今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

警察犬が導入される(1912/12/01)

1912-12-01 00:00:30 | 生活全般
1912/12/01

現在様々な形で人間の活動をサポートする「イヌ」が活躍しています。
そのうち警察犬として活躍しているイヌが初めて導入されたのは,1912年の今日です。

1896にはドイツが犯人の捜査のために警察犬を利用し始めていました。
日本では,1912年にイギリスから2頭の警察犬を購入して犯罪捜査活動に活用する事になりました。専用に訓練係もおかれる事になったのです。しかし,このご時世でしたので,本当に優秀なイヌは軍用犬として活躍させられる事が多かったようです。
1945年には戦争の激化に合わせ,警察犬の使用は一時完全に中止になってしまいました。

終戦を迎え復興の時期になりますが,それに合わせて凶悪な犯罪も多発し,再び警察犬活用の機運が盛り上がりました。
1952年にはシェパード12頭と指導士を委嘱。56年には警察庁の鑑識課で警察犬の訓練を開始したのです。

警察犬には様々な資質が求められます。
現在は人に対して忠実で落ち着きがある以下の7種類が警察犬として活用されています。
シェパード/ドーベルマン/エアデールテリア/コリー/ボクサー/ラブラドールレトリバー/ゴールデンレトリバーです。

警察が直接管理している直轄犬と,一般人が飼育訓練をして嘱託警察犬審査会の審査に合格し,事件の時だけ出動要請をされる嘱託犬がいますが,現在は1:10で嘱託犬の方が多くなっています。

いずれにしても人の4000~6000倍と言われる犬の嗅覚を巧みに利用するこのシステムはすばらしいのですが,そんな犯罪が起こらない世の中をつくれればその方が良いに決まっていますよね。

2005/10/29 HA作成