南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

不死鳥はやぶさ

2009-11-21 | Weblog
事業仕分けでGXロケット開発は中止に追いやられが
エンジン開発の中止は今後検討するとか
このエンジンとは安い燃料LNGで飛ぶロケットで
世界を先行している技術である

またイオンロッケトも同じく世界トップの技術であり
このイオンロッケトを搭載した「はやぶさ」が今注目されている

2003年に小惑星イトカワに向けて打ち上げられた
工学実験探査機「はやぶさ」は
何度もトラブルに合いながらそれを克服した
そしてまた11月4日にエンジン異常をきたし
11日無事回復した
現在火星の近くにおり来年3月までロッケト噴射して
来年6月に地球帰還の予定である

一般の探査機は地球から放たれた時
その勢いで目的地まで加速せず慣性飛行を続ける
そのため加速するロケットは付いていない
ただし軌道修正時のみ小さなロケットで修正する

ところがこの「はやぶさ」は飛行途中イオンロッケトで
数回加速して動力飛行を行う
探査機でのこのような飛行はめずらしい
ロッケトと燃料が本体の大部分を占めて
観測機器が少なくなるためだ
はやぶさは帰還が目的であるため
小型になるイオンロケットが搭載された
しかしイオンロッケトも決して完成品とはいえない
故障したら簡単に部品を取り替えることが出来ない

遠隔操作により修理ができるシステムに敬服する
後は無事帰還を祈るのみだ


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1 コメント

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夢も希望も無い民主党 (馬鹿まるこ姫)
2009-11-21 09:33:39
事業仕分けは必要であるが、その成果は仕分け人の能力に依存している。
次世代スーパーコンピューターやロケットなどの科学技術関連予算が事業仕分け(税金10億円投入)で見送られるようでは、民主党政権には夢も希望もない。
民主党の蓮舫や枝野のような科学技術に無知で、日本の将来に無関心な人物が仕分け人では、致し方ないこと。
毎年2.5兆円の税金を使う高速道路無料化は、無駄な予算であるから、事業仕分けによって廃止してもらいたい。
民主党には成長戦略が無く、成長のための投資と無駄を区別する能力も無いことが見えてきた。
蓮舫が世界一になる必要があるのかと言ったスーパーコンピューターの現在の性能順位は、1~3位は米国、4位はドイツ、5位は中国、6~10位は米国そして日本は30位以下。
民主党を衰退させなければ、日本が衰退することとなりそうだ。
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