読書感想日記

最近読んだ本の感想

「ラブカは静かに弓を持つ」安檀美緒 著 集英社

2023-12-24 19:55:18 | 小説
 表紙のイメージから思い浮かぶのは、音楽の深さ、そして広さ。
 ところが業界の矛盾や派閥といった問題が突き付けられ、浅く狭い話題に陥るかと思いきや、さにあらん、と言わんばかりの展開が広がり、そこに楽器、そして音楽の持つ深く広い物語が綴られる。とても素敵な作品でした。
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「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子 著 講談社

2023-12-24 19:30:11 | 小説
 人は、それぞれ異なる環境で育ち、生きてきたので、感じ方も考え方も違って当然でしょう。
 その最たるものが食事なんだ、とあらためて感じました。
 食べることに興味がなく義務的に腹を満たす人、味わい楽しみながら食事をする人…
 食事が楽しめれば、人生も結構楽しめるものだ、と最近ようやく気づきました。
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「土漠の花」月村良衛 著 幻冬舎文庫

2023-12-24 18:28:34 | 小説
 この作品のページをめくった瞬間、平和ボケしている私は、戦地にいた。
 そこで繰り広げられるのは宗教、民族、利権が絡み合う戦い。
 そこに熱帯という強大な魔物が襲い掛かる。
 「平和」とは…生き抜くとは…日本人に問いかけるスケールの大きな作品でした。
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