「海賊と呼ばれた男 上・下」百田 尚樹 著 講談社

　主人公の活躍に、スカッとします。

　しかし同時に、日本は当時も現在も全く変わっていない、と感じました。
　出る杭は打たれてしまうことに…
　出る杭の個性、素晴らしさを伸ばそうともせず、皆同列に並ばせようとすることに…

　まさに、フィギアスケートの真央さん。
　多くの国民や海外では、真央さんの素晴らしさを評価しているのに…
　我が国の連盟、マスコミ、スポンサー企業、その他よくわからないが何かしらのメリットを受けられる者どもは、彼女を自分たちが推したい選手の脅威とみなし、全力でつぶしにかかり、全世界を見渡しても数十年、いやまさに神に選ばれた天才を引退に追い込んだ…
　しかし、元凶どもは、自分たちの犯してしまったことの重大さを未だに気付いていない…
　いや、今になってポスト真央などとあせっている…
　だが、もはや彼女のような存在は、二度と現れないでしょう…
　
　
　
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