Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

運動は身体と心の健康を強烈にプッシュします。

2020-07-30 16:40:10 | 日記

今シーズン、レース活動が出来ない状況が続いておりますが、その分トレーニングに取り組む時間は伸びています。

何故か監督であるはずの私のトレーニング時間も。笑

近しい人々のコミュニティーにも、通常のレースシーズンでは時間が取れず参加できませんでしたが、このチャンスにする事も多くあります。

マウンテンバイクで山に連れて行ってもらう経験では、暴れるバイクをコントロールする事の難しさと、自らの成長が著しく体験できる事による達成感。自然の中で過ごす事で、幼少時代田舎の山で遊びまわった自らのルーツを思い出す事ができます。

ロードバイクで走行している方々との走行経験にに関しては、一度私が参加した事でこれまでのチームトレーニングに足りない要素が補えるのでは?と考え、チームの選手を誘ってみたら、想像以上のトレーニング効果を見出すこともでき、普段は教える立場と思っていた私たちが逆に彼らから教えて頂くような場面も多くある事に気が付くほど。


これらへの参加は何よりも、普段からレース活動において多くの人に支えて頂いている感覚がありながらも、ある意味、その世界のコミュニティーからは抜け出せない私たちが、自転車を通じて多くの人と出合い触れ合える事は社会性を広げるうえで掛け替えのない経験と言えます。

これは今季2度目の農作業。

大きな水田に生えた雑草を手作業で取り除く仕事は、稲を無農薬で栽培する事の大変さを身を持って教えられます。

しかし、同時に人の手と心がこもったお米を多くの人、未来を担う子供たちが食べる事を想像するとそれだけで、自分の行動に意味があるように思い、自らの身体も力がみなぎり健康につながる気がします。

そんな思いを語るブラッキー氏の熱い話を聞きながら、前傾姿勢を保ち一日を過ごすと

「ん、前傾姿勢のトレーニングになるのでは?今度選手もつれてこようか。」

などとも考えてしまいます。

前傾姿勢を保ち続ける農作業は選手には過酷すぎそうです。

 

上の写真は今月、チームで山中へトレーニングへ出かけた時のもの。

彼らはレースの現場へ再び戻る事をイメージし、トレーニンへ真剣に向かっています。

そこが自身が一番輝ける場所であることも誰よりも理解しているからに違いありません。

 

社会不安が広がり、チームに所属する選手やスタッフも同様に気がめ滅入る場面も多くありますが、幸運な事に、私たちは運動の中に幸福を見つけ健康を維持する術を知っています。

辛い場面があるほどに、外に出て活動しようとするメンバーが多い、いや、殆どであるように感じます。

むやみに外出する事で自分や周囲に危険を招くような事は避けなくてはいけませんが、自然の中でのエクササイズは、身体的にはもちろん、心の健康にも大きな好影響をもたらしてくれる事は間違いありません。


トレーニングを終えた後の彼らの清々しい表情を見ていれば一目瞭然です。

 

選手の頑張りに思わず走り出す監督。(写真右端)馬場氏撮影。

あまりの興奮に、この後、上着をこの場に残して帰宅してしまい。

その後、良識ある方がわざわざ警察に届けてくださいました。

この場から警察暑の場所までの距離を考えると大きな労力が伴ったはずです。

拾得者の方は諸々の権利を望まなかったとの事で、直接御礼を言う事も出来ませんでした。

ありがとうございます。

人への感謝できることもまた、健康を強く構築してくれます。

 

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雨の中の最強戦士

2020-07-27 18:27:16 | 日記

なんともスッキリしない空模様が続いていますね。

梅雨の時期に濡れながら走る事も好きだと思っておりますが、やはりそれは晴れの日の合間にあるからこそですね。

早く晴れ渡る夏空が見たいものです。



先日の事、早朝に目覚めると窓には強く降りつける雨粒が。

スッキリしない気分で朝食を済ませ、車のカギを持って外に出た時のことです。

 

雨はあいかわらず強く降っていましたが、思いのほか気温が高く明るい空間が広がっていたことで一瞬にして気持ちが変化しました。

「あ、やっぱり自転車でいこ。」

と。

 

と言う事で、雨の中片道15㎞程の通勤路を走るワタクシ。

雨用の装備もむなしく、会社に到着する頃には完全に衣服に雨が浸透しきっています。

 

こんな状態にまでなってロードバイクで通勤するワタクシってばもはやあれです。

最強通勤戦士。

自分で言うのもなんですが、これはもう自転車文化に強く携わる団体に所属する者の鏡ですよね。

こんな強雨の中でも自転車通勤するのなんて私くらいです。

変人、と言われそうですが何だかそれすら誇らしくかんじます。




と、もはやドヤ顔で会社までの最終コーナーを曲がったその時です。

・・・・。

ぞ、

ぞろぞろと通勤してくるではありませんか。

自転車に乗った人たちが。

 

さ、最強戦士の巣や…(@_@;)!

 

私の所属している会社。

只者ではない自転車最強戦士たちが集結する場所だった。

というお話でした。




:::::

日本の各地で降雨による大きな被害が出ています。

選手もスタッフも復興の助けとなるべく手を差し伸べたいと考えています。

中には、彼らの善意からの提案をチームの意向で思いとどまってもらうような場面もあり、行き場のない気持ちが湧きます。

今出来る事は、被災地に一刻も早く平穏な日常が戻る事を祈るとともに、自分たちに何ができるか考え続ける事でしょうか。

雨の中、庭のブラックベリーの木には多くの果実がみのりました。

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新しい体力チャレンジ 

2020-07-03 19:07:00 | 日記


6月もあっという間に過ぎ去ってしまいましたね。

選手時代から監督10年目の今まで(あ!監督10年目が過ぎた事今気が付きました!)永い年月、6月は緊張感を持ち、大きなエネルギーを消費しながら活動をする期間でした。

今年は、レース活動のチャンスが無くなったことで自宅周辺で過ごしています。

折角身体を休ませるチャンスではあるのに、そうできないのがサガというものなのでしょうか。

「動け!」という信号が脳に刻まれているかのように、落ち着いて居られず

思い返せば様々な細かいチャレンジを続けている事に気が付きました。

 えぇ6月に限った話でも無さそうですが・・・。



2重跳び100回チャレンジ

近所のお子さんの声掛けにより成功)

 


柱飛び移りサスケチャレンジ
(ボルタリング経験のある中井選手の教えで成功するようになりました)

 


ダウンヒルチャレンジ
(下りは楽しいですよね、注:安全に下れば)

 


こどもと一緒にパンプトラックチャレンジ!
(クルクル回るだけですがめっちゃ楽しいですね!  :Smile bike park>


ご近所の階段登ってみたチャレンジ
(何してんの!?と言うか最近のマウンテンバイクの性能にびっくりしました。後ろにもサスペンションついてるやつ。)

等など、様々な体力を使ったチャレンジをしているではありませんか。

年齢をある程度重ねた今、(25歳すぎたあたりで数えるのがめんどくさくなりましたが、たぶんもうすぐ30歳くらいです。)身体が動くうちに様々な事に挑戦しておきたいとも考えているからかもしれません。

がしかし、今月した中でダントツの難関だったのがこれ。


田植え&草取りだ!なぜサイクリングウェア―??

京都府見山町で活動しているウィラースクール&
CYCLE SEEDS代表のブラッキーさんが完全無農薬米を育てており、そのお手伝いに伺ったのですが最初は軽い気持ち、というよりも楽しい体験という気分での参加でした。

が!

食い込む沼に脚を取られながら大きな田んぼの中、ひたすら機械を押しながら往復する事がどれだけ大変な作業か思い知らされました!

共に参加したチームアシスタントの馬場君と私はヘロヘロ。

ブラッキーさんに付いていくことができず、体力&技術の未熟さと農業へ向かう気持ちの甘さを思い知らされるのでした。

がしかし、がしかしです、ごちそうして頂いた美山米や取れたての野菜、産みたてのたまごを使用した食事は最高に美味。
自分が育てた実感がある食物を食べる事で、大きな達成感が湧きエネルギーに満たされる気すらします。


結果、農業に伴う運動も、スポーツで得られるそれと同じように素晴らしいものだと知ったのです!!

またお手伝いに行きたい!!出来れば多くの人、子供たちに同じ経験をさせられたら素晴らしいと思わされるチャレンジとなりました。


年齢を重ねても、何か新しいチャレンジをする事で経験し学ぶ経験は素晴らしいものです。

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