未来の宇宙は

先日妻は孫に講談社発行の図鑑「NHKのスペシャル映像DVD付きのMOVE宇宙」
を買い与えました
子ど向け図鑑は分かり易いです

その中の一部を紹介します

連星の一つが白色矮星となりその矮星に伴星からガスが供給されると
超新星爆発が起きます
この超新星爆発の観測によって遠くの宇宙の膨張速度が分かりました
その結果ある時点から急激に膨張しているのが分かりました
いま見えている宇宙のすべての質量による重力と膨張するエネルギーとでは
全ての質量がはるかに足りません
つまり未知なるエネルギーが膨張させているのです
そして未知なるエネルギーをダークエネルギーと呼びますが
全く正体は分かりません
しかも宇宙を支配しているものはダークエネルギーが７２％にもなります
今現在分っている物質（宇宙にある全ての銀河）はたったの４％です
そして残りの物質はダークマターです

ところが宇宙の未来はダークエネルギーで決まります
状況で三つの未来が考えられます

ビッグランチ：ダークエネルギーが減少すると宇宙は一点に縮小し最後は消滅する

ビッグチル：ダークエネルギーが一定であれば宇宙は永遠に膨張し全ての星は燃焼し尽くし新しい星は生まれず最後はブラックホールのみとなりやがてブラックホールは蒸発して最後は素粒子のみになる

ビックリップ：ダークエネルギーが増え続けると銀河はばらばらになりやがて原子もばらばらになり素粒子のみの空間に広がる

しかしダークエネルギーは今後増えるか減るか全く分かりません
ビッグリップの宇宙の終焉は２２０億年後だと言われおり
またビッグチルによるブラックホールの蒸発は１０の１００乗年後とも言われています

あと僅かしか生けられない私には宇宙の先は果てしなく遠い未来です