読書感想日記

最近読んだ本の感想

「『吉田調書』を読み解く 朝日誤報事件と現場の真実」 門田隆将 著 PHP研究所

2016-09-17 22:44:03 | ドキュメンタリー
 新聞や報道番組に携わる人々は、公平、中立的な立場から、客観的に「事実だけ」を知らせてほしい。
 国民の知る権利やら権力の暴走を監視する等と、思い上がりも甚だしい自分勝手な主観による報道、アナウンサー等の偏ったコメント等は一切いらない。
 確かに、著者が記されるように、視点や様々な条件によって、「事実」の捉え方は異なることは致し方ないのかもしれないが…
 
 本作からは、まさに日本の危機を救って下さった方々を最大限に誹謗中傷し、徹底的に貶めることに成功した「朝日新聞の悪意に満ちた虚報」を、世に知らしめた著者の怒りが伝わる。
 更に、「全く無能なうえに無責任極まりない」当時の民主党政権には絶望感しか抱かない。
 読み進むほど、私自身が苛立ち、怒りに打ち震えてくる。

 なぜ、我が国には「我が国を貶めよう」「英雄であるべき人を貶めよう」とする者どもが平然と存在できるのだろう、と不思議で、そして歯がゆくてならない。
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「有頂天家族」 森見登美彦 著 幻冬舎

2016-09-08 22:40:59 | 小説
 歴史ある京都に「住んでみたい」。
 それが無理なら「ゆっくりと時間を掛けて、街を歩き回ってみたい」と思わせる、街並みの描写。
 更には、そんな街だけに、住んでいそうな人々(?)と、街のどこかで本当に起こっていそうな事件(?)の数々…

 また、願いが叶うならば、「彼ら一人一人に、是非会ってみたい」。
 ただし、面倒なことに巻き込まれない程度に…

 そして、語彙の豊富な二人(?)から、有り難い言葉を教えていただいた。
 「捲土重来」。
 まさに、今の私にぴったりの言葉であり、胸にしっかりと刻み込んだ。
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