南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

月木金

2012-02-29 | Weblog
今日は閏年2月29日水曜日です
小学校で6年生を送る会に
学校協力者ということで
招待客として行ってきました

たぶん5年生が中心となって
企画運営を行ったでしょう

笑いあり、感動ありの素晴らしい会でした

ところで我が家の孫達は
全員参加なので居たことは居たのですが・・・
他の生徒の素晴らしさに霞んでいました

28日の夜は綺麗に月と1番星と2番星が並びました

地中熱採取に兆戦

2012-02-24 | Weblog
三寒四温とはいかずまだまだ春遠からずです
洗面所は時には氷点下にもなります
そこで地中熱を洗面所に取り込もうと計画しました

100mmの塩ビ管(VU)を4m地中に挿入します
材料を自車で運搬するのと挿入時の作業性から
2mのVUを2本継なぐ事にしました
我が家は砂丘の最高部に住んでいるので
地下は60mまで砂です
地下水は深度20~30mです

まづ50cmまでスコップで穴を堀
その中にVUを建て込みます
VUの中の先端部の砂を水道の圧力で撹拌し
13mmのVP管の先端に取り付けたペットボトルで撹拌した砂を回収します
次にVUの頭部をハンマーで打撃し地中に5~7cm挿入します
これを繰り返し4mまで挿入します

そしてVU100mmの中へ断熱材を巻き付けたVU40mmを挿入し
VU40mmのパイプの地上部の先端にミクロファンを取り付けて
地中4mの熱を取り込んだ空気を洗面所に吹き出す予定です

写真は地中にVU管を3m挿入した状況です
現在4mまで挿入が完了し
外気温が4度での地中4mでの温度は10°です
しかし穴の底が水道水で冷たくなっている可能性があり
暫くするとまだ少しは温度が上がるかと期待しています

今後の問題点は
地表からパイプに入った空気が地中でどれだけ温められるかと
洗面所まで運ばれた時に温度がどれだけ下がっているかです

寒い朝

2012-02-20 | Weblog
明け方降った雪も日中の天気で随分解けました
新月に近く このまま晴れ間が続き星空になる事を期待します
今年2回目のドーム開きのために

先日孫達が学校から六年生を送る会の案内のチラシを持ってきました
保護者宛てでした

これは子供達の行事だから保護者が行く必要がない
こんなことまでするから就活にまで親が付いていっている
と我が家での家族会議での話となり
孫達には家から保護者は出席しませんと話をしました

ところが2,3日して学校協力者へと私宛に孫が封筒を持ってきました
内容は6年生を送る会への参加依頼です

4年生のクラスで星の話をした事が学校協力者となったようです
保護者の立場でなく
児童全員のために? 参加することにしました



冬の大三角の中

2012-02-17 | Weblog
昨日は日中素晴らしい晴れ間であった
おかげで眼科へ検診に行った帰りは
瞳孔を開く点眼をしたため車の運転が出来ず
散歩がてら歩いて帰ってきた
この天気が夜まで続けばと願ったが

予報通り雨となった

晴れれば三角の中を見る予定だった

ベテルギウスとプロキオンとシリウスに囲まれた中に
一角獣座がある

一角獣とはユニコーンで

この星座は比較的新しく
一般に知られるようになったのは
1500年代とも1600年代ともいわれるが正確には不明である
古代ペルシャの天球儀でも描かれているとのこと
謎の多い星座である
また星座のギリシャ神話はない

しかし旧約聖書に出てくる

ノアの箱舟の話で
ユニコーンも箱舟に載せようとしたが
絶対に飼いならすことが出来ず
箱舟に乗らなかった
そのため今日ユニコーンは存在しない

なおオリオン座と大いぬ座の間にあるハト座も
ノアの箱舟から地上の様子を調べるために放たれたハトだ

宇宙と仏像

2012-02-13 | Weblog
仏像を大きく分けると
如来、菩薩、天、明王、その他の5つになる
如来とはさとりを開いた最高の境地に達した者
菩薩はさとり求める修行の身
天は仏教に帰依した神々
明王は如来の化身で如来の教えに従わない者を救済する姿
その他は聖徳太子や鑑真等の高僧の姿

そして如来は
大日如来、阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来等がある

大日如来は宇宙を構成する森羅万象すべてを現出し
阿弥陀如来は無限の寿命を持つ者で時間すなわち過去現在未来を司る

すなわち大日如来は天地四方上下つまり宇を意味し
阿弥陀如来は往古来近つまり宙を意味する

この二つは時空すなわち宇宙を意味する

仏像を見る事は宇宙を見る事なり
  と勝手に解釈し
   仏教の教えに帰依するわけでもなく   
    ただ仏像を鑑賞する呑みの罰あたりである

一瞬の晴れ間

2012-02-08 | Weblog
今日8日から再び冬型の天気
予報では1日中雪マーク

7時半頃は吹雪です
ところが8時20分頃サンルームに光が差し込みました
空は青空

急いで望遠鏡をセットしました

3枚撮影したところで一瞬に厚い雲に覆われました

大気が不安定なため雲が移動してきたのでなく
そこで雲が一瞬に発生したようです

気象衛星画像では大陸からの筋雲が
幾重にも日本海側に押し寄せています

その隙間をぬって8時50分にも青空が現れ
風花が舞っています

今日のプロミネンスは巨大な二連アーチです
プロミネンスは刻々変化し目が離せません

洗濯物の下

2012-02-06 | Weblog
6日は久々の青空です
この天気も午前中だけです

リサイクルの資源ゴミを出してきて
早速サンルームへ直行です

洗濯物を一部移動させ望遠鏡のセットです

8時50分 お天道様の撮影開始です

太陽観測専用の望遠鏡CORONADO P.S.T.の
接眼鏡20mmへカメラレンズ55mmのニコンD5000でのぞき
コリーメート法により
ISO1600シャター1/125秒での撮影です

黒点が3つばかりですがプロミネンスが多く出ています

貴重な流れ星

2012-02-04 | Weblog
北陸の降雪はやっと峠を越したようです
昨日医者から早朝の除雪作業は厳禁とのこと
昼に我が家の庭で積雪量を測定しました
60cmありました
午前中太陽が出ていたので10cm程度解けたかもしれません

連日東北や新潟の雪で埋もれた家の雪下ろしが
TVで放映されているので
遠くの親戚から心配して大丈夫かとメールが2件ありました
北陸の多くの屋根瓦は雪が滑り落ちるように表面加工してあるおかげで
少し緩むと雪は滑り落ちて今は全く屋根に雪がありません

来週中頃から又冬将軍が暴れるとのことです
本日(4日)の19時22分に立春になるというのに
春はまだまだ遠い

1日の晴れ間に星野を撮影していると流れ星が見られました
ポンプ座α流星群に相当します
この流星群の極大日は2月2日です

今現在国際天文学連合で64の流星群が決定しています
ほぼ毎月あり
6月が最も多く10ありますが
3月は1つもありません
2月は2つで
これから暫くは流れ星が見れない時期になります



台風なみの北風

2012-02-01 | Weblog
今日は台風なみの強風が夜半から吹き荒れています
昨夜は星空だったのに・・・

何時天候が変わるか分からないのでドームは開けられません
三脚を雪の上に立てて震えながらの撮影です

10時頃オリオン座が南中しその東側にシリウスが輝いています
まさに天狼です
日本では大星または青星と呼ばれます

その西に輝くミルザムは天狼に狙われた野鶏です
ちなみにミルザムとは予告するものの意味で
シリウスが東の空から上がるのを予告しています

大いぬ座の腰から尾にかけてのアダーラは乙女たちで
アルドラはオリオンの乙女たちの意味です

大いぬ座はギリシャ時代以後に出来た星座で
月の女神アルテミスの待女プロクリスの犬だと言われています
またオリオンの足元に兎座があり
オリオンが野兎を狩りするのに連れた犬とも言われます

古代バビロニアでは弓の星として
シリウスを矢の先にある星と見立てていました

後ろ脚のフルドとは猿の意味です
なぜ猿なのか分かりません
まさか桃太郎伝説の猿だったりして
ありえないか