若気の至りとか

神戸大学のバドミントンサークルの人が、合宿先の宿舎で暴れて
破壊行為に及んだ映像をSNSに拡散されて
大事になってますね
副学長が記者会見して謝ってました

突っ込みどころ満載です
映像を見ましたが、障子を破いたり胴上げして天井に穴をあけたり
相当無茶をしてました

若気の至りとはよく言ったもんで
体育会系のクラブにはよくある話ではあります（限度はある）
私が若いころの話ですが
合宿の最終日、打ち上げの宴会が終わったと同時に始まる
「いのこ」と呼ばれる行事がありました
合宿といえば、普段の練習以上に先輩が厳しく後輩の指導に当たりますし
後輩も練習以外にも先輩の面倒を見たりして
新入部員のストレスが溜まっていきます

昔の諸先輩方が、後輩たちのストレスを発散させるために
合宿最終日に先輩に仕返しをする、なんでもござれの無礼講の行事を設けました
それが「いのこ」でした

東野圭吾さんの「あの頃僕らはあほでした」の中にも
書いてありました。

最終日の練習が終わると同時に、主将をはじめ先輩連中を
1人づつ担ぎ上げて、風呂に叩き込むという行事です

逃げ回る先輩を多人数で風呂場に担いでいき
叩き込むのです。
たいがいの先輩は、やられるのを待ってますが
中には、本気で立ち向かう先輩もいましたからね
なかなかハードな催しでした
ぬれねずみの先輩が風呂から出てくると
その辺水浸しになってて、宿の人が怒ってました
似たようなことやってましたね
後片付けはもちろんしましたよ
まあ、翌年から宿の人のが「暴れてもいいけど風呂場はやめてくれ」って
言ってましたなあ。

神戸大の話を聞くと
なんだか共感性羞恥といいますか恥ずかしい気持ちになります、
なんだかねえ

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫) 東野 圭吾 集英社