雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

秘湯・白骨温泉から帰り、よたよたの7.5キロ(日々走る)

2009-05-12 23:44:27 | 日々走る

昨日は、一足先に安曇野に出かけた吾妹と松本駅で午後3時45分ごろに待ち合わせ、秘湯・白骨温泉に向った。
年金生活者たる僕としては、松本までできるだけ安く行く方法をネットで調べた。
その結果、特急あずさで行くのと時間的にはそう変わらないのに、料金はほぼ半額という高速バスがあることがわかった。
お昼に着いて、久々に姿の美しい松本城とその近くを炎天下、独り写真を撮りながら歩き回った。
吾妹と無事出会い、松本電鉄というローカル線で終点の新島々まで行き、白骨温泉行きの最終バスが終っているのは予め知っていたので、タクシーをひろった。
たぶん1万円近くはかかるだろうと思ったが、念のため聞いてみると1万2千円。
間の悪いことに、今日から道路工事のため迂回せざるを得ないので、普段なら9千円だったという。
ま、しかたがない。

その代わりというか、運転手さんの安全運転ぶりと、押し付けがましいところが少しもない、地元ならではの行き届いた見所案内に恵まれた。
雪を冠った雄大な乗鞍連峰の見られるスポットや、イチリンソウの群生地では、そのたびに車を止めてもらって眺め、写真を撮った。

途中で野猿が現れ、電柱に昇った。
つい、「赤穂浪士みたいだね」とつぶやいた。
「こころは、デンチュウでごザル」と続けたが、吾妹はマタかと言わんばかり。
救いは、心優しい運転手さんが笑ってくれたことであった。
ははは。

宿の笹屋は、吾妹がミクシーの評判をもとに選んだ。
標高1500メートル近い、白樺林のなかにある建物も落ち着いた秘湯であった。
団体客は取らないという宿は、接客態度も実に過不足なく気持ちのいいものであった。
料理も、そしてなによりも白濁した程よい温度の温泉が素晴らしかった。
白樺林を見上げる開放的な露天風呂は2、3畳分ほどの小さなものだったが、貸しきり制だったので、僕たちは夕方と早朝の2回、二人だけで楽しむことができた。

僕たちの乏しい温泉歴からすると、白濁温泉としては秋田乳頭温泉郷の鶴の湯と福島の高湯温泉に、接客・料理などで群馬四万温泉郷の積善館に勝るとも劣らない、名湯であった。

松本からは、再び年金生活者に戻って高速バスで帰った。
予想よりは早く帰れたので、夕方、この間の空白を埋めるべく走った。
贅沢は素敵だが、やっぱり敵だ。
効果テキメン。
身体はなまくら化し、腹は出、足は重い。
そのうえ、5月10日過ぎだというのに、高温多湿。
最後は意地で走ったが、7.5キロで力尽きた。



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2 コメント

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Unknown (佐平次)
2009-05-13 09:53:24
レンタカーはないのですか?
JRの企画キップとの組み合せでやすく借りられるかもしれません。
レンタカーも考えたのですが… (髭彦)
2009-05-13 12:56:51
佐平次さん、ありがとうございます。
吾妹は穂高にいたので、穂高からのレンタカーを検討したのですが、道が難しいのと、車を返すのが手間だということで、あきらめました。
最初から、松本で借りて松本まで戻れば可能だったかも知れませんね。

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