即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

柳家権太郎暮れの会

2010年12月28日 12時41分26秒 | 音楽と美術
昨年末も行きました。
笑って〆るという記事に書きましたが、年末のこの時期、世田谷の真福寺というお寺で柳家権太郎師匠の落語会があって、行ってきました。

お寺の本堂に高座を作って、100人あまりのファンの人たちが集まる本当にファミリアーな感じの会です。



実は高校時代の友人が昔から大の落語ファンで、すごいマニアなわけだけど、中でも権太郎師匠のファンでもう10年くらいこの会に通ってた。
それに刺激されて、去年から参加。

しかし、権太郎師匠、、実は先月、体調を崩されて入院してたんですね。
それでこの暮れの会もできるのかなあ、と心配されていた。
もう63歳だし、もともとパワフルで爆笑系の権太郎さんが体調すぐれないとなると、これはどうなるのか、もうあの息もつかせぬ噺は聞けないのか、と不安視されていたのだけど、元気な姿を見せてくれました。

開場の1時間半前でこの行列。整理券をもらうためです。


開場前、なんと師匠がお出迎え。元気になったよー、と笑顔で会釈。

こんな雰囲気の中での一席です。

最初から師匠が登場。
入院の件、心配かけましたとご挨拶。
そして、高座を休んでいた時の話。
趣味が落語しかないからどうしていいかわからない。
近所の商店街やスーパーを冷やかすのが面白くて仕方がなくなった話。
いろんなスーパーや八百屋でちょっとずつみかんを買って、味や甘さなどを比較しつつ食べる。こんな楽しみがあるとは思わなかった。
そして、近所のパン屋の塩パンがうまくて毎日食べてたんだけど、今日は皆さんにパンを買ってきたので中入りで食べて欲しいと。
元気そうで安心しました。

中入り。
師匠自ら塩パンを配ってます。
ファンの方々からの差し入れのお酒(久保田など)やつまみや大福やコーヒーなど、盛り上がってます。
昼から日本酒、結構まわりました。


ということで、
「唐茄子屋政談」、そして、「抜け雀」の二席を堪能しました。
会場中が笑いの渦。
相変わらずパワフルな噺し振りは見事でした。

つくづく落語っていいなあ、と。
会場内に、
「NO RAKUGO,NO LIFE.」
という文字も。
(「NO SHOGI,NO LIFE.」という言葉も頭をよぎりました。)

アフターは高校時代の友人4人がそれぞれ奥さん同伴ということで、8人で用賀の中華で大忘年会。
落語談義に花が咲いた後は、親の介護だとか、日本の政治だとか、身近な問題にも話は移りましたが、皆で笑って過ごした楽しい一日でした。

また来年もこうして腹を抱えて笑える時間が増えて欲しいです。
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