脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

SSRI新薬:レクサプロを飲んだ。

2012年09月22日 15時11分34秒 | 精神障害
現在、無気力や倦怠感が強く、精神科でSSRIの新薬を処方された。
昨年製造承認されたレクサプロである。この薬はセロトニン選択性が
極めて高いらしく、デプロメール、パキシル、ジェイゾロフトに次ぐ、
SSRI(選択的セロトニン再吸収阻害剤)の第四世代である。

今まで服用していたのは、デプロメールかルボックスだったが、デプロ
もパキシルもあまり効かなくなってきたようである。体が薬に慣れてし
まうと、そうなるのである。レクサプロ服用はまだ二日目であるが、初
めて飲んだとき、いい感じに効いている気はした。

レクサプロは一日一回10mg服用、最高用量20mg/日とされている。薬の
効き具合、持続時間が長いのが特長のようだ。初めて今までとは異なる
精神科処方薬を服用するときは、強く効き過ぎる傾向がある。
そこで、最初の服用の後は一日半時間をおいてみたら、軽い偏頭痛がし
たので、急に服用を止めた場合の症状だろうと思い、レクサプロを服用
再開したら頭痛は治まった。

10年以上前、SSRIが登場し初めてデプロメールを飲んだときには、
劇的というくらいに症状が改善されて驚いた記憶がある。脳内で奇跡が
起こったかのようで、「現実感」とは脳神経が作る代物なのか、と思っ
た。そんなデプロも次第次第に効き目が薄くなってしまった。
パキシルも服用したが、デプロの方が私には合う気がした。

こんな調子で向精神病薬に慣れては、効き目が薄れ、新薬を次々と試し
なんてしていることに、自分の脳は、終いにはどうなってしまうのか?
と不安にもなるが、今の処、精神科と縁が切れそうな状態ではないよう
である。

「こころの病」などというが、精神科・神経科は「こころ」を脳神経と
して捉えているのである。脳神経=こころ ではないだろう。
カウンセラーのように、対話によって患者のこころに触れていく治療法
もある訳だが、そのような分野の発展も、新薬の研究開発と同じくらい
に、本当は必要なのであろう。




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