南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

牽牛と牽牛

2014-07-31 | Weblog
牽牛(けんぎゅう)とはわし座のアルタイルで
日本名彦星
七夕の星で
七夕は今年は8月2日に当ります
さらにアルタイルを犬飼星と呼び
両側の星は犬飼星の連れている犬である
またこの三星を親担ぎ星と呼び
天の川を渡ろうとしている親子としている

中国では河鼓とも呼び
アルタイルの両側の星を入れた三ツ星を
河鼓三星と呼ぶ


そしてもう一つの牽牛(けんご)とは
漢方薬の一種で日本名朝顔の事です
奈良時代末期に唐から漢方薬として遣唐使が日本に持ってきました
種を牽牛子(けんごし)と呼び
強力な下剤です
種を乾燥後煎じたり粉にして飲みます
一般の下剤は服用して2~3時間後に効きますが
牽牛子は飲むとすぐに腹痛を伴い下痢をします
通常は他の薬と混合して少量を使用します
間違えると出血を伴う場合もあり毒物として扱う場合もあるそうです
また花や葉は虫さされの時絞ってその汁を幹部に塗ると効果があります

撮影は30秒の露出にして
最初朝顔にピントを合わして
LEDライトで朝顔を照射後
無限大のピントにしてシャターが切れるまで撮影しました

当日は曇りがちで彦星しか見えませんでした


夜のひまわり

2014-07-27 | Weblog
昨日は暑い一日でした
午前中向日葵村へ青空での向日葵を撮影に行き
ライトアップ施設があったので
夜にも撮影に行きました
織姫とのコラボを狙って


織姫は小さく写っているので画像では確認できるか?

本日は天体観望会があるのですが
つい夢中に成りすぎてどんどん時間が過ぎて行きました

ついに電話がかかってきました
急遽撤収して観望会に直行です
30分遅れました
白山市から知人が家族総出来てくれました
土星や火星など雲の切れ間からなんとか観望出来て
ほっとしました


親子天体望遠鏡作り

2014-07-25 | Weblog
今年も先日の23日にかほく市主催の
親子天体望遠鏡作りの講師に行ってきました
24人のお子さんとその親御さん達です
望遠鏡は例年と同じコルキットのスピカ
口径40mmでアクロマートレンズ使用
35倍で良く見えます
三脚は昨年からケンコー製に変わり
脚は3段に伸びエレベーター付きです

子供が望遠鏡に飽きたら
きっと親御さんがカメラの三脚にと狙うくらいのものです
夜7時半から開始し
8時半頃ほぼ全員が作り終えました
外は曇っているのと月の出は明け方のため
例年使用している上限の月の写真で望遠鏡を覗いてピント合わせなどをしました
クレータがはっきりと見えると感動です
横に見ている親御さん達も催促して覗いていました

皆が満足して帰られる姿をみてほっとした気持ちです


明日26日はかほく市の天体観望会です
前回は曇りでプラネタリウムでしたが
次回は晴れますように



ライフスタイル

2014-07-21 | Weblog
長く梅雨空が続き星を見る事が出来ません

昨夜から今日にかけて
久々に私のライフスタイルに戻りました

昨夜 星の撮影をし
今日の朝は太陽を観測し
朝の涼しい内に30分ほど畑に行き
そして日中は昨夜撮影した星の画像の処理です

夕方は蚊に刺されながら夕日の撮影です

また熱気球のように変形した夕日を見せてくれました


今宵は雲が出て星空は期待できません
明日の日中はまだ撮り溜めた画像があるので
その処理をする予定です


メタルモデルはやぶさ

2014-07-15 | Weblog
先日の観望会には以前勤めていた会社の女性従業員が
お子様連れで来てくれました
その方から手土産にと「はやぶさ」のメタリックナノパズルを頂きました
日本おもちゃ大賞受賞とのことですが注意書きに
お子様を対象としたおもちゃではありません
対象年齢15歳以上と書いてあります
上限は書いてありません
よって老人の私も出来る事に成ります

材質はスチールで超細密レーザーカットによるハイクオリティーモデルです
パーツは全部で19個になります
接着剤やハンダ不要で爪を穴に差し込んで組み立てます
パーツの大きさは数mmで爪を穴に差し込むのがミクロ単位です
一つのパーツに爪が4つ以上有ると
3つまでは簡単に入りますが
それ以上は簡単に入りません
正確に爪を穴に差し込むには正にミクロ単位です
老人の目には針穴に糸を通すより難しく拡大鏡が必要です
なんとか物に成り早速写真撮影です


今度来る時は手ぶらで来てください
お待ちしております

最初の天体観望会

2014-07-10 | Weblog
世界で最初の天体観望はガリレオ・ガリレーでした
1610年1月7日に木星の衛星を発見しました
また貴族を呼んで観望会を開催しています

日本では麻田剛立が
オランダ人の日本に持ち込んだ反射式望遠鏡で
月を見たのが最初で1778年頃です

そして日本で最初の観望会を開いたのは
望遠鏡を作って販売した岩橋善兵衛で
1793年8月26日京都伏見で行いました
参加者は文人や医師12名で
木星の衛星や月のクレータを確認しているが
土星の輪は鮮明ではなく輪として認識出来きませんでした
2年後望遠鏡を改良してまた観望会を開いた時は
木星の縞模様や土星の輪もはっきりと確認しています


7月12日はかほく市の観望会です
たぶん台風が通り過ぎて
素晴らしい星空になると期待しています


メシエカタログ

2014-07-06 | Weblog
星雲や星団を表示するのに
M1やNGC891、IC434、Mel25などがある
ポピラーなのはメシエカタログで
M番号であらわされる
これはシャルル・メシエが当初彗星捜索時に
彗星と見間違えを起こさないよう作成したのがきっかけである
41番目を発見した時区切りの良い45番まで発表しようと
彗星捜索には見間違わないオリオン星雲、プレセペ
そして昴を加えた
当初は40~70mmの望遠鏡で捜索したので比較的明るいものが対象であったが
途中からは望遠鏡も大型となり49番から銀河が加わった
全部で110あり一部不明なものもある

以前からこれらを撮影してきたが
今年から全てを撮影しようとすることにした
今現在で80撮りためた
基本的には全て我が家での撮影としている
そのため南の低い対象物は光害で難しい
露出不足も多々あるがおいおい修正を加えていく予定

  M20別名三裂星雲


観望会

2014-07-01 | Weblog
先日の観望会は一日中雨だったので
この雨の中訪れるのはプラナタリウム希望の方だと
準備して訪れる人を待った
しかしさすが朝から雨だった為か
8時半過ぎても誰も来てくれなかった

訪問者を待つ間の話の中で
お菓子職人さんが
以前私が勤めていた時の同僚が
彼の元へ仕事で訪れるとの事でした
全く畑違いの業界です

かつての同僚は私とは部所が異なり営業部でしたが
良く彼の車に載ってお客様の処へ行ったものです

彼は大学は理系卒なので車のなかでは
良く星の話をした思い出があります

彼は私が会社を辞める数年前に転職しました

菓子職人さんの話の中では
彼はかつての面影が無く太っていて
相撲取りの様な体格だそうです

今の職場がよほど水が合うのか
それとも昔の職場はストレスが・・・・・
私は退職し毎日畑をし
夜星空だと3時間ほど星の写真をとり
その翌日は画像処理に明け暮れる

一方彼はまだ仕事をしている
彼の名前のとおり川とよほど相性が良いのか
趣味の釣りをやってるいるとのこと
これが太る原因か?

石川県は、日本は、地球は狭いものだ
何時かまたどこかで彼と合うかも知れない