即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

わかりやすいこと

2010年02月23日 00時35分24秒 | 雑感
ちょっと前だけど、藤沢晃治さんのセミナーに行ってきました。

わかりやすいこととは何か、どういうことなのか、などなど、藤沢ワールド全開で、とっても頭がすっきりしました。
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)
藤沢 晃治
講談社

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よくある例です。
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一見普通の文ですがいくつかの意味で取れます。

「佐藤さんと鈴木さんの息子に会いました。」

さあ、この文章の意味は?
いくつの意味に取れますか?
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答えは、

・佐藤さんにも会って、鈴木さんの息子にも会った
・佐藤さんと一緒にいて、鈴木さんの息子にも会った
・佐藤さんの息子にも、鈴木さんの息子にも会った
・旧姓佐藤さんと鈴木さんの間にできた息子に会った

この単純な文章の中にもこれだけの意味が隠れています。
話している方は、いくつも意味があるとは思っておらず、自分の言葉で話しますが、違う意味でとられる事があります。そこでコミュニケーションの食い違いが起こります。
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こういうこと日常的によくありますよね。
これは最近の自分のこと。

前からの仲間の送別会をやろうと言う話になり、友人たちにメールした。

「Aさんが辞めることになったので皆で送別会やりましょう。今月いっぱいだって。」

と書いた。

そしたら、それに対して仲間のBさんからの返信。
Aさんが今月一杯であれば、来月初めにやりましょうと。

いや、「今月一杯で退社する」ということを僕は書いたつもりだった。

そしたら、「Aさんの予定が今月は一杯なので、来月にしよう。」という意味に取られた。

上の例とは違うけど、日本語って、ほんと難しいです。

戻って藤沢さんの話。

情報が脳内関所を通る時、負荷をかけないように、情報をできるだけ小分けにして通す事がコツ。

分けるとわかる。
分けてあるからわかる。
分けられた、わかった。

分けやすい。わかりやすい。

つまり、「分ける」が「わかりやすい」の根源。
聞き手の脳の負担を減らすことが上手な話(説明)のこつ。

ほんと、藤沢さんの話はわかりやすかったです。
ありがとうございました。
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