即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

七冠ロードの行方・その2

2008年09月13日 01時16分26秒 | 将棋
今週火曜、水曜に、陣屋で行われた王位戦第六局に勝って、フルセットへ。
最終局で勝てば、五感に響く、語感も最高の、五冠です。(あー、オヤジ!)

そして今日行われた、注目の竜王戦挑戦者決定戦第三局、木村八段戦。
今日はずっと気になって仕事の合間にちょこちょこ見てました。
振り駒で後手番になり、途中までは劣勢だったようですが、結局勝ち切りました。

竜王戦では、1組初戦で敗退。
裏街道で3回勝って、結局5位で本戦へ。
本戦でも3回勝って挑決戦へ。
そこで2勝1敗で、やっとのこと挑戦者に。
なんつう非効率な、遠い道のりだったんだろうか。(10戦!)
こんな苦労をしても、結局ここまで来てしまうあなたは「なにもの」?

そして、ついに、夢の対戦が実現します。

次世代の渡辺竜王との永世竜王位を賭けた一戦。(これを勝てば6冠・でも王座戦防衛もしないと。)

すべての将棋ファンが待望していたし、マスコミも大注目、将棋の露出もかなり増えること必至です。

羽生四冠の凄さについては、
つい最近、七冠ロードの行方と言う記事を書きましたし、過去も下記の如くさんざん取り上げてきました。

一流棋士とは・その2
明日の羽生・深浦戦を前に今後の展望を占う
名人戦の文章力・その2
羽生時代をゆく
歴史的瞬間に立ち会えたこと
名人戦の文章力
イチローと羽生善治・その2
混沌を楽しんでいる
決断の連結決算
羽生進化論
そこに七冠があるから
混沌を楽しむ
イチローと羽生善治

大山のタイトル80期という大記録に向かって、驀進中です。
これはもう前人未到の記録かと思っていたら、
37歳にしてすでにもう71期。
記録を塗り替えるのは時間の問題です。

羽生の記録と言えば、これ。
たいがーさんの羽生善治(棋士)データベース、『玲瓏』
これを見ると、その物凄さが手に取るようにわかりますし、どの項目を見ても、
『ひぇー、すげーなあー。』って印象を受けてしまいます。

よくここまでわかりやすく整理されましたし、これだけ対局が多いと更新作業もかなり大変だと思います。
こういうサイトができることは、羽生ファンにとってはたまらないと思いますし、羽生四冠本人にとっても本当にうれしいことだと思います。

『潮』10月号にも「人間探訪 羽生善治」という記事が出ています。
今回の名人戦における心の動きについて書かれています。
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「五〇年に一度の逆転劇を生んだ最後まであきらめない心」

今年6月、第66期将棋名人戦で森内俊之名人を下して、永世名人の資格を得た羽生善治氏。両者一歩も譲らず一進一退の攻防が続くなかにあって、勝敗を分けるカギとなったのは一体何であったのかーー。一勝一敗でむかえた第3局。序盤を制され、大差がつけられても、羽生氏はあきらめずに指し続けた。まさにその姿勢が勝利の突破口を開く。「五〇年に一度」と称された第3局の逆転勝利によって、羽生氏は名人戦の流れを大きく引き寄せたのである。羽生氏は語っている。「もしかしたらいろいろな手があるかもしれないのに、あきらめることで、それが見えなくなってしまうんですね。同じ状況でも、どういう視線で、どういう心境で見るかによって、全く変わってくるんですよ」。将棋に対する羽生氏の姿勢から多くを学ぶことができるだろう。
----------------------------------------------
50年に一度の逆転かどうかはともかく、
羽生は間違いなく100年に一人の逸材。
(逸材とか、天才とか、ヒーローとか、希代の棋士とか、どれをとってもあてはまる形容はないです。)

そんな羽生のすさまじい活躍を、ネットやTVや解説会や観戦記など、目の前で臨場感たっぷりと見ていられることの幸せ。

手が震えた瞬間も含めて、七冠に向かってひた走る羽生の姿や心情や苦悩を、
すべて見ていられることがどんなに貴重なことか。

同じ時代に生きていて良かった、としみじみ思わせてくれます。
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5 コメント

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つにきましたね (洋志)
2008-09-13 02:10:51
 今期、名人戦では羽生さんが名人位を獲得するだろうとは思っていました。森内さんが18世になったという流れと羽生さんもこの期を逃すと・・・、ということで本人も勝負にこだわるに違いないと思っていたからです。
 で19世となって、次はどうするのかなという点に興味がありました。7冠といっても一度達成しているわけですから。永世称号7冠というのもちょっとインパクトが弱い。竜王戦はトーナメントの発進の位置が余りよくないし、ということでどうなる(する)のかなと。
 トーナメントの途中、マジックというよりは、ラッキーなのかなという展開もありましたが、ついに挑戦者になりましたね。このへんで明竜王と大勝負をしておかないと、という気になったのでしょうか。羽生―中原の番勝負はついに見ることが出来ずに終わりそうだし。
 ナナポンさんのおしゃる通り、メディアも今年一杯、竜王戦からは目が離せないですね。まずその前に9月下旬の王位戦第7局の内容も注目ですね。熱戦を期待したいですね。
はじめまして (take)
2008-09-13 06:23:25
 はじめまして、takeと申します。
この度は、私の拙いブログにトラックバックいただきありがとうございます。

 初めて、nanapon_001さんのブログを拝見しました。(ナナポンさんでもよろしいですか?)
 一部を読んだだけなのですが、感想としまして、様々なジャンルについて、深く考えさせられる内容だなあ。と感じました。

 私は、パソコンが得意ではない上に、文章力も無いので見習う点が多々ありました。

 さて、竜王戦も挑戦者が、羽生名人に決まりましたね。渡辺竜王にとっては、超えなくてはいけない、最大にして、最強の挑戦者だと思います。

 若くして竜王のタイトルを奪取し、頂点を極めた、お二人が永世竜王を懸けて戦う・・・
 う~ん今後の対局がとても楽しみです。
TB深謝 (Dancho)
2008-09-13 08:38:46
nanaponさん、おはようございます。

拙い記事に対してTBありがとうございます。

実現して欲しいことが、遂に実現しますね。

最高の盛り上がりになることは、必至でしょう。

どちらが勝っても『永世竜王』ですし、本当にトップ棋士同士の対戦…。
王座戦で一度相まみえていると言っても、その時とは随分環境が変わっていると思いますし、2日制の持ち時間8時間の将棋…どんな駆け引きが見られるのか、本当に楽しみでなりません。

ですが、記事をエントリーして凹みました。

戦型の判別もできないほど棋力がなくなっているのですから…。

業務多忙で、公休日も色々な意味でブログや将棋に割く時間が取れないのが一番の要因ですが、これほどまでとは…。

こんな小生でも、良いんですかね…将棋ファンであり続けても…。

そんなことも考えてしまった目覚めでした。
ご紹介ありがとうございます (たいがー@玲瓏管理人)
2008-09-13 10:32:32
nanaponさん、どもです。

いやあ”羽生善治(棋士)データベース『玲瓏』”ご紹介ありがとうございます。少々恥ずかしいですがお褒めいただき嬉しいです。

更新作業は、PHPスクリプトプログラムは試行錯誤しましたが、あとはデータさえ入力すればよろしくやってくれるようにしたので言うほど大変ではないです(^^;(じゃないと続きませんしね)

トップページの次対局情報は自分も見るのが楽しみだったりします(これ、本当)

この『玲瓏』クンは、第28期棋王戦対丸山2連勝3連敗で「へぇ~、確か七冠をとったあの羽生さんが…」となり、第16期竜王戦対森内4連敗の屈辱の失陥から「羽生さんを応援したい」と構想・データ収集1年で立ち上げました。自分にとってはあの屈辱をはらす悲願だった竜王挑戦。早いものでまる4年。次世代を担う渡辺竜王とのガチンコ七番勝負も将棋ファン待望のカードで意気軒昂。七番勝負、堪能したいですね。
こんばんは (雪になあれ)
2008-09-13 21:57:16
夕べの挑戦者決定戦にも、羽生名人の細い攻めから確実に追いつめる力を見せつけられました。
凄すぎですね、そしていよいよ再7冠に向けて、永世竜王に向けての戦いが始まりますね。
今回の竜王戦の注目度は、春の名人戦以上かもしれません、暮れまで存分に楽しめそうです。

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