即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

事件です

2012年07月05日 15時03分34秒 | 3.11
姉さん、事件です。

家のまわりで結構高い場所もあるとの話を聞き、ちょっと測ってみようと思い立ち、先日市役所に放射線計測器、借りに行きました。

市役所の放射線対策課は、まだまだたくさんの問い合わせがくるみたいで、拡大したのかわからないけど、場所も変わったみたいです。

そして、土曜日なのに担当者はずっと電話してました。
こんな電話しながら、ちょっと待ってくださいね、と手で合図。
『それはこちらではお受けできないので、それを確認するのであれば事故を起こした東電の方に言っていただくしかないです。でも変な言い方で申し訳ないですが、東電に言ったところでおそらくろくな返事は返ってこないです。』

市役所に行く前にもいろいろ電話でやりとりをしたのだけど、結局何を言ってもこちらではなんとも、ってことで、たくさんの人がいろんなわけわからない対応で振り回され、たらいまわしにされてる状況のようです。
まあ、この件に関しては、市は直接は関係ないし、国や東電マターなんで、というスタンスを取らざるを得ないのでしょうけど、なんとなく、責任回避、なすりつけあい、お役所体質という雰囲気も漂ってる。
いろいろ不安を抱える市民としては、まだまだ闇の中、暗中模索の感じです。
福島の人たちの落胆やイライラやあきらめの気持ちが想像できます。

さて、使い方を教えてもらって、こんな計測器を借りてきました。


基準は0,23マイクロシーベルト以下であれば問題なし。
1以上だとやばい数値なので市役所に届け出てください、とのこと。
後日見に来るとのことです。

家の周り、いろんなところで計測してみました。
何か所か測ったけど、問題なし。

しかし、雨樋の下。二階からの水が流れているところ。ここです。


それが、なんとこの数値です。
大問題です。
やばいと言われる1を越えたのに、まだまだ止まりません。
さらに上がり続けます。

そして、これが最高値。

高さは地上1mが基本ということだけど、いろんな高さで測ってみた。
しかし、線量はずっと2を越えている。

わあ、他人事だと思ってる場合じゃないです。
千葉県市川市でも、うちだけでなく、こういう場所がかなりあるということです。

そして、当日のうちに市役所に返しにいかないといけないので、返しに行きつつ、状況を報告。
報告書を書かされました。

で、市役所は見に来ると言ってたけど、結局現時点でも来てないし連絡もない。
来たとしても、場所を見ることしかしないらしく、状況把握と言ったことにとどまるらしい。
なんだい、こんな場所でこんなことがありました、って報告がいろいろ届いてますよ、ちゃんと把握してますよ、ってことだけなんだ。

結局は、自分で土を盛って線量を下げてください、と教えてくれただけでした。

5cm土を盛れば51%、10cmだと74%、30cmなら98%低減するとの提言でした。
ということでいろんなところの土を掘って運んできて、やばい場所に30cmまで行ったかどうかはわからないけど、何重にもかぶせた。
汗だくになりつつ、あらためて3.11の事態の重さを体感した事件でした。
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