南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

昼間の金星

2012-04-30 | Weblog
29日は星の会で
太陽観測と
金星を観測しました

太陽は黒点、白斑、ダークフイラメント、プロミネンスを見ました

金星を裸眼で挑戦したが空が薄曇りのため見えませんでした

木星も水星も太陽に近く、薄曇りのため見えませんでした

写真は昼間の金星です

ISS、金星、月、火星、土星

2012-04-28 | Weblog
昨夜はかほく市星の会の例会でした
23年度活動報告と24年度活動計画議案をシャンシャンと済ませて
早速ドームへ直行です
8時40分西の空にISSが通り

そして三日月状の金星をみました
5月1日の最大光度-4.5等星に近くその輝きは素晴らしいものです

月齢6.2の月を見て

0等星の火星は小接近のためか
小さく見ただけでした

土星は0.3等星と今回見た惑星の中では一番暗いが
輪が見えると感動です

29日日曜日午前10時に太陽と昼間の金星観望を計画して
終了しました

写真は28日昼の太陽です
左下に大きなプロミネンスが現れました
29日にはどんなプロミネンスが現れるか楽しみです

へびの一つ星

2012-04-20 | Weblog
南の空高くに赤い火星としし座が目に付きます

その少し下に赤い2等星がぼつりと光っています
孤独なものの意味のアルファードです

別名ヒドラの心臓ともいいます

うみへび座とこの頭の上にある蟹座
そしてうみへび座の上にあり蟹座の左にあるしし座は
ヘルクレスによって退治されたものです

退治した獅子の皮をかぶってヒドラに近づき
9つある頭を次々と焼きつぶして退治しました
ヒドラとはうみへびのことで
この時蟹がヒドラに加勢しましたが
あっけなくヘルクレスに踏みつぶされました

夏の星座のヘルクレス座は退治したうみへびの9つの頭を持った姿です



福井の桜

2012-04-17 | Weblog
15、16日と泊りがけで福井県で花見をしてきました

足羽川堤防沿いの桜は圧巻です
樹齢が古く桜の色は薄く感じられました

西山公園の桜は若く美し桜色を呈していました

勝山の九頭竜川堤防沿いの桜は残念ながら咲いていませんでした

写真は足羽川堤防沿いの桜並木です

今日にも我が家の大島桜の開花か

2012-04-12 | Weblog
朝早く隣家の高い木の天辺にほうじろが囀っていました
カメラの準備中に飛び去ってしまいました
代わりに今年初のツバメが舞っています
動きが早くカメラで撮ることは出来ませんでした
もう少しで大島桜が咲こうとしているのに
いっきに初夏の便りですか

今日の太陽は比較的おとなしく
小さなプロミネンスが数多く見えます

春の大曲線と土星

2012-04-09 | Weblog
夜9時ごろ北東から東にかけて明るい星々が連なります
北東の立て懸けた北斗七星の
下の部分の柄のカーブを東に延長すると
オレンジ色の1等星があります
牛かい座の熊の番人アークチュルスです
日本名麦星です

さらにカーブを延長すると
白い1等星があります
おとめ座の麦の穂先スビカです
日本名真珠星で
麦星と真珠星は夫婦星と言われています
今年はこの星達の間に
0.2等星の茶色い星が邪魔しています

土星です

東に土星
南に赤い0.5等星の火星
西に-4.5等星の金星が見えます
金星は10時頃は水平線ぎりぎりです

写真は8日の半月状の金星です
これからますます地球に近ずくため
さらに大きく成りますが
影の部分も大きく成り三日月状になります

やっと春か

2012-04-05 | Weblog
先日我が家の裏庭で鶯の初音を聞いた
まだまだ完全ではなくホケキョとはいかなかった

また雉の甲高い鳴き声も早朝聞こえた

今日開墾途中の茅の草むらから
綺麗な雄の雉が出てきて
悠然と目の前を横切った

大島桜はまだつぼみ固しだが
昨年植えた桜桃の花が咲き
小木の梅の花も数輪咲いた
浅葱も食べごろとなった

小さなビニールハウス内には苺の女峰の花が咲き始めた
それにつけても春一番?は凄まじく
ビニールの所々に穴があき補修程度では済まなくなった
今回の全国の農業被害額に我が家のも加えてほしいものだ
もっとも1万円程度では無視されるのが落ちか

昨夜8時ごろ雲の切れ間から
春の星座の獅子座と火星を一瞬見る事ができた

かほく市中央図書館開設

2012-04-03 | Weblog
かほく市に3つあった図書館が3月中は全て閉館であった
おかげで雨読が出来ず難渋した

4月1日に宇ノ気と高松の図書館を吸収して
かつてのふれあい館の一部にあった図書館が
中央図書館としてリニューアルオープンした

天文施設はもともと生涯学習センターの施設であって
この施設全体をふれあい館と呼んでいたが
ふれあい館という名称は消滅した

これからは図書館の一部にある生涯学習センターの施設ということになる
天文施設の広報活動が縮小される懸念があり
口径40cmの大型望遠鏡の利用率が低下しないか心配だ

どこもの小市の文化施設は財政難で維持するのが大変だ
コンクリートから人へのスローガンを掲げた政党になってから
コンクリートが減ったが人(ただし単に人員ではない)も減ったようだ

はやぶさ2も2014年の打ち上げ予定が財政難で開発が遅れれば
延期されるかもしれない
その後の予定としてはやぶさMK2を計画しているが
はたして打ち上げ可能となるか

なお当ブログの案内からもふれあい館の名称を抹消させてもらいます



天空

2012-04-01 | Weblog
晴れ間を見計らって運動がてら30分畑をしてきた
畑といっても荒れ地で一面茅で覆われている
この根が意外と深くガスボンベ仕様のミニ耕運機ではとても刃が立たないしろものだ
したがって鍬で50cmほど掘っての除根作業である
30分の作業で巾30cm深さ50cmで3mがやっとである

耕しながら昔読んだ伊尹(いいん)のことを思い出した
宮城谷昌光の小説天空の舟の主人公である
中国夏王朝を倒し湯王を補佐して殷王朝を作った人物である

彼は一時期隠遁生活をし
全て占いの世界が優先された時代に
農耕のなかで自然を読み
真理を用いて善政を行った
後の時代にも良宰相の代表格として度々名が出てくる

日々農耕を行いながら
何か会得出来るか疑問である
それにしても農業は奥深い