。
 
 
あれです。
 
 
犬と一緒。
 
 
夜明けと同時に。
 
外を確認し。
 
雪が薄っすら積もっているのを見て。
 
世間がGWに突入することに対抗するように。
 
私も突入しました。
 
 
 
 
 
雪山に🏔
 
いやー、そりゃ雪が降ると聞いてソワソワしてしまうのは、温暖で雪がめったに積もらない伊豆という土地に生まれ育った私としては至極普通のこと?なのです。
 
リラックス効果を狙った高地滞在は私には逆効果なのでしょうか。
 
しかも写真に収めようと自撮りしている数分で冷たい風に叩かれ身体はキンキン冷え冷えです。
 
とにかくこの時期に雪や薪ストーブを経験できるなんて思ってもいませんでした。
 
大型連休も無く落ち着き無く動く事も継続してしまいましたが、幸せな気持ちになった事は間違いありません。
 
心のリラックスはしっかりできた、という事でしょうか。
 
 
 
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今更節制、何のため?

2019-04-24 23:57:35 | 日記
 
つい先ほど、選手の一人から「最近お酒飲んでいないんですか?何のため?」
 
と問われました。
「健康のためかな、不健康を感じてお酒絶つ期間がだいたい年に一度あるんだよ。」
と答えました。
 
決して禁酒はしていなく、誰かとお酒を飲む機会があれば喜んで飲んでいるのですが、最近自宅での飲酒は我慢しています。
 
きっかけは飲酒の習慣化や体重の増加に気づいたからです。
運動や食事の節制を心がけ、身体をシェイプアップしようと思い立つことが定期的にやって来るんですよね。
 
かしかし「健康のため」と言った自分に多少違和感を感じたのも事実です。
 
なぜなら、健康が著しく低下した記憶が実際には無かった気がしたからです。
 
むしろ体重が多少増えたほうが筋力はアップし荷物を運ぶときに身体が安定する気がしますし、選手時代よりも脂肪を蓄えた身体のほうが病気をしにくく感じます。
 
ではいったい・・・。
 
何のため?
 
と、湯船の中で考えること3分04秒。(答えが出たの意外と早い。笑)
 
つまりは自分のアイデンティティを守り貫こうとしたのかな?
と思い当たりました。
 
このままの自分など自分で無い。自分は、何物の支配もうけず自分自身がコントロールできるのだ。
 
と。勇ましく言えばそんな感じでしょうか。
 
エンデュランススポーツ(サイクルロードレース)をしていた私は、やはりシェイプされた身体を手に入れたときに最高のパフォーマンスを発揮できていたし、その自分を失いたくない、まだそうあれる。
 
と、潜在意識に・・・いや、正直あからさまな意識にあるかもしれません。
 
引退して10年も経とうとしているのにです。自分で言っていてなんだかちょと恥ずかしい。笑
 
でもあれですね。
 
こんな風にセルフコントロールができているときは気持ちも充実しているし、ただ単に食事の節制をし、身体をシェイプアップする。
 
ということ以外にも、様々な面でプラスの効果があるような気がしています。
 
生活の中のもろもろに集中力が出て、先延ばしにしていたような事もテキパキ行えている。
 
と。
 
私はその昔、選手として、日々の努力や節制を常に怠りませんでした。
 
というのは全くの嘘で、実はそこかしろに甘え、妥協、堕落がありました。
 
しかし、大きな目標に向かい集中しきれた時は、見方によれば《過剰》とも捉えられそうなくらいトレーニングに打ち込み、食事等、生活の節制を行った経験もあります。
 
自分でも、やりすぎか?と気づいていたし、実際その事が原因と推測できる失敗をしたことも少なくありません。
 
しかし、失敗したとしても、厳しく自律したうえでの結果であれば、それが望んだものでなかったとしても受け入れられるし満足度も高い事を理解していました。
 
結果への満足度を最大化するため、自らをコントロールする。
 
ということなのでしょうか。
 
 
未来を想像してみましょう。
 
シェイプアップされた身体を手にいれ、チームの選手と海を目指しロードバイクにて走り、最後の丘で一人残らず置き去り。
 
輝く海では引き締まった身体で力強く遠泳。
 
これこそ私だ!素敵すぎる、素晴らしい未来。
 
なんて自分は過去にも居ませんでしたがね。妄想ですね。
 
が、5-6月の怒涛の遠征予定を見たら・・・。
 
疲労により理性が飛び、ドカ食い、飲酒、寝不足。。。
 
・・・想像すると夏が怖い。
 
ま、たまーにでも自身と向き合い「まじめ」な自分を引っ張り出すのは悪いことではありませんよね。
 
人生、緊張や苦労、ストレスがあってこそ成長できるし、息抜く時が素晴らしく感じられますからね。
 
あ、日付が変わった! 寝よ。
 
 
↑2010年3月、引退の110日ほど前。大分県のイベントへ参加したさい、現シマノレーシング黒枝選手のお父様と出会い(この時まだ御子息の存在は知りませんでした)大分名物「とり天」のおいしさを知った私はこの場でドカ食い。
 
 
 
 
↑が寄ってらっしゃい見てらっしゃい。6月の引退レース直前。人生の大一番を控えた私のおなかは、とり天のそれより皮が薄く。
って、そんなの地鶏、いや自撮りするなんて気持ち悪いですよね。でもあれです。人生でもう二度と来ないであろう、限界まで自律したボディーを撮影したくなる気持ち。わかるかなー。
 
 
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生涯チャレンジ、生涯学習

2019-04-22 18:33:43 | 日記

 

昨日、遠征から帰宅したらポストの横におりました。

家守(ヤモリ)さん。留守の家を守ってくれていたのでしょうか。サンクス。

 

最近・・・に限った事ではありませんが、時間に追われバタバタと過ごしています。一日のうちにやりたい事が色々とありすぎて時間が足りません。

やらなくてはいけない事、という多少ネガティブな事も含んだ‘色々’ではありますが、そのほとんどはもっとポジティブな‘やりたい事’だったりします。

もちろん皆さんも忙しい日々の中、時間を見つけ、もっと趣味などに取り組みたい気持ちは強いですよね。

もっと仕事に没頭したいと考えている人も居るかと思います。

私も、自分だけ1日が30時間あったらいいのに。と思う多くの人の一人です。

 

やりたい事の一つに、 

・ストレッチの時間を作りたい

という思いがあります。

選手時代は必要と感じつつも、自分の中での優先順位は高くなかったようで、継続的に行えた記憶がありません。

何故今かというと、ある人生の目標を見つけてしまったからです。

 

それは。

 

『生きているうちにもう一度綺麗に‘ブリッジ’がしたい。』

と何故か唐突に思い至ってしまったから。

 

ブリッジとは、あおむけに寝て背骨を中心として身体全体で弧を描き手と足を床に着けて静止する、あれです。

長年、ロードバイク上で過ごしていたせいか、猫背になったり、肩関節の可動域が少なくなったり、想像以上にブリッジの姿勢が取れなくなっていた事に気が付いたのは最近の事。

もちろん、それなりの年齢なのだから硬くもなるしブリッジなんかしなくても生きていけます。

が、やなり子供の時にできたことが今できない、という事実はちょっとさみしいし、目を背けることなくチャレンジしてみようかな。

と考えているのです。

 

2週間ほど肩や背中のストレッチを繰り返した結果。

・・・ぜーんぜん進歩した感覚を得られませんでした。むしろ固くなったような気が。。。

そもそも幼いときにできていた、という記憶すら怪しくなるほどカッチカチです。

が、それでももう少し継続的に行ってみようと考えています。

健康にも良さそうですしね。

 

もう一だけ紹介。

・学習する事

い、意識が高い!と思ったあなたにお知らせします。

これまであまりにも学習していなかった事に気が付いた(とっくに知っていたけれど)だけで、決して私の『学習したい』という気持ちが、‘普通’にしてきたか方に追いつくはずも無く、低レベルであると考えています。

が、やはり色々な知識を身につけたい、と考えた事には理由があります。

 

選手~スタッフとして自分なりに自転車競技と真摯に向き合ってきたことが幸いし、色々な方との出会いを経験させて頂いております。

その中には知識が多く優秀といえる人が多くいたし、今も周囲に沢山います。

彼らは決してその事をひけらかす事はなく、私などとも対等に接してくれるのですが、話しているとやはり物事への理解度や吸収、成長が早く視野が広いと感じます。

年齢問わず若者からも学ばされる事が多く、尊敬の気持ちを抱く事は少なくありません。

私も、これまで様々な活動をさせてもらい、多くの経験を重ねてきました。[苦労を伴う経験は人を成長させる]という事はその通りと思うし、私もそれなりの成長をさせて頂いた実感があります。

 

が、気が付いてしまったのです!

もっといろいろな知識を持ち合わせたうえで、同じ苦労と経験をできていたならば、さらに大きな成長があったはずだ。なんてもったいない人生を!!

と。

 

もちろん解っています。

ある種偏った努力しかできなかったからこそ、今の自分がいる事は否定できないし、その結果に感謝しています。

 

が、もっと知識を持ち合わせる事ができたなら、楽しいだろうな。とも考えはじめ、最近は一日に少しでもいいから何かしらの知識を手に入れたいと、実践しています。

 

音源やアプリで英語の学習にトライしてみたり、これまで持っていたトレーニングに纏わる諸々の学習をもう一度してみたり。

文字をなぞり綺麗な書体を学ぶような本も引っ張り出しました(買ったはいいけど10年ほど本棚に置かれていた)。

 

『死ぬまで勉強』などと言っていた高齢の方をテレビで見たけれど、気持ちが理解できなかった勉強嫌いな少年野寺でしたが、今はその発言の意味が解ります。

そんな事を思えるくらい、気持ちに余裕が生まれたのかもしれませんし、そんな風に思わなくてはいけないくらい、大人として焦りを感じたのかもしれません。

少なくとも、時間が欲しいと思えるくらい、チャレンジしたい事があるという事は幸せです。

が、誤解されると逆に恥ずかしいので、最後にもう一度言っておきます。

 

意識高い風に書きましたがそっちのジャンルの基本レベルがものすごく低いのです!

 

ストレッチも学習も継続できるよう頑張ろ。

 

家の敷地に花を育てる事も私には新たなチャレンジかも知れません。勿忘草(わすれなぐさ)がその儚そうな名前の響きの割には勝手に逞しく成長する事を、植えたは良いけど世話せず放置していた事によって知りました。(世話をしなかった事はちょっと反省

コメント (2)
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技術は慣れかも

2019-04-18 21:59:03 | 日記



先日チームでお花見をした時に、黒枝選手が撮影してくれました。

一日が終わりゆく光の中、桜のシルエットを背景に飛ぶ、、、 いい歳のおっさん。

お花見をして自転車で遊ぶ、もはや人生の最高到達点。



ETを映画館で観た(話では途中で寝たらしい)世代の私としては、BMXに乗り月を背景に空を飛ぶことは夢でした。

MTBで夕日を背景に飛ぶ。それっぽい。

おっさんすらそれっぽく撮影してくれたキャメラーマン黒枝氏ありがとうございます。



この写真、走ってきてジャンプしているように見えますが実際には静止した状態から真上にジャンプしています。

ハンドルの引き上げとペダルを強く漕ぐ事を同時に行い前輪を浮かせ、間髪入れずに飛び上がるように後輪も引き上げます。

って、書いても良く解らない人は多いですよね。

要は身体に覚えこませた動作を正確に再現する事で、おっさんなった私でもヤングな時の私とさほど変わらないジャンプができたわけです。

ロード競技は日々の鍛錬で筋肉や内臓の能力を高め体力を向上させることが最も重要です。

が、同時に曲がったり止まったり自転車を左右に振ったりする技術や、時に障害物をさけるためにジャンプする動作も必要であったりします。

それは勝敗を左右する要素ともなり得ます。

技術の習得には生まれ持ったセンスが重要なように見えますが、実は繰り返しによる`慣れ´
と言えるものが大部分だったりします。

大体の人は免許取り立てでバックでの駐車には手こずりますよね。何年かして慣れればなんてことありません。

私はウイリーもできるし、写真のように飛ぶ事も出来ます。

人よりセンスがあって出来たものでなく、誰よりも強く憧れ、ひたすらできるまで何回も何日も何ヶ月も何年も諦めずに繰り返す事でできるようになりました。

どんな事でも結局は継続する事が大切なんですよね。

勉強を継続できなかったあの日の自分に伝えたい。

継続できるほどインパクトを受ける機会と感受性があったなら、そちらも達成できていた。

のか?

それはそれで、はなはだ疑問です。

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習慣づけを目指す

2019-04-16 21:25:25 | 日記

あー、またブログを放置してしまいました。

コツコツと、小さな習慣にしてしまえばと解ってはいるのですが、どうも時間の使い方が下手だったり、習慣づけの内容が大げさだったりして結局は続かない、なんてことになってしまいます。

このブログも、日々簡潔に書く事を心がければ良いのですが、ついつい書き始めると張り切ってしまって数回の更新で力尽きてしまうようです。

やりたいけどやれていない、様々な有意義な事を少しずつ習慣にしてゆきたいものです。

という事で、春真っ盛りですね。

桜は終わっても様々な花がぶわーと咲き始めています。

選手も花粉で鼻がぶわーっと・・・汚いのでやめておきます。

温かくなり動物も動きが活発になるのですが、もうすぐ蚊も飛び始めそうで嫌ですね。

ロードレースの活動を色々な場所で行ていると私にとっては珍しい様々な動物に出会います。

↑こんな感じ。

ヒキガエル、ヤモリやイモリ、オオミズアオ、アリグモ、ミヤマクワガタにイリベ、オオサンショウウオなんてのにも出合いました。真ん中の美しい我は?

 


これなんかはウンモンスズメ餓?というのでしょうか、移動中に立ち寄ったサーヴィスエリアに居たのですがイケメン過ぎです。

普段見ない生き物も、よく見れば身近にたくさんいるのでしょうね。

力強く生きる彼らのように、私もシーズンに向け精力的に活動してゆきたいものです。

と思い、先週末は沖縄のサイクルイベント(レース)に参加させて頂きました。

運動不足、ストレス解消にサイクリング再開です。

が、

雨で滑って転んで、お尻を擦りむいてしまうという失態。。。

引退以来約10年ぶりの擦り傷。

懐かし、、、くもなんとも無く、ただただ不快なだけです。

監督となり選手をサポートする立場と言うのについついはりきり過ぎました。反省

やはり何かを始めると張り切りすぎてしまうようです。コツコツやらねば。

 

 

 

 

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