いまさらながらの原点回帰
あの世に聞いた、この世の仕組み
初転法輪
※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。
********************************************
( ̄д ̄ ) 『コンダンニャさん、僕の話を聞いてくれませんか。』
(;` д´) 「いえ…。私たちは私たちなりの方法で頑張っておりますので。邪魔しないでください。」
( ̄д ̄ ) 『私たちなりの方法とは?』
(;` д´) 「勿論苦行です。」
( ̄д ̄ ) 『前にもお話したじゃないですか。苦行で悟りは開けません。』
(;` д´) 「フン。そんなの苦行に耐えかねて堕落したヤツの負け惜しみだ。」
( ̄д ̄ ) 『そうじゃないんです。僕、気付いたんですよ。苦行は、明らかに目的を見失っているんです。』
Σ(;゜ ー゜) 「え?」
Σ(;゜ ゝ゜) 「目的を…」
Σ(;゜ ∀゜) 「見失っているって…」
Σ(;゜ ω゜) 「どういう事?」
(;` д´) 「バカ言うな!目的はハッキリしてるさ。安らぎの境地に辿り着くために頑張っているんだ。これ以上明確な目的があるとでも言うのか!?」
( ̄д ̄ ) 『ですから、その目的と、苦行という行動で得られる結果が合致しないんです。苦行は無駄です。』
(゜-゜;)(゜ム゜;)(゜∀゜;)(゜ω゜;) 「ねぇ、リーダー。もう意地を張るのは止めて、王子のお話をちゃんと聞いてみましょうよ~。」
(;` д´) 「…。」
( ̄д ̄ ) 『コンダンニャさん。今まで僕が嘘をついたことがありましたか?「悟った」と言うだけなら、苦行の最中にいくらでも言えました。僕が何度も死にかけるほど苦しんでいたのは、あなたもその目で見てきたじゃないですか。そんな時でも僕は「悟った」とは言いませんでした。その僕が、今こうしてハッキリと「悟りました」と言っているんです。自分で言うのもなんですが、今までに僕の顔がこのように輝いているのを見たことがありますか。』
(;` д´) 「………。分かりました。お話、お伺いいたしましょう。」
…
こうして始まる、シッダッタによる初めての説法。
鹿野苑で五比丘を相手に初めて仏教の教義(法輪)を説いたこのエピソードを『初転法輪(しょてんぽうりん)』と言います。
…
(;` д´) 「では王子、まずは苦行が無駄だという話からご説明いただけますか。やはり、無駄だと言われても、それだけでは納得がいきませんので。」
( ̄д ̄ ) 『分かりました。では説明いたしましょう。怒らないで聞いてくださいね。苦行はある意味「怠け」なんです。』
(;` ー´) 「ちょっと待ってください。私たちは本気で苦行に取り組んできたんです。それを怠けだなんて!」
( ̄д ̄ ) 『ええ。アッサジさんがそう言うお気持ちはよく分かります。僕も、本気で苦行を行った経験者ですからね。でも、苦行は自分を欺き、「頑張っているふり」をしているという、ある種の「怠け」なんです。』
(;゜ ゝ゜) 「王子、やっぱり分かりません。もう少し分かりやすくご説明いただけませんか…」
( ̄д ̄ ) 『では、順に考えていきましょう。皆さんが辿り着きたいと望んでいるのは、どんなものですか。苦行の目的はなんですか?』
(;゜ ∀゜) 「それは、先ほどリーダーが仰っていたように、安らぎの境地に辿り着くことです。」
( ̄д ̄ ) 『そこなんです。目的は「安らぎ」なんです。「苦行」は、そこを忘れちゃっているんです。』
(;゜ ω゜) 「は?」
( ̄д ̄ ) 『本当は「安らぎ」を求めているのに、一生懸命「苦」を選択している。』
Σ(゜д゜;)(゜-゜;)(゜ム゜;)(゜∀゜;)(゜ω゜;) アッ!
( ̄д ̄ ) 『気付きました?「安らぎ」を求めるのなら、一生懸命「安らぐ」ことに努力するべきなんです。「安らぐ」というスキルを高めるべきなんです。一生懸命「苦しみ」に耐えても、そこで得られるのは「苦しみに耐えるスキル」なんです。「苦しみに耐えることで安らぎを獲得できるはず」という仮説自体が間違っていたんですよ。』
(;` д´) 「…。」
( ̄д ̄ ) 『これを、別なことで例えてみましょうか。例えば、ギターという楽器がありますね。ギターのチューニングってわかります?良い音を奏でようとしたときにすべきなのは、弦を緩める事でも、力一杯巻き上げる事でもないんです。ちょうど良い頃合いに調整することが大切なんです。この話を修行に当てはめて考え直してみましょう。「安らぎ」は「心地よい音」です。快楽にふけったり、何もせずにだらける様な行為は、弦を緩めるようなもの。逆に努力すればなんでもいいと、あれこれ苦行を行うのは弦を力一杯巻き上げるようなもの。どちらを取っても、キレイな音は奏でられないんです。』
(;゜ ー゜) 「なるほどぉ…。」
(;゜ ∀゜) 「“苦行”は、もうすぐ期末テストが始まるぞって時に、勉強しないで一生懸命部屋の掃除始めちゃうようなものですね…。」
( ̄▽ ̄ ) 『あはは!上手い!そのとおりです。』
(;゜ ω゜) 「そうだよね…。テストで良い成績を残すためには勉強しなきゃいけないよね。それなのに、気持ちよく勉強できるようにと言い訳をしても、掃除ばかりしてたんじゃ、どんなに頑張ったって、いつまで経っても知識は身につかないわなぁ…」
( ̄д ̄ ) 『だからね、苦行は自分を欺き、「頑張っているふり」をしているという、ある種の「怠け」、ということなんです。』
(;゜д゜)(;゜ー゜)(;゜ゝ゜)(;゜∀゜)(;゜ω゜) なるほどなぁ…
…
このように、「厳しい苦行」と「快楽主義」など、2つの対極にある事柄に偏ることなく、目的にかなった適正な行動を取りましょう、と言うのが『中道(ちゅうどう)』と呼ばれる教えです。
「苦と楽」の2つを『受(じゅ)』、「有と無」や「善と悪」などの2つの見解を『二辺(にへん)』と呼び、そのどちらにも囚われない、偏らない立場を『中道』といいます。
※儒教で言うところの『中庸(ちゅうよう)』とは、若干解釈が異なります。
←テスト前、掃除どころか勢い余って模様替えまでしていたのは私です。_| ̄|○
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( ̄д ̄ ) 『コンダンニャさん、僕の話を聞いてくれませんか。』
(;` д´) 「いえ…。私たちは私たちなりの方法で頑張っておりますので。邪魔しないでください。」
( ̄д ̄ ) 『私たちなりの方法とは?』
(;` д´) 「勿論苦行です。」
( ̄д ̄ ) 『前にもお話したじゃないですか。苦行で悟りは開けません。』
(;` д´) 「フン。そんなの苦行に耐えかねて堕落したヤツの負け惜しみだ。」
( ̄д ̄ ) 『そうじゃないんです。僕、気付いたんですよ。苦行は、明らかに目的を見失っているんです。』
Σ(;゜ ー゜) 「え?」
Σ(;゜ ゝ゜) 「目的を…」
Σ(;゜ ∀゜) 「見失っているって…」
Σ(;゜ ω゜) 「どういう事?」
(;` д´) 「バカ言うな!目的はハッキリしてるさ。安らぎの境地に辿り着くために頑張っているんだ。これ以上明確な目的があるとでも言うのか!?」
( ̄д ̄ ) 『ですから、その目的と、苦行という行動で得られる結果が合致しないんです。苦行は無駄です。』
(゜-゜;)(゜ム゜;)(゜∀゜;)(゜ω゜;) 「ねぇ、リーダー。もう意地を張るのは止めて、王子のお話をちゃんと聞いてみましょうよ~。」
(;` д´) 「…。」
( ̄д ̄ ) 『コンダンニャさん。今まで僕が嘘をついたことがありましたか?「悟った」と言うだけなら、苦行の最中にいくらでも言えました。僕が何度も死にかけるほど苦しんでいたのは、あなたもその目で見てきたじゃないですか。そんな時でも僕は「悟った」とは言いませんでした。その僕が、今こうしてハッキリと「悟りました」と言っているんです。自分で言うのもなんですが、今までに僕の顔がこのように輝いているのを見たことがありますか。』
(;` д´) 「………。分かりました。お話、お伺いいたしましょう。」
…
こうして始まる、シッダッタによる初めての説法。
鹿野苑で五比丘を相手に初めて仏教の教義(法輪)を説いたこのエピソードを『初転法輪(しょてんぽうりん)』と言います。
…
(;` д´) 「では王子、まずは苦行が無駄だという話からご説明いただけますか。やはり、無駄だと言われても、それだけでは納得がいきませんので。」
( ̄д ̄ ) 『分かりました。では説明いたしましょう。怒らないで聞いてくださいね。苦行はある意味「怠け」なんです。』
(;` ー´) 「ちょっと待ってください。私たちは本気で苦行に取り組んできたんです。それを怠けだなんて!」
( ̄д ̄ ) 『ええ。アッサジさんがそう言うお気持ちはよく分かります。僕も、本気で苦行を行った経験者ですからね。でも、苦行は自分を欺き、「頑張っているふり」をしているという、ある種の「怠け」なんです。』
(;゜ ゝ゜) 「王子、やっぱり分かりません。もう少し分かりやすくご説明いただけませんか…」
( ̄д ̄ ) 『では、順に考えていきましょう。皆さんが辿り着きたいと望んでいるのは、どんなものですか。苦行の目的はなんですか?』
(;゜ ∀゜) 「それは、先ほどリーダーが仰っていたように、安らぎの境地に辿り着くことです。」
( ̄д ̄ ) 『そこなんです。目的は「安らぎ」なんです。「苦行」は、そこを忘れちゃっているんです。』
(;゜ ω゜) 「は?」
( ̄д ̄ ) 『本当は「安らぎ」を求めているのに、一生懸命「苦」を選択している。』
Σ(゜д゜;)(゜-゜;)(゜ム゜;)(゜∀゜;)(゜ω゜;) アッ!
( ̄д ̄ ) 『気付きました?「安らぎ」を求めるのなら、一生懸命「安らぐ」ことに努力するべきなんです。「安らぐ」というスキルを高めるべきなんです。一生懸命「苦しみ」に耐えても、そこで得られるのは「苦しみに耐えるスキル」なんです。「苦しみに耐えることで安らぎを獲得できるはず」という仮説自体が間違っていたんですよ。』
(;` д´) 「…。」
( ̄д ̄ ) 『これを、別なことで例えてみましょうか。例えば、ギターという楽器がありますね。ギターのチューニングってわかります?良い音を奏でようとしたときにすべきなのは、弦を緩める事でも、力一杯巻き上げる事でもないんです。ちょうど良い頃合いに調整することが大切なんです。この話を修行に当てはめて考え直してみましょう。「安らぎ」は「心地よい音」です。快楽にふけったり、何もせずにだらける様な行為は、弦を緩めるようなもの。逆に努力すればなんでもいいと、あれこれ苦行を行うのは弦を力一杯巻き上げるようなもの。どちらを取っても、キレイな音は奏でられないんです。』
(;゜ ー゜) 「なるほどぉ…。」
(;゜ ∀゜) 「“苦行”は、もうすぐ期末テストが始まるぞって時に、勉強しないで一生懸命部屋の掃除始めちゃうようなものですね…。」
( ̄▽ ̄ ) 『あはは!上手い!そのとおりです。』
(;゜ ω゜) 「そうだよね…。テストで良い成績を残すためには勉強しなきゃいけないよね。それなのに、気持ちよく勉強できるようにと言い訳をしても、掃除ばかりしてたんじゃ、どんなに頑張ったって、いつまで経っても知識は身につかないわなぁ…」
( ̄д ̄ ) 『だからね、苦行は自分を欺き、「頑張っているふり」をしているという、ある種の「怠け」、ということなんです。』
(;゜д゜)(;゜ー゜)(;゜ゝ゜)(;゜∀゜)(;゜ω゜) なるほどなぁ…
…
このように、「厳しい苦行」と「快楽主義」など、2つの対極にある事柄に偏ることなく、目的にかなった適正な行動を取りましょう、と言うのが『中道(ちゅうどう)』と呼ばれる教えです。
「苦と楽」の2つを『受(じゅ)』、「有と無」や「善と悪」などの2つの見解を『二辺(にへん)』と呼び、そのどちらにも囚われない、偏らない立場を『中道』といいます。
※儒教で言うところの『中庸(ちゅうよう)』とは、若干解釈が異なります。
←テスト前、掃除どころか勢い余って模様替えまでしていたのは私です。_| ̄|○
コメント ( 30 ) | Trackback ( )
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( ̄▽ ̄ ) 『あはは!上手い!そのとおりです。』
・・・ ( ´-ω-)v─~~ ( ̄▽ ̄ ) ・・・
(;`・ω・) 。・゜・⌒) 「チャーハンは強火で手早くが命だよ!!」
/ o━ヽニニフ))
しー-J
。・。゜・。 ゜・。゜・
\・゜・ 。・゜・・/ ρ( ̄∇ ̄ ) 『あはは!美味い!絶妙な火の通りです。』
州* ̄ 台  ̄*州
♪さささ、奏でてみたまえ♪
激しく弄ってあげようか。
誰か~!ジッポオイル持ってきて!!
州* ̄ 台  ̄*州 キレイに描いてね。
...ψ(。.. 。)
...ξ(。.. 。) なるほど、メモメモ・・
君・・それ、ペンじゃなくて鼻毛やで・・ ( ´・ω・) ξ( ̄.. ̄ ) え・・?
【ジッポオイル】 ヾ州 ̄ 台  ̄州 はぃ。
州 ̄ 台  ̄;州 何してるん?
(急に正気にかえって距離をもってみる)
↑
マジックハンド
(↑ライブ中継で一部始終見ていた)
(実体)州* ̄ 台  ̄σ州σ(;´-ω-)つ----∈彡 州* ̄ 台  ̄*州(幽体)
どっぷりやん。
炎炎炎
( ´・ω・)v─~~
ゴゴゴゴゴゴ!!
炎炎炎
ヽ(`・ω・´)ノ スーパーサイヤ人~!!!
・・・・・。Σ州 ̄ 台  ̄;州 ハッ
こ・・これは・・・。
d州 ̄ 台  ̄;州 苦行なんですっ。
d州 ̄ 台  ̄;州 ある意味『怠け』なんですっ。(仕事しなさい)
油を売っていたのか…
で、ぼんじょるさん、問題無いのか・・。
さすが鼻毛マスター・・。
数字出て投稿できないかな。。。
苦行はある意味怠け。。。。
怠けは得意だけど苦行は苦手。。。
ってコトは少しだけ頑張ればいいってコトかな
「いい加減に」いきま~す
やっぱ投稿できなかった~~
遊びも楽しむ為?にやってるのにだんだんそうじゃなくなってきて。
それってさとレンジャーと一緒??
ただあきっぽいだけかなぁ。
んー・・・皆様、お仕事をお持ちの方だと思っていたのに・・・
で・・・何の話しだったっけ??
あ~そぉだ、私も試験前に勉強するには環境からって掃除して疲れて寝てしまったのぉ~
バランスなんて言葉も当てはまるかもしれませんね。
試験勉強いくら頑張っても睡眠不足で実力が発揮できないなんて事もありますしね。
変えたい所を変えていく。
欲 求め
で、
変えていくのではなく。
必要なもの
必要な環境
を
自由に選んでいく
心から自由に
もし
目の前が曇り
どこに進んだらわからないときはこう考えるといい
「なら どうしたいの?」
自分に問いかけるといい
目的 道を 自由に選び 自由に行動する
本当の真実
本当の目的を知ったとき
心の安らぎ
感動 涙
心から感じてくる
あ・・・・・・
私の内在神・・
目・・鼻・・・
大きかったな・
髪・・・・・・
長かったな~
あなたの内在神は何ですか~
きになったあなたは今瞑想しなさい!
内なる自分に問いかけなさい
続きはCMのあと
やっぱりCMないです・・。
{・。・;}
「中道」の教え、すごく好きです。
とっても気持ちがいいですー
テスト前は、必死に詰め込んでいました。
受験前は、お手上げしてました。
勉強はおもいっきり「苦行」だったあの頃♪
また数字ですか。
これってどういう条件で現れるんですかね?
誰か知ってる人いないかな。
らんさん
うんうん。何かと苦行にしちゃう事って多いと思います。
行動の目的を見失っちゃうんですよね。
kameさん
>皆様、お仕事をお持ちの方だと思っていたのに・・・
(∩゜д゜)アーアーきこえなーい
みのぐさん
うんうん。バランスって大事ですね。
スサノオさん
スサノオさんは、どこかピッポさんのような匂いがするね。^^
>勉強はおもいっきり「苦行」だったあの頃♪
ねー。
今は凄く楽しいのになぁ…
ほんと、気持ちの持ちようで変わりますよねぇ。