外食企業各社は、人件費の高騰を受け、今期業績の下ぶれ懸念が強まってきました。
昨今の人手不足により、人件費の高騰を招いているということはどの業界でも同じかと思いますが、当業界のような労働集約型の業界にはその影響が顕著であり、企業の業績を左右するところにまできました。JR山手線内で働くアルバイトの平均賃金は、2004年の940円から今や1,100円超に。その上昇ラインとは対象的に外食企業の株価は下降線を辿っています。深刻なのは、効果的な解決方法が見つからないということです。このまま若年労働人口の減少が続けば、社会構造は明らかに変わってくることでしょう。人よりもシステムを重視してきた効率追求型社会のツケでしょうか。それとも、大きな歴史の流れの中のごく普通の現象なのでしょうか。いずれにしても憂うべき問題です。
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