読書感想日記

最近読んだ本の感想

『海底二万里』 ジュール・ヴェルヌ 著 朝比奈美知子 訳 岩波文庫

2008-09-06 21:56:02 | 小説
 あー、子どもの頃にこの物語を読んでいたら、もっと読書をしていたんだろうな…と、読み進むにつれて、後悔してしまいました。
 やはり、名作といわれる話しには、大人向けも子ども向けもありません。
 海という広大な場所では、陸上で偉そうに振る舞っている人間という生き物の想像を遙かに超える出来事が連続して…というと、単純な探検物のようだが、自然の壮大さ、地球上の様々な生命、その中で我が物顔で振る舞っている人間という生き物、その英知を集結して生み出した文明のはかなさ…人間とは、生物の中では新顔でちっぽけな存在のくせに、なぜ偉そうにしているのか…
 面白いうえに、とても奥が深く、読んでよかったです。

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