将棋世界11月号の広瀬七段の王位戦第七局自戦解説「これで終わりじゃない」、すごくよかったです。
あまりのさわやかさにちょっと感動しました。
部分的に引用させてもらいます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ミスもあり、結果的にはうまくいきませんでしたが、悔いはありません。
決着局という鬼勝負で自分の頭で考えた新手を指せたことは誇りに思っています。
(終局後)
その後は部屋に戻りました。
すぐに涙があふれてきて・・・・。
ひとりになると危ないかなと思っていたんですけど、感傷的な気持ちになってしまいました。
うん、しばらくは止まりませんでしたね。ハンカチが必要なくらいでした。
一晩たってみると、「一年間王位でいられてよかったな」と振り返られるようになりました。未熟で至らないところばかりの若造が、一瞬とはいえトップ棋士の仲間入りを果たすことができたわけですから、本当に貴重な経験をさせてもらいました。「地位は人を作る」ではありませんが、学んだことは数え切れません。
失冠は痛恨事でしたが、これで棋士人生が終わるわけではありません。この先の自分の姿を思い浮かべると楽しみですらあるんです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
謙虚だし、とっても素直な心情が綴られています。
自戦記と言っても、初の防衛戦、相手は実績も何もかも雲の上の第一人者との戦いで、最終局までドロドロに自分の力を全部吐き出して戦っての敗戦記。
何もかも初めてのことが満載の、人生またとない体験記なわけです。
かっこつけるわけでもなく、ナチュラルだし、パーっと思い切り泣いて、翌朝にはしっかり明日を見据えてる。
人間、いくつになっても、どんな困難な時でも、こうありたいです。
前向きなこの人柄、たくさんの人に好かれる所以です。
こういう考え方だからすべてが血となり肉となって、今後の将棋にもきっと生かされていくのでしょうね。
失敗は成功への一里塚。
いろんなことを自信に変えて、日々どんどん大きくなっていく時期。
ちゃんと客観的な視点で見ているし、いつも感謝の念を忘れないのも素晴らしいです。
以前、人生は使っている言葉通りになっていくという記事を書きましたが、このようにいつも前向きな発言をしている人はちゃんとそれに沿った希望通りのことが起こるのだと思います。
王位のタイトルは失ったけど、他の棋戦でもしっかり活躍しています。
順位戦B2では5連勝でトップを走っている。
王将戦は予選を勝ち上がってすごいメンバーのリーグ入り。
そして、棋王戦もベスト8に。
いや、若いって素敵です。
そして連想して思い出したのがこのブログ。
なでしこジャパンの丸山佳里奈さんの記事、みなさんへ。
最後の中国戦で怪我をして手術、ロンドン五輪に向けて黄信号という状況でのコメントです。
部分的に引用させてもらいます。
---------------------------------------------------
自分をしっかり見つめ直して、絶対に乗り越えます。
わたしがずっと目標にしてきた、ロンドン五輪。
アテネのあとは、北京だけを目指し、北京の後はロンドンだけを目指してきました。
ロンドン五輪への思いは誰にも負けない強い気持ちがあります。
その大きな目標があるから大丈夫です。
くじけそうになっても、心が折れそうになっても、絶対に大丈夫。
絶対に負けない。
いつも前向きにいきます。
<中略>
私、頑張ります
1人じゃないから。
みんながいるから。
コメントも全部読みました。
心強いし、すんごーく励みになります
いつも、私を支えてくれてありがとう。
私は本当に幸せものだと思います。
これからも、よろしくお願いします
私のRoad to Londonがここから始まります。
------------------------------------------
これもかなりぐっとくるものがあります。
広瀬七段も丸山佳里奈選手も、大変な苦難を迎えたのだけど、明るい未来に向かって目をキラキラさせつつたくましく突き進んでいく決意にみなぎっています。
苦難を乗り越え、自分の描く未来予想図のために、着実に前に歩を進めています。
応援したくなる二人です。
あまりのさわやかさにちょっと感動しました。
部分的に引用させてもらいます。
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ミスもあり、結果的にはうまくいきませんでしたが、悔いはありません。
決着局という鬼勝負で自分の頭で考えた新手を指せたことは誇りに思っています。
(終局後)
その後は部屋に戻りました。
すぐに涙があふれてきて・・・・。
ひとりになると危ないかなと思っていたんですけど、感傷的な気持ちになってしまいました。
うん、しばらくは止まりませんでしたね。ハンカチが必要なくらいでした。
一晩たってみると、「一年間王位でいられてよかったな」と振り返られるようになりました。未熟で至らないところばかりの若造が、一瞬とはいえトップ棋士の仲間入りを果たすことができたわけですから、本当に貴重な経験をさせてもらいました。「地位は人を作る」ではありませんが、学んだことは数え切れません。
失冠は痛恨事でしたが、これで棋士人生が終わるわけではありません。この先の自分の姿を思い浮かべると楽しみですらあるんです。
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謙虚だし、とっても素直な心情が綴られています。
自戦記と言っても、初の防衛戦、相手は実績も何もかも雲の上の第一人者との戦いで、最終局までドロドロに自分の力を全部吐き出して戦っての敗戦記。
何もかも初めてのことが満載の、人生またとない体験記なわけです。
かっこつけるわけでもなく、ナチュラルだし、パーっと思い切り泣いて、翌朝にはしっかり明日を見据えてる。
人間、いくつになっても、どんな困難な時でも、こうありたいです。
前向きなこの人柄、たくさんの人に好かれる所以です。
こういう考え方だからすべてが血となり肉となって、今後の将棋にもきっと生かされていくのでしょうね。
失敗は成功への一里塚。
いろんなことを自信に変えて、日々どんどん大きくなっていく時期。
ちゃんと客観的な視点で見ているし、いつも感謝の念を忘れないのも素晴らしいです。
以前、人生は使っている言葉通りになっていくという記事を書きましたが、このようにいつも前向きな発言をしている人はちゃんとそれに沿った希望通りのことが起こるのだと思います。
王位のタイトルは失ったけど、他の棋戦でもしっかり活躍しています。
順位戦B2では5連勝でトップを走っている。
王将戦は予選を勝ち上がってすごいメンバーのリーグ入り。
そして、棋王戦もベスト8に。
いや、若いって素敵です。
そして連想して思い出したのがこのブログ。
なでしこジャパンの丸山佳里奈さんの記事、みなさんへ。
最後の中国戦で怪我をして手術、ロンドン五輪に向けて黄信号という状況でのコメントです。
部分的に引用させてもらいます。
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自分をしっかり見つめ直して、絶対に乗り越えます。
わたしがずっと目標にしてきた、ロンドン五輪。
アテネのあとは、北京だけを目指し、北京の後はロンドンだけを目指してきました。
ロンドン五輪への思いは誰にも負けない強い気持ちがあります。
その大きな目標があるから大丈夫です。
くじけそうになっても、心が折れそうになっても、絶対に大丈夫。
絶対に負けない。
いつも前向きにいきます。
<中略>
私、頑張ります
1人じゃないから。
みんながいるから。
コメントも全部読みました。
心強いし、すんごーく励みになります
いつも、私を支えてくれてありがとう。
私は本当に幸せものだと思います。
これからも、よろしくお願いします
私のRoad to Londonがここから始まります。
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これもかなりぐっとくるものがあります。
広瀬七段も丸山佳里奈選手も、大変な苦難を迎えたのだけど、明るい未来に向かって目をキラキラさせつつたくましく突き進んでいく決意にみなぎっています。
苦難を乗り越え、自分の描く未来予想図のために、着実に前に歩を進めています。
応援したくなる二人です。
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