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「やりたくなかったこと」をやってみた結果 その3

さて、そんなこんなでご依頼をいただいたトークライブは、2018年の年明け早々開催予定のものでした。

お声がけくださったのは、心屋認定カウンセラーの、ゆっきーさんと、まみりんさん。

ゆっきーさんが店長を務められているというカフェを貸し切って、シリーズで開催している『ゆっきー・まみりんお話会(with うえさま)』にゲスト登壇して欲しいとのご依頼。

一度話出したら止まらなくなってしまう僕が、マイクを通した声すら聞き取りづらいほど物静かなうえさまとコラボで成り立つんだろうか?という疑問も抱えつつ迎えた当日。

数年ぶりにキラキラした原宿の竹下通りを通り(もしかして、高校の修学旅行依頼?)、流石にここはオジサンには場違いじゃない?なんてことを感じながら人混みをかき分け、ちょいと脇に入るとその会場はありました。

オシャレなコンクリート造りのビル。エレベーターで3階へ上がりますと、落ち着いた雰囲気と、思いのほか広々とした空間がありました。




「なにこれメッチャおしゃれじゃないですかー!」

そして、原宿の喧騒をまったく感じさせない静かな店内に流れるBGMは、仁之助さんの「心配戦隊タイヘンジャー」(笑)。

最初よくわからなくて、「なぜオシャレなカフェのBGMに嘉門達夫?」ってなりましたもん。


「なるほどなるほど、心屋ファミリーのノリってこんな感じなんだな」、なんて勝手な第一印象を構築しつつ、アットホームな雰囲気のなかお話会はスタートしました。

お集まりくださった方の多くは、ゆっきーさん・まみりんさんのお声がけで足を運んでくれた、心屋のカウンセラーさんやクライアントさん。

そうすると、「ごめんなさいね。黒斎さんのお名前は以前から聞いてはいたものの、どんなお話をしている方なのかあまりよく知らなくて」だとか、あるいは「まったく存じ上げません」なんて方もおられるわけで。

自己紹介から話を進めるなんて何年ぶりでしょう(笑)

案の定、物静かなうえさまそっちのけでたっぷりお話させていただきまして、瞬く間に終了のお時間を向かえました。


で、まぁこれがとっても気持ちよかったのですよ。

いつもはほら、僕がお話するのって大抵「貸し会議室」だったりするじゃないですか。

言わずもがな、雰囲気が全然違いますの。

それと、事前知識や先入観が全くないところから、まっすぐに耳を傾けてくれるお客様とのコミュニケーションに感じる新鮮さだとか。

自分に出番が回ってこなくても、まったく動じることなく、ただただ僕の横でうなずいてくれているうえさまとか(笑)。

まあ、いろいろとありまして、本当に心地よかったんです。


先日のコメント欄にいただいた、ジム・キャリー主演の『イエスマン』じゃないけれど、「断らずに受け入れる」ということで、こんな経験ができるのかと。

なんかイヤだなぁ、とか、気乗りしないなぁ、とかでお断りしてきたことに、ちょっと反省してみたりして。

少々昂揚したテンションで、僕はこう思ってしまったんですね。


「よし、それじゃあこの勢いに乗って、もっとやりたくなかったことをしてみようじゃないか!」と。


つづく。




インフォメーションいろいろ



さて、今年は2月からスタートとなる「平日のお話会」。
昨年までは毎月下旬の開催でしたが、今年は中旬でやってみようと思います。
各地の開催スケジュールは、以下の通り。
これまで通り、事前のご予約は不要。当日会場受付となります。是非お気軽にご来場ください。

平日のお話会『月イチ☆』

◎東京会場
 【日時】2月13日(水) 19:30〜21:30(19:00開場)
 【会場】三鷹産業プラザ 703会議室 東京都三鷹市下連雀3-38-4
 【料金】お一人様2,000円(税込)

◎名古屋会場
 【日時】2月14日(木) 19:30〜21:30(19:00開場)
 【会場】ウインクあいち 1008会議室 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
 【料金】お一人様2,500円(税込)

◎大阪会場
 【日時】2月15日(金) 19:00〜21:00(18:30開場)
 【会場】大阪産業創造館 会議室B 大阪市中央区本町1-4-5
 【料金】お一人様2,500円(税込)


*****


カウンセリングでも、セラピーでも、コーチングでもない、雲 黒斎とのプライベートトーク。
このセッションでは、どんなテーマにも囚われず、あなたの望むまま自由にお話を進めていきます。
これまで雲 黒斎のブログや書籍、トークライブなどに触れた事で生まれたアレコレに対する疑問から、
個人的な話題にいたるまで、1対1で90分間じっくりとお話します。
お話を伺いながら、気づきや、深刻さから抜け出るヒントをご提供いたします。

東京の平日、ナイト&ホリディに続き、名古屋・大阪での受付を開始しました。
月イチのお話会でお伺いする日程のみで、お受け出来る枠に限りがございますが、ご都合が合いましたらご利用ください。



詳細・お申し込みは【こちら】から



←断らずに受け入れてみると、なにかあるかもよ。
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「やりたくなかったこと」をやってみた結果 その2

「やりたくないことをやってみた」とは言えど、もちろんそれは、「知らない人の墓を掘り起こしてみた」とか「エスカレーターの手すり舐めてみた」とか「なんの知識もないままに、フグを捌いて食べてみた」とか、そういう類のことではありません。

「運が良くなりますよ!」とか言われても、イヤなものはイヤだもん(笑)

それにしても、何気に書き始めてみたけど、こうやって「やりたくないこと」を挙げていったらキリがないですね。

そう考えると、僕たちは日々、無限に溢れる「やりたくないこと」をやらずにすんでいるわけだ。ありがたい。


さて、話をもどして。

こうしてわざわざ「やりたいことをやって生きよう!」なんてことが言われなきゃならない背景には何があるのでしょう。

それはもちろん、「やりたいことができていない」「やりたくないことをしなきゃいけない」という現実を目の前にしているからですよね。

時間がないから、お金がないから、才能がないから、周り(あるいは自分)が許してくれないから、そもそも、やりたいことが見つからないから……

理由はいろいろあるけど、なんだかんだで「やりたくても、できないんです」あるいは「やりたくないけど、やらざるを得ないんです」と、そういう事になりそうです。


でも、今回お話することは、そういった感じとはちょっと異なります。

ある種のプライドや信念から「やりたくない」と避けて通ってきたことに、改めて目を向けてみた、というものでして。


まずは、どうして僕がわざわざ「やりたくなかったこと」をやってみようと思ったのか。

そこからお話しましょうね。

「僕がそうした、そう決めた」といよりも「そういう流れになっちゃった」と言う方が的確なので、その理由は本来挙げようがないのですが、それでは説明にならないので、ざっくり3つの要素を挙げてみます。


◎1つめ。

僕はよくお話会などで「人は何かしらの信念に縛られながら生きている。信念から解放されたなら、もっと自由に穏やかに生きられる」なんてことをお話しておきながら、その一方でまだまだ色んな信念に縛られております。

言葉を換えるなら、「ある種のこだわりを持って生きている」わけです。

こだわりは、自分というパーソナリティを明確にしてくれたり、自尊心を刺激してくれたりする一方、視野を狭めてしまったり、人を裁く材料になってしまったりもします。

僕がいろんなこだわりに縛られておきながら、人には「自由を、平安を」なんて言ってても、全然説得力ないでしょう?

なので、今一度抱えているこだわりと向き合ってみようと、そう思った次第です。


◎2つめ。

上記のようなことを漠然と思っていた2017年冬。

『あなたが知らないあなたの話』の打ち合わせのため、阿部さんとお会いしたときのことです。

打ち合わせの最中、ある流れから、音楽業界の話になりました。

皆さまご存じの通り阿部敏郎さんはかつて芸能界で活躍されており、表舞台から離れた後も、プロデューサーとして数々のヒット曲を世に送り出してきた方です。

そんな音楽業界の裏側もよく知っている阿部さんがぽつりとこう言ったんですね。

「世にあるヒット曲には、実はそのアーティストが本当は“歌いたくなかった”ものが多いんだよ。僕たちも案外、書きたくないことを書いた方が、ベストセラーになったりしてね」と。

まぁ、結局のところ本は書きたいことを書かせていただいたわけですけども、その時ふと考えたんですね、「僕が歌いたくない曲はなんだろう?」って。

もちろん僕はミュージシャンじゃないですから「これを歌って」なんて頼まれることはありません。

でも同様の考え方で「求められているのに拒絶しているもの」なら見つかります。

まさに、抱え続けているこだわりによって「やりたくない」になっているものですね。

長らく「やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」を貫いていた僕は、「気の進まないことはスッパリお断りする」という姿勢が当たり前になっていました。

正直そこに問題意識や「改善しなきゃ」という思いがあったわけではありませんが、見方によっては大変失礼な態度でもあります。

で、その時こう思っちゃったんですね。

「よし。どうなるかはわからないけど、その内容がなんであれ、この打ち合わせの後、最初に頼まれたことは断らずに応じてみよう」と。

なかなかにスリリングなチャレンジです(笑)


◎3つめ。

そして、このタイミングで頼まれたのが「トークライブ」でした。

場所は、東京都内。

「なんだ、それならいつものことで、断ることも、やりたくないってこともないでしょ?」とお思いですか?


実は僕、これまでこういったご依頼はほとんどお断りしていたんです。

というのも、毎月都内で「月イチ☆」をやっておりますし、ましてやその料金がお一人様2,000円でございましょ?

イベンターさんがお声がけくださる企画って、大抵もっと料金が高かったりしたわけですよ。

でも、僕がお話できる内容は、ぶっちゃけ変えようが無いわけで。

だったら、わざわざ高い料金を支払ってそのイベントにご来場いただかなくても、「月イチ☆」に来ていただければいいわけです。その方が、お客様のお財布にもやさしい。

もっといやらしいこと言えば、自分でやれば、イベントの運営費とかインセンティブも引かれないですみますしね。近場でのイベントが増えれば増えるほど、「月イチ☆」のご来場者数も減っちゃうかも、じゃないですか。

なので、なんだかんだと理由をこねながら、やんわりとお断りする、というのが「いつもの流れ」ではあったのですが……。


(  ̄Д ̄) あれぇ? ついさっき「この後の依頼は断らないでみる」と決めたばかりじゃなかったけ?


なんてことを耳元で囁かれ。

そして、ご依頼者が拍子抜けするほどあっけなく「お引き受けいたします」と、即答した次第です。



で、面白いもので、こういう時の流れって、瞬く間に次の流れに繋がっていくんですよね。



つづく。





インフォメーションいろいろ



『あなたが知らないあなたの話』の発売記念トークライブ。
名古屋・東京での開催はいよいよ今週末となりました!

え? 「発売前にしてたじゃないか」って?
それはそれ、これはこれです(笑)
前回ご参加された皆さまも、参加しそびれちゃったアナタも、是非遊びにいらしてください。
2019年最初のトークライブ、アナタのお越しをお待ちしております!

阿雲の呼吸 新刊発売記念講演

◎1月20日(日)15:00〜  大阪/クロスウエーブ梅田(終了しました)
◎1月26日(土)16:30〜 名古屋/安保ホール

◎1月27日(日)13:00〜  東京/KFC 2ndホール

【参加費】各4,800円(税抜)

※詳細・お申し込みは各リンク先をご覧ください!


*****


ごめんなさい!

上記のトークライブと日程がかぶってしまうので、今月の「平日のお話会」はお休みさせていただきます。



*****


カウンセリングでも、セラピーでも、コーチングでもない、雲 黒斎とのプライベートトーク。
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これまでの日程に加え、平日夜の枠を追加いたしました。
ご予約は「ナイト&ホリディ」のページからお願いいたします。



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「やりたくなかったこと」をやってみた結果 その1

数年ほど前から「やりたいことをやって生きよう!」「好きなことを仕事にしよう!」といったスローガンが、よく聞こえてくるようになりました。

いまや誰もが知るあのYoutubeの広告コピーも「好きなことで、生きていく」ですものね。

ですが、一昔前の世代には、いまだ理解しがたいフレーズなのかも知れません。

というのも、昭和世代の僕なども、かつては「好きなことは仕事にするな」と、真逆のことを聞かされていたのですから。

確かにその言葉もその通りで、実際、好きなことを仕事にしたはずなのに、いつのまにか「好きなこと」が「義務」に姿を変え、「楽しみ」が「苦悩」に転じてしまった経験をお持ちの方も少なくないと思います。

「あー、好きなことは仕事にせずに、趣味のままにしておけば良かったなぁ……」なんて。

さて、様々な心理的ブロックを外して「好きなことをして生きる」のがいいのか、それともやはり「ある程度の我慢や犠牲を重ねながら、求められた義務に応えていく」のがいいのか。


もちろん好きなこと、やりたいことをして生きていけるのに越したことはないのですが、「好きなことを我慢せずにしていけば、どんどん流れが良くなって、問題も自然と解決され、幸せな人生が訪れますよ」なんていう単純な話じゃないですよね。

でもなぜか、このフレーズが何を指しているのかもわからないまま短絡的に取り入れて、「好きなことをやってみたのに、全然うまくいかないんです」なんてトンチンカンなことになってしまう方もおられるわけで……。

バシャールの「ワクワクすることを選びましょう」ってのもそうですよ。

考えてみれば、起業する人だとか、新しくお店を出すぞ!って方だとかは、大抵少なからずワクワクしてるもんですよ。

じゃあ、みんながみんな上手く行くのかって言ったらそうじゃないですよね。

事業が、お店が、うまく行かない理由を考えるなら、「ワクワクが足りなかったから」「恐れに基づいて行動していたから」とかより、「需要がなかったから」とかの方がよっぽどわかりいいもん。

ワクワクもしていないし、「こんな会社、どうせすぐ潰れちゃうよ」なんてネガティブな事ばっかり考えてても、いつのまにやら世界中にその名が知れ渡るほど拡大した「ダイソー」みたいな会社もあるしね。


僕もそうですよ。

確かにワクワクしている気持ちもあったよ。でも、会社を辞めるときは、やっぱり怖かったもんね。

で、サラリーマンだった時もさ、「デザイナー」や「ディレクター」、「プランナー」って仕事も、好きだったし、なりたくてなった職業でした。

でも、ストレスもすごかった。やりたくないこともいっぱいあった。

「もうイヤだ」って逃げ出したくなることも、何度もあった。


一方、今は、なりたくてなった姿じゃない。

作家になろうと思ったこともないし、講演することを夢見てたわけじゃない。

流れに身を任せていたら、なぜだかこうなっちゃった。

でも、すっごく幸せなの。

ストレスもないし、やりたいことをして、やりたくないことはしていない。


そこで、です。

この「やりたいこと・やりたくないこと」と、幸せという感覚や事象の流れの関連性を、今一度検証してみたくなった僕は、昨年あえて「やりたくなかったこと」を始めてみました。

また、これに関しての色々な考え方・捉え方に目を向けてみました。


「あえて」やりたくなかったことをやってみた、ということは、これ、「やりたかったこと」になっちゃうのかな?

とにもかくにも、この後、その結果をお話してみたいと思います。





インフォメーションいろいろ



『あなたが知らないあなたの話』の発売を記念いたしまして、名古屋・東京でトークライブを開催する運びとなりました。
え? 「発売前にしてたじゃないか」って?
それはそれ、これはこれです(笑)
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◎1月20日(日)15:00〜  大阪/クロスウエーブ梅田(終了しました)
◎1月26日(土)16:30〜 名古屋/安保ホール

◎1月27日(日)13:00〜  東京/KFC 2ndホール

【参加費】各4,800円(税抜)

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←押したい? 押したくない? 押したくない人も、今日は「あえて」押してみない?
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悟りが身近になっている

さて、こうして何年かいわゆる「スピ系」と括られるカテゴリで活動させていただいておりました私ですが、ここ最近、また新たな流れの変化を感じております。

「アセンション」という言葉もすっかり死語っぽい感じになってるかもですけど、やっぱり変化を感じておるのですよ。ヒシヒシと。そらもう、ヒシヒシと。

どういう変化と申しますと、「あれ? やっぱりみんな、なんだかんだで『悟りやすく』なってきてない?」というものでして。


昨年は、皆さまご存じのとおり、遅ればせながら対面セッションなんてものを始めてみまして。

まぁ、始めるにあたっていろいろ思うこともあったのですが、結果、本当に始めてよかったと感じているんです。

「これまでのブログや執筆、はたまたお話会はなんだったんだろう?」って感じるぐらい、コミュニケーションにおける質が変わるんですね。

僕としては、ずっと同じお話をさせていただいているつもりではあるのですが、実際「本もブログも何度も目を通してきたのに、まるで捉え方が違っていたことに気づきました」とご感想を語られる方も非常に多くて。

そしてまた、僕が思っていた以上にご好評をいただいちゃいまして。

なんか、自画自賛みたいになちゃって恐縮な感じもあるのですが、ぜひ体験された方々のご感想・レビューをご一読いただきたいんです。

皆さまからのご感想は《こちら》


ねぇ、僕が言うのもなんだけど、すごくない?

あんまり自慢できるものは持ち合わせていない僕だけど、これだけは胸を張って言えるね。

僕はめちゃめちゃ読者さんやお客さんに恵まれているって。(`^´) ドヤッ!


さて、話を戻して。

ぶっちゃけ、今や情報は溢れまくっているじゃないですか。

インターネットで興味のあることを検索したら、大抵の情報は手に入ってしまう時代です。

そりゃあ、玉石混淆で、どうしようもない出鱈目な情報もあるにはあるけど、めちゃめちゃありがたい情報にだって手軽に出会える。

もっと言えば、「情報に対価を支払う」っていう感覚は、これからの時代どんどん薄れていってしまうのかもしれない。

実際、新聞も雑誌も、どんどん売れなくなってきて、電車の中を眺めても、ほとんどの人の目線の先はスマホなワケで。

みなさんもまた、事実こうしてこのブログをご覧になられている。

通信費は掛かるかもだけど、情報に触れること自体にお金は掛からないし、わかりやすいし、手軽だし、探しやすいし。

さらには、その情報はテキストだけじゃなくて、動画に移り変わってきている。

知りたいことが、すぐに探し出せて、手に入る時代になっちゃった。


そしてきっと、次はこうなる。

「これじゃない」

って。


一昔前、物がなかった。

とても不便で、いつも何かが足りなかった。

だから人は、物を創った。

より便利で、より安価に、より質の高い物が、簡単に入手出来る時代が到来した。

「金がない」というその人の手にもスマホが握られている、そんな時代だ。

本当にありがたい。こんなに便利な世の中を作ってくれた先人の努力には頭が下がるばかりです。


でも。それほどアレコレを手にしても、やはり人はこう言うんだ。

「これじゃない」って。


そして、なぜ満たされないのか、どうすれば満たされるのかと模索しながら、様々な情報に触れていく。

「ああしてみよう、こうしてみよう」

色んな役立つ情報が、世界に溢れている。

役に立たない情報じゃないよ。役に立つ情報がたくさん溢れている。

そして日々、増え続けている。


あの本を読んで、この本を読んで、

すごく良かったし、参考にもなったけど……

でも、なんか、

「これじゃない」って。


そして、「もう、これ以上情報に触れるのはいいかな……」って、そんな感じが訪れる。

そうなんだよね。

「情報」はあくまで「情報」なんだ。


だから、僕のところに来てくれる人には、こんな風に言う人がものすごく多いんです。

「情報ではなく、経験が欲しいんです」と。


そりゃ、そうだよね。

みんな、イミテーションや代替品じゃなくて、「そのもの」が欲しいんだよね。


情報を、情報のまま取り入れる人と、

情報を通じて「そのもの」に出会う人では、違うんだ。


そして、物や情報が成熟してくれたお陰で、このことが、本当に通じる世の中になってきたと、そう思うんです。

いわゆる「気づき」と呼ばれるその経験は、「自分の意思」ではどうにもならない。

どんなに「気づきたい!」と熱望しても、気づけるときは気づけるし、気づけないときは気づけない。

そういうものです。


なのですが、

なんでだか、最近「気づき」が起こりやすくなっているように感じてならないんです。

的を射たきっかけさえあれば、サクッと気づいちゃえる、そんな波が来ている。

きっと僕だけじゃなくて、たくさんの人が、そう感じているんだと思うんだけど……


今日は最後に、こんな記事をシェアして終えたいと思います。

いやぁ、こうやって、いい情報が簡単に手に入るんだよなぁ……


【マズローの欲求5段階説にはさらに上があった。人類が目指す自己超越とは】

【「悟りってどんな状態?」悟った50人に心理学的手法で詳しく聞いてみた結果とは】

【瞑想4カ月で7割の人が悟りの領域に!?】





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←ねぇねぇ、身近になっている?
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プロローグ

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

年が明けて一週間も過ぎちゃうと、すっかりお正月気分もなくなって、街もすっかり「バレンタイン」仕様に衣替えしてしまっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

この年末年始、阿雲の新刊『あなたが知らないあなたの話』はお読みいただけましたか?

えっ? まだ!?

それはもったいない。

この本はあなたが知りたい一番大事なことを知る、最良の手がかりだと思います。


で、少しでもその内容を分かってもらうためにと、先日阿部さんがエピローグ(あとがき)を突然ブログに掲載なされましてね。

ええ、無許可で(笑)

「プロローグ(まえがき)を載せるのは当たり前なので、意表を突いてエピローグ(あとがき)を載せてみます」なんて粋なことをしていたわけですが、その「当たり前」の方がなされていないじゃないか!

ということでですね、僕の方ではプロローグを載せてみたいと思います。

もちろん、こちらも無許可で。(笑)

まあ、一部どころか1冊丸々ネットで無料公開しちゃう作家もいる昨今ですから、このぐらいなら許してもられるよね?




プロローグ――「あなたってなんですか?」


この本を手に取ってくださった皆さま、こんにちは。

阿部敏郎&雲黒斎といいます。

元ミュージシャン(阿部)と元広告クリエイター(黒斎)という、まったく別々の人生を歩んでいた二人ですが、ひょんなことからある種の「目覚め」を体験し、あるとき互いに引き寄せあうようにして出会いました。

お互いのブログを読んで予期していたことではありますが、会った瞬間から意気投合!

以来、全国各地で二人のトークライブを開催したり、それをもとにした共著書を発行したりなど、コラボレートすることも増えてきました。

つらつらと言葉で説明しなくても、お互いの考えていることが通じ合うことを「阿吽の呼吸」といいますが、僕たち二人はまさに「阿雲の呼吸」で、さまざまなことを自由自在に語り合ってきました。

本書も、そんな活動のご縁から生まれた一冊です。


ところで、あなたはなぜ、この本を手に取ったのでしょうか。

僕たちのことを知らない読者の方は、『あなたが知らないあなたの話』というタイトルに興味をもって、本書に手を伸ばされたのではありませんか?

僕たちのどちらか、あるいは両方を知っているという読者の方でも、タイトルは見たでしょうし、「はて、それはどんな話なの?」と思ってくださっているのではないでしょうか(勘のいい読者の中には、「ハハン、さてはあの話ではあるまいか」と鋭い予想をして読み始めた方がいらっしゃるかもしれませんが)。


そう、「あなたが知らないあなた」の話……。

「あなたは誰ですか?」と尋ねられたら、皆さんはどう答えますか?

たいていの方は自分の名前を答えるでしょう。

「○沢△恵です」

社会的にはそれで通用します。

でも、ちょっと待ってください。「○沢△恵」というのは、あなたにつけられた「名前」であって、「あなた」そのものではないですよね?

だって、名前なんていくらでも変えることはできるし、結婚したり養子になったりして苗字が変わることもあります。

「○沢△恵」は、「あなた」ではありません。あなたに貼り付けられた「名前」というラベルです。

じゃあ、「あなた」って何?


あらためて問われると、こう答える人がいるかもしれません。

自分のからだを指さして、「これがわたしです」と。

「わたしとは、この肉体のことである」ととらえている人はかなりいます。

でも、これを突き詰めていくと、結構あやふやになってくるものなんです。

肉体を形成するためには、水や食べ物が必要です。

水や食べ物って、あなた?

違いますよね。あなたではない水や食べ物を口から取り入れて、あなたの肉体を形づくったとき、それはあなたになるんですか?

それって、どこであなたに変わるの? 口の中に入れたとき? 胃や腸から吸収されたとき? 細胞の中に取り込まれたとき?

尿や便、汗や唾液や涙となって肉体の外に出たときは、あなたでなくなりますよね? それって、どこまでがあなたで、どこからがあなたでなくなるの?

う~ん、「わたし」と「わたし以外」の境界をはっきりさせることはむずかしい……。

そもそも、そういう物質って、本当にあなたなんですか?

そういわれると、こういう物質って「わたし」ではないような気がする……。

でも、肉体は、そういう物質からできているんですよね?

あっ、わかった! 「わたしの肉体」と言うように、肉体は「わたし」そのものではなくて、わたしの「所有物」なんですよ! だから肉体(物質)は「わたし」そのものじゃないんだ。

なるほど。じゃあ、その肉体を所有している「あなた」って何でしょう?


肉体を「わたし」の所有物だと考えている人も、肉体が「わたし」の思い通りにならないことを知っています。

肉体は私たちが知らないところで食べ物を消化したり、傷口をふさいだりしてくれている。また、私たちの意思に反して病気になってしまうことだってある。

ということは、「わたし」とは肉体を超えた何らかの存在なのでしょうか……。


多くの人は、「わたし」とはなんであるか、そこまで深掘りして考えたりはしませんよね。

何となく物心ついたころから「わたし」という感覚があるし、それが今まで継続しているように思っている。

でも、よく考えてみると、いつ生まれたのかもわからない。どこから来たのかもわからない。気がつけば「わたし」がいた。

そして、この世でいちばん関心があるのが「わたし」。この世でいちばん大切なのが「わたし」。この世でいちばんいと愛おしいのが「わたし」。

「私のことは、私がいちばんよく知っている」と思っているのが「わたし」。でも「わたし」を思い通りにコントロールできなくて悩んでいるのも「わたし」。

「今の私はこんなもの」と思っている「わたし」。でも、「ほんとうの私はこんなものじゃないわよ」と思っているのも「わたし」。

いったい「わたし」って何? どれがほんとうの「わたし」? どこかにまだ知らない「わたし」があるの?


この世に宗教が生まれ、心理学が発達し、さまざまな占いが隆盛を極めているのは、多くの人びとの「わたし」への強い関心がそれらを支えているからです。

この本は、誰もにとってかけがえのない、唯一の存在である「あなた」について、阿雲流で考えてみたものです。

「わたし」とは何か?

「今のわたし」とは違う「わたし」がどこかに存在するのか?

今まで知らなかった「ほんとうのわたし」を発見することで、求めていた究極の幸せについにたどり着けるのか?

それとも、そんな期待を覆すような非常識な結末が待っているのか!?

はてさて、いったいどうなりますことやら。

それでは、阿雲流「あなたの知らないあなた」の話、始めることにいたしましょう。


♪♪♪~~(出囃子)~~♪♪♪


・・・・・・・・・・・・


ご関心をいただけましたなら、ぜひ本屋さんで続きをチェックしてみてくださいね!





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はてさて、そんな『あなたが知らないあなたの話』の発売を記念いたしまして、大阪・名古屋・東京でトークライブを開催する運びとなりました。
え? 「発売前にしてたじゃないか」って?
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◎1月26日(土)16:30〜 名古屋/安保ホール

◎1月27日(日)13:00〜  東京/KFC 2ndホール

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ごめんなさい!

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