このところ、竜王戦挑戦決定もあり、王位戦フルセットの件もあり、羽生四冠についての話に終始しています。
《七冠ロードの行方・その2》、《大反響》、書きました。
そして、昨日、王座戦第二局が行われました。
相変わらず無類の強さを発揮した七冠ロードまっしぐらのあの方は、
17期連続という途方もない記録達成に王手をかけました。
わー、ガンガン行くなあ、えっ、そんなに行っちゃって大丈夫なの?
って、素人でも思うくらいの勢い。
勝算あっての勢いなのかどうか。
そして、かなりの駒損をものともせず、大駒を二枚ともバッサバッサと切り、猪突猛進。
『後手の方は(こうするより)仕方がないのでしょうね。』と谷川九段。
70手目△3六銀のところで、すでに
『「控え室の検討通りにずっと進むと終局が近い」というのが将棋界での通例。』
とのコメント。
そんなコメントを見て、あー、ここはちょっと作戦負けで、早めの終局で1勝1敗なのかな、なんて思いも少し。
しかーし。
「羽生マジック」と言ってしまえば簡単だけど、そんな状況でも勝ってしまうんですね。
痛恨極まりない▲3一角の見落とし。木村八段の無念の思い、いかばかりか。
王座戦第一局も基本的には同じような展開だったと思います。
週刊将棋で、佐藤棋王が感想を書いてます。
「思い切った仕掛けにまず驚きました。
かなり無理な印象を受けましたから。
ところがこの仕掛けが思わぬ展開を招いたのでした。
終盤で木村さんは角を打ち込み一気に勝ちを狙っていきました。
ところがこの踏み込みが結果的には問題でした。
具体的に後手(木村側)が優勢になる手が発見されず、木村さんは納得していませんでした。」
受け師の攻め間違い。
こうやって、ひとつひとつ勝っていくんですね。
こんなタイトル戦や大勝負ばかりなのに、7割3分近い勝率って、異常ですもの。
3つに2つ勝つ、というより、4つに3つ勝つってことですから。
そういうことは、なんでも
こちらへ。
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今、羽生の将棋は、
完全に、羽が生えているように、空を自由に飛んでいる。
実績も、データも、定跡も、常識も、あらゆるものから解放され、
レーダーも何もないままに、自由に羽ばたいている。
二度目のまた違った七冠という高みに向かって、
まだ見ぬ果てしないロマンに向かって、
天空のけものみちを飛翔している。
目にしているのは、
他のすべての棋士たちとは、多分まるで違う別の視界。
羽生だけが可能な有視界飛行。
どこまでも続く、空の混沌を、しっかりと楽しみながら。
《七冠ロードの行方・その2》、《大反響》、書きました。
そして、昨日、王座戦第二局が行われました。
相変わらず無類の強さを発揮した七冠ロードまっしぐらのあの方は、
17期連続という途方もない記録達成に王手をかけました。
わー、ガンガン行くなあ、えっ、そんなに行っちゃって大丈夫なの?
って、素人でも思うくらいの勢い。
勝算あっての勢いなのかどうか。
そして、かなりの駒損をものともせず、大駒を二枚ともバッサバッサと切り、猪突猛進。
『後手の方は(こうするより)仕方がないのでしょうね。』と谷川九段。
70手目△3六銀のところで、すでに
『「控え室の検討通りにずっと進むと終局が近い」というのが将棋界での通例。』
とのコメント。
そんなコメントを見て、あー、ここはちょっと作戦負けで、早めの終局で1勝1敗なのかな、なんて思いも少し。
しかーし。
「羽生マジック」と言ってしまえば簡単だけど、そんな状況でも勝ってしまうんですね。
痛恨極まりない▲3一角の見落とし。木村八段の無念の思い、いかばかりか。
王座戦第一局も基本的には同じような展開だったと思います。
週刊将棋で、佐藤棋王が感想を書いてます。
「思い切った仕掛けにまず驚きました。
かなり無理な印象を受けましたから。
ところがこの仕掛けが思わぬ展開を招いたのでした。
終盤で木村さんは角を打ち込み一気に勝ちを狙っていきました。
ところがこの踏み込みが結果的には問題でした。
具体的に後手(木村側)が優勢になる手が発見されず、木村さんは納得していませんでした。」
受け師の攻め間違い。
こうやって、ひとつひとつ勝っていくんですね。
こんなタイトル戦や大勝負ばかりなのに、7割3分近い勝率って、異常ですもの。
3つに2つ勝つ、というより、4つに3つ勝つってことですから。
そういうことは、なんでも
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今、羽生の将棋は、
完全に、羽が生えているように、空を自由に飛んでいる。
実績も、データも、定跡も、常識も、あらゆるものから解放され、
レーダーも何もないままに、自由に羽ばたいている。
二度目のまた違った七冠という高みに向かって、
まだ見ぬ果てしないロマンに向かって、
天空のけものみちを飛翔している。
目にしているのは、
他のすべての棋士たちとは、多分まるで違う別の視界。
羽生だけが可能な有視界飛行。
どこまでも続く、空の混沌を、しっかりと楽しみながら。
木村八段…勝ちを2度も見逃してしまっての敗戦…
片上五段も「神懸り的」と表現していましたが、自らも見えていなかった木村八段の勝ち筋を潜り抜けて、勝ち星をゲットするのですから、ホント…神懸り的です。
竜王戦でファンは頭を悩ますことになりますが、羽生名人…年度末までこのまま行ってしまう気がします。
凄い…。
去年の王位戦も終盤の逆転劇がドキドキものでしたが。来週の最終局どうなりますか。さらに名人竜王対決。盛り上がりますね。
将棋のときは「定石」じゃなくて「定跡」と書いてほしい気が……
細かいことをすみませんが、どうも気になってしまいます。
違ってましたね。直しました。
今後ともよろしくお願いします。
>片上五段も「神懸り的」と表現していましたが、自らも見えていなかった木村八段の勝ち筋を潜り抜けて、勝ち星をゲットするのですから、ホント…神懸り的です。
さあ、今日明日の王位戦最終局、どうなるんでしょうね?五冠の誕生か?
>竜王戦でファンは頭を悩ますことになりますが、羽生名人…年度末までこのまま行ってしまう気がします。
竜王に挑戦するのは五冠になるのでしょうか?
ごかんべん願いたいですよね?(笑)
★洋志さん、こんばんは。
>中継を堪能しました。年に1回あるかないかのリアルタイム中継でした。
こういうドキドキ体験を無料で味わえるのは、ファンとしては最高ですね。
>去年の王位戦も終盤の逆転劇がドキドキものでしたが。来週の最終局どうなりますか。さらに名人竜王対決。盛り上がりますね。
去年の最終局、ほんと、すごかったです。忘れられないです。
明日の夕方~夜、仕事してられないです。