サーフボードの長さ(3年目)の続きです。
前回のレンタルボードで気をよくした私は、GWで混んできた鵠沼から、千葉へ行ってみようと思い立ちました。
でも、板だけ借りて一人でいきなり千葉の海へ入るなぞ、できるはずもありません。
とあるサーフショップでまたまたスクールを受けることにしました。
初めてのお店、お店の人にとっても初めての客なので、スクールも一からです。まずはどのぐらいできるの?ってことで、パドルをやってみます。
おっ、いいねぇ。もっとできないかと思ったよ(笑)
お世辞で褒めるようなタイプの先生ではなかったので、嬉しかったです。スイミングスクールで、正しいクロールの手の掻き方を日々練習してきたので、学校でしか水泳をやったことのない人よりかは、しっかり水を掴むことはできているはずだ、という今までの努力が報われた気がしました。
そして、まずはスープでテイクオフの練習。
またスープからか…と、馬鹿にしていたら大間違い、
千葉の波は、スープもパワーが違って、ビシュー‼
基礎はできてるね。先生はそう言って、次回またおいで、と声をかけて下さいました。
調子に乗った私は翌週、再びそのお店を訪れたのです。
よし、沖に行こう。
そう言って下さり、私は先生のあとをついて、パドルアウトしていきました。たぶん腹胸はあったと思います。でも、一度も波に巻かれることなく、アウトに出ることができました。パドル速いねーと先生は言ってくれましたが、アウトに出るタイミングとルートが絶妙だったのだと思います。
一人では絶対に出られなかったと思います。はるか向こうから、お店の社長さんが、手を振って下さっています。私はいい気になって手を振り返したりして、ゴキゲンでした。
するとセットの波が来たらしく、私は沖で波に巻かれ、先生どこ~!?岸どっち~!?状態に(TT)
普段の鵠沼では考えられないほど、岸がはるか遠くに見えます。
うねりが来て、先生はボードを押してくれました。
行けー!周り気にすんな‼
背後から叫んでくれた先生のかけ声で立ち上がりました。今まで感じたことのないほどのスピード、高さ。私はビビって、数秒でコケました。
せっかく先生が乗せてくれた極上の1本を、コケました。
そして再び、先生どこ~!?岸どっち~!?に。波に巻かれて目が回ってるし足は着かないし、もう既にオエッ…てなりかかってます(;´д`)
そしたら先生が
どけー‼転んだらさっさとどけー‼
って、叫んでます。ライディングゾーンど真ん中でオエッってなりそうになりながらデデンと浮いてたんですね。
そんな私を見て先生は、波に乗りながら岸に戻ろうって言いました。
これが、本当のサーフィンだ。
鵠沼がニセモノなわけでもないし、ひとたび波が上がれば鵠沼なんか、初心者が全員消えて別の場所みたくなります。
この日の私は、海で一番ジャマな存在だったでしょう。ルールを守るどころか、自分中心の半径1メートルくらいしか見えてなかったとおもいます。
自分一人なら、怒鳴られていたでしょう。
先生がついていたから、あぁ、生徒さんなんだな、と多目に見てくれたと思います。
周り気にするな!って声だすことで、周囲に周知し、こんな木の葉に浮かぶアリンコみたいな私を波に乗せようとして下さったのです。
最後に先生は、なんかあるから沖に連れてった。ないなら連れてかない。とおっしゃいました。
先生に守られながら、自分のレベルをはるかに超えた海に入っていったわけですが、その言葉を心の支えに、いつかまたあの海に入れるようなレベルになるまで、頑張るんだ、続けるんだ、と、思っています。
にゃんこ先生、ありがとうございました。
いつか私が本当のサーフィンができるようになったら、またあのお店に行って、お礼を言いたいです。そして、またサーフィン、教えて下さい。
前回のレンタルボードで気をよくした私は、GWで混んできた鵠沼から、千葉へ行ってみようと思い立ちました。
でも、板だけ借りて一人でいきなり千葉の海へ入るなぞ、できるはずもありません。
とあるサーフショップでまたまたスクールを受けることにしました。
初めてのお店、お店の人にとっても初めての客なので、スクールも一からです。まずはどのぐらいできるの?ってことで、パドルをやってみます。
おっ、いいねぇ。もっとできないかと思ったよ(笑)
お世辞で褒めるようなタイプの先生ではなかったので、嬉しかったです。スイミングスクールで、正しいクロールの手の掻き方を日々練習してきたので、学校でしか水泳をやったことのない人よりかは、しっかり水を掴むことはできているはずだ、という今までの努力が報われた気がしました。
そして、まずはスープでテイクオフの練習。
またスープからか…と、馬鹿にしていたら大間違い、
千葉の波は、スープもパワーが違って、ビシュー‼
基礎はできてるね。先生はそう言って、次回またおいで、と声をかけて下さいました。
調子に乗った私は翌週、再びそのお店を訪れたのです。
よし、沖に行こう。
そう言って下さり、私は先生のあとをついて、パドルアウトしていきました。たぶん腹胸はあったと思います。でも、一度も波に巻かれることなく、アウトに出ることができました。パドル速いねーと先生は言ってくれましたが、アウトに出るタイミングとルートが絶妙だったのだと思います。
一人では絶対に出られなかったと思います。はるか向こうから、お店の社長さんが、手を振って下さっています。私はいい気になって手を振り返したりして、ゴキゲンでした。
するとセットの波が来たらしく、私は沖で波に巻かれ、先生どこ~!?岸どっち~!?状態に(TT)
普段の鵠沼では考えられないほど、岸がはるか遠くに見えます。
うねりが来て、先生はボードを押してくれました。
行けー!周り気にすんな‼
背後から叫んでくれた先生のかけ声で立ち上がりました。今まで感じたことのないほどのスピード、高さ。私はビビって、数秒でコケました。
せっかく先生が乗せてくれた極上の1本を、コケました。
そして再び、先生どこ~!?岸どっち~!?に。波に巻かれて目が回ってるし足は着かないし、もう既にオエッ…てなりかかってます(;´д`)
そしたら先生が
どけー‼転んだらさっさとどけー‼
って、叫んでます。ライディングゾーンど真ん中でオエッってなりそうになりながらデデンと浮いてたんですね。
そんな私を見て先生は、波に乗りながら岸に戻ろうって言いました。
これが、本当のサーフィンだ。
鵠沼がニセモノなわけでもないし、ひとたび波が上がれば鵠沼なんか、初心者が全員消えて別の場所みたくなります。
この日の私は、海で一番ジャマな存在だったでしょう。ルールを守るどころか、自分中心の半径1メートルくらいしか見えてなかったとおもいます。
自分一人なら、怒鳴られていたでしょう。
先生がついていたから、あぁ、生徒さんなんだな、と多目に見てくれたと思います。
周り気にするな!って声だすことで、周囲に周知し、こんな木の葉に浮かぶアリンコみたいな私を波に乗せようとして下さったのです。
最後に先生は、なんかあるから沖に連れてった。ないなら連れてかない。とおっしゃいました。
先生に守られながら、自分のレベルをはるかに超えた海に入っていったわけですが、その言葉を心の支えに、いつかまたあの海に入れるようなレベルになるまで、頑張るんだ、続けるんだ、と、思っています。
にゃんこ先生、ありがとうございました。
いつか私が本当のサーフィンができるようになったら、またあのお店に行って、お礼を言いたいです。そして、またサーフィン、教えて下さい。