新聞の宅配。

わたしの転居先の賃貸マンションは８世帯が住んでいるようだが、誰も
新聞を取ってないように見える。新聞を取ろうにも、集合郵便受けは小
さくまた各戸の鉄のドアにも投函口がない。自分で工夫して、新聞受け
を何処かに設置しないとならない。

ドアの外はコンクリートの廊下だが、ドア脇に新聞受けを置くと廊下に
モノを置かないようにと苦情が来るのだろうか。近頃新聞は高くなった
し、資源ゴミで出すのも面倒だし、宅配は止めにするかとも思ったが、
ドアにマグネットで吊る形式の新聞受けをネットで見かけ、それを利用
することにした。

引っ越しの旨、新聞店に電話すると、転居先が近いので引き続き配達先
を替えるだけで何の手続きも要らない、いつから配達先を替えますかと
いうので、８月１日から変更して貰うことにした。住民票の変更等は
たいした理由はないが、８月１５日にしようと思っている。

賃貸物件に越してみると、新聞の宅配を取りにくい環境が世間で広がっ
ている気がした。「新聞離れ」の原因はネットだけではないと思った。
セキュリティや管理志向が、昔ながらの無防備な新聞配達を寄せ付けな
くしているのだろう。末端労働者である新聞配達員はまだしも、昔の新
聞拡張員の強引で横柄な態度には、不愉快な思いをした方々も少なくな
いと思う。私も大手新聞(ＮＨＫも同じ)に同情する気はしない。

それでも私は、朝は新聞を広げて読みたい派である。新聞がないのはど
うにも寂しいというか、物足りないのである。ＴＶやラジオ更にネット
よりも、私の情報摂取の基本は昔から新聞である。紙の新聞紙、宅配と
いう仕組みも滅んで欲しくない文化と思っている。