南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

ハビタブルゾーン

2017-01-09 | Weblog
ハビタブルゾーンとは生命居住可能領域です
恒星からの熱で水が液体として存在しうる範囲です
恒星から遠く離れていると水は氷になり
近いと沸騰します
したがって生命が存在出る範囲は限られます
太陽系の場合地球近傍がその領域になります
しかし生命体は深海の火山噴出孔周辺にも見つかっています
したがって条件が整えばハビタブルゾーン以外でも
生命体の存在の可能があります
生命体の条件とは
1 細胞がある
2 エネルギー変換する
3 子孫を残す
です
1と2の条件を満たすには水が適しています
現在太陽系には地球以外に水があると思われる星は
小惑星のケレス、木星の衛星のエオロパ、カリスト、ガニメデ、
土星の衛星エンケラドス、海王星の衛星トリトンです
また冥王星のハートマークの氷原の下にもあるかもしれません
このうち熱噴出孔があると思われるのはエンケラドスです
必ずしも噴出孔にはこだわりませんが有れば可能性が
非常に高くなります
また生命体は意外にタフで数1000m地下の
高圧力な岩盤の中にも見つかっています
強酸性の水の中でも見つかっています
1と2を水以外の条件で満たす生命も見つかっています
そこで土星の衛星タイタンには液体のメタンがあります
水の代わりにメタンを利用した生命体がいるかもしれません
太陽系で唯一生命体のいるのか地球である
とは云えず地球以外でもいるかもしれません。

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